道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
各章の読む順番によって見え方が変わる道夫秀介のトリッキー作品。
とある小さな町で起こる6つの短編を綴った物語。
本の最初に各章の冒頭部分のみが書かれている。
気になった章から好きな順番で読んで良いとのこと。
まず驚くことに全て章の冒頭が扉として秀逸すぎる。
冒頭だけでも買った価値がありました。
そして本編も道夫秀介の独特で深みのある人間模様と先の読めない展開が癖になる。
順番を変えたときにどう見えるのだろう、あの人の印象はどうなるだろう、そんなことを考えながら読む内に気づけば終わっている、そんな作品でした。
「物語を多角的に見れる」そんな勧め文句を友人から頂いたがまさにその通り、素 -
Posted by ブクログ
世の中のはぐれもの達が偶然の出会いから繋がり、過去と向き合い、今と戦い、未来を選び取っていく。道尾秀介さんの描く登場人物達はとても生き生きと今を必死に生きており、その言葉や動き一つ一つに血と肉が存在するのを読む中でいつも感じることができる。
「詐欺」を働く主人公達の欺く先とは、そして欺いているのは、欺かれているのは、伏線が回収されたときそれは最高の「詐欺」から最高の「マジック」へと姿を変えていった。欺かれた快感をぜひ味わってほしい。
また、登場人物に仕掛けられたトリック、そして読み手に仕掛けられたトリックをワクワクしながら感じ取ってほしい。ヒロインの名前に込められた意味、登場人物達のつながりと -
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Posted by ブクログ
読みながらの伏線回収もありながら、読むだけじゃ解ききれない写真についての謎があるという、ゲーム要素がある本でした。(公式ヒントサイトも有り)
Nもそうだけど、道尾秀介さんは読む以上の面白さを詰め込むのがうまいですね。
個人的にはなんだかんだ1章が一番面白かった。
伏線回収がとても良い…
「ナオヤ」とつぶやき続ける安見のシーン、自分を殺した犯人の名前か?(序盤で犯人の名前は3文字と書かれている)とミスリードしてた。
でもナオヤは事故で亡くなった息子の名前で、犯人の名前はナオト…と後でわかる。
それ以外にも読み進めるごとに「そういうことか!」とわかる伏線回収が多くて、楽しく読めた。
あとは心理