アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ハロウィーン・パーティ

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     結論だけ書くと「やっぱりクリスティーは巧かった」これに尽きると思います。

    解説によるとクリスティー晩年の作品ということで、確かに派手なトリックや展開もなく、ポアロがひたすらに関係者の証言を集めていく、という地味な展開が続きます。

     ただ地味な証言集めが続く一方で、幻想的というか、ポアロが美しい庭園に足を踏み入れる場面があり、そこがなかなか面白かった。その庭で出会う女の子は、キャラが濃くてこの作品でしか見られないのが、もったいないくらいです。

     さて、なぜ自分がこの作品で巧さを感じたかというと、遺言状をめぐる展開もそうなのですが、犯人の動機の描き方が、なによりも巧い!

     動機としてはか

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    2019年10月06日
  • NかMか

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    2019/9/18

    シンプルで読みやすくて面白かった。半分くらいで犯人が1人わかったんだけどみんなそんな感じなのかな?それとも刑事ドラマの見過ぎなのかな。 犯人探しというよりかはタペンスとトミーの2人が素敵な夫婦が主軸となってる感じだった〜

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    2019年09月19日
  • 死者のあやまち

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    中編のポアロとグリーンショアの阿房宮 の後、再読。
    骨子は中編と大差はないが、物語の流れや結論に行き着くまでの経緯は、本編の方が面白かった。

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    2019年09月09日
  • ねじれた家

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    映画化をきっかけに読んでみた。
    アガサ・クリスティーを読むのは、これで2作目。
    大富豪の老人が毒殺された。
    家族の誰にも動機があるようで。。。。
    いったい誰が殺したのか。
    何が目的で殺したのか。

    充分な証拠が得られるまま、捜査は深みに嵌まっていく。
    第二、第三、第四と、警察をあざ笑うかのように続いていく事件。

    私には事件の後半まで、犯人の目星がつかなかった。
    動機にも、結末にも、背筋が寒くなった。

    70年前の作品なんですよね~
    いまなお面白く感じるとは、あらためて凄い作家だったのだな~と思いました。
    他の作品も読んでみたいと思います。

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    2019年09月02日
  • 愛国殺人

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    すごくおもしろかった。

    ポアロファンが好きなものが詰め込まれている1冊だと思いました。

    ポアロシリーズのなかでも、読み応えのある作品だと思います。

    まずポアロの登場シーンが多いのがいい。

    ヘイスティングスがいないのが残念ですが、ポアロによる調査シーンが多くてうれしかったです。

    ジャップ警部は出てくるので、二人の掛け合いも楽しめます。

    ミステリとしては、最後まで読者に頭を使わせてくれる構成で、一度流れに乗るとページをめくる手が止められませんでした。

    日本語のタイトルからは想像できませんが、実はマザーグースの暗記唄をモチーフとしたお話です。

    章タイトルが、マザーグースの暗記唄の一節

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    2019年09月01日
  • 無実はさいなむ

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    ネタバレ

    英BBCのドラマが面白かったので、原作も読んでみようと思い手に取った。

    初期設定やフィリップが殺される部分は小説とドラマはほぼ同じなのに、結末(真犯人・動機)は全く違っていて、最後まで楽しめた。

    ドラマを見てからだと多くの場合はトリックや犯人が分かってしまっていて、面白さが半減するけど、この作品は原作から入っても、ドラマから入っても、どちらでも大丈夫。

    ポアロやミス・マープルといった名探偵は出てこないが、かえって新鮮な感じだった。

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    2019年07月31日
  • 邪悪の家

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    クリスティーらしいラスト!バタバタと変わる犯人にワクワクしながらクライマックスを読み終えた。

    冒頭からワクワクするような流れ。ヘイスティングズが久々に登場するのも良い。
    若干ポアロがアワアワバタバタと動き回っている感じがするけど(落ち着きがない感じ)ストーリー的にはとても魅力的。

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    2019年06月03日
  • ねじれた家

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    映画化されるとあって読んでみた。ねじれた家に住むねじれた家族という文言にとびついた。「マザーグース」は想像の宝庫か。

    遺産と遺言、相続、遺産の規模がちがうわね。ねじれた家の最大の犠牲者は犯人だったのかも。でも一家を支配していた老主人の死により一家は精神的に開放され自由な生活へと向かう。


    2019.5.15購入

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    2019年05月23日
  • NかMか

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    アガサクリスティーの作品で、大好きなシリーズ。巻末の評論家さんが書いているように、「ガチガチの本格派」ではないところが良い。また、トミーとタペンス夫妻が、作品ごとに年老いていくのに、いつも素敵すぎる。

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    2019年05月06日
  • 鳩のなかの猫

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    名門女子校で起こった教師3人の殺人事件と生徒の誘拐事件。
    中東の国王の自家用機墜落事故に伴って紛失した宝石の行方を動機に絡めて、面白い展開を見せ、ミステリーの物語としての膨らませ方はすばらしい。特に面白いと感じたのは、アラジンの「古いランプと新しいランプの交換」になぞらえたラケットの交換。ジュリアの母親が学期はじめに見かけた意外な人物「鳩のなかの猫」の正体を、母親がトルコにバス旅行に行っていることにして、不明のままストーリーを進めていくところも巧い。
    一方、真相はやや拍子抜け。誘拐事件の真相にひねりがあるものの、殺人事件の真相には意外性に欠け、禁じ手ではないが、それに近いもの。現実的には起こり

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    2019年04月25日
  • ヘラクレスの冒険

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    ポアロが活躍する色々を読み終わり、この本に辿り着きました。いろんなお話が凝縮されていて、イギリス以外の国々にも赴くので、冒険活劇みたいで面白かったです。

    ドラマ版も観ましたが、ドラマ版では犯人が違いますし、よりシリアスな内容になっています。本の方が好きです。

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    2019年03月31日
  • 秘密機関

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    ネタバレ

    おてんば娘の危なっかしさにハラハラしつつ、二人の恋愛模様がロンドンの街中で繰り広げられる景色に、自分のロンドン生活と重なってとても温かい気持ちになる。 この二人、以後の作品で年を取っていくという。その姿を見ていきたいし、既にこの二人のような関係になっていきたいなぁ。

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    2019年07月18日
  • ねずみとり

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    クリスティは結構読んでると思ってたけど、戯曲は読んだことなかった。
    良質な古典ミステリとはこういうものだ…とシミジミ。

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    2019年02月12日
  • ねじれた家

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    ネタバレ

    注意!思いっきりネタバレしています。

    全然、推理した上での話じゃないんですけど、前半一通り人物が登場した段階で、犯人になり得そうなのは2人。もしくは、その2人の片割れのペアを加えて3人か?って感じ。
    というのも、夫婦2組と変則的なペアは見事なくらい、作者が「犯人じゃないからね~」的に書いているし。
    さらに言えば、解説を先に読んじゃうわるいクセがあるもので。
    そこで、“「犯人はおしゃべりだ」が重要なヒントになる”なんて書いてあるものだから、てことは犯人になり得そうな3人に内、ペアの1人は外れるか?なんて(笑)

    な~んて、思いつつ読んでいたのに関わらず、ラストで「あ、そうきた?へー」と思ってし

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    2018年12月09日
  • スタイルズ荘の怪事件

    購入済み

    初ポアロ

    ミステリーの女王"アガサ・クリスティーのデビュー作であり名探偵ポアロの初登場作でもある本作。僕にとっての初読クリスティーでもある。
    クリスティー作品を読むことにずっと憧れはあったのだが、何十年も前に海外作家の書いた小説を ―1920年代から1960年代にイギリス人作家の作品を― 僕が楽しく読めるのだろうかとずっと躊躇していたのだが、思いきって読んでみたらそれは全くの杞憂だった。とても楽しい読書だった。
    作品の書かれた時代も作中の時代背景も2018年現在から見れば遠い過去、つまり昔なのだが作品そのものは決して古臭くはなく、古き良き時代のイギリスを舞台にした面白い小説として読める。

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    2018年11月19日
  • バートラム・ホテルにて

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    再読。ミス・マープルもの。
    ロンドン、エドワード王朝時代そのままの佇まいを保つバートラム・ホテルを舞台にしたミステリ。
    事件そのものより、なぜ昔の佇まいのままに営業できるのかという謎の方が興味深かった。
    今回は、ミス・マープルもあまり活躍せず、事件も謎解きも散漫とした感じ。
    古き良き時代のホテルの雰囲気やお茶の時間を楽しむ本だった。

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    2018年10月06日
  • ねずみとり

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    ネタバレ

    戯曲なので、つまらないんじゃないか?と思ったけど、先が楽しみでならなかった。
    雪の山荘のゲストハウス。オーナー夫妻と、客と警察官。ロンドンで起きた殺人事件の、現場に落ちていた手帳に山荘が、記載してあった。
    誰がなぜ殺されるのか、誰が犯人か。
    雪はひどく、電話線は、切られていた。
    もう、ワクワクです。

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    2018年09月07日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件と関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。
    それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。
    犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事

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    2018年07月30日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    表紙のタイトスカートの女性の印象で読み始めてしまうと、マギンティ夫人って全然違うやん!!と、突っ込みたくなる。
    これまで扱ってきた華やかな社会的地位のある人が犠牲者でもなく、田舎で細々と清掃をして暮らす老夫人が殺され、有罪とされた変わり者の男性...まったく心が踊らなかった。途中、彼女が殺された原因が、誰かが過去の有名な殺人事件の当事者だという秘密を握ったせいなのではないかとわかった辺りからは、面白く思えた。最後は意外な人が犯人で終わり、クリスティらしい終わり方だったかな。本当にポワロの力でカップルか生まれるといいな。

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    2018年06月15日
  • 満潮に乗って

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    連続してクリスティを読んでいるので、いくつかの要素がキーになることは予想できたのだが、使い方が予想外だった。悪いことをする人、悪企みをする人、つい嘘をついてしまう人、そして大部分は良心の呵責を感じる人。いろんな人がいるから、真相が最後までわからない。人間がよく書かれていると評価の高い作品ではあるが、兄弟の金をあてにして頼りきっている人々というところに共感できず(当時のイギリスは働かない方が普通だったとはいえ)★一つ減。

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    2018年06月10日