道尾秀介のレビュー一覧

  • 光

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    語り手の「私」である利一が、小学4年生の夏休みから春休みまで、自分と友達に起こった出来事を書き起こしています。
    なんたって小学生。スキあらば何か(ちょっと悪いこと)を思いつき、何かを発見し冒険し。友達にイラッとしたと思えば何かしてあげたいと思ったり。ケッタイな作戦を練ってはうまくいったり、と思ったら大失敗して叱られたり。
    この子らはとにかく事件を起こします。最初はちょっとした冒険やイタズラだったのが、どんどんシャレにならなくなって…読んでるこっちは気が気じゃない。早く落ち着きたい一心でダッシュで読むハメに。
    (カメの「ダッシュ君」もいい味出してます)

    道尾作品で小学生がメインのものだと、問題を抱えた大人がたくさん出てきてズーンとなりがちなのですが…今回は大人も魅力的だったなぁ。
    ちょっとした小道具たちが後からいちいち効いてくるところにもシビれました!全部回収されてました。

    あと、解説読んでクーッ!となったところがあって…自分で気づきたかったっ。

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    2026年01月07日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    雨が続くなか、様々な不幸の連鎖が起こってしまう物語。
    途中までは辰也が怪しいと思わせておいてからのどんでん返しに騙されました。
    伏線の回収も見事です。
    一点、辰也の机の中の体操服だけはネタばらしが無かったですか、これはやはり辰也が…?

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    2026年01月06日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    カラスの親指のが好きだったけど今回も良かったです!
    最後の終わり方は希望もあった気がする…!!と信じてます。

    いいペテン師というかワンチームだなあ

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    2026年03月15日
  • ラットマン

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    巧妙な書きぶりで完全に騙された。気持ちよく騙された。騙し方もそこまでわざとらしくなくて好感が持てた。

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    2025年12月31日
  • 背の眼(下)[新装版]

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    下のほうがさらに面白い!

    結局霊が本当にいるかどうかなんて、物理的に証明できるものはない。
    カルト、霊媒師、占い師、、なんていう職業は結局のところ神頼み「そうであってほしい」という人の願望から生まれたものなのではないか。

    これは一生、私たちの付き物であり憑き物。
    確かに、本質な本だった。
    デビュー作、最高です
    主人公が道尾くんなところもいい

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    2025年12月31日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    初めての道尾秀介作品。
    章の中にある番号に鏡文字が混ざっていて違和感だったけど、そういうことだったのか。個人的にはミステリーのトリックよりもサイコパスの描写の細かさに惹かれた。

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    2026年01月02日
  • 背の眼(上)[新装版]

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    面白い
    学生ぶりくらいに読むホラーミステリー。
    そこまで震えるほど怖くない、読みやすい
    道尾さんのデビュー作と聞いて。
    さすが道尾さん
    デビュー作から天才なのが滲み出てる

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    2025年12月30日
  • スタフ staph

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    ネタバレ

    途中までは女性の主人公の言動や行動に共感できなくて、物語に入り込めなかった。後半は物語が急展開し、次々と起こる事件とその真相の解明のテンポが良く引き込まれた。

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    2025年12月28日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    最初、エスパー達の話なのかと思って、SFとか入り込めるかな…と不安になったが、うまく裏切られた。
    面白かった。

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    2025年12月25日
  • 球体の蛇

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    chatGPTに聞いた道尾秀介さんの作品で、ドンデン返し系でオススメの読んだ事のない小説の一つ。
    主人公の悪癖がエグい。
    幼少時と高校時の事件。誰かが嘘をついているかもしれないし、真実かもしれない。結局真実はわからないが、読み終わって色々と想像させてくれるほどのインパクトがある。

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    2025年12月24日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    声の良いラジオパーソナリティの主人公とバーに集まった年齢も性別も異なる人たちが、協力して危機に立ち向かう話。登場人物のキャラクターが立っていて面白かった。
    辛い経験をした人たちがなんとか自分達を騙しながら、思い込みながら生きていく姿に胸を打たれた。

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    2025年12月21日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    前作以上に、物語の構成が緻密で驚かされました。何気ない会話や風景が、後半に向かって怒濤の勢いで「意味」を持ち始める快感。一つひとつの過去が解き明かされるたびに、見えていた景色がガラリと変わる感覚は、まさに道尾秀介さんの独壇場です。伏線がすべて回収されたラストの爽快感は格別で、最後まで一気読みせざるを得ない、最高に贅沢なミステリ体験でした!

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    2026年03月27日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    全体的にコメディ調で楽しく読めた。
    登場人物も全員キャラが立っていて、魅力的で素敵な人たちばかりだから物語に惹き込まれる。
    そのまま笑って楽しく終わりかと思ったら、めっちゃ重いエンディング。

    その落差が心に刺さる。

    記憶に残る一冊です。

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    2025年12月11日
  • 透明カメレオン

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    ラジオパーソナリティの恭太郎が主人公の物語を読み終えました。
    最初は「ある殺人計画」って…ほんとに成立するの?とツッコミながら楽しんでいたのですが、最後にはなるほどと思える展開に。
    軽妙なやりとりの裏に、人が抱えるコンプレックスや嘘の必要性が描かれていて共感できました。
    つらい経験を乗り越えるためには、時には事実よりも物語が支えになることもあるんだなと感じます。
    恭太郎が前を向き続けた結果、かけがえのない仲間に出会えたことがとても温かくて印象的でした。
    読み終えて願うのは、登場人物それぞれがこの先、幸せに生きていけますようにということです。

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    2025年12月11日
  • ラットマン

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    気持ちいいほどミスリードに踊らされていた。新事実が出るたびに思い込みを裏切られ展開が二転三転していくけれど、全体的に散らかった印象を受けないのが凄い。

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    2025年12月09日
  • 雷神(新潮文庫)

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    色々なところで伏線が繋がっていた。自然という理不尽さや、たった一つでも何か変わっていたら今は違っていたかもという主人公の幸人の葛藤が印象的。

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    2025年12月07日
  • 月と蟹

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    2人の少年が両端から綱渡りするみたいに保っていたバランスが、鳴海が加わることで崩壊していき、さらに人生まで狂っていく様子を直視したくなくて、半ば祈るような気持ちでページをめくっていた。小学生って、自分の欲望に対してある意味で大人よりはるかに残酷だ。加減を知らないというか、浅はかさ、認識の甘さが裏返って悲惨な結末を呼ぶ。それを針の返しに喩えた道尾さんはすごい。刺さるのはあっけないけれど抜くときに激痛を伴う。これって何気ない一言や行為が、とんでもない恥や痛みを連れてくるのと同じだ。

    子どもの、死に触れるまでの鈍感さと、誰かを亡くしてから極端に鋭敏になる死への恐れが見事に表現されていた。死という概念を、身体を以て理解するタイミングは人それぞれなのだろう。祖父がくちびるの皮をべろんとめくるところとか、人間の老いた部分を直視する暴力性が現れている。自分が小学生の頃、背中の曲がったおばあちゃんを見るだけで胸がきゅうとなって居心地の悪さを覚えた。心が綺麗とかそういう問題ではなく、自分が悲しくならないために目を背けたいだけだという、あのなんとも言えない罪悪感と哀愁。

    そんな中で語られる祖父のセリフが悲しいし心にずっしりくる。「お前、あんまし腹ん中で、妙なもん育てんなよ」という一言に、母よりもずっと孫を見つめてきたのが凝縮されている。男同士だからか、漁師だった祖父のさっぱりとした気性なのか、年の功なのかわからないけれど。女である私が(いや、女だからこそかもしれないが)母親に嫌悪感を抱くのは、慎一を通して子ども時代の心細さや母への依存を想起し、しかし実の母とは重ならないフィクションの母(純江)に情が生まれるわけもなく、ただ怒りを覚えるからだろうか。あるいは大人になった身として、慎一が不安定になる原因は純江の監督不行き届きだと感じるからかもしれない。過去と現在、二重の怒りが存在しているような気がする。

    傷ついて傷つけて恥ずかしくて、その痛みや後悔や恥や矛盾に耐えられなくなった結果、苦肉の策で痛みに鈍感になることが、大人への第一歩なのか?
    その過程で、どうすれば相手を不快にさせ、自分をすっきりさせられるのか、賢くなっていくのだろうか。諭すような口調の方がいっそう相手を傷つけられると発見するように。そして、自分の加虐性を自覚して、それに恐れを抱いてようやく、むやみに人を攻撃すべきではないと理解するのかもしれない。動物だったらそのうち淘汰されていくだろうけど、なまじ賢くてしぶとい人間はそれくらいじゃ死なないので、たまに行き過ぎた一部の人だけが、法を破ることになるのかもしれない。子供とは、大人が予想できないような罪を犯す危うさとつねに背中合わせの生き物に思えてくる。

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    2025年12月05日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    読みやすいしおもしろかった!!
    人が死んで感動させる話嫌いなんだけど、それまでがコミカルすぎてギャップにびっくりした、でもそれが良くて悔しくも感動してしまった…
    文庫本で読んだけど最後の鈴木おさむの文章も良かったな
    星4だけど、3.5って感じかな

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    2025年12月02日
  • いけないII

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    ネタバレ

    1作目同様、さくっと読めてよかった。
    前作とのつながりはほぼないが、ある人物の弟が登場。
    「クマの手」というワードが出てきて、聞いたことあるワードだと思った。

    前作よりわかりやすく、写真を見るより前にわかってしまう章が多かった。
    第一章は写真を見て、悲しい結末であることに気づいてた。
    最後まで読んでも動機がわからず(死体を見られたから?)。
    最初の写真もしっかりつながっているとは…。

    第二章は自殺してしまったのはわかった。過去のできごとがフラッシュバックして、甥からの言葉で限界になってしまったのだろうと後から思った。

    第三章はわからなかった。
    真相がわかった後も結構無理があるなとは思った。
    殺人を犯して動揺している中、ドライブレコーダーでの偽装や、床下に埋めて車を森まで走らせ戻ってくるのを一晩でやるというのは。
    思考的にも、作業的にも。
    最後の章でドライブレコーダー偽装の理由は判明するが。

    終章を最初に読んだときは、事件解決のチャンスを失ったのだと勝手思っていた。床頭台ではなく窓際のチェストに花を置いたとあったので、スマホに気づけずに終わったのかと思った。
    それでも全てがつながって、すっきりした気持ちでいた。

    その後ネタバレを見ると、明神の滝に願ったものの願いは全て叶い、願っていないものの願いは叶わなかったこと、刑事がまだ代償を払っていないことを知って、よくできていると思った。
    最初は星3、ネタバレを読んで星4になった。

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    2025年12月02日
  • スケルトン・キー

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    スピード感があり一気読みでした!

    毎度思いますが、作り込みが凄い〜
    各章のナンバリングが地味にヒントになっていて、後半になって、なるほど、、パターン。

    道尾秀介パターン。

    サイコパス怖い。

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    2025年11月19日