道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ移動デリを経営する女性とその甥っ子、塾の先生、タレント中学生とその親衛隊
奇天烈なメンバーがゴタゴタに巻き込まれていく話
一つの目的に向かっているように見せかけて、全員がそれぞれの別の目的のためにひた走る
やばそうな相手に対して手の内を明かしまくってしまうところとか、作戦の詰めの甘さが子どもらしく、危なっかしい
お金と名声を持ってる大人にはもっと慎重に当たった方が良い、本当に怖い人じゃなくてよかった
どんなに冷静で物分かりが良いように見えても、子どもは親(親代わり)がそばに居て自分に関心を寄せ続けてくれることを求めてるのかも
"毒親"という言葉が病気のように流行ってしま -
Posted by ブクログ
ラットマンという名前が途中までしっくり来ず、こういうもんかと勝手に思っていたがとんでもない。終盤が近づくにつれ二転三転するストーリー、ラットマンというタイトルの回収。
現在の事件と23年前の事件を重ね、落胆し同時に救われもする。
醜い恋愛話が出てくるが最後に2人をどうこうしようとしないところが私は好きだ。
起承転結が無い作品を好きな人にもぜひ読んでもらいたいと思うほど自然な文章。
この言葉が頭から離れないのは私だけでは無いと思う。
真似は個性を身につけるための手段なんだから。
個性ってのはさ、何かを一生懸命にしないと、手に入れることなんて絶対にできないんだよ。 -
Posted by ブクログ
道尾秀介の長篇ミステリ作品『風神の手』を読みました。
『いけない』に続き、道尾秀介の作品です。
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遺影専門の写真館・鏡影館。
そこに飾られた一枚の写真が、絡まり合った嘘と誤解を解きほぐす。
幾重もの?が奇跡へと鮮やかに変貌する超絶技巧ミステリ。
あの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかった――。
藤下歩実は母の奈津実とともに遺影専門の写真館・鏡影館を訪れた。
病を抱えた母の撮影のために。
そこに飾られた一枚の写真を目にして、奈津実はひどく動揺した様子を見せる。
小学五年生の男子二人組、入院中の高齢女性。
川沿いの町に暮らす人々の幾重もの?が -
Posted by ブクログ
風神とか雷神、鬼とかいう題名に、弱いのです。
手にとって、読んでみたくなる、キーワードのようです。
はじめから、遺影専門の写真館という、不可思議な場所があることで、物語にグイッと引きこまれます。
けれど、その後しばらくは、女子高校生の、夏休みの何気ない、ちょっと甘酸っぱいドキドキの話が続いて、安心してしまうのです。
物語は、ダレかが投げた小石のように、はじめはただゆっくりと飛びはじめ、だんだんと風を集めてぐんぐんスピードをあげ、最後にストンと落ちていきます。
第一章を読んで、なんとなく話が上手くまとまって終わったので、第二章はべつの話かと思ったくらいなのです。
第二章から第三章へと、