道尾秀介のレビュー一覧

  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    楽しめた。1.5日で読んだ。★3.5。4には届かない。
    ヒグチに許されたところで「あれ?」と思ったが、最後の謎解きの内容は考えつかなかった。でも、それはちょっと話ができすぎな気持ちがあり、★4にならず。
    「カラスの親指」の意味も最後にわかった。
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    1日経って思った。ヒグチに許されて「あれ?」と思ったのは、作者の意図だったのかも。それで武沢が最後の謎解きをすると共に、読者がそれを納得するための伏線。
    ★4にしよう!

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    2026年06月28日
  • 月と蟹

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    消失感を抱えた少年が奇妙な儀式を友達と始める。そこから段々と少年に内包されている自我が変化していき、悲しみや寂しさが溢れてそれは暴力性や非倫理的な思いや行動へとつながっていく。
    話の中に流れる描写が少年たちの行動や心情を生々しく描いている。その少年少女たちも家族を失っていたり、家族に暴力を振るわれていたりと家庭の愛をどこか感じられていない心にすっぽりと穴があるような人たちである。それが交わり交流していく中で改めて主人公に訪れる妬みや嫉妬、それらがいつか主人公の人格もどこか変えてしまう。
    どうして人生は上手くいかないのだろうか、どうして大人になるのは難しいのか、そんな誰しもが抱える気持ちをこの本

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    2025年06月14日
  • 風神の手

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    再読。4篇の連作短編集。遺影専門の写真館のある町を舞台に、35年前と今、そしてその後の長い時間を通じて絡み合う物語。読み進めるほど、こんなに隅々まで伏線が張り巡らされてるうえにちゃんと全部回収されてるのが驚きというか…道尾先生の凄さを改めて実感します。
    昔どこかで吹いた小さな風の影響が今の自分や大切な人たちをつくっている、不思議な縁と優しい気持ちに包まれます。途中登場人物が多いのと時代を行ったり来たりするのとで混乱しかかりましたが、丁寧な描写のおかげで戻ってこれました笑。

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    2025年06月08日
  • 龍神の雨

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    道尾秀介の中でも好き。ずーっと暗い。暗さがちょうどよかった。若干救いようがあるラストだった気がする。

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    2025年06月07日
  • シャドウ

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    多分10年以上ぶりに読書欲が湧いて、2番目に読んだ作品。
    まだまだ道尾秀介さんの作品で未読のものは多いけど、今のところ個人的にはこの作品が1番心にきた。

    なんだろう、各登場人物たちの苦悩が1番す…っと自分の中に入り込んできた、1番入り込んだ感じで。
    今までの自分が経験してきた苦悩(仕事のことだったり親の介護だったり色々な漠然とした不安だったり)が勝手に個々の登場人物たちの苦悩とリンクして、途中からポロポロ泣きながら読んだ記憶がある。

    同時に読み終わった後、登場人物のほぼ全員(全員ではない笑)をぎゅっと抱きしめたくなるような気持ちに襲われました。

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    2025年06月03日
  • 光

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    子供達の冒険譚

    子どもの頃と大人になってからだと、いろんな物事の感じ方は変わってくるけど
    子どもの頃の感性を忘れないで生きていきたい

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    2025年05月31日
  • 龍神の雨

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    血のつながらない家族の2組が殺人事件に巻き込まれていく。
    思い違いによるミスリードは最後まで真実が分からなくて面白かった。
    解説にもあったが、ところどころのラジオの意味がわかると、あーっ、てなる。

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    2025年05月27日
  • シャドウ

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    ネタバレ

    面白かった。再読なんだけどかなり忘れていて新鮮な気持ちで読めた。
    完全に忘れていたわけではなく、父親の洋一郎が怪しく見えて、実はそうでないくらいの記憶は残っていた。ただしそれ以外のたくさんのどんでん返しはしっかり忘れていて驚きを楽しんだ。

    星5個に限りなく近い4で。

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    2025年05月27日
  • 透明カメレオン

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    再読。ラジオパーソナリティの主人公男性と、彼の行きつけのバーに集まる常連客、そして突然現れた1人の女の子との物語。ラジオっていう聴覚が全てのモチーフを、視覚(文字)メインの小説で描くってなんかオシャレ!道尾先生のセンス好き…
    多少の哀愁はありつつも、ワンチームでドタバタコメディー的な展開なので、「カラスの親指」「カエルの小指」系。ラストの告白は、胸が締め付けられるドンデン返し。全部の見え方が変わってくるので、それを踏まえて初めからもう一回読み直したくなります。
    切ないけれど、希望を感じるお話。

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    2025年05月21日
  • 光媒の花

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    全六章にわたる連作群像劇、それぞれの話が少しずつのつながりを持ちながらもそれぞれの話に独特の空気感を帯びて話が展開されていく。描かれているのは人と人との関係、家族の繋がり。それぞれの章に少しずつの謎を描きながら、それが背景描写と相まって物悲しい雰囲気を根底に置きながらも光に向かって進んでいく展開であった。
    一番最初の章はとても悲劇的で、そのような作品が続いていくのかなと思ったが章が進むにつれ段々と光が差し込んでくる。p284物語のラストシーン「光ったり翳ったりしながら進んでいるこの世界を、わたしたちもあの蝶のように、高い場所から見てみたい気がした。」という締めくくりもまさに我々に対しての希望、

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    2025年05月21日
  • 貘の檻

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    無口ながらも父子の絆の強さと想いがジワーっと沁みてくる。父の葛藤トラウマの苦しみ。うまくいかない人生の悲しみが息苦しく、生まれ故郷で起こった因縁や因習、祟りなのか?静かに深く染みつく人間のエゴや妬み。情報の少ない、狭い世界で生きていく人間関係の難しさ。道尾秀介らしいねっとりと絡み付く、捻れた世界の人怖ミステリー。

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    2025年05月16日
  • ラットマン

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    なんの前情報もなく、ただタイトルに興味を惹かれて読んでみたら、思わぬ良ミステリーに出会えた。

    プロローグで「お、これはホラーなんか?」と思わせておいて、
    本編に入ると急に爽やかバンドマン物語が始まり、
    徐々に不穏な雰囲気になり、
    案の定、人が死に…
    っていう流れ。

    終盤の畳み掛けるようなどんでん返しがちょっとやり過ぎかなとは感じてしまったけど、
    伏線はちゃんとあるし、この手の話にしては読後感も悲し過ぎずスッキリしていて、結構好みだった。
    イヤなキャラが特にいないっていうのも良かった。
    ホームズ役も明確には存在しないので、いわゆる探偵が解き明かしていくタイプのミステリーに飽きた方にはオススメ

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    2025年05月12日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらすじに「盗聴」とか「スパイ」とかが書かれているので、裏社会を生きる人たちのお話かと思ったら、人生をめちゃくちゃ前向きに生きる明るいお話でした。

    少し違和感は感じていたのですが、特に深く考えず読み進んでいって、最後に色々な謎が明らかになった時にその違和感の正体に納得がいきました。
    わたしは本当、性別誤認トリック?によくハマるタチで、いつも最後まで気が付かないんですよね(⌒-⌒; )
    今回はそれに加えて、身体の一部分がないローズ・フラットの住人たちの特徴にも気が付かなくて、知った時は驚きましたが、
    私自身、相手からどう見えるかを気にせずに生きたいと思った事が何度もあったので、彼らをとても羨ま

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    2025年05月11日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    どこかひとつでも縁が繋がらなければ、
    生まれてこなかった。
    良い縁も悪縁もひっくるめて、
    出会いの連続と連鎖、様々な要素が重なり合って、
    奇跡的に生まれてくる。
    ひとつの命が生まれる奇跡。
    ホラーではなく、命の物語。
    道尾秀介作品の幅広さと人の温かさを感じました。

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    2025年05月06日
  • 光媒の花

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    各章に、ささやかなトリックがあって、さすが道尾先生。
    他の章の登場人物が出てきたのもとてもよかった。
    自分の置かれた環境に幸せを感じることが難しい人たちの話。
    面白かった!というよりかは、心に沁みる話。

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    2025年04月26日
  • スケルトン・キー

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    面白かった。
    双子というワードが散りばめられていたことに後からなるほど、そういうことかと驚かされた。表紙にもヒントが隠されていたとは。

    一方で、過去のくだりでは錠也もサイコパスということだったのに、鍵人と出会って恐怖を感じて以降はある意味まともになってしまい、魅力が薄れた印象で少しもったいなかったなぁと思った。読み手がそれまでに味わったサイコパスへの恐怖を極めるなら、究極のサイコパス同士の戦い、でも面白かったかなぁとも思った。

    終わり方も母の録音が出てくるのであれば、もう少し錠也も鍵人もちゃんと救われる終わり方でもよかったなかと思った。

    あくまで一読者の希望なので、作品はとても面白かった

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    2025年04月19日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    きたきた道尾秀介って感じ。
    モヤモヤと気持ち悪い感じ。
    お兄ちゃんの蓮が良い子で良かったー!楓は何で蓮に嘘をついたんだろう。
    半沢が気持ち悪かったな。辰也も楓を狙った、嫌なやつかと思ったけど、そうじゃなかった。でも‥なんで体操着持っていたんだろう?圭介も良い子だった。
    解説がすごくわかりやすくて、なるほど!なるほど!と感心した。
    龍は亡くなったお母さんたちなのかもね。お母さんは永遠に子供の味方!

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    2025年04月15日
  • スタフ staph

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    ひさしぶりの道尾秀介さん作品。とっても楽しめました。シリアスとコメディの押し引きのバランスが良きでした。

    ほのぼの日常系で始まり、久しぶりの道尾さん作品で忘れてましたが、終盤「ああ、ミステリーの人だった」となりました。

    夏都も智弥も冬花もカグヤも先生も…みんな精一杯毎日生きてる。そんな当たり前のことに涙が出てきました。忙しい毎日だけど一瞬一瞬を大事にしなきゃと思いました。

    個人的には先生のキャラがツボでした。

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    2025年04月05日
  • 光媒の花

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    道尾秀介さんの連作短編。
    最初は仄暗い話が続くけど、段々緩やかになっていく。
    どの話も面白かったけど、特に『風媒花』が良かった。

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    2025年04月02日