道尾秀介のレビュー一覧

  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 風神の手

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    子供の頃の大・事件が生き方を決める。只それだけ。それは見えないところで始まっている、あの子もきっと。大人は忘れなくたっていいんだな。

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    2024年07月01日
  • ソロモンの犬

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    いやー、面白かったです。
    著者はミステリー調が多いので、そのイメージで読み進めましたが、ある意味青春モノであり、謎解きであり、大どんでん返しで先入観無しに読むと良いですね。
    出てくる教授のシリーズ化も出来そうな内容でライトな推理小説でしたが、さすがに先を読みたくなる素敵な文章。
    他の小説も読んだ事あったのですが、また改めて読みたくなりました。

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    2024年07月01日
  • きこえる

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    ネタバレ

    ⭐︎3.7
    QRコードを読み取り音声を聴くと、真相が分かるという新感覚ミステリー。どんでん返しモノの短編集だけど、音声を聴いてすぐに怖っ!!となるものもあれば、どういうこと?となるものもあった。
    音声の怖さを知った。(最後の「死者の耳」は映像もありきだったけど)

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    2025年09月21日
  • 龍神の雨

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    添木田さん家の蓮と楓は継父と三人暮らし。溝田さん家の辰也と圭介は継母と三人暮らし。
    九月にやってきた台風に付いた名は「龍の王」。自然界が荒れ狂う中、人間の世界で起きたことに龍の影響があったのかもしれない。

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    2024年06月18日
  • 月と蟹

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    子供ならではの素直で残酷な世界を垣間見た感じストーリー展開は飽きなかったし、関係性の描き方が良かった

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    2024年06月10日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    人が殺されるだけがミステリーではない。
    様々な伏線が回収されていく爽快感。
    ミステリーだけど嫌な気持ちが一切生まれない良きミステリー。
    道尾秀介ならではの語彙力にも圧巻する。

    西取川が流れる町を舞台に、様々な嘘が絡み合い、謎が生まれては謎が解ける。
    短編集となってるが、登場人物が複雑に絡み合い、何度も出てくる人物や少しわからない出来事も最後には綺麗に回収されていく。
    もはや美しいといいようがない。
    恥ずかしながら読みながら笑ってしまってる自分がいた。

    人と人ってほんの僅かなすれ違いや出会いで決まっていくんだろうな。
    誰かがこうしなければ、こうならなかった。
    そして私は存在しなかった。
    常日

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    2024年06月04日
  • ソロモンの犬

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    少ない登場人物だが、繊細な人間関係や一人一人の気持ちを想像させるような描写で読み応えがあった。青春ミステリ

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    2024年05月31日
  • 鬼の跫音

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    人の内面に潜む鬼がテーマで、後味の悪さが楽しめました。

    独立した話だけれど、なんとなくつながっているような感覚が、奇妙さを増していました。

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    2024年05月28日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 骸の爪

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    ホラー作家の道尾さんが仏像の工房で、口を開けて笑う千手観音と血を流す仏像を見てしまって…から始まるミステリー!

    題材に馴染みがないので、用語は分からないことが多いのになんでこんなに読みやすくできるんですかね?
    最後までぶっ通しで読みました。

    一人一人のボタンの掛け違いから、起こってしまった悲しい事件。最初から散りばめられた伏線が、徐々に明らかになっていき、最後の最後まで、目が離せない。
    他の作品も読もう〜!

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    2024年05月24日
  • 透明カメレオン

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    Audibleにて。

    謎めいた登場人物と、ちょいちょいくすっと笑えるポイントがあって面白かった。
    ラストの打ち明け話でお話のイメージがガラッと変わる。バーの名前「if」がみんなの気持ちを代弁してる。

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    2024年05月22日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    ネタバレ

    風神の手が、悲劇を生み、命を生んだ。
    風が吹けば桶屋が儲かるというけど、まさにその話。
    どの出来事がどう作用するのか、誰にもわからない。
    嘘はいけないことだけど、その嘘が知らないところで誰かの幸せに繋がっているかもしれない、不思議な縁の話だった。

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    2024年05月24日
  • 風神の手

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    3つの話と終章で紡がれる物語は、其々が心の奥底をゆっくり温められるような優しさがあるが、それらが繊細且つ複雑に繋がりあっていることに何より感動する。"風って、どうやって吹くのかな。"作中の問い掛けが今なお心に残る。

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    2024年05月19日
  • スタフ staph

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    少年と叔母さんの家族の話。
    なんかやっぱり親って大事なんかも。
    私のこれからの親としてのいろいろを考えるなと思った。

    道尾さんやっぱりおもしろい話多いな

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    2024年05月18日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    面白かった。表紙はホラーっぽいけど、中の写真はカラーで楽しげにも見える。が、本文読んで写真に隠された裏の意味を知るとゾクッとする。いくつかわからないのもあってもやもや。

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    2024年05月16日
  • 球体の蛇

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    大どんでん返しがあるのかなと思ってたけど、普通に良い話だった。

    星の王子さまの、うわばみが象をこなしているシーンの引用や、のみすけと話しているシーンの引用が妙に心に残る。

    乙太郎さんの不器用な優しさとあるシーンでの醜さが同居した感じがリアルだと思う。

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    2024年05月14日
  • スタフ staph

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    智弥の気持ちを思うと少し苦しくなった。
    主人公と甥っ子の話ではあるけど
    親子の話でもあるな〜という感じ。

    当人たちとしては些細なことが
    大きな出来事になって周りを巻き込んでいく感じがリアルだと感じた。

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    2024年05月13日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    普段なにげなく生きている毎日でもめぐりあわせってものが存在していて、ある意味その1分1秒に人生を左右されながら生きてるんだなと思いました。

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    2024年05月10日
  • 水の柩

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    ネタバレ

    終章で、物語はずっと未来に向かって進んでいたんだな、ということがわかった。

    読んでいて思い出したのは、私は学生の頃、加害者の立場だったな、ということ。ここまで酷い行為ではなかったし、陰口程度のものだったけど。

    忘れていた。

    いくは謝ることで、過去と決別できた。
    敦子は赦すことで、前に進むことができた。

    逸夫が人形に何を託してダムに落としたのかは語られないけれど、たぶん「普通がつまらない」と思っていた過去の自分なのではないかと思う。

    自分の日常が「普通」で平凡だと思うとき、考えは自分に向かっていて、他者には思いが至らない。
    ほんとうは、蓑虫の蓑みたいに、自分が見ているのは蓑だけで、その

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    2024年04月27日