道尾秀介のレビュー一覧

  • 笑うハーレキン
    ハーレキンって何。

    やっと わかりました。

    誰でも 多かれ少なかれ 仮面をかぶっているんです。

    でも そのうちに 仮面をかぶっている自分が

    本当の自分のように 錯覚してしまうですよね。

    疫病神さん いい感じ出ていました。

    今回は 道尾作品としては ちょっと 自分には 会いませんでした。
  • スタフ staph
    衝撃。前半はストーリーはそこそこに、特に主人公が行動してから自分の心理に気付くあたりの描写が見事。そして後半はストーリー展開で魅せてくる。面白かった!「移動デリ」と見るとデリヘルっぽいが実際はキッチンカーのこと。
  • 笑うハーレキン
    こんな状況になって本を読む時間が取れない…やっと読み終えたのだけど、私的にタイムリーな内容だった。思う様にならない事が殆どだし、色々な事をお面で隠して笑って耐えてる。頑張らないとね!「カラスの親指」 みたいなほっこり感を感じた。がんばれー東口!
  • 花と流れ星
    久しぶりの道尾秀介さん。特に最後のが気に入ったけど全部良かった。道尾、真備、凛…背の眼と同じく3人の関係もいいなぁ。
  • 鬼の跫音
    ホラー短編という括りでは、個人的は非常に好みの類い。不気味で少しグロテスクな世界観が良いが、読み疲れないライトなボリュームもまた重要かもしれない。
    『悪意の顔』は怪しい畳み方も含めて特に秀逸。
  • ラットマン

    ラットマン

    勘違いと推理と2つの事件。
    巧妙に絡み合う言葉のマジックに惚れ込みました。
  • スタフ staph
    すごい傑作だと思う。緩やかに衝撃的。胸が締め付けられてホントにたまらない気持ちにさせられます。今の子って、大人の状況を把握するのが上手な子が多いのは感じる。その中にはたしかにとても物分かりが良くて大人の判断をする子もいるけど、やっぱり我慢してるんだよね。大人はそういう子にこそ目を向けなければいけない...続きを読む
  • 貘の檻
    道尾秀介らしい作品。
    ちょっとした誤解や勘違いが生み出した悲劇。
    ホラー要素もあり、最後はしっかり伏線を回収。
    よくできたミステリーで面白かった!
  • 球体の蛇
    おすすめ

    悲しい話。
    最後まで火事が起きた真相はわからない。
    しかし、サヨ、乙太郎、智子誰が火事をおこしていたとしても悲しいことに変わりはない。

    読み進めるにつれて
    火事の真相に迫っていっていき続きがきになった
    しかし進むつれてより真相がわからなくなった

    比喩表現がたくみで美しかった。
  • ノエル―a story of stories―
    理不尽な暴力から心を逃すために
    絵本を作る男の子と女の子のお話でした
    作中の童話とリンクしながら
    でも時間の流れが交差しながらの
    とても不思議なお話でした
    短編連作で でもしっかりと繋がっていて
    最後 ほんとに よかった
  • 満月の泥枕
    ドタバタに話が進んでいく中にもシリアスさがちりばめられている。
    みんな、いろいろな想いを抱えて生きている。
    ドタバタが続くなあ、と思っていたら急に終章へ。
    終章はグッとくる。ベタな展開なんだけど。
    さすがの文章だなあ。
    題名はなんでだろう??って思っていて、キーワードはちょいちょい出てきたけど、それ...続きを読む
  • 水の柩
    いやぁ、道尾氏の作品は吸い込まれる?
    なぜ、家族でバスになり、それぞれのきっかけになるダムに行くのか?。最終章でその謎がわかる。ついつい最初に戻って読み直してみた。それでもわからない。巧妙に構成されていた。

    「同級生のいじめ」「祖母の子供のころの苦い思い出」
    忘れてしまいたい事と、忘れてはならない...続きを読む
  • 満月の泥枕
    あんなに辛い出来事があったのに、明るい主人公。
    私の脳内では主人公はムロツヨシで再生されてました(笑)
    池の骸骨まわりのテンポの良いあたりは、映像化したところを見てみたい!アパートの濃い住人たちのやり取りが楽しすぎて良かった。鉱物記念館のあたりはちょっと長かったけど。
    オチは、そうかもと思ったけどそ...続きを読む
  • 貘の檻
    うわああああ。
    なんとも言えない終盤・・・
    でもこういうことってあるよね。。。。。

    消化しきれない思いが!!

    あとがきも面白かったな☆彡
  • 鏡の花
    すごく綺麗で透明感のある、シンっとした連作。
    でも読んでいてすごく心を揺さぶるけど、すぐどんな話か忘れちゃいそう。
    実際に「光媒の花」もさっぱり内容を覚えていない。
    とっかかりを読んでも思い出せない。

    今作の中では「きえない花の声」は切なくていいな。曼殊沙華の鮮やかさと内容のコントラストが素敵。
    ...続きを読む
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件
    鎌倉に似た町を舞台にした短編集。
    色々な個性が楽しめて面白かった!
    道尾さん、伊坂さんはやって引き込まれるけど
    全部面白かった!
  • 月の恋人―Moon Lovers―
    キムタクでドラマ化もした作品

    故郷を離れ見知らぬ土地で生き抜く姿に心打たれた
    また、日々の暮らしから一歩踏み出す事って良いも悪いも自分の人生が大きく変わるんだって思った
    幸せの感じ方もかわるんだなと思った
  • 月の恋人―Moon Lovers―
    月9としては好きだけど道尾作品としては物足りなさがある。
    あとがきにもあるように、制約があるからこその作品になっている。
  • ノエル―a story of stories―
    弥生と圭介の絵本作り、物語の中の真子との会話で成長していく莉子の物語、妻に先立たれ小さい頃の思い出を思い出すおはなし会の与沢の物語。
    ひとつひとつの短編のようで、実は繋がった長編。物語や言葉で生きる力を与えられる。とても元気をもらえる作品。クリスマスの時期に読みたい。
  • ノエル―a story of stories―
    まず、装丁が小さい頃から大好きな藤城清治さん。見るからに大切にしたくなる一冊。
    何かが飛び抜けて悲しいわけではないし、劇的に幸せが訪れるわけでもない。なのに、じんわり心に染みて涙か浮かんでくる。