道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段、あまり恋愛小説は読まないんだけど
道尾秀介さん作品は好きなので挑戦
面白かったけど、やっぱり道尾さんはミステリーかな、という感想なので星は4つ
すんごいリメイクされまくりの映像化があるらしいけど
意外と恋愛ものも、映像より活字で読む方が実は何倍も面白いのかも…と思った
登場人物の言動や行動は
それこそドラマに出てくるようなセリフや行動まんまで
終始これだけのお話なら非現実的なおとぎ話な気がするんだけど
ゲンゴロウのロナウドだとか
おんちゃんの巨大明太子おにぎりだとか
細かい設定がなんか現実的過ぎてしっかり頭の中で映像化されるし、
最初はかっこつけに見えてた蓮介がだんだんと魅力的な -
Posted by ブクログ
2021年、16冊目は、追いかけてる作家の一人、道尾秀介。
下上(しもあげ)町、上上(かみあげ)町、そして、二つの町の間を流れ、海へと注ぐ西取川。約40年前の西取川の護岸工事に端を発する、幾つかの出来事と、それに関わる様々な人々が交錯して行く。
道尾らしい作品。実に上手いこと、伏線回収していった感がある。読後感も悪くない。
さらに「解説」を読んで驚いたのは、第二章『口笛鳥』が中編として発表され、それに肉付けする形で、第一章。第三、四章が加えられ長編となった事実。確かに、連作短編的触感はあったが、独立した一編からとは。
第四章では、カーテンコール的にオールキャスト勢揃いも、今回は何だか「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ☆4ではあるが、☆5に近い。
多種多様なトリックが用いられており、前作とは違って霊はあまり関わってこないものの、「仏像」という神秘的な小道具がそれに代わる役目を果たしている。
まず、トリックとしては、
立像→隆三、釜→釜、といった作者が読者に仕掛けるわけではないが、一種の叙述トリックともいえるものや、赤い血が実はダニだった、というトリック。
そして、やはり一番驚いたのが、「死体に漆を塗り、仏像にしてしまう」というトリックだ。
どれも見事。
幽霊の言葉ではなく、浄めのための経であった。
仏像が笑ったのではなく、それは仏像が裏返されて現れた12個目の面であった。
部屋の仏像が動いた気がしたの -
Posted by ブクログ
例によって道尾秀介である。
友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。主人の乙太郎さんと娘のナオ。
奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。
友彦はサヨの死に深く関わっているのだが、それは誰にも言えずにいた。
ある日、乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、死んだサヨに雰囲気が似た女性に出会う。
彼女に強く惹かれた友彦は。。。
今までの道尾作品とは違い、どんでん返しや伏線回収はほとんどなし。
あるにはあるが、それがメインではない感じ。
どこは重く、切なく、なのに読後感は悪くないという、不思議な作品である。
冷静に考えると主人公の友彦の行動はとんで -