道尾秀介のレビュー一覧

  • 向日葵の咲かない夏

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    こんなに嫌な気分になった作品他にない。(褒めてる)
    序盤からずっと不穏な雰囲気、だけどユーモアみたいな要素もあるから重たくなりすぎず楽しく読める た気がする。
    設定も結構突飛だし、ラストには衝撃が走る…
    これは前情報あまりなく読んだ方が面白そう。
    そして一度読んでもう一度読むと違った気持ちで読めて面白いかも。

    犯人は…?真相は…?とずっと飽きさせない展開も好みで、気持ち悪いけど最高に面白い一冊だった。

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    2026年10月31日
  • 向日葵の咲かない夏

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    向日葵が咲かない夏はないじゃない、なお話(?)。

    夏休み前の終業式、先生に頼まれ級友の家を訪ねるとS君が首を吊って死んでいた。しかし、彼の死体が消えてしまい、やがてS君は蜘蛛となって現れ、「僕は殺されたんだ」と訴える。近所では脚を折られ、石鹸を口に突っ込まれた状態の犬猫の死体が発見されている事件が発生していて、、、。

    遺体消失の事件と並行的に犬猫事件の謎が次第に明らかになっていく。

    蜘蛛のS君、主人公ミチオさんの妹ミカさん(3歳)、冷酷なミチオさんのお母さん、預言者(?)トコ婆さん、怪しげな担任の岩村先生、事件を知るかもしれないお爺さん、複数の登場人物たちの中にある違和感。
    後半にあるどんでん返しで違和感がはれ、ラストにさらなるおおきなどんどんでんでん返しでどっへ〜となった。

    以前、一度読んだことがあった気がしたけれど、あまり覚えていなかった。
    おそらく後半のどんでん返しどまりで、その先の大どんでん返しに気づかずにいたからだと思う。

    ラスト、なんでそうなるんだろうと考え、解説など読んで、ようやく納得のすんげぇねぇ、となりました。

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    2026年10月29日
  • いけない

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    写真と文章を上手く組み合わせたミステリー小説でした。構成も登場人物も分かりやすくて読みやすく、引っかかるポイントも多い分「これがあれに繋がるのかな?」と考えることができてすごく面白かったです!!!付録のヒントサイトを見て「そういうことか!!」ってなるのが楽しかったです^^
    色んな人物が章に分かれて書かれてはいるけど、教師と生徒、宗教団体、市民と警察など少しずつ繋がりがあってひとつの物語としてすごく楽しめました!
    深堀すると詳細が出てこず終わる登場人物もいますが、それも含めて私たちの想像で作る物語でもあるのかなと感じました。最後の展開はなにかゾッとするような感じもして、満足感たっぷりでした!!

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    2026年10月29日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった!
    予想していたのと違って、そっちか!やられた!となりました。
    雷に打たれた姉が記憶ちゃんとあるのか、と思っていたけど、やっぱりそんなわけなかった。しかし主人公の人生、波瀾万丈だなあ。

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    2026年10月27日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    伏線が散りばめられてて、楽しませていただきました。テツさんの手の指の話はなるほどーと思った。映画より断然原作がおもしろい作品でした。

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    2026年10月26日
  • N

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    ネタバレ

    特に順番は決めずに6→1→5→2→4→3の順で読んでみた。
    章ごとに若干の繋がりがあるので面白い。
    特に、読む順番は気にしなくていい気もする。(素直に前から読み進めて問題なさそうだった)

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    2026年10月25日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    人生崖っぷちの詐欺師たちが仕掛ける痛快な逆転劇。 最後の最後で……物語そのものが反転! 途中で感じていた微かな違和感が、感動すら覚えるほど見事な伏線回収へと繋がっていた。 読後は胸がすくようなカタルシスに包まれた。 個性豊かな登場人物たちの絆や、それぞれが抱える過去にも心を掴まれる。 騙し騙される展開の先に待っていたのは、思いがけない温かさ。 最後まで読んで初めて、この物語の本当の意味に気づかされる一冊。深夜に読んで面白すぎて飛び起きた記憶がある

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    2026年10月24日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    いやぁ、これは、言葉がすぐに出てこない。
    とにかくよくできている、それだけは言える。

    見え見えの叙述トリックや話の展開にまんまとのせられていたことに気づいた時も驚いたが、その先に待っていた更なるどんでん返しを目の当たりにした瞬間、度肝を抜かれてしまった。
    全てが計算づくか...。わかりやすいトリックは本命を隠すためのおとりだったわけだ。末恐ろしい。

    しかもこの小説の場合は単なるテクニック一辺倒で終わらせない。しっかり泣かせてくる。不自然な文体や寒いトーク回しがどうでもよくなるくらいよくできている。

    累計70万部なんてハッタリだろと読む前は思っていたが、それも納得の出来だった。ミステリーといえど、こういう本は何度読んでも面白いはず。また時間のある時に読み返そうと思う。

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    2026年10月22日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    再読です。

    妹を死なせてしまった罪悪感や、母親に否定され続けた悲しみ、孤独。それらに耐えきれず、自分に都合のいい物語を作り出していくミチオ。夜、耐えきれずにミカ(トカゲ)の手を口に含むシーンでは、深い悲しみや寂しさ、不安が伝わってきました。

    生まれ変わりの虫たちは、自分の気持ちを整理したり、決意を肯定してもらったりするための存在でもあったのかも。
    ミカへの愛情は特別なものだったと感じました。

    S君だけがなぜアルファベットで表記されているのかも気になりました。実名ではないことが、かえって不穏さを増しているように感じました。

    初読のときの面白さはやっぱり格別でしたが、語り手が信用できないからこそ、最後まで何が本当なのか分からない。
    でも、その語りの奥にいるミチオの、どうしようもない悲しさが印象に残りました。

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    2026年10月18日
  • N

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    ネタバレ

    名のない毒液と花
    眠らない刑事と毒
    消えない硝子の星
    飛べない雄蜂の嘘
    落ちない魔球と鳥
    笑わない少女の死
    の順番で読みました。最後、一番後味が悪い話を引いてます(笑)
    「毒液と花→雄蜂の嘘→硝子の星→魔球と鳥」の流れが好きでした。それぞれのストーリーも良いですが、天使の梯子の印象がとても強いです。
    各話で人物の印象が変わったり、過去や未来の出来事が判明したり、面白かったです。

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    2026年10月18日
  • N

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    ネタバレ

    読んだ順
    【消えない硝子の星】
    【名のない毒液と花】
    【落ちない魔球と鳥】
    【飛べない雄蜂の嘘】
    【笑わない少女の死】
    【眠らない刑事と犬】
    理由は特になく、その時々の気持ちや気分で話を選んだ。
    読む順番には関係なく楽しめるという事は、続けて読まな
    くていいし、話と話の間に時間を空けても問題ないので、
    読みやすくて、このスタイルはかなり気に入った。
    人と人、場所、出来事が繋がる瞬間は楽しかった。
    殆どの話の終盤にちょっとしたサプライズがあって、道尾
    先生の作品だと思い出させてくれた。
    全ての話が、同じ時に終わるのも良い。
    印象に残ったのは、【落ちない…】のニシキモさんの言葉。
    特別じゃなくていい、ただ平穏に暮らしたいと常々思って
    るんだけど、何もない平凡な日々、それこそが奇跡なのか
    もしれないと思った。目から鱗…
    後味悪いのは【笑わない…】。単なる好奇心が、他人をとん
    でもない状況に追い込んでしまう可能性。怖い。

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    2026年10月17日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    とにかく凄すぎる。
    今まで読んだミステリーの中でも異色中の異色だった。
    初めから最後まで全く想像がつかないし、終盤の伏線回収の連発が凄かった。
    かなり、体力のいる作品だということは聞いていたけど、重たい内容なのに次が気になってページが止まらなかった。
    ぜひ他の作品も読んでいきたい。

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    2026年10月17日
  • 向日葵の咲かない夏

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    主人公のミチオが友人の死体を発見したところから始まる物語。終始、自分の先入観を何度も覆される展開に翻弄された。

    読み終えた直後は、ミチオにとって報われた結末だったと感じた。しかし、エピローグに立ち返ると、やはり彼の人生に大きな影響を及ぼす出来事だったのだと改めて思わされる。まだ小学生だったミチオが背負うにはあまりにも重く、彼のことを不憫に思ってしまった。

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    2026年10月16日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    読めば読むほど謎が増していき、どんどん誰も信用できなくなっていく不思議な感覚が、読んでいて楽しかった。登場人物それぞれが創り出していた物語に驚き、悲しいような切ないような気持ちになった。最後の火事のシーン、とても好きだなぁ。最後の最後まで、結局何の希望もなくて苦しい。ミチオはこれからも、物語の中で生きていくしかないのか、、この終わり方、私はすごく好き。

    すごいすごいとは聞いてたけど、本当に読んでよかった。大好きな作品になりました。

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    2026年10月15日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ほんの少しの善意や、誰かを守りたいという思いが、思いもよらない悲劇につながってしまう。人の心のすれ違いや、運命の残酷さが胸に迫る。

    すべてが明らかになったとき、これまで読んできた物語の見え方が変わる。そして、やりきれない思いとともに、深い余韻が残った。

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    2026年10月13日
  • こんなはずじゃない ホラー傑作選

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    ・織守きょうや「五人目の呪術師」
    ・櫛木理宇「庵主の耳石」
    ・新名 智「今頃、わが家では」
    ・小林泰三「攫われて」が好きだった。
    同時に発売した、
    逃げられないホラーも良かった。

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    2026年10月12日
  • I

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    ネタバレ

    ゲオスミン→ペトリコールの順

    以下、ネタバレある内容メモ

    すごく面白かった。この順で読めて良かった。
    怒りや憎しみ、孤独、そういう強い思いが人を化け物にしてしまうことが悲しい。
    あんなメッセージを送ってしまったお姉ちゃんも、その時は化け物になってしまったのだろうと思う。ずっと学校に行けていないのに、優秀で人気者を演じて。どんどん深まっていく信頼の中、きっと火傷を克服して劇団という帰るべき場所に去ってしまうであろう唯一の友達を、自分だけのものにしたくなってしまったのかな。

    ゲオスミン内の「おかあさん」ギミックとか、読む順以外にも楽しめる仕掛けたくさんでずっとワクワクできた。でもなんだか寂寥感が残る味わいが、とても好きな読書体験になった。なんだろ、父親たちも、お姉ちゃんも、自分にとってとても大切な相手に間違った言葉を発してしまって、取り返しのつかないことになる感じが、なんとも悲しい。

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    2026年10月11日
  • こんなはずじゃない ホラー傑作選

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    面白かった!小林泰三さんの「攫われて」がめちゃめちゃ好きで、二度読みしたら「ああ!言っとるやんけ!」ってなった。こういうホラーミステリが読んでて一番楽しい。そんな最高のホラーがたくさん詰まった傑作選だった。

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    2026年10月10日
  • I

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    ネタバレ

    「ゲオスミン」→「ペトリコール」の順番で読みました。

    なんとなく最終的にたくさんの人を救いたい。という気持ちで、最初にどちらかと言えば怖い単語の「ゲオスミン」から読み始めました笑

    一度読んだだけでは、スッキリせず、もう一度両編の重要箇所を読み込み納得。

    赤い傘、そして時系列。最初のこの順番で読みます。という書き込みの一と二が繋がるとは。

    ペトリコールの夕歌と先輩と関係が良かった。
    最初ゲオスミンを読んでる時の早く先が読みたい!気になる!って感覚が読書をしていて久しぶりだった。
    え、そういうこと?って2.3回なった気がする。
    これが読書の楽しいところでもある気がする。

    とても良い読書体験をありがとうございました。

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    2026年10月09日
  • 月と蟹

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    子どもたちは悪くない。
    ただ皆一生懸命に生きているだけなのだ、そう思う。

    脇にいる大人たちだってそうなりたくてなっているわけじゃない。ささやかな幸せを喜び、時に運命を翻弄される出来事に流されまいと必死にしがみついてでも生きている。
    ただそれだけなのだ。

    月と蟹。

    手に取ったときにはわからなかったタイトルの意味。
    それは子どもたちの放課後の遊びでもあり、昭三爺さんが死ぬ前に慎一に遺した遺言のような話しでもある。

    表紙の絵、
    よくみると誰かの影が写り込んでいる。
    物語を読み進めるとそのことに気がつく仕掛けなのか、
    最初全く気がつかなかった。

    そしていよいよラストになって表紙の意味していることがわかるのだ、。

    途中からページをめぐる手が止まらず一気に読んだ。
    それにしても毎度焼かれるヤドカリが可哀想〜と思いながら読んでいたのはわたしだけかしら?

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    2026年10月08日