道尾秀介のレビュー一覧

  • 龍神の雨

    Posted by ブクログ

    道尾ワールド炸裂って感じ。

    内容は暗く読みながら浮かぶ情景もどんよりとしたものだが、文章が読み易いので感情移入しやすい。

    黒幕の存在は結構早い段階で検討が付いたが、後半の伏線回収がとても素晴らしい。

    そして、他の方々のレビューでもあったように解説文を読んで鳥肌!

    これが正解なら作者の才能に驚愕する。(でもきっとそうなんだろう)

    あと、風と雷も楽しみ!

    内容は☆3だが解説文も含めて☆4!

    解説文を読むために本作を読むべし!

    0
    2025年02月06日
  • 光

    Posted by ブクログ


    再読。小学生の少年少女が主人公だけど虐待や育児放棄のような悲しい境遇が出てくるわけではなく、道尾作品の中では後味が悪くなく読める作品。
    子供達のキャラクターが立っていて、小学生くらいの時ってこういう子いたなぁと解像度の高さにグッときました。中でも特に祖母と二人暮らしで貧しい生活をする清孝、議員の息子で大人びた言動の劉生は作品のキーパーソンであり印象的なキャラクターです。
    人類初のあの月面着陸の話も効果的に使われていて、より一層子供達が愛しくなりました。
    364ページ以降の物語のスピード感、好きです。

    0
    2025年02月05日
  • 光媒の花

    Posted by ブクログ

    この後ミステリ的なところに集結していくのかな?と思いながら読みましたが、徐々に各短編の登場人物たちのこの先を祈るような気持ちになっていきました。「春の蝶」、「風媒花」が好きです。

    0
    2025年02月04日
  • 光媒の花

    Posted by ブクログ

    再読。
    6篇の短編から成る連続群像劇。それぞれの登場人物が別の章にも脇役として登場して、また本編とは違った顔を見せてくれます。
    6篇のお話の中には辛く悲しいものもありますが、全ての章を読み終えると救いがあるというか希望の光が差したので、随分安心できました。
    前回読んだ時には「虫送り」「冬の蝶」が好きだった記憶がありますが、今回は「風媒花」が心に残りました。読むたびにその時の自分の感情や背景によって作品の印象が変わるのは読書の楽しみであり、再読の醍醐味ですね。

    0
    2025年01月24日
  • 花と流れ星

    Posted by ブクログ

    再読。
    真備シリーズである「背の眼」「骸の爪」に続く3作目。前2作は長編でしたがこちらは短編集。
    私は基本的に道尾さんは長編が好きですが、こちらの短編集は長編でお馴染みのキャラクターが登場する番外編的な作品なので、世界観にすっと入り込めて読みやすいです。
    1話目の「流れ星のつくり方」が一番お気に入り。凛ちゃん目線の物語というのが珍しく、短編ならではの特別感あり。
    全編通して、真備長編シリーズからの小ネタがちょこちょこ散りばめられているので、先に「背の眼」「骸の爪」を読んでから読むのがおすすめ!

    0
    2025年01月19日
  • 骸の爪

    Posted by ブクログ

    再読。真備シリーズ2作目。
    今回の舞台は滋賀県山中の仏像工房。前作「背の眼」のような、非科学的な心霊感はなかったのでホラーが苦手な私は助かったけれど、冬の山中で沢山の仏像に囲まれて起きる事件には、物理的な薄気味悪さがあって結局背筋がゾクゾクしました泣。
    このシリーズに出てくる「道尾くん」てちょっとヘタレな感じだけど、一般人としては(変人真備さんやしっかり者の凛ちゃんに比べると)一番リアルなリアクション。おかげで一気に感情移入できて、臨場感半端ないです!
    道尾さんの作品の中では割とミステリー(謎解き)感がある作品かな。

    0
    2025年01月19日
  • スタフ staph

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    移動デリを経営する女性とその甥っ子、塾の先生、タレント中学生とその親衛隊
    奇天烈なメンバーがゴタゴタに巻き込まれていく話
    一つの目的に向かっているように見せかけて、全員がそれぞれの別の目的のためにひた走る

    やばそうな相手に対して手の内を明かしまくってしまうところとか、作戦の詰めの甘さが子どもらしく、危なっかしい
    お金と名声を持ってる大人にはもっと慎重に当たった方が良い、本当に怖い人じゃなくてよかった

    どんなに冷静で物分かりが良いように見えても、子どもは親(親代わり)がそばに居て自分に関心を寄せ続けてくれることを求めてるのかも
    "毒親"という言葉が病気のように流行ってしま

    0
    2025年01月04日
  • 風神の手

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の2章を読んでいるときはそこまでだったが、3章の中で過去の事件の裏で起きていたことがつながり、見え方が変わってくるのが読んでいて気持ちよかった

    冒頭とエピローグで引用されてるように、ちょっとしたことがその後の大きな出来事に繋がっていたのが印象的だった

    0
    2024年12月22日
  • 鏡の花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パラレルワールド小説。意外とこういう設定の読んだことないな。ある章では亡くなった人が、他の章では生きてて、その代わり他の誰かがなくなっていて…

    自分も、実は死ななかったパターンの人生を今歩んでるのかな…とかそんなことを思った。

    0
    2024年12月14日
  • 光

    Posted by ブクログ

    あらすじすら見ずに読み始めたけど、面白くてすぐに読み終えた。冒頭からの身近な小さな事柄のお話からの意外と大きな事件の展開は、引き込まれました。

    0
    2024年12月01日
  • 球体の蛇

    Posted by ブクログ

    切ない。
    ナオが結婚して、一応幸せ??になったんかな。
    ナオが幸せになって欲しかった。ぜったいナオはお母さん似。

    0
    2024年12月01日
  • 笑うハーレキン

    Posted by ブクログ

    主人公の男は、
    会社も家族も家も失い、
    川辺に住む日々。

    そしてなぜか
    疫病神に取り憑かれている···

    しかも不思議な女のコにも
    まとわりつかれて

    読みながら、はてな?
    なところがたくさんありつつも。

    最終、
    謎のパズルがひとつひつ
    はめられて、ハッとなる展開に。

    それぞれの人間が
    それぞれの仮面を被って
    この社会を生きている。

    本当の素顔をみせるのって
    勇気いる。

    私はどんな仮面を被っているんだろう。

    読み終わってからしばらく
    考えこんでしまいました。

    0
    2024年11月23日
  • 光

    Posted by ブクログ

    子どもの頃というのは、自分たちで遊びを思いつき、ちょっとしたことも冒険となる。自分たちでひらめいたことに感動しては、成功すると信じて疑わない。想像力豊かで、希望に満ちている。いま振り返って懐かしいと感じるということは、いつの間にか子どもの頃の当たり前が無くなっていたということ。無くしてしまったことにも気付かなかった、ということだ。子どのも時間は特別で、二度と味わえないのは寂しいけれど、その頃を思い出すきっかけとなる素敵な話だった。

    0
    2024年11月19日
  • ラットマン

    Posted by ブクログ

    ラットマンという名前が途中までしっくり来ず、こういうもんかと勝手に思っていたがとんでもない。終盤が近づくにつれ二転三転するストーリー、ラットマンというタイトルの回収。
    現在の事件と23年前の事件を重ね、落胆し同時に救われもする。
    醜い恋愛話が出てくるが最後に2人をどうこうしようとしないところが私は好きだ。
    起承転結が無い作品を好きな人にもぜひ読んでもらいたいと思うほど自然な文章。
    この言葉が頭から離れないのは私だけでは無いと思う。

    真似は個性を身につけるための手段なんだから。
    個性ってのはさ、何かを一生懸命にしないと、手に入れることなんて絶対にできないんだよ。

    0
    2024年11月13日
  • ノエル―a story of stories―

    Posted by ブクログ

    それぞれ短編として楽しめながらも、作品全体として楽しめる長編でも楽しめる、作者の技量の凄さ。
    色んな家庭のお話。自分の周りの人が少し大切に感じることも出来る作品です。

    0
    2024年11月09日
  • 風神の手(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    道尾秀介の長篇ミステリ作品『風神の手』を読みました。
    『いけない』に続き、道尾秀介の作品です。

    -----story-------------
    遺影専門の写真館・鏡影館。
    そこに飾られた一枚の写真が、絡まり合った嘘と誤解を解きほぐす。
    幾重もの?が奇跡へと鮮やかに変貌する超絶技巧ミステリ。

    あの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかった――。
    藤下歩実は母の奈津実とともに遺影専門の写真館・鏡影館を訪れた。
    病を抱えた母の撮影のために。
    そこに飾られた一枚の写真を目にして、奈津実はひどく動揺した様子を見せる。
    小学五年生の男子二人組、入院中の高齢女性。
    川沿いの町に暮らす人々の幾重もの?が

    0
    2024年11月04日
  • 鬼の跫音

    Posted by ブクログ

    短編集全ての物語で、最後にゾクっとする一文で終わるところが道尾秀介だなぁと感じました。道尾秀介ワールド感がかなりあった気がします。

    0
    2024年10月28日
  • 風神の手(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    風神とか雷神、鬼とかいう題名に、弱いのです。
    手にとって、読んでみたくなる、キーワードのようです。

    はじめから、遺影専門の写真館という、不可思議な場所があることで、物語にグイッと引きこまれます。

    けれど、その後しばらくは、女子高校生の、夏休みの何気ない、ちょっと甘酸っぱいドキドキの話が続いて、安心してしまうのです。

    物語は、ダレかが投げた小石のように、はじめはただゆっくりと飛びはじめ、だんだんと風を集めてぐんぐんスピードをあげ、最後にストンと落ちていきます。

    第一章を読んで、なんとなく話が上手くまとまって終わったので、第二章はべつの話かと思ったくらいなのです。

    第二章から第三章へと、

    0
    2024年10月25日
  • 龍神の雨

    Posted by ブクログ

    ラストの怒涛の展開に、読み進める手が止まらなかった。2作続けて道尾秀介作品を読んだけど、やっぱり『御仏の殺人』も道尾さんらしさが出てるんだなと思った。最後まで明かされなかった体操服の謎が気になる。

    0
    2024年10月10日
  • 月と蟹

    Posted by ブクログ

    子供が持つ無邪気さと残酷がこれでもかと表現されていていた
    道夫さんは向日葵の咲かない夏のイメージで、物語の構成が上手い人、というイメージだったのですが心情描写が今作はきめ細かくて好きです。
    最初は遊びのようにザリガニを火に炙る春也がサイコパスに見えたのですが、読み進めていくうちに違うと感じる。それはタバコの持ち方がわからず照れ隠しするところだったり、鳴海に心惹かれてしまうこと、そして鬱屈した環境の中で慎一に救いを見出していたこと。彼も残り二人のようにまだ大人になれない子供だったんですね。

    0
    2024年10月06日