道尾秀介のレビュー一覧

  • 花と流れ星

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    真備シリーズ第三弾。

    第一弾、第二弾は長編でしたが、第三弾は5つの短編集。
    心に闇を抱える人々が、真備の元へと吸い寄せられる。


    今回は、さくさく読めました。
    長編も短編も好きなんですけど、これまでの二作は、どちらもちょっと難しく感じていたので。
    今回のは読みやすかったです。

    短編ですが、ひとつひとつのストーリーは深くて濃いものばかりでした。
    なんとなくもやっとしたり、切なかったり悲しかったり。
    なんとも言えない感情が後に残りました。

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    2016年09月20日
  • シャドウ

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    ゴミ箱の中を決して覗いてはいけない。
    ゴミ箱の中を覗いて、自分の留守中に妻が他の男として不貞を働いたと思った男。ゴミ箱の中を覗いて、自分の父親が友だちの母親が自殺した時に遺した遺書と同じ内容の文を捨てていたのに気付き、その遺書は父親が書いたのではと悩む子ども。また、ゴミ箱の中を覗き、父親の本当の真実を知った子ども。
    物語はミスリードしながら進み、真実を知った時にはなるほどと思いながらも、障害者が起こす犯罪の処罰に対して考えさせられる。

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    2016年06月13日
  • 花と流れ星

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    真備&道尾シリーズ初の短編集ですが、ホラー色は影を潜め一遍ごとに違った色が楽しめる五編が収められています。

    〈流れ星の作り方〉
    旅先の夜、散歩に出た凜は一人の少年と出会います。少年は二年前に起きたという、彼の友達の両親が殺された未解決事件について語り、「犯人がどうやって逃げたかわかる?」と尋ねるのですが…
    唐突に訪れる幕切れと息詰まるような余韻が印象的で、夏目漱石の「夢十夜」の一遍を彷彿とさせるものがありました。

    〈モルグ街の奇術〉
    とある小さなバーのカウンターでくつろぐ真備と道尾に、かの奇術王ハリー・フーディーニの曾孫と名乗る男が突然話しかけてきます。
    右の手首から先がないその男

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    2016年05月05日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    登場人物、みんなを応援したい!そう思えた1冊でした。そして、その登場人物の絡み方も絶妙な感じでグッドです。
    モノの見方についても考えさせられる内容でありました。
    スッキリとした気持ちで読み終えることが出来るいい感じの本です。

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    2016年04月21日
  • 花と流れ星

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    読みやすかった。

    本当は長編好きだけど、短編の良さを改めて考えさせられた。

    思い作品の多い作者ですが、これは軽快に読み進められました。

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    2016年04月08日
  • 光

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    少年少女の青春の物語。何処と無く私自身の思い出ともかぶり、懐かしさを覚えました。題名の「光」は、最終章で主に出てきますが、キラキラした青春時代=「光」でもあると思います。最後までサラッと終わらずしっかりした作品で、とっても満足して読み終えました。私が知っている道尾さんの作品にはない、とっても爽やかな夢のある物語です。一番好きな章は「アンモナイツ・アゲイン」、一番好きな登場人物はキュウリー夫人。最後は私とわたしに少し騙されちゃいました。最終章の緊迫感と躍動感はハンパなかったです!

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    2016年03月09日
  • シャドウ

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    ホラー要素は全く無く、読みやすくて後味も悪くなかったです。道尾秀介さんの作品の中では今までで一番良かったです。道尾さんの作品の中では「向日葵の咲かない夏」の評価が高いみたいですが、私個人の意見としては気味が悪すぎるし最後もパッとしないありふれた終わり方だったので、「シャドウ」の方が完成度は上だと思います。ホラーはあんまり好きじゃないっていうのもあるのかもしれませんが・・・

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    2016年01月11日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    5人の作家による、不可能犯罪ばかり起こる蝦蟇倉市での事件を描いたミステリ小説。伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏目当てで借りたが、共通のテーマがあったおかげで他の作家さんとのリンクも楽しく、全編あっと言う間に面白く読めた。もちろんお勧めは「浜田青年ホントスカ」。伊坂節全開のおとぼけっぷりが愉快な作品。

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    2016年01月06日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    不可能犯罪ばかり起きる架空の街
    「蝦蟇倉市」を舞台に、
    五人の人気作家が書き下ろした短編集。
    SFやファンタジーでは時々見受けられる
    「シェアードワールド」というものらしい。

    街のどこに何があって、市長はどんな人で、
    という設定は作家陣がアイディアを持ち寄ったとか。
    そのため作者が違っても、街の描写などは共通点があって
    何というか「安心して読める」(^ ^

    でもやはり作者によって切り取るポイントや目線、
    事件の展開や「謎解き」のプロセスは違い、
    何より文章の温度・湿度・テンポ感など
    文体の違いも楽しめる(^ ^

    しみじみとした余韻が残るもの、
    「んなアホな」とツッコミたくなるもの、
    ふわ

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    2015年10月08日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    再読。前は文庫本じゃない方を読んだ。旅のお供として借りる。設定はうっすら覚えてるけど、結末とかは全然覚えてなかった。道尾秀介のは結末がはっきり分からなくて、前回もいらいらしたよな。よーく読めば分かるらしいけど。再度読み返す気力はない。伊坂幸太郎のはやっぱひょうひょうとしていい。他のやつもみんな面白かった。他の本も探してみようかな。

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    2015年06月17日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    さくさく読めるね。ドラマになっていたことは後で気づく。そういえばそんなのもあったか…。キムタクだったよね。何にも覚えてないわ。

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    2015年06月01日
  • シャドウ

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    本格探偵物語と云う括りが余りにも狭義に陥っていまいかと危惧する。
    この作品も然り、本格推理なのだが探偵と謎解きに力点が置かれていないからだろう!
    探偵にこだわり続ければ本格は旧態依然で小説の末期を見るだろう!
    現実の事件の方が動機のない殺人や衝動殺人が多い。人間性がかけ離れた事件の多さは目に余る!!
    道尾の作品では取材力と共に、登場人物が良く描かれている。
    本来、本格は人間の心理や行動に多大の力点を置いている。ホームズもエラリーもアガサの探偵達も大学教授並みの知識と洞察力を武器としている。だからこそ本格小説と言える。
    最近の作家は読み応えのある文体で推理小説を書く。謎解きストーリー展開では、物

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    2015年05月09日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    字が小さくて読み応えあり。『弓投げの崖を見てはいけない』最後で車にはねられたのは誰か?自分の推理が合ってるかどうかが気になる。

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    2015年03月01日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。

    伊坂さん道尾さん以外は初読なので
    らしさ はわかりませんが
    1冊としても十分楽しめました。

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    2015年01月27日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集

    伊坂さん目当てで購入して読んだ。
    想像以上におもしろかった。

    道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。
    多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、
    伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の
    ほかの作家の作品へのリンクが見つけやすくなっていたと思う。

    伊坂作品も登場人物の少なさ、限定された環境の中でもさらに狭い環境でキャラを立たせてすごいと思った。

    大山さんの密室ものも不可能犯罪係という部署を設けて真知博士という人物が登場し、その後にも顔を見せておもしろい。

    福田さんの「大黒天」はそれの真実を求める姉

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    2015年01月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    架空の都市を舞台にした連作短編集。
    章ごとに作者が違い、それぞれクセのある文章
    なのに、違和感なく1冊の中に納まっていました。

    道尾秀介さん:どちらにしてもバッドエンドな感じで、
    うわぁ!と思いましたが、実際に事件として起きる
    としたら、こういう風に解決しきる前にぷっつりと
    途切れる終わり方をして、その後も人々の暮らしは
    続いていくのかと考えさせられました。

    伊坂幸太郎さん:インパクトはそれほどでもないかなと
    思いました。世の中にはきっと、こういう職業で
    生活している人もいらっしゃるだろうと思いつつ
    読み終えました。
    各作家さんがどういう順番で物語を仕上げたのは
    不明ですが、道尾さんがトッ

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    2015年01月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    架空の町、蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジー。バラバラに書かれたものではなくて、登場人物が重なっていたり、ある作品の事件が別の作品の裏で起こっていたり、作品ごとがゆるく繋がっているのが面白かったです。

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    2015年01月01日
  • シャドウ

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    内容は精神科医?の妻が癌で亡くなったのを発端に、友人の女性が自殺をし、その関係者の人間ドラマと事件の真相が解明されていくサスペンスです。
    あまりにもある人物が事件に関して序盤から怪しい感、満載で話が進んでいくのですが、こういうパターンの小説はだいたいは怪しいと思われていた人物は実は真犯人ではなく、実は怪しく無さそうな奴が犯人だったりすることが多いので、犯人はあいつかな?と思いながら読んでいきましたが、やはり最後、事件の鍵を握る人物(真犯人)は読みどおり、その人物でした。
    でも事件の真相までは読めなかったですね。
    人間の先入観や思い込みによる危険性を精神科を舞台として専門用語をうまく絡ませること

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    2014年10月23日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    なんとか読書用のバッテリーがフル充電できた感じ。
    さらっと軽い感じのストーリーでした。道尾秀介氏ってコンナラブストーリーもできるんですね。でも、一番印象に残ったのは鉄二の天然っぷり(笑)
    久々に真備シリーズでの道尾と真備のユーモラスなやり取りを思い出して思わずニンマリ(*゚∀゚)

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    2014年09月09日
  • シャドウ

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    序盤から何か引っ掛かる感覚があったので、ある程度注意しながら読んでいたのですが、結局見抜けませんでした。二重三重の解釈ができる言い回しでミスリードを誘発しており、後で読み返してみても成る程と思えるものばかり。完成度は高いと思います。
    ただ、細部に突っ込み所が見受けられたのと、精神疾患患者に対しての偏見が残りそうな書き方だったので、好みが分かれるかなと思いました。

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    2015年02月24日