道尾秀介のレビュー一覧

  • 雷神(新潮文庫)

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    作者ならではの複雑なプロット、サスペンス的な要素。丁寧に繰り返させるトリックの説明にはややめんどくささを感じるが、それでもよくこんな幾重にも重なるトリックを考えつき、それをうまくまとめ上げたなと感心します。最後にトリックを解説する迄は犯人には気がつきませんでした。作者お得意の「言葉の解釈の違い」で読者をミスリードさせているのでは、とは思いながら読んではいたのですが。
    そして余韻に残る最後のページ。このシリーズは初めてでしたが、他の本も読みたいと思いました。

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    2025年07月13日
  • いけないII

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    いけない、第2弾。
    文庫化を待ってた!♪‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬›‹‪⸜( *)⸝‬›‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››♪

    各章末に挿入された写真を見た時、物語はがらりと姿を変える。読書の概念を覆す、驚異の《体験型ミステリ》第2弾。

    文庫化と共にヒントサイトが開設されたので、章を読み終える度に推理して、ヒントサイトを見ていたのですが、これがすっごくよかった。
    段階的にヒントが書かれているので、自力で推理しやすくなっていて、より楽しめた。

    今作は前作と違って、各章の真相が物語の中できちんと明かされるので、ヒントサイトやネタバレサイトを見たくない方も真相を知れて、モヤモヤしないのが◎。

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    2026年04月27日
  • 透明カメレオン

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    面白かったです!
    ドキドキもしたし、驚きましたし、感動もしました!
    ホワイトな道尾秀介先生の作品が読みたい方におすすめです!

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    2025年06月20日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ミステリに騙されたくて本屋で選んだ。設定も話の運びもわかりやすく、飽きることなく最後まで一気に読めた。最後の展開はめちゃくちゃおもしろかった。

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    2025年06月17日
  • 水の柩

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    道尾さんはこんな本も書かれるですね
    カラス…と似た感じ
    人生やり直しはできるんです
    誰と出会うか…で変わるんです
    逸夫くんは最初から普通じゃない大人だ
    こんな子…なかなかいない

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    2025年06月16日
  • 月と蟹

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    消失感を抱えた少年が奇妙な儀式を友達と始める。そこから段々と少年に内包されている自我が変化していき、悲しみや寂しさが溢れてそれは暴力性や非倫理的な思いや行動へとつながっていく。
    話の中に流れる描写が少年たちの行動や心情を生々しく描いている。その少年少女たちも家族を失っていたり、家族に暴力を振るわれていたりと家庭の愛をどこか感じられていない心にすっぽりと穴があるような人たちである。それが交わり交流していく中で改めて主人公に訪れる妬みや嫉妬、それらがいつか主人公の人格もどこか変えてしまう。
    どうして人生は上手くいかないのだろうか、どうして大人になるのは難しいのか、そんな誰しもが抱える気持ちをこの本

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    2025年06月14日
  • 風神の手

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    再読。4篇の連作短編集。遺影専門の写真館のある町を舞台に、35年前と今、そしてその後の長い時間を通じて絡み合う物語。読み進めるほど、こんなに隅々まで伏線が張り巡らされてるうえにちゃんと全部回収されてるのが驚きというか…道尾先生の凄さを改めて実感します。
    昔どこかで吹いた小さな風の影響が今の自分や大切な人たちをつくっている、不思議な縁と優しい気持ちに包まれます。途中登場人物が多いのと時代を行ったり来たりするのとで混乱しかかりましたが、丁寧な描写のおかげで戻ってこれました笑。

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    2025年06月08日
  • 龍神の雨

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    道尾秀介の中でも好き。ずーっと暗い。暗さがちょうどよかった。若干救いようがあるラストだった気がする。

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    2025年06月07日
  • シャドウ

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    多分10年以上ぶりに読書欲が湧いて、2番目に読んだ作品。
    まだまだ道尾秀介さんの作品で未読のものは多いけど、今のところ個人的にはこの作品が1番心にきた。

    なんだろう、各登場人物たちの苦悩が1番す…っと自分の中に入り込んできた、1番入り込んだ感じで。
    今までの自分が経験してきた苦悩(仕事のことだったり親の介護だったり色々な漠然とした不安だったり)が勝手に個々の登場人物たちの苦悩とリンクして、途中からポロポロ泣きながら読んだ記憶がある。

    同時に読み終わった後、登場人物のほぼ全員(全員ではない笑)をぎゅっと抱きしめたくなるような気持ちに襲われました。

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    2025年06月03日
  • 光

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    子供達の冒険譚

    子どもの頃と大人になってからだと、いろんな物事の感じ方は変わってくるけど
    子どもの頃の感性を忘れないで生きていきたい

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    2025年05月31日
  • 龍神の雨

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    血のつながらない家族の2組が殺人事件に巻き込まれていく。
    思い違いによるミスリードは最後まで真実が分からなくて面白かった。
    解説にもあったが、ところどころのラジオの意味がわかると、あーっ、てなる。

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    2025年05月27日
  • シャドウ

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    ネタバレ

    面白かった。再読なんだけどかなり忘れていて新鮮な気持ちで読めた。
    完全に忘れていたわけではなく、父親の洋一郎が怪しく見えて、実はそうでないくらいの記憶は残っていた。ただしそれ以外のたくさんのどんでん返しはしっかり忘れていて驚きを楽しんだ。

    星5個に限りなく近い4で。

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    2025年05月27日
  • 透明カメレオン

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    再読。ラジオパーソナリティの主人公男性と、彼の行きつけのバーに集まる常連客、そして突然現れた1人の女の子との物語。ラジオっていう聴覚が全てのモチーフを、視覚(文字)メインの小説で描くってなんかオシャレ!道尾先生のセンス好き…
    多少の哀愁はありつつも、ワンチームでドタバタコメディー的な展開なので、「カラスの親指」「カエルの小指」系。ラストの告白は、胸が締め付けられるドンデン返し。全部の見え方が変わってくるので、それを踏まえて初めからもう一回読み直したくなります。
    切ないけれど、希望を感じるお話。

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    2025年05月21日
  • 光媒の花

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    全六章にわたる連作群像劇、それぞれの話が少しずつのつながりを持ちながらもそれぞれの話に独特の空気感を帯びて話が展開されていく。描かれているのは人と人との関係、家族の繋がり。それぞれの章に少しずつの謎を描きながら、それが背景描写と相まって物悲しい雰囲気を根底に置きながらも光に向かって進んでいく展開であった。
    一番最初の章はとても悲劇的で、そのような作品が続いていくのかなと思ったが章が進むにつれ段々と光が差し込んでくる。p284物語のラストシーン「光ったり翳ったりしながら進んでいるこの世界を、わたしたちもあの蝶のように、高い場所から見てみたい気がした。」という締めくくりもまさに我々に対しての希望、

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    2025年05月21日
  • 龍神の雨

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    些細なほつれが次第に大きくなり事件性を帯びてしまう。似た境遇の二組の兄弟。互いに秘密を抱えある日を境にそれを共有していく。雨というのがテーマであり、物語全体を何処か不穏な状態にさせている。結末を終え彼らがどんな選択をするのか読み手に委ねる形になっている。読み応えのある一冊でした。

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    2025年05月17日
  • 貘の檻

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    無口ながらも父子の絆の強さと想いがジワーっと沁みてくる。父の葛藤トラウマの苦しみ。うまくいかない人生の悲しみが息苦しく、生まれ故郷で起こった因縁や因習、祟りなのか?静かに深く染みつく人間のエゴや妬み。情報の少ない、狭い世界で生きていく人間関係の難しさ。道尾秀介らしいねっとりと絡み付く、捻れた世界の人怖ミステリー。

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    2025年05月16日
  • ラットマン

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    なんの前情報もなく、ただタイトルに興味を惹かれて読んでみたら、思わぬ良ミステリーに出会えた。

    プロローグで「お、これはホラーなんか?」と思わせておいて、
    本編に入ると急に爽やかバンドマン物語が始まり、
    徐々に不穏な雰囲気になり、
    案の定、人が死に…
    っていう流れ。

    終盤の畳み掛けるようなどんでん返しがちょっとやり過ぎかなとは感じてしまったけど、
    伏線はちゃんとあるし、この手の話にしては読後感も悲し過ぎずスッキリしていて、結構好みだった。
    イヤなキャラが特にいないっていうのも良かった。
    ホームズ役も明確には存在しないので、いわゆる探偵が解き明かしていくタイプのミステリーに飽きた方にはオススメ

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    2025年05月12日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらすじに「盗聴」とか「スパイ」とかが書かれているので、裏社会を生きる人たちのお話かと思ったら、人生をめちゃくちゃ前向きに生きる明るいお話でした。

    少し違和感は感じていたのですが、特に深く考えず読み進んでいって、最後に色々な謎が明らかになった時にその違和感の正体に納得がいきました。
    わたしは本当、性別誤認トリック?によくハマるタチで、いつも最後まで気が付かないんですよね(⌒-⌒; )
    今回はそれに加えて、身体の一部分がないローズ・フラットの住人たちの特徴にも気が付かなくて、知った時は驚きましたが、
    私自身、相手からどう見えるかを気にせずに生きたいと思った事が何度もあったので、彼らをとても羨ま

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    2025年05月11日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • 雷神(新潮文庫)

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    おもしろかったー!

    なに?なんで?どういうこと??って謎がどんどん増えていくので結末が気になりすぎて、
    後半に向けて読むスピードがどんどん上がって、推理してみる暇もなく一気に読んだ。

    ラスト1行まで驚愕~!みたいな宣伝文句で期待値が上がりすぎちゃったのはあるけど、
    それでも綺麗に伏線回収されていくのに感動した。

    ああしていれば、ああしていなければ…
    因果が絡み合う物語でした。

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    2025年05月07日