道尾秀介のレビュー一覧
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人は、いかに主観だけで物事を捉えているかを思い知らされる作品だった。
作中に散りばめられた「思い込みの種」があまりに巧みである。
その種から導き出した結論めいたものは、物語が進むにつれて、ことごとく覆されていく。
どんでん返しの快感を存分に味わえた。
そしてストーリー展開の面白さに加え、引き込まれるのは登場人物たちの複雑な感情の描写だ。
特に姫川が抱え続けている深い哀しみや、母との関係性に苦しむ姿には胸が締めつけられる。
「思い込み」は、その対象への想いが強いほど誤った方向へと勝手に歪んでいく。
原因は愛なのか、憎しみなのか、それとも執着のような感情なのか……。
さらにエピローグ -
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ネタバレ道尾秀介さんの作品は、大好きなので、読み漁っている感じなのですが、前に読んだ「I」と同様に、新感覚のエンターテイメント小説であり、非常に面白かったです。
1話目の「聞こえる」は、最後に、殺された夕紀乃の父親を装った男が荷物を回収しに来ますが、その男こそが、犯人であったことに、寒気を感じました。
2話目が、個人的に1番怖く、叙述トリックのような形で紡がれていた感じでした。音を聴くことによって、自分は今まで何を読まされていたのだろうと思わされぐらい、ミスリードが巧みでした。講演者と主人公の境遇が、全然違ったことに、戦慄を覚えました。
3話目は、唯一のハートウォーミングであったような終わり方で -
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ネタバレ道尾秀介さんの本は向日葵の咲かない夏、いけない、に続き3作目。向日葵の咲かない夏と同様不穏で重苦しいのに読み進めずにはいられない。以下ネタバレ含む感想。
わりとはじめの方で脅迫者は父の死を知らず父を脅しているつもりなのでは、過去の件で脅しているのでは、という可能性に思い至ったのだけれど、その後の丹念なミスリードによって主人公が犯人で脅迫者は勘違いをしていて姉は主人公の犯罪をやめさせようとしてるのでは、と考えてしまった。さすがに終盤ミスリードあからさまだったのでこれはやはり・・・と勘付いたけど。あと手紙は二本の線以外にも「、と十」を書き出してるのではないかと思ったけどこれは私の勘違いかもしれ -
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全ての伏線を華麗に回収している本だと聞いて購入しました。たしかに華麗に回収されていて、そうなるか〜という感想でした。
第1話 谷口楽器で秋絵と出会った。7年前に別れ、その1ヶ月後に秋絵は死んだ。
第2話 盗聴専門の探偵事務所に谷口楽器社長と刈田がやってきた。黒井楽器が新デザインをパクっていると思うとのこと。
第3話 バー「地下の耳」で三梨は夏川冬絵と飲んでいる。冬絵はファントムで働いてくれることになった。
第4話 冬絵は黒井楽器に潜入する。鍵のかかった引き出しを探ってもらう。
第5話 5階企画部。解錠してデスクを探る。
第6話 探った書類はデザインの盗用とは無関係。
第7話 谷 -
購入済み
いろいろと
教訓めいた言葉や豆知識も織り込みながら
沢山の伏線を撒きながら、最後はちゃんと
しっかり回収
それ程重い部分もなく、サクッと
しっかり裏切られながら読めました -
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「あの本読みました?」で紹介されていて気になって購入。確かに未知の読書体験だった。
①飛べない雄蜂の嘘
②落ちない魔球と鳥
③名のない毒液と花
④笑わない少女の死
⑤眠らない刑事と犬
⑥消えない硝子の星
の順に読んだけど、この順でよかったと思った。
章によって同じ出来事を別の角度から別の人物の視点から見ることになるのでもし違う順で読んでいたらまた全く違った感じ方になったかな?と思う。
誰かのどこかの人生のうちの奇跡の一瞬に自分も同じように体験できたみたいに感じて、話がたとえハッピーエンドでなくても主人公たちの人生にそれぞれ希望を持った形でひとつひとつ読み終えることができた。
何年後かに今度は別 -
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ネタバレ「カラスの親指」で活躍したあのメンバーが帰ってくる続編ということで、前作も再読してから読んだ。テツさんの大掛かりなペテンにまんまとはまってから数年、詐欺から足を洗って暮らしていた武沢の前に、詐欺師に欺された母親が飛び降りを図ったという少女キョウが現れる。取られた金額の回収と、組織を白日の下に晒すために、武沢は一度限り再び詐欺を働くことを決意するーーー。
とはいっても、この作品だけに一筋縄ではいかず、後半になるにつれ明らかになる武沢の本当の計画、そしてそれだけではない今回のストーリーの全貌、、、と、前作と同じように二重三重に張り巡らされた仕掛けと伏線のオンパレードに、舌を巻くばかりだった。やはり -
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ネタバレ謎解きは苦手だし、ミステリも推理しながら読むことはなく探偵役の言うことを鵜呑みにしているけど、『いけない』で初めて謎を解く楽しさを味わえて、本作でも同様だった。頑張ればわかる難易度になっていてありがたい!この難易度の謎解きなら何度もやりたい!
2話目はイヤフォンで聴くことによって、寺門の位置(入口側・左側)から脅迫するセリフが聞こえ、最初に想定していた立場と逆だ!と気づけた。立体音響的に聞こえたけど合ってるかな?冒頭でイヤフォン・ヘッドフォンの使用を推奨していたのはこのためか!と思った。
ただ1話目が腑に落ちない。真相はわかったけど、犯人何者なの?とか、なんで音楽聴いてる時に話しかけてきた -
購入済み
これでもか
これでもかと続くどんでん返し
もうこの著者さんの作品には騙されないぞ
と毎回読み始めますが
今回もまさかまさかのどんどんでんでん返し
と伏線回収 -
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ネタバレ道尾秀介先生、初です。youtube動画で小説紹介をされているBookTuberのマサキさんや、ヨビノリたくみさんの3分書評をよく視聴しているのですが、恥ずかしながらそこで初めて知りまして、読んでみたい!という気持ちが膨らんで購入。結果↓
すっっっごく面白かったぁぁぁ…っ!!!
幾つもの謎と疑惑が浮かぶ中、徐々に明らかになっていく真相が畳みかけるように勢いよく、終盤どういう事!?と目が離せなかった物語。伏線回収も残す事なくお見事で、読後スッキリした気持ちになりました。
読み終わって見れば、タイトルもこのワンコの表紙も伏線じゃないっすか!と。いや、ワンコはあらすじからして重要な事はわかるんです -
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ネタバレそうだったのか!!!なる多数の事実とどんでん返しのお子様ランチ状態です。
ライトなハードボイルドのようでありながら、言い訳や逃げを許さないような重みと深みが内包し、痛みと悲しみ、やるせなさと同時に笑いと愛と温もりがそこにある、人の心に突き刺さる物語。
深くて素敵なお話でした。とても好きなお話。『ソロモンの犬』も大好きな作品となったんですが、こちらも違った魅力があります。ていうかもう、道尾秀介先生に沼りそう。
もうね、文章が私好みなんです。ああ、遅くなったけど知る事が出来て良かった。
主人公の三梨さんは三枚目と二枚目のバランスが良い軽妙さ。ルパン三世とかシティーハンターの冴羽さんとか、銀魂の銀さ