道尾秀介のレビュー一覧

  • 鬼の跫音

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    6つの短編集、各章それぞれのSが登場する。心の鬼に操られるように人の悪しき願望がむき出しとなる怖さがあった。

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    2025年12月17日
  • 満月の泥枕

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    重々しいストーリーかと思っていたけれど、想像していた何倍もポップな感じて意外だった。ドタバタと物語が進んでいくのに、ちゃんと伏線回収されていてスッキリする。

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    2025年12月14日
  • 笑うハーレキン

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    読みやすく、サラッと読んでしまいました。楽しく読めました。
    ただ、もう少し疫病神の出番を多めにして欲しかったです。

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    2025年12月06日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ネタバレ

    3.5くらい。
    面白くなりそう、面白くなりそう、がちょこちょこ続いたけど期待は超えなかったなあという感じ。

    雷とキノコと祭りのミステリー。
    ミスリードの嵐。
    に、よる違和感いろいろ。

    幸人に2本線を足して南人にしたのかと思ったら
    雪に2本線を足して雷。Qサマって感じのクイズ。お父さんよく咄嗟にこんなこと思いつくな。
    お父さんかと思ったらお姉ちゃんキノコ投入。
    お姉ちゃん記憶なくしてないふり30年間するの強すぎ。そしてまた一気に記憶蘇って人殺しまくるの波瀾万丈すぎ。
    おばあちゃん「死んじまっていいって言ってた」
    しんじまっていい→しんでもいい→しなくてもよい
    まさかの「死んでいい」ではなく「(手をさすったりなんだりを)しなくてもよい」
    アンジャッシュのコントかよ。というようなすれちがい解釈・・・。
    そもそも、南人が英に対して「死んでも良い」という感情を持つのは突拍子もなさすぎるし、読者を惑わしたかったんだと思うけど、余計な、いらんおばあちゃん情報だった。
    篠林がアザミのこと知ってるからな、、と言ったのはお姉ちゃんが解毒剤として入れたアザミ。夕見が落としたアザミではない。ここも結構時系列のアンジャッシュなんだけど、アンジャッシュしすぎて↓
    父(南人)が現れると思ったら若い男(幸人)が現れたもんで、それに対して「子供に話したのか」って言うのはおかしい。「親父から聞いたのか」だよね、自然にするなら。

    あとは各々が村に行ったり埼玉に行ったり。埼玉にいるかと思ったら村に行ったり。
    お母さんが殺される流れ、キノコ混入の流れ、雷に打たれてからの話などなどなんっっかいも同じ話が出てきた。
    「ここで一回整理してみよう!」みたいな時間だったのかも知れないけど、話が進まない・くどいなーと思ってた。

    思ったよりたくさん人が死んだ。

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    2025年12月05日
  • 貘の檻

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    道尾秀介さん作品好きで集めていますが、これは独特な感じ、、
    なんか途中途中で純文学を読んでいるような気分に浸れる場面もあり、、(読んだ方に伝われこの想い)
    原因は読み手に(謙虚さをアピール)あるのですが、中弛みした感あり、、

    後半は怒涛でした!

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    2025年11月29日
  • ラットマン

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    ツイストの効いたひっくり返しが物凄い勢いで行われるため終盤はついていくのが大変だった。納得したそばからそれを否定される上に、それらのひっくり返しが想像起点で行われるため結果的に納得感が希薄になる(だから"ラットマン"なわけだが)。それでいて最終的な結末が超面白い!というわけではないのもやや弱点か。
    しかし全体を通して見ると綺麗にまとまっているし読後感が非常に良いため好きな作品だ。

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    2025年11月13日
  • 背の眼(上)[新装版]

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    目次
    第一章 オグロアラダ
    第二章 背の目
    第三章 白
    ふしぎなことばと意味のわからない文章の繰り返し
    手紙
    そして 第一章の始まり

    本文前のページを読んだ最初の印象は
    何これ??
    第一章に入ってもつかみ所の無さは
    変わらない??
    上巻を読み終わっても
    登場人物も物語も混沌としている??

    次は下巻です。


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    2025年11月01日
  • シャドウ

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    初の道尾秀介さん。精神科医が何人も出てくるので、誰がまともで誰がおかしいのか全てが怪しく感じてしまう。
    何人かで視点が切り替わり、所々に「ん?」と引っ掛かる部分が出てきてそれが後半回収されていくので読むペースがどんどん上がってしまいました。
    他の作品も読んでみようと思う。

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    2025年10月31日
  • 月と蟹

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    筆者名からたまにはまたホラーでも読もう、と選んだ本が、ホラーじゃなかったよ、というのが第一印象。で、暗い。が、引きずり込まれるような暗さはないので、読後感は意外とすっきりだった。いびつな家庭の子供達の歪んだ集まり。危うい場面はいくつもあるが、意外とフツーに戻っていく。おそらくこういった環境下で育つ現実の子達も、お話の中の子達もフツーの人になるのだろう。人はそれだけ振れ幅があるということか、子供は強いからなのだろうか。

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    2025年10月31日
  • 鏡の花

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    6篇から成る連作短編集。
    登場するキャラクターは全ての短編で同じ。
    ただし、6つのパラレルワールドは、「誰の目線で語るか」と、「誰が欠けているか」が異なる。
    全ての世界線が、誰かにとっての「もしも」愛する人がいない世界なのである。

    愛ゆえの悲しみに、どの語り手も苦しんでいる。
    優しさゆえの苦しみが、どの世界線にもあふれている。

    強がらなくて良いんだ。
    大切な人を、大切にしよう。

    そう思える作品。

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    2025年10月27日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    サイコパスの男の子の一人称で進んでいく話。途中途中、章番号が鏡文字になっている箇所がありそこでは生き別れた兄弟が登場し、人殺し等を担当する。道尾さんにしてはあまり奥行きがわからないというか、面白いが、ふーん、という内容でした

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    2025年10月13日
  • 月と蟹

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    小学高学年頃の人間は、嘘もつくし、隠し事もする。自身ですら己の行動原理がわからず、感情の言語化もできず、世界が狭くて仕方ない。そんな中なのに親は否応なしに刺激してくる。そういう返しの付いた釣り針をみんなが心の奥深くにもっていたよな。

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    2025年10月11日
  • わたしの名店

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    【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
    という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)

    いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好きってこともあると思うし、そういう好きになったエピソードも沢山書かれてあって「なんかええなぁー」ってなったし「俺ならどこの何を紹介するかなー?」とか考えながら読んでた。

    ただ、残念…と言ったらちょっと言葉が重いかもしれないけど、どうしてもみなさんお住まいの関係で東京のお店が多かったように思うから大阪の店もあったらなーとは思った。だって実際行ってみたいやん。
    だから、各都道府県版のわたしの名店を出版するってどう?いや、そうしたら北海道とか広すぎて行けない店多数になっちゃうから、各市町村のわたしの名店を出しましょ!

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    2025年10月09日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ネタバレ

     娘(夕見)の育てて花の鉢がベランダから落下し、車に当たりそれが原因で妻(悦子)が死亡...というショッキング展開で引き込まれた。自分の娘のせいで妻が死んだなんて、夫(幸人)からしたら相当なショックだろうな。

     幸人が落ち込む中、脅迫電話が来てからは一気にスリリングな展開になり目が離せない。「娘がしたことを知っている。バラされたくなきゃ金払え」と脅された時の幸人の緊迫感が伝わってくる。状況的に誰も知るのはほぼ不可能なはずなのに、強気で金を要求してくる謎の男にはヒヤヒヤ。男の正体が気になりページをめくる手も止まらない。

     幸人が男から逃れるため故郷を訪れる中盤以降は、幸人、夕見、幸人の姉(アザミ)の3人が。過去の事件を追う真相を追うミステリーで楽しくなってくる。
     元凶であるしんしょもち4人の描写がねっとりして、酒好き女好きかつ、金持ちらしい振る舞いの嫌らしい感じが不快。幸人の母を犯して自殺においやったんだから殺されて当然に思える。
     彼らに復讐するために幸人の父が復讐した、と思っていたのだが、彼らを殺した犯人が実はアザミだったというのは予想できず驚いた。動機も充分だった幸人の父が、まさか結局決行までには至らなかったとは。代わりにしんしょもちたちを殺すアザミからは、メラメラと湧き上がる復讐への執念を感じた。

     総評すると、ショッキングな事故から始まる導入と、脅迫電話で翻弄される緊迫感がある中盤くらいまでは特に楽しい。ただ村パートに入ってからのミステリーも最初は面白いけど、テンポが遅くややダれた。もうちょい捜査をスムーズにして欲しかった感ある。

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    2025年10月08日
  • シャドウ

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    さすが道尾秀介さん、しっかりと伏線回収、どんでん返しのある作品でした。

    精神科医が4人出てくるということで、精神科医が出てくる系のミステリーでよく使われるトリックが使われると身構えていました。しかし、そんな私を嘲笑うかのように、ひっかけてきました。

    怪しいと思っていた人物が犯人ではなく、全く予想だにしていなかった人物が犯人。
    そして、終盤はなかなか胸糞の悪いオチでした。
    私も含め、みんな様々な仮面を被っていて、その下の素顔はわからない。
    容易く信じてはいけないと思ってしまいました。

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    2025年10月06日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    サイコパスの施設育ち主人公。
    恐怖を感じないので施設を出て学生だが、バイトで週刊誌記者のパシリをしてバイクで浮気現場に行くなど。

    不意に施設での友達の父親が自分の母親を殺したと知って、自分の失われた人生を奪われた感覚になり殺したくなる。実は双子で双子の兄が殺す。警察に疑われて、初恋の相手の所にも行くがそれも兄が殺してしまう。

    その友達に拉致されるも、間違えて兄が拉致されるが兄が友達を殺して、兄弟同士で殺し合いみたいなことをして、最後は兄が行方不明になっておしまい。

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    2025年10月04日
  • わたしの名店

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    気がついた、私はごはんにまつわるエッセイがとっても好きだ!お腹も心も満たしてくれるエッセイはきっと薬よりも体にいい。

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    2025年10月02日
  • シャドウ

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    謎や違和感が多いけど、最後まで読むとちゃんと繋がって、モヤモヤが晴れていった
    お父さぁああん!!!ってなった。

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    2025年10月01日
  • スケルトン・キー

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    児童養護施設で育った少年の話。主人公は同じ施設の子からサイコパスだと言われたことがある。
    施設を出た後、自分の真実を知りながら、事件に巻き込まれていきます。
    そんなに長くなく、疾走感のある展開なので、サクッと読めました。

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    2025年09月30日
  • スケルトン・キー

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    帯にサイコパスの文字があったので、あまり好きな話ではなさそうだなという印象。
    やはりサイコパスの一人称で、物語は進む。
    途中からの登場人物で、今までの話の伏線が回収されていく。ラスト、真実が警察にも理解してもらえたのか希望がもてる描き方だが、重要人物の行方がわからないのがモヤモヤ。やはり暴力描写は好きになれない。

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    2025年09月27日