道尾秀介のレビュー一覧

  • 風神の手

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    うわぁー短編同士のリンクが、、、うますぎる、、、、
    あとがき読んだら、男の子二人の話が最初にできて、いつの間にやら残りの話もそこから派生して行ったっていうから、驚き。

    一番好きな話ではあった。

    よくありがちな、男の子の話。
    話盛りがち。
    やんちゃなふりしがち。
    そんな男の子二人の関係が何とも言えなくて。

    この二人の話のオチがまた。

    え、、、本当だったの?っていう。

    何とも言えない気持ちにさせられます。
    全体通して、なんだか救われない気分にさせられるものの、こうやって最後まで読ませてくくれるのは道尾秀介だからだよなぁ。

    なんだか、暗そうだな。
    なんか、嫌な気持ちで終わりそう、なんかな

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    2025年09月24日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    タイトル、写真、本文から考察する、
    道尾秀介さんバージョンの
    意味がわかると怖い話的なショートショート。

    わかった!!という話もあれば、
    結局どういうことなのかわからない話も。

    考察をまとめている人もいるので、
    色々な考察を見てみたい。

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    2025年09月24日
  • N

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    『光媒の花』『鏡の花』に続くこの小説も、実験的な手法の小説。
    題名の「N」とは自然数のことか。230頁で触れている。
    「昆虫の数を自然数=Nとすると、パターンの数はその階乗。つまり、Nが四の場合は四×三×二×一で二十四とおり、・・・六なら七百二十通り」。
    6章で構成されているこの小説は、七百二十通りの読み方が出来ると。
    そのために、1章ごとに頁が逆さまに組まれているとは。
    ランダムに読んでみたが、時系列的にはどういう順番なのか、迷うところであった。

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    2025年09月24日
  • いけない

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    事実提示のタイミングと見せ方、登場人物の相関関係、バックボーンなど全体の構想がよく練られている。
    意図的にやっているのではと思うけど登場人物はそれぞれ背景を抱えているのにイマイチ血が通っていないというか、感情移入しづらい。そしてそれ故覚えづらく、結果として読みづらさに繋がってしまっているように思える。単に自分の脳の特性や力不足な気もするが…
    これを脚本として映画化したら面白そうな気がする。

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    2025年09月24日
  • N

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    ネタバレ

    初めて手にした道尾秀介さんだったんですが、何となく初めましてでコレを読むのは避けた方が良さそうと思って別作品を読んでから手をつけました。

    読む順番が自由ということに期待してたけど、確かにいわゆる連作短編集を読んだという感覚がまず一番。

    ただ、読む順番によっては後味の悪いメリーバッドエンドにもなりうるので、確かに読後の感覚は人によって違うものになるだろうなと思いました。

    一応時系列はメモして読んだけど、あんまりそこにこだわらなくても良いかも。

    刑事と犬
    毒液と花
    消えない硝子
    雄蜂の嘘
    少女の死
    魔球と鳥

    の順で読んだので、最初のうちは先に結果を知った上での回収って感じになったかと。

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    2025年09月20日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日
  • N

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    久しぶりの道尾秀介さん。
    タイトルのNとは
    自然数( natural number )を表す。
    数学苦手なので説明省きますが、
    少しずつ重なり合う六遍の物語を好きな順番で読んでいい、という。
    相変わらずおもしろい試みをされているなぁ。

    短編ながらどれも読み応えがあり
    おもしろかった。

    720通りの中からわたしが選んだ順番は

    笑わない少女
    消えない硝子の星
    落ちない魔球と鳥
    眠らない刑事と犬
    名のない毒液と花
    飛べない雄蜂と嘘

    なかなか良い順番でしたよ

    眠らない刑事と犬が好き

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    2025年09月18日
  • N

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    道尾秀介さんは好きな作家さんです。
    面白くはあるのですが、正直フレコミの様な読む順番で世界が変わる的な事はあまり無いのかなという印象。
    そりゃまあ変わりはするんでしょうけど、結局は共通して出てくる登場人物がいる短編集かな。
    フレコミや帯が魅力的だっただけに少し物足りない。

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    2025年09月17日
  • いけない

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    え?なんかついていけてないの私だけ?w
    ずっとよくわからん感じで進んでいって色々解明されたけど2章とか謎なまま終わった。w

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    2025年09月15日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    再読。「世の中にすでに存在する写真に文を添えることで全く新しい物語が生まれる」というコンセプトの、「意味がわかると怖い」系短編小説。1枚の写真に基本1ページの解説文が添えられているので、全部読んでも数十分で読み切れます。タイトルが伏線だったり、他の短編と合わせて読むと意味がわかったり。2〜3個、いくら考えても意味が掴めないお話があったのが悔しい!
    道尾秀介さんは長編小説が一番好きですが、推し作家さんの新しい(面白い)試みはありがたいでしかないので、今後も変化球な取り組みも楽しみにしています。

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    2025年09月14日
  • いけないII

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    各話の最後にある写真を見て、隠された真相を楽しむミステリー。
    いけないシリーズ第2弾。

    1話目はなかなかわかりませんでした~
    前作では読者が推測していたような部分も、今作では読み進めるうちにちゃんと描写されててまとまってる。
    みんなが不幸になってる感じで後味は悪いかな…(犯罪者(あの2人)はどうなろうがどうでもいいけど)。今作もよくできてるな~!と満足感がありました。

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    2025年09月12日
  • いけない

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    各章の最後に1枚の写真、隠された真相を見破るーという仕掛けのミステリー。

    楽しい構成ですね。
    1章は地図と文章を読み返し、〇〇か?〇〇だよな…?と半信半疑。
    連作短編で少しずつ明らかになっていく繋がり。
    終章のタイトルも秀逸!

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    2025年09月10日
  • サーモン・キャッチャー the Novel

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    一見関係なさそうな登場人物たちが、物語が進むにつれどこかで繋がっていたことがわかる。
    ヒキダスがどうなるかと思ったけど、そこもしっかり繋がって終わるのがよい。

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    2025年09月10日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    軽い気持ちで眺めるように読んだ。
    道尾さんはとにかく色んな試みをしていて、面白い構成の作品が沢山!
    今作は、短い文章と一枚の写真、という構成でした。
    いくら考えても意味がわからないものから、もしやこれって…と恐ろしい想像をしてしまうものまでありました。
    サクッと楽しい体験ができました。

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    2025年09月07日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    既存の写真1枚以上にタイトルや文章をつけたり、写真の順番などで物語がわかるというタイプのショートショートで何気ない写真から思わぬ物語を読み解くミステリー。
    boketeのミステリー版という感じがしました。
    それぞれ短いお話ですが、50話ある中で繋がりのあるものがあったり、昔話や怪談など元ネタのあるものがあったり、ホラーっぽかったり、SFっぽかったり、教訓っぽかったりと方向性もバラエティ豊かで、あっという間に読み終わりました。
    読み終わった後は解釈合ってるのか不安ですごく答え合わせがしたくなりました。

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    2025年09月05日
  • ラットマン

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    ネタバレ

    ラストのどんでん返しの連続からのハッピーエンドにびっくりした。でもやっぱ男女関係のどろどろしたのは苦手。

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    2025年09月05日
  • 水の柩

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    カラスの親指の後に道尾作品を読んだから、推理系かと思ったらちがった。
    一番印象に残ってのは逸夫が全部嫌になって哀しくなってしまったシーン。
    そこからの自分の行動で変われるようにしてきたこと。
    人生やったモン勝ちってのは、ふんとにそうなのかもしれない

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    2025年09月01日
  • ラットマン

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    アマチュアバンドの練習後に、かつてのバンドメンバーであり、主人公の交際相手でもある女性の死体が見つかった。表面的には事故のように思えるが、彼女への複雑な思いを抱えていた者もおり...

    地味な設定、絞り込まれた登場人物、過去のトラウマ、二転三転する展開、そして意外な結末など、以前に読んだ「シャドウ」と共通する要素が多いのだが、倫理的にあまり読みたくない要素も共通しており、これはちょっときつい。
    世評高い「向日葵の咲かない夏」もすでに買っているのだが、読むのが今から不安。

    余談だが「虫がすだいて鳴く」なんていう表現はこの作品で初めて知った。

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    2025年08月31日
  • 月と蟹

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    海辺に引っ越してきた小学生の慎一と、似た境遇の春也は、学校に居場所がないもの同士で仲良くなり毎日のように海辺で遊んでいた。あるとき山の中に手頃な窪みを見つけ、そこに潮溜まりをつくり、海辺で捕まえた生き物を飼おうと画策する。その中で捕まえたヤドカリを神様「ヤドカミ様」と称して燃やすと願いが叶う、という遊びを実行した。その後、同級生の女の子・鳴海の参加や家族の変化があり、2人の周囲を取り巻く環境が変わっていく…というストーリー。

    海辺の風景描写が鮮やかで、潮の香りが感じられるようだった。生き物の描写もかなりわかりやすい。
    登場人物は小学生が多いものの、大人から見たかわいらしい子どもという感じでは

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    2025年08月30日
  • ソロモンの犬

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    ネタバレ

    最後の最後のどんでん返しは道尾さんらしくさすがだなあと思いました。

    けど他にあまり印象がなくて、ほかの著書に比べると淡々と物語が進んでいく印象でした。
    描かれているのが事件の前日から数日後までであまり回想とかもなったからかな。

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    2025年08月28日