道尾秀介のレビュー一覧

  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    主人公の坂木錠也はサイコパスだ。そのために過酷な出来事の中をくぐらなくてはならなかった。
    妊娠8か月の母親が父親に散弾銃で撃たれ、瀕死で運ばれた病院で、僕(坂木錠也)は生まれた。
    父には別に家庭があった。

    引き取ってくれた児童養護施設でこんな生い立ちの話を園長から聞いた。園長と母は同じ施設にいたことがあったという。
    アルバイトをしながら高校を卒業し、卒園の前に知った。

    園で好きになったひかりさんが僕のような人はサイコパスというのだといった。
    常に心臓の鼓動はおなじ動きを続けていて狂うことがない。恐怖感もない。
    何かに向かう時は自分を抑えるためにひそかに手に入れた鼓動を早める副作用がある薬品

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    2026年02月11日
  • 背の眼(上)[新装版]

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    神隠しが起こった白峠村の「白早川」へ行くと、風の音と共に声が聞こえてきてー

    物書きの主人公が自身の霊体験の相談に旧友に会いに行くお話。
    旧友は「霊現象探究所」なんで怪しい事業をやっているが、本人のルックスも相まってメディア露出、本の出版など順調の様子。

    そんな旧友真備(まきび)の元には白峠村周辺の相談者から心霊写真が5通も届いていた。
    いずれの写真にも背中に眼のようなものが映り込んでいて、撮影後被写体は自殺している。
    白峠村の霊現象と、背中に目の映った心霊写真は繋がっているのかいないのか。真備はなぜ探究所を開業したのか。

    オカルトを真面目に取り上げ科学的にも解説しつつ、とてもライトで読み

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    2026年02月01日
  • 背の眼(下)[新装版]

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    オカルト話を真面目に解説するシーンと、
    真備が取り乱すシーンのギャップがすごい。
    登場人物が多くない分、話の大筋は見えていても、なかなか細かな辻褄まで予想できる人はいない結末かと。
    田舎特有のコンプラ無視したファインプレーもまた良しでした。

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    2026年02月01日
  • 雷神(新潮文庫)

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    道尾秀介の長篇ミステリ作品『雷神』を読みました。
    道尾秀介の作品は、昨年3月に読んだ『スタフ staph』以来ですね。

    -----story-------------
    ある日かかってきた一本の脅迫電話。
    その言葉が、30年前の忌まわしい過去を呼び醒ます。
    最後の一行まで最上級の驚愕がつづく神業ミステリ。

    「今回は、昔の自分には絶対不可能だったと言い切れる、自信作。僕が理想とするミステリのかたちがいくつかあるのですが、そのうちの一つが書けました。」――道尾秀介

    あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。
    埼玉で小料理屋を営む藤原幸人を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘

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    2026年01月30日
  • シャドウ

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    面白かったんだけど、全てがどんでん返しのための装置のようで、それでいて各パーツも種明かしされると「え?そんだけ??」と拍子抜けするようなものだった。残酷さが割に合わない。

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    2026年01月30日
  • いけない

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    各章を読んだあと、それぞれのラストページに掲載された写真から物語の「隠された真相」を見つけてくださいという、変わった趣向の作品。
    謎解き好きとしては、こういう形の小説も楽しいかなぁと思いながら読めた(SCRAP×道尾秀介の謎解きも面白かった)が、解説編があれば親切だったかも。

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    2026年01月29日
  • ラットマン

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    初読み作家。
    どんでん返しは好きだけど、
    何だかあまり物語に没頭できなかった。
    自分にはちょっと合わない。
    登場人物の魅力や人物像が見えづらかったかな。
    カバーと同じくグレーなイメージが強い。

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    2026年01月27日
  • いけない

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    ネタバレ

    最終章が良かったから最終章のみで星3。
    最終章に全振りの作品です。

    全4章で各章の最後に写真があり、それが誰がやったか?誰が死んだか?のヒントになる。
    最後の4章でその答え合わせを描く。

    4章のタイトル、「街の平和を信じてはいけない。」
    殺人を犯した人は、罰せられる事も無く生活を続けていく。
    少年2人は平和だと言い、罪を償おうとした大人は偶然で生きる。
    終わり方は完璧だと思う。

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    2026年01月23日
  • わたしの名店

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    様々な著者一押しの名店紹介。
    居酒屋からカフェまで幅広く、
    食には皆さんこだわりを持っているもんなんだなぁ、と思いました。

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    2026年01月18日
  • きこえる

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    小説にQRコードを入れるという発想が素晴らしかった。いくつかの場面でぞっとしたり、こうきたか!と思うような展開を見せた——ならぬ「聞かせて」きたのには膝を打った。ただ一点、QRでの音声の再生がyoutubeを介しているのでスマホ操作したり広告が入ったりすることで読書への没流感が途切れるのだけ残念だった

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    2026年01月17日
  • 雷神(新潮文庫)

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    年末年始に読むのにぴったりだと思い読みました。
    ストーリー展開は割と道尾さん定番の流れという印象。最後の読者に判断を委ねる書き方も好きでした。その判断によって描かれていない登場人物の心情がガラリと変わるのでもう一度読みたくなります。
    「漠の檻」を読んでおくと更に楽しめる作品だと思いました。漠の檻もう一度読み直したくなりました。

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    2026年01月17日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    [こんな人におすすめ]
    *SNSの一言大喜利やおもしろつぶやきが好きな人/謎解きが好きな人
     写真に添えられているのは、ごく短い文章。形式だけを見ると、一般的なSNSの投稿と大きな違いはないように思えます。けれど、小説家が紡ぐ一言は、写真に写る対象にリアリティを与え、背景や過去、そこに至るまでの物語を浮かび上がらせます。一枚の写真から得られる情報量と物語の奥行きは、SNSの投稿とは桁違いです。
    一読してゾッとする話から、数日後に意図に気づいて怖さが再燃する話まであるので、謎解きや考察が好きな人も楽しめるかもしれません。

    [こんな人は次の機会に]
    *過去に道尾秀介さんの本を読んで眠れなくなった

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    2026年01月14日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    登場人物の身体的特徴が、想像していた姿と違った。(解決編?で覆された)
    ほんのりハードボイルド調なのが良い。
    本格ミステリーというより、ミステリー要素が入ったエンターテインメント小説といった感じ。
    カラスの親指やカエルの小指に近い雰囲気だったが、その二冊と比べると少し見劣りしてしまった。

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    2026年01月13日
  • 光媒の花

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    自分が宙を舞う一匹の白い蝶になり、人間の光と翳その両方を俯瞰しながら登場人物の人生の一幕を観察することができる本作。前半は辛く重苦しいシーンが多いですが、後半は優しい光に導かれるかのように主人公が希望を持って前に進む心温かいシーンが多く、人生辛いことが多くともそれだけで埋め尽くされてる訳ではないことを知らせてくれました。

    六つの短編が円環の如く繋がりあっている連作短編集で、道尾秀介さんの作品は毎回真新しいギミックが作中に盛り込まれているので読んでいて驚きと新鮮さがあって大好きです。

    よく考えると人間何十億も存在しているので、自分の知らないところで蝶にしか見えない光の円環のような関係が存在す

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    2026年01月07日
  • 背の眼(上)[新装版]

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    読み応えあり!
    登場人物も魅力的で、読みながら愛着が持てた。
    そして謎が最後まで解けないところにヤキモキしながらも、その魅力的な登場人物達と、ちょっとした「ふふ」となるユーモアのエッセンスもあり上下とあったがすぐに読み切った。

    心霊、それともヒトコワ!?
    最後まで気の抜けないミステリーです。

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    2026年01月05日
  • 光媒の花

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    ネタバレ

    読みやすい。
    短編集だけど、それぞれの物語が繋がっていて楽しかった。子供がホームレスにイタズラされそうになったときはドキドキしたー
    子供が犠牲になる話はつらいなー

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    2026年01月02日
  • きこえる

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    ちゃんと推理が自分で出来たら面白いと思えると思う。
    私は全て解けなかったので、もやもやして星3。
    音声から謎を解けという発想はすごく良い。
    音声を聞いてる時は、怖さとドキドキがあって、楽しかった。

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    2025年12月28日
  • 月と蟹

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    ネタバレ

    息苦しいような閉塞感。焦り。自分だけが取り残されていくような感覚。何もかもが上手くいかないことに対する言葉に出来ないような苛立ち。小学生の慎一が感じている微細な心のもやもや感が、細やかな風景描写とリンクして伝わって来ました。直木賞受賞作とのことですが、純文学のような雰囲気を感じました。

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    2025年12月22日
  • 光媒の花

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    道尾先生の作品は意外と2作目。見ると集めてるけど全然読めてない!
    読み終えたあと、題名に物凄く込み上げる思いがある。
    道尾先生は読みやすいはずなのに、閉塞感や息苦しさで何故か思うようにスイスイ読めない不思議がある。
    今回は、思ったより優しい雰囲気で、もっとどぎつくても好きかなって印象。

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    2025年12月20日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    前作の魅力的な登場人物たちにまた会えると思って楽しく読ませて頂きました。

    個人的には、他人のためのペテンという所が、ちょっと引っかかり上手く消化できない感じでした。

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    2025年12月19日