道尾秀介のレビュー一覧

  • 水の柩

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    中学生の逸夫と敦子。
    逸夫の家は旅館を経営してて、女将を引退した祖母いくの過去には、嘘と罪が。
    敦子は母子家庭で、まだ小さな妹がいる。
    そして、学校では過酷ないじめにあっていたが、逸夫はそれに気付かずにいた。

    ふたりは文化祭をきっかけに交流をもち、夜の小学校に忍び込んで、タイムカプセルを開け……。

    いくと敦子、それぞれの嘘。
    蓑虫。べっちゃんぐるま。たづちゃん。ダム湖。

    生きてくうえで、辛い何かを、忘れるのか、乗り越えるのか。

    呆けて、忘れてしまったようにみえたいくが、なお自分の罪の思いから開放されていなくて、涙して謝る姿が胸に痛い。

    人の罪は、誰かに赦されないとならないのかもしれな

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    2019年08月20日
  • 光

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    田舎の少年時代に、日常的に起こるドラマを描いた作品。
    子供の頃は何とも思わなかっ当たり前の出来事が、大人になると全てキラキラ輝いており、1つ1つが眩しい光の様に感じた。不自由で無力で上手くいかない事が多い少年時代が、不思議と羨ましく感じた。道尾秀介さんはミステリー作品が多いが、個人的にはミステリーではないヒューマ二ティ作品が好き。出会えて良かった本の1つになった。

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    2019年07月26日
  • 光

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    ー もし子供を持っていたなら、あるいは将来的に持つことがあるなら、どうしても教えてあげたいことが一つある。

    息子でも娘でもいい。わたしたちは二人並んでゆっくりと歩いている。足下にあるのは、ぬかるんだ土かもしれないし、乾いたコンクリートかもしれない。周囲の風景に、色は多いかもしれないし、少ないかもしれない。どこだって関係ない。いつの季節だって同じことだ。

    わたしは子供の顔を振り向かず、景色にも目を向けず、ただ顔を少し上向けて、あの頃を見る。そして教える。
    もし本当に綺麗な、眩しい光に出会いたいと思うなら。
    いつでも目を開けていなさいと。何があっても、両目に映る景色がどんなものであっても、決し

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    2019年06月22日
  • 瞬間探偵 平目木駿 2

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    ネタバレ

    神峰っちゃん、じゃない、神海っちゃん、くりぃむANNリスナーだったか!w

    女の子可愛いのも好きだし、またストーリーの漫画を読みたいな。
    待っております。

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    2019年06月08日
  • 満月の泥枕

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    愛すべき登場人物たち!
    不器用にしか生きられないけれど
    自分では気づかないままに
    誰かに支えられ、誰かを支えていたりする

    2019,05

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    2019年05月16日
  • 光

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    利一、慎司、宏樹、清孝、悦子、そして劉生。彼らの小学生時代が生き生きと描かれている。ハラハラあり、涙あり、笑いありの輝く日々。自分の子供の頃を思い出します。子供の頃の記憶はいつもキラキラしている。夏休みなんて毎日が冒険だった。スタンドバイミーや、夏の庭を思い出した。こういった本はいつだって琴線に触れる。とても良かった。

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    2019年04月10日
  • 骸の爪

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    ネタバレ

    久しぶりに、読書をしていて純粋にワクワクした。ポップな横溝正史のように感じた。閉塞的な集団の独特な空気感に、宗教(仏教)が絡んできたら、大抵のオカルト好きは興奮するに決まってます。同音異義語がキーワード。うまくミスリードされながら、物語の奔流の中に身を任せる心地良さがたまらなかった。骸って、亡骸のことかと思ってたけど、たぬきのことなのね。タイトルの割に、読みやすかった。

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    2019年02月12日
  • ノエル―a story of stories―

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    とっても久しぶりの入力です!久しぶりの入力にこの本を選べるなんて嬉しい。
    悲しくて優しい。淋しくて温かい。冷たくて柔らかい。
    二つの気持ちを味わえます。読んで良かった!

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    2019年02月07日
  • 満月の泥枕

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    訳ありアパートの住人+剣道の師範+警察官のミステリー。
    そんなことあるって感じだけど、子どもを亡くした親の気持ちを考えると、そうなるかもしれない。おもしろかった。

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    2019年02月01日
  • ノエル―a story of stories―

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    ネタバレ

    連作短編集風だが、3つの物語が最終章で重なる長編小説だと思う。

    最初の章でいきなりどんでん返しをくらい、その逆転が心地良かったので次はと期待するがそれほどどんでん返しがある訳ではない。

    まったく別々の3つの物語が1つのところを収束というか、つながりがあったという物語。
    童話がいろいろ出てくるのだが、その童話が面白く本当に絵本で読んでみたいと思えるほどのクオリティー。

    とにかく一番面白かったのが、全体を通してではなく、
    最初の一遍目。
    分かれたカップルが再開し誤解を解く話で、まったく別人と彼女が結婚し、元彼は事故で亡くなってしまった様な描き方をされていて、それがどんでん返しとなるのでビック

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    2019年01月18日
  • 鏡の花

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    パラレルワールド系はあまり得意ではないけれど、
    これは連作短編集なので読みやすかった。
    あのときこうしていれば…、人の死は変えることができたのだろうか?
    ”たられば”は語ると止めどないが、残された者にとっては死を受け入れるための必要な行為なのかもしれない。
    「光媒の花」と姉妹作と言われているが、内容は別人格で雰囲気姉妹という感じ。

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    2018年11月19日
  • 水の柩

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    祖母が隠したかったもの。
    びっくりするような展開、というほどのことはないが、全体的に涼しい雰囲気の漂うお話です。

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    2018年09月13日
  • ノエル―a story of stories―

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    ネタバレ

    3編の物語は独立しているようでいて、実は密接につながっている。
    どの話も、子ども向けの「おはなし」を交えて展開するけど、どこか不穏な、不吉な結末を予感してしまうので、ハラハラする。
    最悪の結果に怯えながらも読んでいくと、なんて暖かいラストシーンだろう。
    おじいさんの考える(自分は何も残していないんじゃないか)という恐怖は、すごく分かる。自分もそんな不安に縛られて苦しくなることがある。
    でも、生きているだけで誰かの人生に影響を与えているかもしれない。そんな可能性に気づかせてくれる一冊だった。

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    2018年08月30日
  • 瞬間探偵 平目木駿 1

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    ボクらの天才〜〜〜〜!!!
    ボンボンコロコロに載ってそうなちょっとゆるめな感じしつつも、女の子の可愛さで神海さんと分かる!!!!
    なんだかんだ楽しんで描いてそうな感じだけど、神海さんの大暴れも読みたいところ。
    結構忍成くんが似てる感じで良い。
    しふくのとき。

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    2018年07月07日
  • 満月の泥枕

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    どこか陰がある登場人物たち。ギリギリ普通の人々が集まっているコミュニティで、それなりにドタバタな展開で物語が進む。最後は意外な結末で・・・。道尾氏の著作でよくあるパターンの展開なのだが、今回は驚きよりも人情味溢れる人々の言動にホロリときた。個々はろくでなしかもしれないが、あの人々の輪の中には入りたい。輪の中で笑って泣いて、お互いを尊重する。そんな世界はきっと人生が楽しくなるはずだ。

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    2018年06月06日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    昔読んだのを思い出して再読。
    たぶん初めて叙述トリックというものに騙されて、荒れてたあのとき家で珍しく饒舌になった気がする(*´꒳`*)
    叙述トリックって呼び名を知ったのは、もっとだいぶ後だったけど^^;

    道尾さんは本当に絵みたいな文章だなと思う。
    小説としても面白いし勉強にも参考にもなるし、自分的には三度おいしい作家さん。

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    2025年08月15日
  • 満月の泥枕

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    伊坂幸太郎っぽい。面白いからいいのかな。
    色々便利な世の中に変わっても、家族の物語は変わらずあったかくてよいですね。

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    2018年05月23日
  • 鏡の花

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    おもしろかった。
    6章からなる短編集だが、連作になっている。
    6章全体で一つの長編とも受け止められる。

    第1章を読むと普通の文芸作品であるが、2章の冒頭で多少混乱する。
    3章で作者の意図が見えてくる。
    6章でなんとも言えない、じんわりとしてくるといった感じである。

    ファンタジーとも言えるしそうでないとも、
    SFとも言えるしそうでないとも
    普通の文芸作とも言えるしそうでないとも
    いろいろ受け止められる不思議な構成になっている。

    解説を見るのは最後にしたほうがいいと思います。

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    2018年04月06日
  • カササギたちの四季

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    ネタバレ

    2018年20冊目。
    久しぶりの道尾秀介作品。あーなんていうかやっぱりこの人のタッチ、好きだなぁ・・と思えた。でも好きな作品とそうでもない作品があたしの中でも差が激しいのもこの作家さん。
    で、恐る恐る久しぶりに手に取ったのだけどこれは当たりでした。
    ほっこり・・そして切なくもあり、一瞬泣きそうにもなり、あっという間に読んでしまった。

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    2018年03月22日
  • カササギたちの四季

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    軽く読める連作の短編集。
    きちんと推理が披露されて、そして犯人が…という展開ではない凝った作り。
    でもね。

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    2018年02月22日