道尾秀介のレビュー一覧

  • 笑うハーレキン

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    【2026年23冊目】
    ホームレス家具職人として日々糊口をしのぐ東口の前に「弟子にしてください」と現れた西木奈々恵。最初は疎ましく思っていた東口だったが、徐々に彼女がいる生活に慣れ始めていく。だが奈々恵が現れてからというもの、東口の周辺ではおかしなことが起こり始めて――疫病神が耳元で囁く。

    「透明カメレオン」を思わせるお話でした。ミステリーとも言えるし、ちょっとファンタジーとも言えるんですけど、そこに人間味が混じってきて切なさを醸し出していました。ホームレスを題材にして、人間の光と闇を上手く描けているなと思う一作です。

    基本的にみんな明るいんですが、底抜けに明るいわけじゃないというか、心の

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    2026年02月10日
  • 満月の泥枕

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    登場人物が多く、印象に残らないキャラもいたがドタバタ劇の中、甲斐性なしの二美男と、子供とは思えない汐子。
    本当の親子ではないが、それ以上の愛を感じました。

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    2026年02月08日
  • いけない

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    適当に読んでいたせいで、一章二章は最後の写真を見てもわからなかった。
    章ごとの関連性もあったが、それも読むのに時間をかけすぎたため、人物の名前などを忘れてしまっていて、気付けなかった。
    いつかちゃんと読み直したいと思いました。

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    2026年02月07日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    主人公の坂木錠也はサイコパスだ。そのために過酷な出来事の中をくぐらなくてはならなかった。
    妊娠8か月の母親が父親に散弾銃で撃たれ、瀕死で運ばれた病院で、僕(坂木錠也)は生まれた。
    父には別に家庭があった。

    引き取ってくれた児童養護施設でこんな生い立ちの話を園長から聞いた。園長と母は同じ施設にいたことがあったという。
    アルバイトをしながら高校を卒業し、卒園の前に知った。

    園で好きになったひかりさんが僕のような人はサイコパスというのだといった。
    常に心臓の鼓動はおなじ動きを続けていて狂うことがない。恐怖感もない。
    何かに向かう時は自分を抑えるためにひそかに手に入れた鼓動を早める副作用がある薬品

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    2026年02月11日
  • 背の眼(上)[新装版]

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    神隠しが起こった白峠村の「白早川」へ行くと、風の音と共に声が聞こえてきてー

    物書きの主人公が自身の霊体験の相談に旧友に会いに行くお話。
    旧友は「霊現象探究所」なんで怪しい事業をやっているが、本人のルックスも相まってメディア露出、本の出版など順調の様子。

    そんな旧友真備(まきび)の元には白峠村周辺の相談者から心霊写真が5通も届いていた。
    いずれの写真にも背中に眼のようなものが映り込んでいて、撮影後被写体は自殺している。
    白峠村の霊現象と、背中に目の映った心霊写真は繋がっているのかいないのか。真備はなぜ探究所を開業したのか。

    オカルトを真面目に取り上げ科学的にも解説しつつ、とてもライトで読み

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    2026年02月01日
  • 背の眼(下)[新装版]

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    オカルト話を真面目に解説するシーンと、
    真備が取り乱すシーンのギャップがすごい。
    登場人物が多くない分、話の大筋は見えていても、なかなか細かな辻褄まで予想できる人はいない結末かと。
    田舎特有のコンプラ無視したファインプレーもまた良しでした。

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    2026年02月01日
  • 雷神(新潮文庫)

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    道尾秀介の長篇ミステリ作品『雷神』を読みました。
    道尾秀介の作品は、昨年3月に読んだ『スタフ staph』以来ですね。

    -----story-------------
    ある日かかってきた一本の脅迫電話。
    その言葉が、30年前の忌まわしい過去を呼び醒ます。
    最後の一行まで最上級の驚愕がつづく神業ミステリ。

    「今回は、昔の自分には絶対不可能だったと言い切れる、自信作。僕が理想とするミステリのかたちがいくつかあるのですが、そのうちの一つが書けました。」――道尾秀介

    あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。
    埼玉で小料理屋を営む藤原幸人を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘

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    2026年01月30日
  • シャドウ

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    面白かったんだけど、全てがどんでん返しのための装置のようで、それでいて各パーツも種明かしされると「え?そんだけ??」と拍子抜けするようなものだった。残酷さが割に合わない。

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    2026年01月30日
  • いけない

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    各章を読んだあと、それぞれのラストページに掲載された写真から物語の「隠された真相」を見つけてくださいという、変わった趣向の作品。
    謎解き好きとしては、こういう形の小説も楽しいかなぁと思いながら読めた(SCRAP×道尾秀介の謎解きも面白かった)が、解説編があれば親切だったかも。

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    2026年01月29日
  • ラットマン

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    初読み作家。
    どんでん返しは好きだけど、
    何だかあまり物語に没頭できなかった。
    自分にはちょっと合わない。
    登場人物の魅力や人物像が見えづらかったかな。
    カバーと同じくグレーなイメージが強い。

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    2026年01月27日
  • いけない

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    ネタバレ

    最終章が良かったから最終章のみで星3。
    最終章に全振りの作品です。

    全4章で各章の最後に写真があり、それが誰がやったか?誰が死んだか?のヒントになる。
    最後の4章でその答え合わせを描く。

    4章のタイトル、「街の平和を信じてはいけない。」
    殺人を犯した人は、罰せられる事も無く生活を続けていく。
    少年2人は平和だと言い、罪を償おうとした大人は偶然で生きる。
    終わり方は完璧だと思う。

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    2026年01月23日
  • いけない

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    第一章が特におもしろかった。
    読解力なくて、わからなくて考察サイト頼ったけど。読んでぞくぞくした。
    いけないIIも読みたい。

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    2026年01月23日
  • いけない

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    『弓投げの崖を見てはいけない』:シーラインを車で走っていた安見邦夫は路肩に留まっていた車が突然出てきて衝突。相手の車から出てきた不良少年たちにトドメをさされる。主犯格が殺されて従犯のやつらもどんどん殺されるのかと思うが、その前にひとつドッキリ。最後に謎の宗教団体の車に突然撥ねられて死んだ男は一体誰なのか。地図の挿絵が示す真実は。
    『その話を聞かせてはいけない』:中国人の子供の馬珂がとあるお店のお婆さんが殺されるのを見て慌てて店を出た。その後同級生の山内にその話をするが、以前から少し変な行動をしてる山内のことをあまり好きではない。後日お婆さんが生きていることが分かるが馬珂は先日の事件で死んだのは

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    2026年01月23日
  • わたしの名店

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    様々な著者一押しの名店紹介。
    居酒屋からカフェまで幅広く、
    食には皆さんこだわりを持っているもんなんだなぁ、と思いました。

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    2026年01月18日
  • いけない

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    ネタバレ

    ミスリード多いけど章ごとで
    一応区切られるから読みやすい。

    自分の理想しか認められない、
    解釈違いは絶対認めないという
    現実逃避している糞みたいな
    自己保身の化け物が、
    傾倒している宗教の活動が
    妨げられないように隠蔽工作を
    行っている様は怖い。

    とある考察では警察内部でも
    十王還命会の信者がいそう、
    というのを見かけて納得した。

    この本では殺人を犯した人間が複数人いて
    そのうち5人も罪が明るみにならず
    今も街のどこかで生きているという恐ろしい結末。

    知ってはいけない平和。ほんとそう。


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    2026年01月17日
  • きこえる

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    小説にQRコードを入れるという発想が素晴らしかった。いくつかの場面でぞっとしたり、こうきたか!と思うような展開を見せた——ならぬ「聞かせて」きたのには膝を打った。ただ一点、QRでの音声の再生がyoutubeを介しているのでスマホ操作したり広告が入ったりすることで読書への没流感が途切れるのだけ残念だった

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    2026年01月17日
  • 雷神(新潮文庫)

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    年末年始に読むのにぴったりだと思い読みました。
    ストーリー展開は割と道尾さん定番の流れという印象。最後の読者に判断を委ねる書き方も好きでした。その判断によって描かれていない登場人物の心情がガラリと変わるのでもう一度読みたくなります。
    「漠の檻」を読んでおくと更に楽しめる作品だと思いました。漠の檻もう一度読み直したくなりました。

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    2026年01月17日
  • いけない

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    ネタバレ

    一章は事故で亡くなったのが息子だったのは驚いた一方でラストはねられた方は冒頭の地図をたびたび確認しながら読んでたので最後の写真を見る前に誰が死んだのかがわかった。あといるはずの夫をあまりにも無視した書き方はさすがにずるさを感じる。2章も写真を見る前にあいつなのではと予想はついて写真で予想通りだったんだけど怪異に近い彼の謎の説明があるのかと思ったらそんなことはなかった。3章は終盤で誰が入信しているか分かったので水元がどうなるのか予想ついてしまった。写真を見て手帳にどういう細工をしたのかは理解した。終章も妻が書いたふりをしている可能性も考えていたので意外性のない写真だった。
    あとミヤシタさんが殺さ

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    2026年01月17日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    [こんな人におすすめ]
    *SNSの一言大喜利やおもしろつぶやきが好きな人/謎解きが好きな人
     写真に添えられているのは、ごく短い文章。形式だけを見ると、一般的なSNSの投稿と大きな違いはないように思えます。けれど、小説家が紡ぐ一言は、写真に写る対象にリアリティを与え、背景や過去、そこに至るまでの物語を浮かび上がらせます。一枚の写真から得られる情報量と物語の奥行きは、SNSの投稿とは桁違いです。
    一読してゾッとする話から、数日後に意図に気づいて怖さが再燃する話まであるので、謎解きや考察が好きな人も楽しめるかもしれません。

    [こんな人は次の機会に]
    *過去に道尾秀介さんの本を読んで眠れなくなった

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    2026年01月14日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    登場人物の身体的特徴が、想像していた姿と違った。(解決編?で覆された)
    ほんのりハードボイルド調なのが良い。
    本格ミステリーというより、ミステリー要素が入ったエンターテインメント小説といった感じ。
    カラスの親指やカエルの小指に近い雰囲気だったが、その二冊と比べると少し見劣りしてしまった。

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    2026年01月13日