道尾秀介のレビュー一覧

  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらすじに「盗聴」とか「スパイ」とかが書かれているので、裏社会を生きる人たちのお話かと思ったら、人生をめちゃくちゃ前向きに生きる明るいお話でした。

    少し違和感は感じていたのですが、特に深く考えず読み進んでいって、最後に色々な謎が明らかになった時にその違和感の正体に納得がいきました。
    わたしは本当、性別誤認トリック?によくハマるタチで、いつも最後まで気が付かないんですよね(⌒-⌒; )
    今回はそれに加えて、身体の一部分がないローズ・フラットの住人たちの特徴にも気が付かなくて、知った時は驚きましたが、
    私自身、相手からどう見えるかを気にせずに生きたいと思った事が何度もあったので、彼らをとても羨ま

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    2025年05月11日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • 雷神(新潮文庫)

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    おもしろかったー!

    なに?なんで?どういうこと??って謎がどんどん増えていくので結末が気になりすぎて、
    後半に向けて読むスピードがどんどん上がって、推理してみる暇もなく一気に読んだ。

    ラスト1行まで驚愕~!みたいな宣伝文句で期待値が上がりすぎちゃったのはあるけど、
    それでも綺麗に伏線回収されていくのに感動した。

    ああしていれば、ああしていなければ…
    因果が絡み合う物語でした。

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    2025年05月07日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    どこかひとつでも縁が繋がらなければ、
    生まれてこなかった。
    良い縁も悪縁もひっくるめて、
    出会いの連続と連鎖、様々な要素が重なり合って、
    奇跡的に生まれてくる。
    ひとつの命が生まれる奇跡。
    ホラーではなく、命の物語。
    道尾秀介作品の幅広さと人の温かさを感じました。

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    2025年05月06日
  • 雷神(新潮文庫)

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    全体として暗い物語。殺人者の子どもとして生きなくてはならなかった姉弟が雷と記憶に隠された真実に辿り着くまでの物語。
    重いストーリーではあるが、随所に施された仕掛けが最後に的を射抜く感じはさすが。期待通りの面白さ。

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    2025年05月05日
  • 光媒の花

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    各章に、ささやかなトリックがあって、さすが道尾先生。
    他の章の登場人物が出てきたのもとてもよかった。
    自分の置かれた環境に幸せを感じることが難しい人たちの話。
    面白かった!というよりかは、心に沁みる話。

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    2025年04月26日
  • スケルトン・キー

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    面白かった。
    双子というワードが散りばめられていたことに後からなるほど、そういうことかと驚かされた。表紙にもヒントが隠されていたとは。

    一方で、過去のくだりでは錠也もサイコパスということだったのに、鍵人と出会って恐怖を感じて以降はある意味まともになってしまい、魅力が薄れた印象で少しもったいなかったなぁと思った。読み手がそれまでに味わったサイコパスへの恐怖を極めるなら、究極のサイコパス同士の戦い、でも面白かったかなぁとも思った。

    終わり方も母の録音が出てくるのであれば、もう少し錠也も鍵人もちゃんと救われる終わり方でもよかったなかと思った。

    あくまで一読者の希望なので、作品はとても面白かった

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    2025年04月19日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    きたきた道尾秀介って感じ。
    モヤモヤと気持ち悪い感じ。
    お兄ちゃんの蓮が良い子で良かったー!楓は何で蓮に嘘をついたんだろう。
    半沢が気持ち悪かったな。辰也も楓を狙った、嫌なやつかと思ったけど、そうじゃなかった。でも‥なんで体操着持っていたんだろう?圭介も良い子だった。
    解説がすごくわかりやすくて、なるほど!なるほど!と感心した。
    龍は亡くなったお母さんたちなのかもね。お母さんは永遠に子供の味方!

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    2025年04月15日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ちまたでは【神】三部作 とよばれる
    「龍神の滝」「雷神」「風神の手」のうちの1冊。

    道尾秀介さんの著書 「背の眼」 のようにその土地に残る民習や習慣・行事のようなものが深くかかわってくる話で、読み進めるたびに引き込まれていきます。

    文庫本の裏のあらすじに「あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった……」とありますが、個人的には、本書の中で雷は2度も3度も落ちていて、どのことを言っているのかハッキリしません。が、おそらく初回のベランダから落ちたある種の「雷」なのかな…。と思いました。

    だれかが誰かを強く想っている。そして、その想いを巡る旅。というのが僕の本作における解釈で、だからこ

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    2025年04月11日
  • スタフ staph

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    ひさしぶりの道尾秀介さん作品。とっても楽しめました。シリアスとコメディの押し引きのバランスが良きでした。

    ほのぼの日常系で始まり、久しぶりの道尾さん作品で忘れてましたが、終盤「ああ、ミステリーの人だった」となりました。

    夏都も智弥も冬花もカグヤも先生も…みんな精一杯毎日生きてる。そんな当たり前のことに涙が出てきました。忙しい毎日だけど一瞬一瞬を大事にしなきゃと思いました。

    個人的には先生のキャラがツボでした。

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    2025年04月05日
  • 光媒の花

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    道尾秀介さんの連作短編。
    最初は仄暗い話が続くけど、段々緩やかになっていく。
    どの話も面白かったけど、特に『風媒花』が良かった。

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    2025年04月02日
  • 球体の蛇

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    ネタバレ

    就活が終わり、久しぶりにどっぷりと読書ができてとても嬉しい!ミステリーで非日常を味わいたいと思い手にとった一冊。初めはあたたかい家族小説かと思いきや、途中から様子がおかしげに。姉のサイコパスな言動に惹かれる青少年主人公は、自らの「かわいそう」という同情を向けることで優位に立っていた。同情と優しさって紙一重だと感じた。私もかわいそうからくる行動はよくしてると思うけれど、自分をよく理解するために自分なりに考えた。同情はスノードームでいう内に閉じ込める行為、優しさはスノードームの殻を破るような行為だと思う。同情と依存関係は共通部分があるとも思った。相手の人生を広げるようなコミュニケーションをとりたい

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    2025年03月31日
  • 鬼の跫音

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    短編ですが、どれも怖い。
    人の根深い悪意、闇がどの作品にも満ち溢れて、
    読み終わる前にハッ!と気づかされ、それだけは止めてーと、終盤に差し掛かるにつれ、恐怖に堕とされていく。ねっとりと絡みついてくる様な悪意が恐ろしかった。

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    2025年03月30日
  • 鬼の跫音

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    ネタバレ

    巧みなストーリー展開で毎回読者を驚かせる道尾秀介の短編集

    全体的な雰囲気として現代を舞台にした作品が多いものの横溝正史や夢野久作のような戦前の探偵小説に近しい雰囲気があり、少々懐かしさをも感じさせる内容ともなっている

    各話の感想

    鈴虫
    最後の伏線回収は見事だが、ラストで私が怒鳴り出すのは意味がわからなかった
    杏子に利用されただけに過ぎないという意味か?

    犭(ケモノ)
    本作で一番のお気に入り
    いい話で終わるかと思ったら・・の先の絶望が後を引く

    よいぎつね
    本作で最も現実味の薄い幻想的な作品だと思った
    ただし次の話のはじめでその隠された真相が明らかになる訳だが・・

    箱詰めの文字
    この物

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    2025年03月29日
  • N

    匿名

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    全六章を読む順番で、世界が変わる。あなた自身がつくる720通りの物語。
    ひとつひとつのお話は面白かった。少しづつ繋がっていてキャラクターのその後や過去の話を見れて、話の深みが出ていると感じた。
    けど読む順番で物語の受ける印象が変わるという程ではないかな。

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    2025年03月28日
  • ラットマン

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    道尾秀介さん大好き!
    終始ミステリアスな雰囲気に包まれ、ラストには予想外の展開。
    知り合いにこの本のあらすじを説明しようとしたけど、説明難しかった!笑

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    2025年03月26日
  • スタフ staph

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    最初は離婚における女性ならではの悩み?が目立ち、あまり物語に入り込めなかったのですが、
    3〜4章あたりからこの前読み終わった同著者の『カラスの親指』を想起させるような展開になってきて、
    このちぐはぐ(失礼)なメンバーでどのようにミッションをこなしていくのかワクワクしながら読み進めていました。

    最後のまとめは未熟なわたしにはよく分からなかった部分もありますが、
    人間関係において寂しさを感じる方や、仲間たちとどこかに潜入する話が好きな方は楽しめるのではないかと思います。

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    2025年03月25日
  • サーモン・キャッチャー the Novel

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    表紙の奇抜さに惹かれて購入。ずば抜けたトリックや盛り上がりはないが、一人一人の人生の一部が誰かの一部と重なり交差して地続きとなって今ここにいる、それぞれの人たちの思いや人生観に目を向け描いた小説でした。

    道尾さん作品は両手じゃきかない数を読んできましたが、やはり表現の仕方や読んでいて頭の中にありありとその映像が浮かぶところが好きです。

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    2025年03月18日
  • 風神の手

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     ミステリー感はあまりない。運命に翻弄される人々の連続短編集といった位置付けで、最後にその運命が繋がるといった感じです。目立ったどんでん返しもなく、謎の部分はあんまりですが、純愛も友情も運命も素敵な物語でした。物語事態は普通に面白かったです。個人的には雷神と同じでミステリー以外が面白いミステリー小説。

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    2025年03月17日
  • 月と蟹

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    子どもながらの繊細で無邪気で不安定な感情が表現されていて、自分の子ども時代を思い出した。
    今思うと何であんなことしたんだろうとか、自分の感情を頭の中で理解することができなくて、上手く折り合いをつけられないこともあったなぁ。
    何度か読み返してますが、初めて読んだ時は春也の「何で上手くいかへんのやろな」のところでなぜか涙が出てしまいました。

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    2025年03月12日