道尾秀介のレビュー一覧

  • 水の柩

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    ネタバレ

    笑子さんの「とにかく全部忘れて、今日が一日目って気持ちでやり直すの」という言葉が印象に残りました。
    私情ですが、最近仕事で嫌なことが続いたので、もし次にそのようなことがあっても、この言葉を思い出してリセットしていきたいです。

    また、絹田さんの「十を三で割ったあと、三をかけても元に戻らない。機械がやる計算なんて信用できない」というお話も興味深かったです。
    もし次に機械は信用できないって、人に諭すことがあれば参考にしたいです(あるかなぁ…)。

    ストーリー自体は面白かったです。敦子が自殺していなくて本当によかった…!
    個人的にどんでん返しを期待してしまっていたけれど、それが無いまま終わったため、

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    2024年09月27日
  • 龍神の雨

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    常時雨が降っているかのようなどんよりした雰囲気が漂っている。ミスリードが上手く展開がどうなるのか読めなくて面白かったです。
    この兄妹あまりにも辛いことが多くて可哀想な気もしました。

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    2024年09月23日
  • 貘の檻

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    ネタバレ

    夢と現実、過去と現在を行き来しているような(実際そうなのかもしれないけど)作品だった。

    閉鎖的な村、子どもの時に起きた事件、見てしまったモノ、見てなかったモノ。それぞれの登場人物が知ってる事実と知らない事実が複雑に重なって、起きてしまった事件。
    道尾作品はこういう『ちょっとの掛け違いで起きた不幸』『そんなつもりじゃなかったのに他者に与えてしまった不幸』みたいなの多いな。ネガティブアンジャッシュと名付けよう(笑)
    イヤミス好きにはたまらない。

    前半なんとなく雰囲気が『テセウスの船』を彷彿とさせ(ドラマを見ていたので)、想像がそちらに寄ってしまった。
    それにしたって嫌な方、嫌な方に流れていく物

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    2024年09月22日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • 透明カメレオン

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    クスッと笑えるセリフがあって、おもしろかった。
    マンガっぽい展開で進んでいくので、このままドタバタで終わるかと思いきや、最後はしんみり。

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    2024年09月18日
  • 本格王2022

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    短編って
    全てのストーリーが面白いってないですね。
    ひとりひとりの作家は
    それぞれ面白くて好きなのに…
    読む側の集中力の問題でしょうか?

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    2024年09月07日
  • 鬼の跫音

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    本作は、6篇の短編、そのどれもがミステリーでもホラーでもある独特の世界観をもっています。

    また、なぜかシンプルに犯罪を追っていくストーリーなだけなのに、ミステリーとしての要素があるから、これがまた不思議なんです。

    どの短編も、殺人や詐欺などの「犯罪」がでてきてそれに至った理由や背景、感情がリアルに描写されています。

    そして、読み進めれば進めるほど「オレでもそうするな…」と他人事ではいられなくなります。

    決して犯罪は犯してはいけないけれど、そうしないければならなくなった理由というのは案外、身近に転がっていているものなんです。

    それが意味するのは、あなたもその可能性を有しているということ

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    2024年09月05日
  • シャドウ

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    久しぶりに、夜更かししてまで読み続けてしまいました!
    不穏な空気をまとった人がちらほら…でも、人前ではそうでもなくて…
    面白くて夢中になって読んでいる割には、なんかピンと掴めない感じ。
    でもそれって人間だからしょうがないよなー、この人はこの性格!この気持ち!この感情!ってはっきり決められるものでもないよなーと、納得しながら、
    このぼんやり感も含めて楽しむことができました。

    心理学、精神科医、そういうの結構好きです。
    人の気持ちって説明できないからこそ、少しでも近づいてはっきりさせたくなります。

    でも、最後は少し無理矢理感。

    なので⭐︎4


    あと、話の中で共感した部分
    子供が父親の支えに

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    2024年08月29日
  • 風神の手

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    ネタバレ

    タイトルはどういう意味だろ〜と考えながら読んでいたけど、なるほど!と感服。
    最後の方、話中の人がどんどん繋がっていき、真相もわかったので気持ち良く読み終われました!
    個人的には一章の「心中花」の事件がひっくり返るのかと思い読んでいたため、★4にしました。

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    2024年08月27日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     盗聴専門の探偵がある依頼を受けて捜査している途中で殺人事件の様子を盗聴してしまい、その渦中に巻き込まれていくストーリーで、犯人は予想がついたが物語の根幹の部分や登場人物の秘密が何なのかが分かったとき「そういうことか!」と驚かされた。小説でこそ成立するトリックだと思った。

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    2024年08月22日
  • 鬼の跫音

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     ダークな道尾秀介先生の短編集で、後味悪いミステリー、ホラー、怪奇幻想小説というジャンルが収録されていてどの話も陰鬱としつつも続きが気になる構成になっていて面白かった。

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    2024年08月22日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    写真を見て、その中にある物語を紡ぎ出している作品。個人的には『写真で一言』のミステリー版という感じがしました。全体的にスッと読める物語ばかりですが、中には考えさせられたり、他の物語とつながりがあるものがあったりして、面白かったです。30分くらいで読めました!

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    2024年08月17日
  • N

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    【 ど・れ・か・ら・読・も・う・か・な 】
    6つの短編集のようで、1つの長編集だった。

    読む順番によって、それぞれの物語の感じ方が変わってくるし、全て読み終わった後の感想も違う物になりそうです。
    ネットには「おすすめの読む順番」など紹介していますが、自分の読みたい順に読むことをおすすめします。
    1つの話だけでは【 謎 】が残る話もあったのですが、他の話も読みすすめていくうちに、その謎が解決していくのも楽しかったです。

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    2025年12月07日
  • 骸の爪

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    前回の記憶側無い状態で再読‼️
    キャラが魅力的でストーリーも良い‼️
    最後の種明かしも納得の出来‼️

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    2024年08月08日
  • 透明カメレオン

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    誰もがかかえる消せない深い哀しみ。私たちはどのようにして乗り越えていけるでしょう。あの時もしこうしていれば違った人生が送れたかも知れない。あなたは透明カメレオンを信じることは出来ますか?

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    2024年08月06日
  • 風神の手

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    全3章+エピローグで一つ一つ話があって、その登場人物が全部繋がっている。あの時のあの人が今こうなっているとか分かっていくのが面白かった。

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    2024年07月20日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    中盤まで辰也が中学生のわりに気味の悪い感じだった
    結局疑いは晴れたけど、好きな子の体操着持ってきちゃったの忘れてないからな

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    2024年07月15日
  • ソロモンの犬

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    おもしろくテンポ良く読み進め最後の真相のようなところで、ええっっっ?!とちょっとがっかりした、が、信じて読み進めて良かった、、、、読後感が良い

    悪人がいないからなのか

    少なくとも人は死んでいるのに爽やかな終わりをするところが、逆にリアルなのかなと思った

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    2024年07月14日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • 月と蟹

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    302ページからの展開が凄い
    最初の方の2人だけの空間の空気が伝わってきていて読んでいて、子供の頃に戻ったような気分になれた
    まだ理解できない部分があるので今度読み返そうと思う

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    2024年07月11日