道尾秀介のレビュー一覧

  • 本格王2022

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    初めて読む作家さんの作品に触れられて良かった。本格王と言うだけあって難しく何度も戻って読んだものも、、道尾秀介の眠らない刑事と犬が1番好き。

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    2022年07月09日
  • ノエル―a story of stories―

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    温かくて優しいお話でした。
    それぞれの短編の中で描かれる人間のとても暗い部分は、ゾワッとする恐ろしさを感じますが、それがよりラストを際立たせるように感じました。
    物語を読むこと、そこから想像をふくらませることが、私の味方になるんだと勇気をもらえました。

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    2022年07月01日
  • 水の柩

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    過去と未来、嘘と事実、悲しみや喜びは全て主観であり、他人には絶対に知ることができない。
    本当は自分の中にだけある。
    色んなことが思い出されて、これからのことも考えさせられました。
    幸せが少しでも感じられれば、救われるのかな。
    皆、足掻いて生きています。

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    2022年06月03日
  • 貘の檻

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    この小説の中で悪夢がなにを暗示してるのか全然分からず、モヤモヤしてました。が、文庫版の解説を読んで、無理に答え合わせをする必要はないのだと悟りました。最近生活の変化からか、派手であっと驚くほどようなミステリーを好んで読んでいましたが、こういう解釈を読者に委ねられる小説こそ、読書の真骨頂かも知れないと思いました。

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    2022年05月03日
  • 光

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    小学四年の利一とその友達の半年を描いた物語。

    写真家の父を持ち、金持ちをちょっと鼻にかけた宏樹。
    離婚した母を小学二年で失い、祖母に育てられている清孝。
    お調子者で不器用だが憎めない慎司。
    そして慎司の二つ上の姉で、利一の憧れの人悦子。
    この五人が女恋湖の伝説をめぐる冒険をしたり、アンモナイトの化石のレプリカを作ろうとしたり。
    人魚伝説、冬の花火大会、アンモナイトの化石など、子ども時代ならではのエピソードの数々が楽しい。

    五人のグループは…実際の子ども集団にはそれくらいの人数のことだってあるけれど、物語での子どもグループとしては多すぎはしないか?と最初思った。
    ドラえもんだって、のび太、ジャイアン、しずかちゃん、スネ夫の四人だ。
    多いとキャラがかぶるし、読者の方でも覚えきれない…とも思えたが、さすがそこはうまく描き分けられている。
    気になったのが、視点人物で、本筋の物語の語り手でもある利一がやけに大人だなあ、というところくらい。

    しかし、この利一少年が小4として不自然なくらい繊細で大人びたキャラクターなのは、この物語内物語がどういうものなのかが明かされていく最終章を読んで納得する。
    そこも含めて、周到に考えられたということだったのか、と感服する。

    清孝が、とてもいい。
    小学校二年で母親を失って、強くなるしかなかった少年だ。
    この子が、おばあちゃんである「キュウリー夫人」を思っていうセリフが泣かせる。
    「(ばあちゃんは)俺たちよりずっとたくさん生きているから、足だって腰だって、俺たちと同じことしても、俺たちより、何倍も何倍も、疲れるから、俺が(買い物に)行くんだ!」
    自分もおばあちゃんっ子だったが、この年齢でこのやさしさはなかった。
    強いこととやさしいことが両立する、これまたすごい小学四年生であった。

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    2022年02月27日
  • 風神の手

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    3部作の短編かと思いきや、違う視点の2つのお話だけど、最終章で全てが繋がる。
    1話目の2人のもどかしさときたら!
    2話目の少年たちが可愛くて面白かった!

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    2022年02月21日
  • 風神の手

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    「好きとは言えないのに読んでしまう作家」のうちのひとりが道尾秀介なのですが、本作を読むと、私やっぱり彼が好きなのかもしれないと思うのでした。

    裏表紙から想像したのは、ちょっとオカルトの入ったミステリー。遺影専門の写真館が舞台で、死んだはずの人が写っているとなればそう思いませんか。

    だけどちがった。いったい各章の登場人物はどう繋がっているのか。とってもややこしいので、500頁弱のボリュームでもとっとと読むことを勧めます。でないと、誰が誰かわからなくなる。

    どの人もいろいろある人生だったけれど、いろいろあったからこそ今がある。あなたがいる。よかった。

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    2022年02月14日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    普段、あまり恋愛小説は読まないんだけど
    道尾秀介さん作品は好きなので挑戦

    面白かったけど、やっぱり道尾さんはミステリーかな、という感想なので星は4つ

    すんごいリメイクされまくりの映像化があるらしいけど
    意外と恋愛ものも、映像より活字で読む方が実は何倍も面白いのかも…と思った

    登場人物の言動や行動は
    それこそドラマに出てくるようなセリフや行動まんまで
    終始これだけのお話なら非現実的なおとぎ話な気がするんだけど

    ゲンゴロウのロナウドだとか
    おんちゃんの巨大明太子おにぎりだとか
    細かい設定がなんか現実的過ぎてしっかり頭の中で映像化されるし、
    最初はかっこつけに見えてた蓮介がだんだんと魅力的な人間に見えてきて

    蓮介…ていうか蓮介みたいなキャラクターを描ける道尾さんが素敵だ~~と思った

    再読はないかもしれないけど
    またもや道尾さんが好きになった一作でした!

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    2022年01月07日
  • 風神の手

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    2021年、16冊目は、追いかけてる作家の一人、道尾秀介。

    下上(しもあげ)町、上上(かみあげ)町、そして、二つの町の間を流れ、海へと注ぐ西取川。約40年前の西取川の護岸工事に端を発する、幾つかの出来事と、それに関わる様々な人々が交錯して行く。

    道尾らしい作品。実に上手いこと、伏線回収していった感がある。読後感も悪くない。

    さらに「解説」を読んで驚いたのは、第二章『口笛鳥』が中編として発表され、それに肉付けする形で、第一章。第三、四章が加えられ長編となった事実。確かに、連作短編的触感はあったが、独立した一編からとは。

    第四章では、カーテンコール的にオールキャスト勢揃いも、今回は何だか「ほっ」とさせられる。

    多少の事件性や死者は出るものの、ミステリーとしては控えめ。『貘の檻』がボタンの掛け違いなら、『風神の手』は連鎖的ポイント切り替えで迷走するも無事に目的地到着って感じかな。

    分量はソコソコあるが、読み憎さはなく、展開ドライブ感もあり。文句ナシで、★★★★☆評価。

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    2021年10月28日
  • 満月の泥枕

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    ネタバレ

    エンタメ。
    読み始めたらぐいぐい。
    途中から、ドラえもんのアニメ映画をなんとなく思い出す感じですね。
    道尾さん、こんなコミカルなものもかける人だったんですね。

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    2021年10月06日
  • ノエル―a story of stories―

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    表題の通りXmasを起点とした連作短編集。
    各章毎に心が凍えそうになるかと思いきや
    プレゼント箱を開けたような驚きと温もり、
    そしてキラキラとした光に溢れていました。
    読後は筆者にサンタ帽を被せたくなります。

    「物語の夕暮れ」の章は終始涙が止まらず
    加齢で涙もろくなったかと覚悟しましたが
    皆さんのレビューを読んでほっと一安心…

    「人間にとって本当に必要なものは、(中略)
    この世に一人ぼっちではないと信じさせてくれる何かなのです」

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    2021年07月18日
  • 満月の泥枕

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    とにかく登場人物たちのわちゃわちゃがシリアスみなくて楽しかった。コント見てるみたい笑笑
    でも他の作品に比べてキレが無いなぁっていうのと、道尾秀介らしい独特な見方がないなっていうので星4つ。
    普通に面白いけど、この人の他の本の方がもっともっと面白い気がする…

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    2021年06月27日
  • ノエル―a story of stories―

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    これも「雷神」繋がりで再読。

    みんなが幸せであって欲しいと、祈りたくなる。

    さ、次は「雷神」を再読!www

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    2021年06月24日
  • 満月の泥枕

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    いやぁ・・
    みっちり引き込まれてしまいました。
    第1章は、なかなか展開が読み切れず、また主人公の凸貝なるまた何とも言えない名前に?と思いつつ読んでいた。
    でも
    最後の章では、同じ境遇の者たちがその思いを語り・・・
    そして、汐子(主人公の姪)に励まされ・・
    道尾氏の作品には、いつも引き込まれてします

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    2021年06月22日
  • 貘の檻

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    「雷神」を読んで、“彩根”って…前にも登場してたよね?と思って、再読w

    いや〜、毎度のことながら、見事に忘れるてんで、そんな自分に驚愕しつつも、存分に楽しませていただきました!www

    そういえば、いつだったか、地味〜に、伊坂作品と道尾作品の再読祭りを開催してたんだけど、途中でストップしちゃってたんだったわwww

    「ノエル」も再読してみよっと!!

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    2021年06月19日
  • ソロモンの犬

    購入済み

    青春小説と動物ミステリーの融合

    道尾秀介さん、読むのはこれで3作目ですが、いいですね。外れがない。
    これは青春小説と動物ミステリーの融合で読みやすかったし、動物の生態も学べて良かった。最後の方に、その叙述必要でした?と聞きたくなるようなびっくりポイントがありましたが、ま、これぐらいの叙述なら許容範囲でしょう。 (私は叙述トリックが嫌いなのです)
    今回は間宮先生が良いキャラしてて、この先生でシリーズ書いて欲しいなと思った。

    #切ない

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    2021年06月16日
  • カササギたちの四季

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    道尾秀介の作品はホラーのイメージが強かったけど、こんな作品もあったんだ、と意外に思った。無責任に見当違いな推理を披露するカササギに、フォローする日暮。2人のバランスがよかった。

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    2021年04月29日
  • スタフ staph

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    ネタバレ

    他人の人生を変えてしまえる関わりを作り上げることができてしまう。その、浅はかな考えに、意図せず協力してしまうところが悲しかったです。他人の苦しみはわからないものだけれど、おざなりにしてしまうことで、悲しい結末を進めてしまうことになる怖さがありました。

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    2021年04月11日
  • カササギたちの四季

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    題名にある通り、四季に関する四つの事件が収められており、読み終わったあと、推理ものにも関わらずどこか心が温かくなる作品だった。

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    2021年04月04日
  • 満月の泥枕

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    道尾秀介さんの「満月の泥枕」、面白かった。道尾秀介さんの作品は好きで何冊か持ってる。本作も道尾ワールドが満載。何度も繰り返されるどんでん返しのミステリーあり、ジェットコースター感あり、人間模様あり、最後は家族愛にホロりとさせられる。主人公がけっこう若かったのが途中でわかり(私より下)、急に親近感がわいた。主人公と同居している姪っ子が10 歳くらいなのだが、これがまた、ウチの次女に似たキャラクター、いわゆるしっかり者な性格、大人びた考えを持ってる。これまた近親感が湧く。
    また、道尾作品を読みたくなりました。

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    2021年03月07日