道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。
書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。
余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。
私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。
コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱり酔えんのよと思いながらも、おかげで読書が捗ったことを思い出します。 -
Posted by ブクログ
滋賀の仏所に訪れ、そこで血を流す仏像を目撃する。その次の日仏師が失踪し、謎が謎を呼ぶ展開に。
なんでだろう。このシリーズはどこが不快感というか、座り心地の悪さというか、違和感というか、そういったものを感じてしまう。
それがストーリーなのかと思ったが、二人の関係とこの本の主軸にあるようだ。結局幽霊の存在は?前回言われたことは結局真備に伝えないのか。二人の関係性が何ともチグハグの上にあるよう感じてしまう。友人と言うには遠いように感じるし……
そして、今回の展開は正直、恐怖でそう見えた、そう思ってたらこうなった、それが夢となって現れたなど偶然の産物要素があまりにも多すぎる。初めはなるほど、確かになぁと納得できたものも、回数が多すぎて違和感しか無かった。基本的にどんなトリックもある程度受け入れられるのだが、虫が血に見えたのもハダニを知ってるものからすると違うなぁって思うし、それをダニで駆除するのはいいがあの距離でそれがバレないなんてことあるかな。それだったらいっそ絶対に解けない幽霊的要素をひとつ残して後はもっと理論的でも良かったのでは?と感じてしまった -
匿名
ネタバレ 購入済みもやもや
あんまり好きじゃないかも。結局S君は自殺で犯人はお爺さんなのはびっくりしたけど、ミチオやお母さんの頭がおかしくて妹がイマジナリー(トカゲ)なのは正直予想出来るし。それで結局先生は何にも関係ないショタコンなのね。トコおばあちゃんが猫なのもびっくりした。最初のページはトカゲの妹が死んだ時の描写なのね。転生、あるといいな。転生なしだとミチオが名探偵ってことかな。それはそれで面白そう。
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Posted by ブクログ
物語のトリックはかなり工夫されていて、「そういうことだったのか」と驚かされる作品だった。伏線の回収も見事で、ミステリーとしての完成度は高いと感じた。
ただ、私には全体的にあまり好みではない作品だった。
一番引っかかったのは、物語の題材である。スリや詐欺、ヤクザなど、犯罪の世界を中心に話が進んでいくため、読んでいてあまり気持ちよく入り込めなかった。
また、主人公も、妻を亡くした後に幼い娘を残してギャンブルにのめり込み、知人の借金まで背負ってしまう。人間の弱さを描いているのだろうし、現実にはあり得る話なのかもしれない。しかし、私は小説には現実だけでなく、読後に前向きな気持ちになれる要素も求めてしまう。そのため、極貧生活へ転落していく展開は読んでいて気持ちが重く、心のもやもやが最後まで晴れなかった。
もちろん、そこから抜け出そうと悪戦苦闘するストーリーには見どころがあり、ラストの仕掛けもよく考えられていたと思う。
ミステリーとしての完成度は高い作品だが、題材や登場人物に共感できるかどうかで評価が分かれる作品だと感じた。私にとっては、読後の爽快感が少なく、全体としては★3という評価だった。 -
Posted by ブクログ
章ごとに異なる事件が描かれ、各章の最後に添えられた一枚の写真によって、それまでの解釈を見直したり、新たな視点で物語を読み返したくなったりする、他にはない構成が印象的だった。
最終章では、それまでの出来事が一つにつながっていく展開を期待していたが、すべてが明確に解決するわけではなく、どこかすっきりしない読後感が残った。ただ、それは作品の意図でもあり、自分自身が読むのに時間をかけ過ぎて細かな伏線や人物関係を十分に追い切れなかったことも影響しているのかもしれない。
一度読み終えただけでは理解しきれず、写真を見返しながら再読すると新たな発見がありそうな作品だった。 -
Posted by ブクログ
道尾秀介さんの作品を読むのも、これで15冊目。
そろそろ展開が読めてくる頃ではないかと思いきや、今回もわたしの自慢の推理力が発揮される事はなく、予想外の物語が繰り広げられました(^^;;
『光媒の花』という題名から綺麗そうなイメージが湧きそうですが、自分勝手な大人たちが登場するため、読んでいるとなかなかモヤモヤしたり不快感を感じるかもしれません。
ですが、その中でも真っ直ぐに生きようとする子どもたちや若者の姿が印象的でした。
全6章からなる短編集ですが、それぞれのお話には繋がりがあり、また主人公も異なります。
わたしは中でも『春の蝶』が一番好きでした。
仙台銘菓の「萩の月」が登場したのでまた食べたくなったのもありますが、牧川のおじいちゃんと、由希ちゃんとそのお母さんと、できれば家族一緒に上手く暮らしていければいいなと願っております。
実はこの作品を読む前に、町田そのこさんの『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を読んでおり、同じように繋がりのある短編集だったため、どうしても比べて読む感じになってしまいました。
評価は☆3になりましたが、個人の好みの問題なのでつまらない作品では決してないです。
短くてサクッと読みやすい作品なので、手軽に道尾秀介さんの作品を読みたい方、「萩の月」が好きな方、イヤミな大人が登場してもあまり気にしない方にぜひおすすめしたい作品です。