道尾秀介のレビュー一覧

  • 水の柩

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    過去と未来、嘘と事実、悲しみや喜びは全て主観であり、他人には絶対に知ることができない。
    本当は自分の中にだけある。
    色んなことが思い出されて、これからのことも考えさせられました。
    幸せが少しでも感じられれば、救われるのかな。
    皆、足掻いて生きています。

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    2022年06月03日
  • 貘の檻

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    この小説の中で悪夢がなにを暗示してるのか全然分からず、モヤモヤしてました。が、文庫版の解説を読んで、無理に答え合わせをする必要はないのだと悟りました。最近生活の変化からか、派手であっと驚くほどようなミステリーを好んで読んでいましたが、こういう解釈を読者に委ねられる小説こそ、読書の真骨頂かも知れないと思いました。

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    2022年05月03日
  • 球体の蛇

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    95%読み終えるまでは割と平坦な展開だと思っていたけど、残り5%くらいのところでそういう裏があったのか、そういう嘘もあるのか、としびれさせて頂きました。タイトルの意味も最後の最後で理解し、味わい深いと感じました。

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    2022年04月14日
  • 骸の爪

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    仏像、仏所、宗教それらの専門的な知識があればこそ成り立つトリックというより真実で
    ホラーはあまりなく最後まで理屈で説明できる
    謎の解明で前作の背の眼よりも好きな終わり方でした。

    死体を,仏像の中に入れてるのだろうなーとは思ってたけど、最後まで綺麗に分からず楽しめた。
    珍しいウンチクも盛り沢山で仏教や仏像の由来などなど面白かったです。
    幽霊が怖いと思う人でなければ幽霊系のホラーは成り立たない分、
    私は幽霊や非現実的のホラーは怖くないので、
    人間の恐ろしさで描くホラーのほうがリアルでゾッとするから、これは後者よりで個人的には好きでした。

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    2022年03月22日
  • 花と流れ星

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    真備シリーズ、お初。じんわり染み渡るような読み口。ホラーのようでいてミステリー。そして人の心の機微を描くようなお話が多かった。3人それぞれの視点やカラーが出てるのもいい。

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    2022年03月12日
  • 光

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    小学四年の利一とその友達の半年を描いた物語。

    写真家の父を持ち、金持ちをちょっと鼻にかけた宏樹。
    離婚した母を小学二年で失い、祖母に育てられている清孝。
    お調子者で不器用だが憎めない慎司。
    そして慎司の二つ上の姉で、利一の憧れの人悦子。
    この五人が女恋湖の伝説をめぐる冒険をしたり、アンモナイトの化石のレプリカを作ろうとしたり。
    人魚伝説、冬の花火大会、アンモナイトの化石など、子ども時代ならではのエピソードの数々が楽しい。

    五人のグループは…実際の子ども集団にはそれくらいの人数のことだってあるけれど、物語での子どもグループとしては多すぎはしないか?と最初思った。
    ドラえもんだって、のび太、ジ

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    2022年02月27日
  • 球体の蛇

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    切なくて、読み進めるのが辛かったお話でした。
    ミステリアスな終わり方だったけど、惹きつけられる感じはしなかったかな…

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    2022年02月25日
  • 風神の手

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    3部作の短編かと思いきや、違う視点の2つのお話だけど、最終章で全てが繋がる。
    1話目の2人のもどかしさときたら!
    2話目の少年たちが可愛くて面白かった!

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    2022年02月21日
  • 風神の手

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    「好きとは言えないのに読んでしまう作家」のうちのひとりが道尾秀介なのですが、本作を読むと、私やっぱり彼が好きなのかもしれないと思うのでした。

    裏表紙から想像したのは、ちょっとオカルトの入ったミステリー。遺影専門の写真館が舞台で、死んだはずの人が写っているとなればそう思いませんか。

    だけどちがった。いったい各章の登場人物はどう繋がっているのか。とってもややこしいので、500頁弱のボリュームでもとっとと読むことを勧めます。でないと、誰が誰かわからなくなる。

    どの人もいろいろある人生だったけれど、いろいろあったからこそ今がある。あなたがいる。よかった。

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    2022年02月14日
  • 花と流れ星

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    ネタバレ

    5編からなる真備シリーズ初の短編集。
    トリックやロジックというよりも、心の動きや叙情性を噛みしめるような作品が多く、3人の内面も窺える。
    道尾秀介はやはり伏線回収が巧く、そしてミステリとしての謎‐解決が文学性と一体化しているところが大きな魅力。

    『花と流れ星』
    夜の海岸のどこか怪しげで、どこか儚げな雰囲気が、少年の不思議な語りとマッチしている。”流れ星のつくり方”というのは、少年は明るさは感じることができ、光がにじんで見えるから可能なのだろうか。自然と目が見えると思い込まされてしまうが、実は目が見えない伏線だったというのは見事。

    『箱の中の隼』
    コーヒー、咳、看護婦、太陽...相変わらず伏

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    2022年01月13日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    普段、あまり恋愛小説は読まないんだけど
    道尾秀介さん作品は好きなので挑戦

    面白かったけど、やっぱり道尾さんはミステリーかな、という感想なので星は4つ

    すんごいリメイクされまくりの映像化があるらしいけど
    意外と恋愛ものも、映像より活字で読む方が実は何倍も面白いのかも…と思った

    登場人物の言動や行動は
    それこそドラマに出てくるようなセリフや行動まんまで
    終始これだけのお話なら非現実的なおとぎ話な気がするんだけど

    ゲンゴロウのロナウドだとか
    おんちゃんの巨大明太子おにぎりだとか
    細かい設定がなんか現実的過ぎてしっかり頭の中で映像化されるし、
    最初はかっこつけに見えてた蓮介がだんだんと魅力的な

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    2022年01月07日
  • 向日葵の咲かない夏

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      とんでもない設定だけど、それをグッと飲み込んで読んでいくと、面白かったと思える。二転三転、どこに決着するのか分からなくてただただ翻弄された。

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    2026年01月22日
  • 風神の手

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    2021年、16冊目は、追いかけてる作家の一人、道尾秀介。

    下上(しもあげ)町、上上(かみあげ)町、そして、二つの町の間を流れ、海へと注ぐ西取川。約40年前の西取川の護岸工事に端を発する、幾つかの出来事と、それに関わる様々な人々が交錯して行く。

    道尾らしい作品。実に上手いこと、伏線回収していった感がある。読後感も悪くない。

    さらに「解説」を読んで驚いたのは、第二章『口笛鳥』が中編として発表され、それに肉付けする形で、第一章。第三、四章が加えられ長編となった事実。確かに、連作短編的触感はあったが、独立した一編からとは。

    第四章では、カーテンコール的にオールキャスト勢揃いも、今回は何だか「

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    2021年10月28日
  • 満月の泥枕

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    ネタバレ

    エンタメ。
    読み始めたらぐいぐい。
    途中から、ドラえもんのアニメ映画をなんとなく思い出す感じですね。
    道尾さん、こんなコミカルなものもかける人だったんですね。

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    2021年10月06日
  • ノエル―a story of stories―

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    表題の通りXmasを起点とした連作短編集。
    各章毎に心が凍えそうになるかと思いきや
    プレゼント箱を開けたような驚きと温もり、
    そしてキラキラとした光に溢れていました。
    読後は筆者にサンタ帽を被せたくなります。

    「物語の夕暮れ」の章は終始涙が止まらず
    加齢で涙もろくなったかと覚悟しましたが
    皆さんのレビューを読んでほっと一安心…

    「人間にとって本当に必要なものは、(中略)
    この世に一人ぼっちではないと信じさせてくれる何かなのです」

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    2021年07月18日
  • 骸の爪

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    血を流す仏像に笑う仏像、呪いや霊にどうしたって結びつけてしまう現象を見事に理屈で解決していく様が素晴らしい。最後には恐怖は微塵も残らず、少し拍子抜けもする。前作の背の眼のように、少しでも霊の要素が残った方が面白かったような気もする。

    仏像の製造法からダニの習性まで本当に幅広く調べてよく書かれていると思う。数多の伏線をきっちり回収して終わる様はまさに本格ミステリーといったところ。仏所という馴染みのない空間のことも知られておもしろかった。

    ただ、背の眼の方がおもしろかったけど…

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    2021年07月16日
  • 骸の爪

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    ネタバレ

    ☆4ではあるが、☆5に近い。
    多種多様なトリックが用いられており、前作とは違って霊はあまり関わってこないものの、「仏像」という神秘的な小道具がそれに代わる役目を果たしている。

    まず、トリックとしては、
    立像→隆三、釜→釜、といった作者が読者に仕掛けるわけではないが、一種の叙述トリックともいえるものや、赤い血が実はダニだった、というトリック。
    そして、やはり一番驚いたのが、「死体に漆を塗り、仏像にしてしまう」というトリックだ。
    どれも見事。

    幽霊の言葉ではなく、浄めのための経であった。
    仏像が笑ったのではなく、それは仏像が裏返されて現れた12個目の面であった。 
    部屋の仏像が動いた気がしたの

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    2021年06月27日
  • 満月の泥枕

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    とにかく登場人物たちのわちゃわちゃがシリアスみなくて楽しかった。コント見てるみたい笑笑
    でも他の作品に比べてキレが無いなぁっていうのと、道尾秀介らしい独特な見方がないなっていうので星4つ。
    普通に面白いけど、この人の他の本の方がもっともっと面白い気がする…

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    2021年06月27日
  • ノエル―a story of stories―

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    これも「雷神」繋がりで再読。

    みんなが幸せであって欲しいと、祈りたくなる。

    さ、次は「雷神」を再読!www

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    2021年06月24日
  • 満月の泥枕

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    いやぁ・・
    みっちり引き込まれてしまいました。
    第1章は、なかなか展開が読み切れず、また主人公の凸貝なるまた何とも言えない名前に?と思いつつ読んでいた。
    でも
    最後の章では、同じ境遇の者たちがその思いを語り・・・
    そして、汐子(主人公の姪)に励まされ・・
    道尾氏の作品には、いつも引き込まれてします

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    2021年06月22日