道尾秀介のレビュー一覧

  • ソロモンの犬

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    本の表紙と道尾さんが好きで買ってみました。
    青春の中の一コマを切り取った内容でした。
    作品内のキャラクターの表情の豊かさ、声にならないような場面を文字で表現したりやはり道尾さんの凄さだなと感じました。


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    2025年01月03日
  • 風神の手

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    ネタバレ

    最初の2章を読んでいるときはそこまでだったが、3章の中で過去の事件の裏で起きていたことがつながり、見え方が変わってくるのが読んでいて気持ちよかった

    冒頭とエピローグで引用されてるように、ちょっとしたことがその後の大きな出来事に繋がっていたのが印象的だった

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    2024年12月22日
  • ソロモンの犬

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    ネタバレ

    つまるところ、ソロモンの犬とは間宮先生の犬ということでおあとがよろしい。
    おじいちゃんやらメガネの男やら、あちこちに張り巡らされた伏線の数々が実を結ぶパズルのような仕上がり。確かに見たのに頭の片隅に追いやっていた出来事にスポット当たってブラボー。
    書かれ方のせいか、間宮先生が伊良部先生に脳内変換されるのだけは勘弁してほしい…。

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    2024年12月15日
  • 鏡の花

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    ネタバレ

    パラレルワールド小説。意外とこういう設定の読んだことないな。ある章では亡くなった人が、他の章では生きてて、その代わり他の誰かがなくなっていて…

    自分も、実は死ななかったパターンの人生を今歩んでるのかな…とかそんなことを思った。

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    2024年12月14日
  • 光

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    あらすじすら見ずに読み始めたけど、面白くてすぐに読み終えた。冒頭からの身近な小さな事柄のお話からの意外と大きな事件の展開は、引き込まれました。

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    2024年12月01日
  • 球体の蛇

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    切ない。
    ナオが結婚して、一応幸せ??になったんかな。
    ナオが幸せになって欲しかった。ぜったいナオはお母さん似。

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    2024年12月01日
  • 笑うハーレキン

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    主人公の男は、
    会社も家族も家も失い、
    川辺に住む日々。

    そしてなぜか
    疫病神に取り憑かれている···

    しかも不思議な女のコにも
    まとわりつかれて

    読みながら、はてな?
    なところがたくさんありつつも。

    最終、
    謎のパズルがひとつひつ
    はめられて、ハッとなる展開に。

    それぞれの人間が
    それぞれの仮面を被って
    この社会を生きている。

    本当の素顔をみせるのって
    勇気いる。

    私はどんな仮面を被っているんだろう。

    読み終わってからしばらく
    考えこんでしまいました。

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    2024年11月23日
  • 光

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    子どもの頃というのは、自分たちで遊びを思いつき、ちょっとしたことも冒険となる。自分たちでひらめいたことに感動しては、成功すると信じて疑わない。想像力豊かで、希望に満ちている。いま振り返って懐かしいと感じるということは、いつの間にか子どもの頃の当たり前が無くなっていたということ。無くしてしまったことにも気付かなかった、ということだ。子どのも時間は特別で、二度と味わえないのは寂しいけれど、その頃を思い出すきっかけとなる素敵な話だった。

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    2024年11月19日
  • ラットマン

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    ラットマンという名前が途中までしっくり来ず、こういうもんかと勝手に思っていたがとんでもない。終盤が近づくにつれ二転三転するストーリー、ラットマンというタイトルの回収。
    現在の事件と23年前の事件を重ね、落胆し同時に救われもする。
    醜い恋愛話が出てくるが最後に2人をどうこうしようとしないところが私は好きだ。
    起承転結が無い作品を好きな人にもぜひ読んでもらいたいと思うほど自然な文章。
    この言葉が頭から離れないのは私だけでは無いと思う。

    真似は個性を身につけるための手段なんだから。
    個性ってのはさ、何かを一生懸命にしないと、手に入れることなんて絶対にできないんだよ。

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    2024年11月13日
  • ソロモンの犬

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    ネタバレ

    何か悲しい話だなぁと思って終盤読み進めるのが辛かったけど、最後は心が暖かくなる感じで良かった。
    道尾さんの本は向日葵~より先にこれやシャドウを読んでたらもっと早くにハマれたかも。

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    2024年11月12日
  • ノエル―a story of stories―

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    それぞれ短編として楽しめながらも、作品全体として楽しめる長編でも楽しめる、作者の技量の凄さ。
    色んな家庭のお話。自分の周りの人が少し大切に感じることも出来る作品です。

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    2024年11月09日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    道尾秀介の長篇ミステリ作品『風神の手』を読みました。
    『いけない』に続き、道尾秀介の作品です。

    -----story-------------
    遺影専門の写真館・鏡影館。
    そこに飾られた一枚の写真が、絡まり合った嘘と誤解を解きほぐす。
    幾重もの?が奇跡へと鮮やかに変貌する超絶技巧ミステリ。

    あの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかった――。
    藤下歩実は母の奈津実とともに遺影専門の写真館・鏡影館を訪れた。
    病を抱えた母の撮影のために。
    そこに飾られた一枚の写真を目にして、奈津実はひどく動揺した様子を見せる。
    小学五年生の男子二人組、入院中の高齢女性。
    川沿いの町に暮らす人々の幾重もの?が

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    2024年11月04日
  • 鬼の跫音

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    短編集全ての物語で、最後にゾクっとする一文で終わるところが道尾秀介だなぁと感じました。道尾秀介ワールド感がかなりあった気がします。

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    2024年10月28日
  • ラットマン

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    音楽やバンドに全く興味の無いせいで、ライブの描写や、用語の説明・話がなんとなーくしんどかった…

    でも最後の最後まで考えをひっくり返されてさすがです。と言いたくなる作品でした。

    バンドとかじゃ無かったらな…

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    2024年10月26日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    風神とか雷神、鬼とかいう題名に、弱いのです。
    手にとって、読んでみたくなる、キーワードのようです。

    はじめから、遺影専門の写真館という、不可思議な場所があることで、物語にグイッと引きこまれます。

    けれど、その後しばらくは、女子高校生の、夏休みの何気ない、ちょっと甘酸っぱいドキドキの話が続いて、安心してしまうのです。

    物語は、ダレかが投げた小石のように、はじめはただゆっくりと飛びはじめ、だんだんと風を集めてぐんぐんスピードをあげ、最後にストンと落ちていきます。

    第一章を読んで、なんとなく話が上手くまとまって終わったので、第二章はべつの話かと思ったくらいなのです。

    第二章から第三章へと、

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    2024年10月25日
  • 龍神の雨

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    ラストの怒涛の展開に、読み進める手が止まらなかった。2作続けて道尾秀介作品を読んだけど、やっぱり『御仏の殺人』も道尾さんらしさが出てるんだなと思った。最後まで明かされなかった体操服の謎が気になる。

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    2024年10月10日
  • ソロモンの犬

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    飼い犬の暴走によって幼い友達が亡くなる事故の原因を大学生が調べて始めてから友人を疑いだす。
    読んでいて没入しやすい文章と雰囲気。見事に騙されたが読後感は意外とスッキリする。

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    2024年10月08日
  • 月と蟹

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    子供が持つ無邪気さと残酷がこれでもかと表現されていていた
    道夫さんは向日葵の咲かない夏のイメージで、物語の構成が上手い人、というイメージだったのですが心情描写が今作はきめ細かくて好きです。
    最初は遊びのようにザリガニを火に炙る春也がサイコパスに見えたのですが、読み進めていくうちに違うと感じる。それはタバコの持ち方がわからず照れ隠しするところだったり、鳴海に心惹かれてしまうこと、そして鬱屈した環境の中で慎一に救いを見出していたこと。彼も残り二人のようにまだ大人になれない子供だったんですね。

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    2024年10月06日
  • ラットマン

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    え、そっち?じゃなくてそっち?!で最期の最期まで翻弄された

    最初の方にラットマンの説明があったのにすぐ忘れちゃって、ラットマンて何?て2回ぐらい思ってしまった
    記憶力ぇ…

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    2024年10月05日
  • 光媒の花

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    ネタバレ

    結構好きなタイプの道尾短編集。各話ちょっとずつ繋がり、円環になるような構成。残酷ながらも切なくて温かい話あり。好きなのは、「冬の蝶」、「春の蝶」、「風媒花」。サチは色々あったけど力強く生きている。「虫送り」の兄妹は真実が知れて良かったね。
    蝶道って初めて聞いた(Nで言ってたっけ…?)。不思議…

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    2024年09月29日