道尾秀介のレビュー一覧

  • ソロモンの犬

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    独特な友情、奇妙な師弟関係……。登場人物たちの造形が非常に個性的で、現実離れしているからこそ、物語の世界にどっぷりと浸ることができました。すべてを共感するのは難しいけれど、その「違和感」こそがこの作品の魅力。動物行動学の視点を交えながら、人間の心の奥底にある本能を炙り出していく筆致は見事です。ミステリとしての仕掛けと、道尾さんらしい独特な空気感を存分に味わえる一冊でした。

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    2026年03月27日
  • 鏡の花

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    いくつものありえたパラレルな世界線
    何か足りないような不安と願いで苦しくもめくるページ。
    もしもあの時…が重なれば満ち足りる?
    なにかがある世界では別のなにかは喪われ・・・

    私たちの今の「大切なもの」。
    異なる世界線では価値が変わってしまうのなら寂しい。

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    2024年07月16日
  • わたしの名店

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    28人の著名人が紹介する大好きなお店。食べ歩きが趣味の人にピッタリの本でした。餃子が美味しそう。食べたいっ

    美味しい物を食べる時ってほんとに幸せ。外で食べると、意外な食材の組み合わせとか、味付けとか参考になる事がいっぱい。帰ってから、新メニューに挑戦するのもいいな。

    私のお気に入りの和食屋さんは、マスターが骨折してしばらくお休みだったけど、今週から再開。今が旬の鱧食べたいなぁ。年に一度のお楽しみ。スーパーの湯引きは細かな骨が気になり残念な時があるけど、こちらは骨切りが上手い。生肝を胡麻油と塩で。揚げたらサク、ふわ。煮ものとの優しい味わい。しゃぶしゃぶは、さっとくぐらせ、はながひらいたら食べ

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    2024年07月12日
  • 月と蟹

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    子供の残虐さと繊細さ、弱さと強さがバランスよく描かれていると思う。
    弱いものを痛めつけることで、相手を思い通りにできる優越感や自己優位性を得て、ストレスを発散させる。死んだヤドカリを神として崇め奉ることは、神を創造した全能感や、大きなものから護られ赦される追体験。いずれも、現実を生き延びる為。
    3人それぞれの家庭内のシンドさのぼやかし方と、山の上でのヤドカリ炙りのしつこいくらい詳細な描写のコントラストの、子ども目線での描かれ方は絶妙。
    子供は、大人がおもってるより、何でもよく見てよく聞いてよく想像してカンをはたらかせて、物事を解釈するスピードは速い。一見短絡的にみえるけど、そこにいたる背景は想

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    2024年07月06日
  • 笑うハーレキン

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    希望を失いホームレスとして暮らす家具職人
    不意に押しかけてきた弟子志望や周囲のホームレスと共にどうストーリーが展開していくのかと思った
    ミステリよりヒューマン寄りの作品

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    2024年07月05日
  • 本格王2023

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    好きな作者さんばっかり。短編が故にまだ足りない、もっとこの人の書く話を読ませて!となるので販促効果は絶大。

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    2024年07月04日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    写真館を舞台に、人が絡み合って、過去も絡み合って、最後はこんなご縁だったの、びっくりストーリー。因果応報とは違うが、正当な生き方をしないと。あれ、小説なのに、こんな事感じてる(笑) ちょいとドキドキしながら楽しく読めました。

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    2024年06月05日
  • 光媒の花

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    ネタバレ

    6つの短編集
    ハンコ屋、橋のエピソードなど所々で繋がりがある。光ったり翳ったりしながら動いているこの世界を蝶を通して表現している。

    第1章隠れ鬼
    ハンコ屋さん、認知症の母。中学生の時の回顧、愛と憎悪は紙一重。
    第2章虫送り
    小学生の兄弟、橋のエピソード。良いホームレスと悪いホームレス。
    第3章冬の蝶
    2に出てきた良いホームレスさんの中学生の時の話。淡い青春、毒親。
    第4章春の蝶
    3に出てきた女の子が大人になってからの話。耳が聞こえなくなってしまった女の子、お爺さんの家に泥棒。
    第5章風媒花
    父をなくした家族の話。息子目線、姉の入院、母と仲直り
    第6章
    5で出てきた姉の小学生教師としての話。

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    2024年06月04日
  • 透明カメレオン

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    最後の展開にはちょっと驚きだったけど、途中の設定や展開に無理矢理感を感じてしまった。
    もっと裏切って欲しかった。。
    ミステリーというより、感動コメディ??

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    2024年06月02日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    最後、実は入れ替わってたみたいな
    どんでん返しを期待したけど爽やかに終わって
    拍子抜けだった

    内容は面白かった

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    2024年05月31日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    ──世の中にすでに存在する写真に文を添えることでまったくあたらしい物語がうまれた──道尾秀介による危険な悪戯── カバー折り返し文より

    道尾秀介VSフリー画像!なのだと思うのだけど、違うのかな?

    人畜無害に思える写真にあの道尾秀介さんが文を添えることで、写真の意味合いが最初見たときと大きく変わるショートショートミステリ。

    道尾さんの作品は『向日葵の咲かない夏』以来で実に約二十年ぶり。
    『向日葵〜』はとにかくインパクトの強い作品でオチは今でも覚えている。
    その『向日葵〜』を読んだ印象と違わず、暗くて怖くて変でイケズなお話が多かったように思う。
    意味のわからない作品もあり、わかったと思った作

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    2024年05月29日
  • 鬼の跫音

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    恐い、不気味、奇妙。
    得体の知れないものが体に纏わりついたような感覚に襲われる。
    読み終わった後もなんだかソワソワしてしまう。
    先が読めなくて結末は気になるのに、知りたいような知りたくないような何とも言えない気持ちにさせられる。
    どれも短いけどグッと引き込まれるし、なかなか癖のある作品ばかりで面白かった。

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    2024年05月27日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    奇跡、偶然とはどういうことか
    短編集と言うよりは連作小説の形式

    すごく綺麗な作品であり読みやすく感動できる
    青春小説のようでもあり推理小説のようでもある色々な要素が混ざりあって一体化してる
    真相を知ってしまうとちょっと哀しい雰囲気にもなってしまうがそれも含めて良いエッセンスとなっている

    ジャケット裏のあの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかった
    この意味は最後まで読めばわかるだろう

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    2024年05月22日
  • 月と蟹

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    こういう少年や少女が主人公の小説で、日本人が書いたものは何だか読んでいてつらくなる。何度もやめてくれ、と思いながら読み飛ばしてしまった。
    スティーブン・キングとかのは楽しめるのに。あまりに自分の子供時代と近すぎるからか。
    逆に多分小説としては秀逸なんだろう。

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    2024年05月19日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても読みやすく、早く読めた。
    登場人物が特徴的で分かりやすい。
    なぜか主人公の耳がすごくでかくて、ビロビロに伸びているイメージで読み進めたので、わかってから逆や!となった。
    秋絵さんは全くわからなかった。わかってから、実家のシーンを読み返して納得。
    冬絵さんは大体予想通り。
    後半のアクションシーンはあまり動きがイメージできなかったが、勢いだけはわかった。
    アパートの住人が魅力的。
    一気に読んだ。

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    2024年05月14日
  • 鬼の跫音

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    期待を募らせれば募らせるほど、いやーな終わり方をしてくれる。ミステリーっぽさも感じててカタルシスがいつもとは別方向で新鮮だった

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    2024年05月07日
  • カササギたちの四季

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    四季をベースに四つの事件の連作ミステリー
    軽く読める作品としては最適
    よってミステリーの質と難易度は低くされているがそれは折り込み済みか
    事件の裏にある嘘と本音を優しく解決しミステリーとして成立させていくのは面白かった
    最後に米澤先生の解説を読みなを面白く感じる事が出来て納得しました

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    2024年05月05日
  • 光

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    小学一年生の息子がいるので、これから友達と一緒にこんな風に冒険したり好奇心旺盛に遊びに行くのかなぁと想像しながら読みました。
    男の子にしかわからないような感性とかワクワク感が読み手にも伝わってきました。

    息子には沢山遊んで、仲良しの友達を作って、沢山思い出を作って、大きい夢を見て育っていって欲しいなと思いました。
    ただ危険な目には合わないように本当に気をつけて欲しいですね。

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    2024年05月01日
  • 貘の檻

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    ある人身事故をきっかけに、謎を解く為に故郷である村に戻る主人公と息子。全てはその村で起きた過去の事件と繋がっている。主人公が悩まされている悪夢がずっと気持ち悪い
    。最後まで気になって読み、そういう結末だったのかという驚きはあったけど、陰鬱な雰囲気なのでいい読後感ではなかった。

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    2024年04月27日
  • わたしの名店

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    著名人(主に作家)が紹介する、推しの店とメニューをエッセイで。
    読んで良さそうだったら行ってみようと思っていたのだが、遠くの店やら居酒屋やら(自分はお酒を飲まない)が割と多く、行けそうにない店のほうが多い。
    ってことは、ただでさえ文章、表現が冴えてる人たちだけに、フィクションを読んでいるのと同じなのではないか。
    というわけで、普通にエッセイを楽しみました。
    もちろん、実在店なのでお店の場所と写真は検索しながら。
    おかげでスマホが低速に切り替わりました。。。

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    2026年06月09日