道尾秀介のレビュー一覧

  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    能才やつちのうま系列の話は好きだけど、読み応えがない。
    フォトから広がるストーリーを読ませる融合型なのはわかるけど、それで?どうした?と肩透かしを喰らうものも多い。

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    2023年12月24日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    写真から想起されるショートショート。
    不気味な小話も多し。
    著者は最近、仕掛け本が多い?
    初期のようながっつりミステリーが読みたくもあり。

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    2023年12月22日
  • 満月の泥枕

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    情けないけど優しい大人たちと、賢く健気な子供たちのドタバタ人情物語。
    かなり無茶な展開だし、途中でやや中弛みしたものの、それらを補う登場人物の個性によって飽きることなく読めました。
    幾つかの人間関係に結論を出さずに終わってしまったのは意図的なのでしようね。

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    2023年12月11日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    サクサク読めました!
    おー!となるもの、クスッとくるもの、ゾクッとするもの、様々で面白かった!
    うん?となるものも少なくて、さすが道尾秀介先生。

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    2023年12月06日
  • 貘の檻

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    重厚。
    最終で一気に明らかになるが、それまでは過去や抽象的な夢が絡まる
    過去に囚われたままの大人。受け入れていく子供。
    もどかしい関係性がほぐれていったようなので過去の呪いは解けるのか、ここから始まるのか。

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    2023年12月03日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    帯にもありますが、写真と連動するショートショートのミステリーです。一見すると何でもないような写真が、道尾さんの手によって恐ろしいものに…⁉︎

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    2023年11月24日
  • 光

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    子供は冒険が好きだよね。かくいう私も好きだったし、危険な遊びもしてたと思う。
    でも親になってからは、危ないことはしないでって思って、子供に色々制限してしまってたかもしれないのは反省。でもやっぱり心配。さすがに終盤のような事件はなかなかないだろうとは思いつつも、何が起きるか分からない昨今。複雑な思いである。

    とはいえ、友達とかけがえのない時を過ごしてほしいね。

    一人どうしても好きになれない子がいたな笑
    あと、レビューで軽く書き方についてのネタバレを受けてしまっていたので、ここかーと気づいて驚きはなかった。残念すぎ。

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    2023年11月13日
  • 鬼の跫音

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    ネタバレ

    道尾秀介の短編集。
    知的で幻想的、じっとりと仄暗い。全編にわたり、文体が醸し出す雰囲気がとても素敵でした。道尾さんって、いつもこんな感じだっけ?

    特に好きだったのは、「ケモノ」。
    猟奇殺人の足跡を辿りつつ、最後にはそれが主人公と重なるという衝撃のラスト。
    文字を用いた面白い構成だったし、叙述トリックにも上手く騙されたし、凄く好みでした!

    他の作品も素敵で、奇抜な設定や妖しげな雰囲気が読む手を止めず、退屈しなかったです。

    ただ、オチの説明が省かれて、こちらに投げかけてくるテイストのものが多く、やや難しい印象も。
    「箱詰めの文字」については、オチの意味をあまり汲み取れませんでした…。

    面白

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    2023年11月12日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    写真で一言×ショートショートな作品集。写真がネタ振りの機能を果たしているだけな作品が多かったので、文章を読んだ上で改めて写真が効いてくる作品がもう少しあると良かったかも。「お兄ちゃんの髪は濡れてた」なんかはまさにって感じで好み。

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    2023年11月11日
  • 鏡の花

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    それぞれの章では逃れられない不幸や登場人物の些細な行動をきっかけとして、大切な存在が失われてしまった家族の話が描かれる。

    あと一歩早ければ。あんな言葉をかけなければ。どうすることもできない自分。そんな起きてしまった誰のせいでもない不幸に苦悩し、悶々とした日々を過ごす登場人物たち。そんな彼らの人生を6つのパラレルワールドを通して見ていくことになる。
    この作品をより深くより難しいものにしているのは、残酷な分岐が必ずしも悪い方向だけに作用してはいないということ。
    不幸が起きたからこそ、他の世界線ではなんともない関係だった姉の友達に特別な感情を抱くことになったり、不幸が起きなかったからこそ、遠い未来

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    2024年12月10日
  • 光媒の花

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    第23回山本周五郎賞

    6章の短編がそれぞれ少しずつ関わりがある構成はわりと一般的だし、共通して蝶が描かれる点は、『N』で同じ自然現象が描かれていたのと同じパターンだなと感じました。
    しかし、それぞれが短い話の中で緊迫感があり、ハラハラしながら没頭して読めておもしろかったです。
    胸が苦しくなるような各章の登場人物の日常が続きますが、後半になるにつれて穏やかな雰囲気になり、ハラハラも減っていくので、そのためかラストは物足りなく感じてしまいました。

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    2023年11月05日
  • 透明カメレオン

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    ラジオパーソナリティを務める素敵な声と冴えない容姿の持ち主・桐畑恭太郎は、仕事終わりにいつもの仲間たちと飲みかわすべく、行きつけのバー『if』へ訪れる。大雨のその夜、びしょ濡れになった美女・三梶恵がバーに迷い込んだことをきっかけとして、『if』に集うメンバーは彼女の殺害計画を手伝わされることに。

    恵の計画に振り回される愉快な飲み仲間たちと恭太郎。恭太郎は傍若無人な恵に呆れつつも次第に心惹かれていき……。そんな道尾秀介先生の描くドタバタコメディと思いきや、最後にはまさかの結末が。テンポよく進んでいくギャグのような掛け合いも、このラストのためだったのかと思えるほど。
    気になって読み返すと、いたる

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    2024年12月09日
  • 透明カメレオン

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    物語の雰囲気がとても好き
    殺伐感がなく気楽に読むことが出来た

    どことなく同作者の「片目の猿」を思い出させる感じだったなぁ

    あの時あーしていれば結果は変わっていたかもしれない=「if」

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    2023年10月19日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    1枚の写真の後に短いお話。
    星新一のショートショートみたいなすっきりわかった時と、なんだかわからないまま終わる時もある。
    全然関係ない様でいて、前の写真の後日談だったりネタ明かしだったり。言葉遊びもあったり。
    Twitterでも似たようなことが出来そう。

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    2023年10月17日
  • カササギたちの四季

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    こういうのをコージー ミステリーというのかな。大きな事件が起きるのではないけれど引っかかること、それを解決していくコンビの2人。この2人の関係は不思議だけれど、小説ではけっこうあるような…決して儲かっているわけではないリサイクルショップ、でも2人の日常は何だか楽しそう。

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    2023年10月11日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    ラジオで話をして人を前向きにできることはすごいだと思った。主人公は声がとても良いということだったが、そうできることは声が良いこと以上に素敵なことだと思った。

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    2023年10月10日
  • ノエル―a story of stories―

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    滑り込みで夏の読書となったクリスマスのお話(^^;
    最初のお話好きだなぁ。騙されてあっという間に真相がわかる叙述トリックもあり(笑)

    苦手なファンタジー要素は出てくるものの、童話の世界だと分かっているので、なんでもアリな感じではなく想像もしやすい。全然問題なかった。
    圭介の作った物語もおじいさんが作ってきた物語も優しくて好き。

    ただ、3話目の「あのね…」で話が途切れる箇所が何回かあるのがもどかしい。結局何なのか分からなかったのは、私の読解力のなさかな。
    最後に出てきた若い男女はあの2人ではないの?(他のサイトで違うこと書いてあるの見た)とか。
    とても感動する良いお話だっただけに、ちゃんと理

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    2023年10月01日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと騙されてたっていうレベルじゃなくて
    脳みそって都合よく見えないものを作り出す天才、でもそれって怖いなぁと思いました

    明るくてスピード感があってマンガみたいに読んでしまったけど、テーマは重くて

    秋絵がアパートにきて少し落ち着けたのはメンバーたちの影響があったんだろうな
    鳩のエピソードもかなしい

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    2023年09月16日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    ネタバレ

    【収録作品】静かな午後/さがしもの/お兄ちゃんの髪は濡れてた/行方/能才/ジャンプ力/ごめんね/デュロン/手紙/習慣/人のもの/つちのうま/今夜/聞いてごらん、と言った女性の肌は濡れていた/何日か経つと静かになった/世界平和①/世界平和②/手羽先/往復書簡①/往復書簡②/悩み/いかないで/どちらか/よくいるクレーマー/ダイイングメッ……/成長は難しい/大丈夫/盲点/ちょっと遅かった/中身は家の裏に埋めたそうな/ウミガメのスープ/干しガキ/生き餌/FはFlee/FreeのF/ハツカネズミと人間/弟は野良猫とビーグルのあいだだった/夢/ひとをうたがうべからず①/ひとをうたがうべからず②/指/髪飾り

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    2023年09月13日
  • 本格王2023

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    ネタバレ

    【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介

    「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
    「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
    「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
    「血腐れ」 ホラーミステリ。
    「同好の……」 夜行バスで出会った二

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    2023年09月13日