アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 青列車の秘密

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    ネタバレ

    遠出の機会があったので、せっかくなら電車(列車)の話を、とチョイス。南仏が主な舞台ということで、いつものイギリス作品とは違った雰囲気が味わえました。

    ところで、この作品は短編の「プリマス行き急行列車」を発展させたものだそうで、そちらをドラマで見ていたので謎解きに関しては納得。
    それより印象深かったのがキャサリン・グレー。
    会う人すべてに”印象的な目”と評される聡明な女性で、先日読んだ『杉の柩』のエリノアを彷彿とさせました。
    ……だからこそ、デリクを選んだのにはそっち?!と驚き。
    私もまんまとナイトンの魅力に騙されていたのだなぁ。

    これはまだドラマを観ていないので、南仏の景色と豪華な”ブルー

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    2024年09月26日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    戯曲を小説にしたもの。初めの方のごちゃごちゃした描写が少しわかりづらかったためか、犯人当てのワクワクが薄れてしまったのが残念。舞台で見たらまた違うのかなと思うので、戯曲版も読んでみたい。

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    2024年09月24日
  • 第三の女

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    【ポアロ】
    1966年クリスティー76歳。
    「自分が殺人を犯したような気がする」と、若い娘がポアロのもとに訪ねてきた。
    その後オリヴァ夫人と共に調査を始める。

    またもや女性推理作家のオリヴァ夫人登場。
    今回はまるでタペンスのような暴走をしてしまう。
    ビートルズが出てくるので、古典作品のイメージから急に現代的に感じる。

    不可解な娘の言葉だけで、本当に何かが起きているのかわからないままの途中が長い。
    そしてまたあの作品と同じようなツッコミを入れたくなった(^o^;

    クリスティー作品は攻略本を見て面白そうな順に読んでいる。
    60冊を超えたので自分のあまり好きではないタイプだったり、攻略本でも評

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    2024年09月24日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    1986年
    1930年頃のイギリスの話
    (日本だと昭和9年)
    .ポアロ(私立探偵) 含め
             島にある
             ジョリーロジャーホテルに
             休暇で泊まっている滞在客達
     雑談から始まる
        (日焼けすると毛が濃くなる..とか
         今時の若者は..とか
         船酔いは背骨に関係ある..とか
        その当時の噂話...面白かった)

     「全体的に人物達の中に
     善悪の基準みたいなものが
     しっかりあって..清潔というか..
    ..倫理的というか..

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    2024年09月23日
  • 殺人は容易だ

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    【ノンシリーズ】
    1939年クリスティー49歳。
    元警官のルークは、列車内で同席した老婦人から「自分の村で起こっている連続殺人事件の犯人を知っている」と聞かされる。
    その直後にその老女が死亡したことを知る…。

    「殺人はとても容易なんですよ」と話す老女のセリフが印象的。やっぱりクリスティーは引き込むセリフが上手い。

    元警官のルークが素人探偵役。
    読んでる時にド素人の私でさえ気が付くぐらい色々とわかりやすかった。
    もしポアロやマープルがいたら秒で解決しそうな気がする。
    素人探偵ものを読んでると、やっぱりポアロとマープルの観察力と洞察力はすごいよなと改めて感じる。

    面白かったけど、他の作品と比

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    2024年09月22日
  • 牧師館の殺人

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    ミスマープル初登場作品。
    意外にもマープルの登場時間はとても短く、基本的には司教さんが主人公で話が進んでいくのが斬新。
    アガサクリスティの作品らしく、最後の最後まで犯人は分からず、最後に一気に謎解きが展開される。
    ポアロと違ってマープルは、もっと素朴で当時のイギリスの日常が垣間見えるのが面白いところです。
    また、マープルシリーズでは毎回お約束の最後にちょっと良いことがあるのも、すでにシリーズのお決まりパターンの萌芽がみられて興味深いです。

    アマプラでミスマープルのドラマを見ているので、合わせて読むとおもしろさが倍増でした。

    他の作品に比べると、飯テロ表現が少なめなのは残念!マープル作品では

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    2024年09月22日
  • 象は忘れない

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    【ポアロ】
    1972年クリスティー82歳。
    クリスティーが書いた最後のポアロ。

    十数年前の両親の心中事件は、父が母を先に撃ったのか?あるいはその逆なのか…。

    『五匹の子豚』(1942年)のような過去の殺人の真相を解明する形式。

    ベタなわかりやすい伏線で、テンポもゆっくりで意外性もない。
    でもこの作品は「犯人は誰か?」が重要ではなく、もっと深い「あるテーマ」があるのでそこを楽しむものだと感じた。

    ずっと読んできたファンとしては、味わい深い80代のクリスティーが読めて幸せ。
    ポアロの愛を感じることができて大満足だった。

    クリスティーの分身のような女性推理作家のオリヴァ夫人とポアロの最後の

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    2024年09月19日
  • シタフォードの秘密

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    降霊会をしたら、山荘のオーナーの死が予言され、予言されたのと同じ時間に山荘のオーナーが殺害された。途中、登場人物が一気に出てきて理解が追いつけない場面もあったけど、色んな謎が散りばめられていて面白かったです。

    余談ですがアガサクリスティーの話の中に、時々降霊会の描写が現れる。コックリさん流行ったなーと昔を懐かしんだけど、クリスティーの話の中では主に大人が楽しんでいる事が多い気がする。当時流行っていたのかしら。

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    2024年09月17日
  • 暗い抱擁

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    アガサ・クリスティのミステリを読み尽くした人ほど読んで欲しい一冊。クリスティらしさもありつつ、新たな愛の物語を体験することができるだろう。

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    2024年09月16日
  • ひらいたトランプ

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    ネタバレ

    『ゼロ時間へ』で頼もしい活躍を見せたバトル警視が登場するとのことで手に取りました。カバー見返しの登場人物リストは最少なのでは??
    バトル警視だけでなく、探偵役はポワロさんにオリヴァ夫人、レイス大佐と、まさにお菓子のアソートパックのような豪華さ。それぞれの探偵の捜査方法が異なっていて、楽しく読めました。

    それにしても、犯人が○○と思いきや実は○○と見せかけて○○だったとは……。
    その立派な人柄から、○○○○○○の告白に衝撃を受け心打たれていたのですが、そこから二転三転。まんまとクリスティー女史の手のひらで転がされてしまいました。ネタバレありでも書けない!笑

    イギリスを舞台にした作品では必ずと

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    2024年09月15日
  • 火曜クラブ

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    1932年のミス・マープル初登場作品です。
    ポワロやホームズとは違い、見た目はただのおばあさんのマープル。でも、そんな彼女がめちゃくちゃ鋭い推理をします。
    13個もの短篇が入ってるので、テンポ良く読めました。

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    2024年09月15日
  • 魔術の殺人

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    ネタバレ

    理由はないけどなんとなく妹に何かありそうで不安だから1ヶ月くらい妹のところに行って不安の正体を確かめてきて、という友達からの雑な依頼でしかも強制参加のやつ

    妹の今の夫は3人目で、少年院を開いてる

    扉の向こうで言い争っている夫と精神病患者がグルで、口論中に精神病患者の方が殺人現場まで走って行って戻ってくる
    不在の間は夫が一人二役で口論の演技
    流石にばれるやろ

    飛び抜けた善人は極悪人にもなれるとかなんとか

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    2024年09月15日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    【ポアロ】
    前回の『死者のあやまち』の原作。
    148ページでカバーなしのスマホくらい薄い。

    攻略本によるとこの作品は、
    ・1950年代に雑誌向けに書き下ろされたが、長過ぎて掲載不可となる。
    ・その後に長編『死者のあやまち』として生まれ変わる。
    ・長い時を経て、2014年に原作版としてこの作品が刊行されたとのこと。

    内容は『死者のあやまち』と全く同じもの。
    重要なセリフのほとんどがこの作品にも入っている。
    違う点は、警察やポアロの「捜査」の部分がそっくりなくなっている。

    いつもこの「聴き込み捜査」の部分が長いなと思ってたけど、この部分がないとこんなにもあっさり終わってしまうんだ。
    事件が起

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    2024年09月11日
  • 死人の鏡

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    短編だと物足りないけどこのくらいの長さがあると読みやすいし面白い。流し読みした部分もあるからもう内容あんまり覚えてない笑 死人の鏡は動機が良かった。

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    2024年09月08日
  • 無実はさいなむ

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    【ノンシリーズ】
    1958年クリスティー68歳。
    クリスティー自身が選ぶベスト10に入っている。

    あらすじ
    2年前に母親が殺害され、息子ジャックが逮捕された。そこにジャックが無罪であることを証明できる証人が訪れる。
    ジャックが犯人でなければ誰がやったのか…。

    この屋敷の中に殺人者がいる。
    お互い疑心暗鬼になるけど、それを仕切る探偵はいない。

    『そして誰もいなくなった』の家族版のようだけど、この作品はドキドキ感が少ない。
    なぜなら一族で話し合い、回想がひたすら続くから。しかも2年前のことを。
    なかなか進まない展開に、ポアロがいてくれたらと何度思ったことか…。

    でも段々と殺された母親の本当

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    2024年09月07日
  • リスタデール卿の謎

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    殺人の無いミステリー十二篇。
    ハッピーエンドだったりそうじゃなかったり。ちょっとスパイ要素もあったりで楽しめる。

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    2024年09月07日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    アガサ・クリスティーの初ノンフィクション作品。自らが夫と共に遺跡発掘生活をしていた頃の話。時代的に今では考えられないこととか、穿った見方みたいなのもあるけど、基本ユーモアで面白く仕上がっていた。

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    2024年09月06日
  • 三幕の殺人

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    【ポアロ】
    1934年。クリスティー44歳。

    攻略本で、「ものすごく退屈だけどわざとやっている」と教えてくれていたのでとても助かった。
    素人探偵のくだりが本当に退屈だったから…。
    でもわざとだとわかればそれも楽しめる♪
    これぞ攻略本。ありがたい!

    ポアロが真相を解明する所から一気に面白くなる。この犯人は今までにないタイプで、かなりのヤバい奴。忘れられない犯人の一人になった。

    読んでる時はそうでもないけど、読み終わった後に犯人のやったことを思うと、後からジワジワくる面白さがあった。

    ポアロの最後のセリフがポアロらしくて好きだった。
    ★3.5(解決編と読後が面白いから評価に迷った)

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    2024年09月05日
  • ゼロ時間へ

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    しっかりした和食(横溝作品)が続いて洋食が食べたくなったので、久々にクリスティーを。
    ちょうど、”夏の終わりに読みたくなるミステリー”とtwitterで聞いたもので、海辺の館が舞台のこちらを選びました。

    殺人は事件が起きるはるか以前から始まっている――。
    ずばり、これが今作のテーマです。
    殺人犯がいかにして強い憎悪を抱き、どんな計画を立て、そして分厚い仮面の下にそれを隠してあたかも普通の人を装って生活する様を、我々読者に気取られないように書き切ったクリスティーの筆力はさすがとしか言えません。なかなか事件が起きないのに退屈させないのもすごい。
    事件が起きて、証言や証拠が集まって、探偵が皆を集め

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    2024年09月03日
  • 牧師館の殺人

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    探偵役が変わると作品のテンポ感が変わってなんか新鮮だった。
    牧師館の書斎で死体が発見された。
    すぐに若い画家が自首するも、その供述内容はどことなく怪しい。
    さらには別の人物までもが罪を自白する。
    混乱する現場をよそに、ただ一人ミス・マープルは冷静に状況を見ている。
    やっぱ聡明な女性は素敵です。

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    2024年09月01日