道尾秀介のレビュー一覧
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ネタバレおもしろい!以下は超ネタバレ
犯人は、岩村先生?Sくん?お爺さん…??まさかの頭がおかしいのはミチオだった…。
小児性愛、動物を殺したい、骨を折りたい…異常な癖のオンパレードの中、唯一まともと思ったミチオは一番やばいやつだった。
ミチオや母親は辛い過去から目を背けるため、自分の心を壊さないために、自分だけの物語を作り完全に入り込んでいた。まさかの読み手はそれを信じ切っていた。死んだS君が蜘蛛として生まれ変わり会話をする、フィクションがあるストーリーと思い込んで読んでいたら、見事に騙された。
しかも最後、恐らく両親はミチオへの愛情を取り戻したが、家族みんなでハッピーエンドでは終わらず、家族4 -
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あなたの中にある「I 」はこの世界をどんな視点で覗いていますか?
「自分」の存在というのは世界からどのように見られているのだろうか。血のつながり、人々との関わり、誰かからの愛情、社会的な承認、そういったものが「存在」して「自分」は社会的に「存在」しているのであるとしたら、果たしてそういったものが「存在」していない「自分」は社会的に生きているのだろうか。
読む順番によって読後感が異なる作品はたまに見かける。それはどちらかというとSFチックな時間遡行や並行世界などの世界線、多世界解釈をもとに構成されていることが多くそういった作品は作品の世界観説明や複雑な構成にページを注ぎ、2巻構成などになって -
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ミステリー書評
読書レベル 中級
ボリューム 296頁
ストーリー ★★★★★
読みやすさ ★★★★★
トリック ★★★★
伏線・展開 ★★★★★
理解度 ★★★★
読後の余韻 ★★★★★
※
一言書評:
2話構成になっていて、読む順番によって結末が変わる!という一風変わった作品。本当にそんな事が起こりうるのかと疑心暗鬼で手に取りましたが、完全にヤられました!
さすが道尾先生、天才過ぎます!
読む順番で結末が変わるというギミックもさることながら、道尾先生ならではの独特の表現や言い回しが本当にイイ!!ホラーとまでは言えない気味悪さ、何かあるんじゃないかと思わせぶりな表現力がクセになりま -
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その「嘘」はやがて世界の見え方を変える
容姿に自信がない主人公は本人も唯一の自信にしている「声」を使ってラジオパーソナリティの仕事をしている。そんな主人公のもとに突然現れた謎の美少女に半ば脅されながら復習計画の一員となる。
まず一番に読む上でポイントになるのは主人公から見たヒロイン像と読み手から見たヒロイン像とのギャップであり、そこにこの物語の本質でもある「誰が信頼できる語り手」なのか、「真実の動機づけ」とは何かを読み解いていくのが良いと思った。
読み手からするとどう見ても怪しいこのヒロイン、主人公もそう思っているのだがそこには「惚れてしまった」補正が加わり、ヒロインとの関わりにドギマ -
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前作に引き続き章末の写真から真相を読み解く体験型ミステリーの第2弾。今作も読者の期待を裏切らない面白さだった。
IIと題されているが続編というわけではなく、単体で楽しめるように作られているので気になる方から読むことも出来る。前作同様ヒントサイトもきちんと完備されており謎が解けず路頭に迷う心配は殆どない。(前作は仄めかし程度だったが今作ははっきりと真相が分かるようになっている)
全4章の短編集だが、全ての章が最後の章の結末に繋がる長編となっている。前作の感想では単品でも楽しめると書いたが、こちらのIIは是非最初から読んでもらいたい。
個人的に好きな章は第1章「明神の滝に祈ってはいけない」だ -
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凄惨な事件で家族を喪った少女の物語「ペトリコール」と、娘を喪った男の物語「ゲオスミン」の二章からなる作品。どちらから先に読むかは自由、しかしその読み方によって登場人物の運命が百八十度がらりと変わってしまう、というとんでもない物語です。
ちなみに私が読んだ順番では、とんでもないバッドエンドにたどり着きました。しかしたしかに、逆から読んでいたら救いの物語になるんだこれが……! たった一文字だけが変わることで、物語の構造もがらっと変わってしまいます。実にお見事。ちなみに、バッドエンドルートを読んでから、「ここがこうなれば救いがあったのか」って気づくのは案外としんどくないような気がしました。救いの物語 -
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初めて、彼の著書を読んだと思ったら、『向日葵の咲かない夏』を読んだことがあることに気がついた。
かなり前なので内容がもう一つ思い出せず、これを機に読んでみようと思った。
この作品も、出版されてからずいぶん話題になっていたにもかかわらず、今さら・・・ですが、読者参加型というのでしょうか。解説では、体験型とされていますが、とても面白かった!
読む順番も読者である私たちが決めることができ、720通りって、確かに読む順番によって、登場人物へ抱く印象って少しずつ変わってくるように思った。また、次の章へと移っても、つながりが感じられると、また読み返して、また違う印象を受ける。という繰り返しで、とても読 -
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道尾氏完読中なのにこちら未読で、Iが出たので慌てて読みました。そして1日で読み終わりました!やっぱ読み出したら止まらない!!
ちょい道尾ブランクがあったので、一章を読んで聴いて、あ、そういうことか!と。二章目はすっかり騙され、三章以降は道尾節に慣れて来たからこそ、うっすら分かるけどどう音に持ってくの〜?を楽しみ。最終章はスマホ耳にひっつけて聴いてたから、他の方の考察を読むまでわからなかった。。そのあたりも、一時期テレビ番組によく出てた道尾さんならではだなぁ〜と思いました。
変わらず何気ない伏線と回収がもうすごい。
QRコードの音声が、以外と長い。そして「朝が来ます〜ように〜」が耳について歌える -
購入済み
カラスの方との
合体版を購入に踏み切った自分を褒めてあげたい
良くこんな気色悪い表示の本を読む気をなった
やっぱり本屋さん大賞の影響はスゴイ
さて、今回も大変面白く怒涛の伏線回収と
ドンデン返しを疑いながらもそれ以上の内容でした
是非おススメ、伊坂作品好きにはもっとおススメ