道尾秀介のレビュー一覧

  • カエルの小指 a murder of crows
    また面白い作家さんを見つけてしまった。
    他の作品も読みたくなった。
    カラスの親指に続き、気持ちよく騙された。
    騙されてるのに気持ち良いと言うのも変だけど、登場人物の誰も傷付かず、でも騙してやった感もちゃんとあり、みんな騙されてるのに最後まで気付かない。
    幸せな詐欺もあるもんだな。
  • 龍神の雨
    ミステリーにハマったきっかけの本です。家にあった兄の小説で、なんとなく読み始めたのですが、思いのほか面白くて徹夜して読んだものです。(次の日が学校なのでしんどかった…)

    こういったミステリーは、人間の闇をどす黒く表現するのが本当に上手だなと思いました。私の知らないダークな世界が案外身近にもあるのか...続きを読む
  • N

    人気すぎて5軒回っても買えず。
    重版予約してやっとこさ読めた!
    期待通りの傑作でした。

    順番は2.6.1.4.3.5

    好きなのは6と1
  • N

    ①飛べない雄蜂の嘘 4章
    ②笑わない少女の死 3章
    ③名のない毒液と花 1章
    ④眠らない刑事と犬 6章
    ⑤消えない硝子の星 5章
    ⑥落ちない魔球と鳥 2章
    自分でくじを作って、目をつぶって引いて、その順番に読みました。
  • いけない II
    帯の通りです。驚きゾッとします。
    面白くて一気読みでしたー。
    少しでも興味あるなら読まないと損ですよー。
  • いけない II
    次の章に答えにダイレクトに繋がるワードが書いてあったり、前作よりは難易度が易しかった。今回も面白かった
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
    小学生の頃、この著者の「向日葵の咲かない夏」を読んで、途中で気持ち悪くなって読むのをやめたという記憶がぼんやりとあり、それ以来どこか潜在的にこの著者の作品を避けていた。
    26歳になって、この本を読んで驚いた。どんでん返しが最高に気持ちよかった。
    心の成長した今なら、「向日葵の咲かない夏」も楽しめるは...続きを読む
  • 光媒の花
    各章で前章の登場人物が主人公となる構成となっており、6章から成る作品でありながら、繋がりある1つの世界観を感じることのできる連作短編集。
    一言で説明すれば、前編3作は哀しいほどに純粋な衝動をテーマにしたイヤミスで、後編3作は家族愛を描いている。
    個人的には4作目の「春の蝶」の温まるラストが好きだった...続きを読む
  • いけない II
    いけない
    問題が解決してないのに清々しい読後感
    いけない2
    問題が解決してるのに後味の悪さ

    同じ手法、同じ手法シリーズにも関わらず、オチを逆転させたと感じた

    1章は完全に騙されたミスリード
  • いけない II
    audible 。好きな作家のひとり道尾秀介。伏線をはりまくり、最後に見事に回収する。頭のなかどうなっとんじゃろか。読み手の頭の混乱ぶりを楽しんどるな。
  • いけない II
    最高でした。こわいけど。めっちゃこわかったけど。

    前作と同様、短編4編の舞台となる街は同じ。最終章、登場人物が徐々につながっていく様がもう…道尾さんの真骨頂だなぁとワクワクしました。

    最終章で、事件の真相が明るみになりそうなフラグが立っていてひと安心。(前作とは違って…)

    けど、明神の滝への「...続きを読む
  • カエルの小指 a murder of crows
     カラスの親指の続編。年を重ねたお馴染みの登場人物達に新しいメンバーが加わり、親しみ深い設定が楽しかった。

     最後の最後まで騙され続け、物語に飽きることが全くない。著者の才能に圧倒された。

     最初のページが、なくてはならないものだと思う。感慨深い。

     新メンバーのテツ君が可愛いかった。

     2...続きを読む
  • いけない
    とても面白かった
    あらすじを読んでから作品に進んだにも関わらず
    ミスリードに引っかかってしまった!
    自分で何が起こってるのか考えて、
    推理しながら読み進めていくことでさらにこの作品が面白くなった。
    各章の最後のページに、それまでの読みを覆すような、そういうこと!?となる1枚の写真が載っている手法は、...続きを読む
  • 龍神の雨
    どうしようもなく暗い話が続き、不幸な人しか出てこない。だが展開が変わると一気にページをめくる手が早くなり、やがて幾筋もの光が見えた。
    龍の使い方、上手いなあ。
    人生をやり直すチャンスを龍がくれた…と、私は思いました。
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    してやられた

    ストーリーはとてもまとまっていて読みやすく、それでいてしっかり伏線も散りばめられていて、終盤にひっくり返される…ディズニーのアトラクションで例えるなら、スプラッシュマウンテンのようなドキドキがあった
  • いけない
    物語の終わりに一枚の絵。それを見て、初めて物語の真相を知ることができる。
    これまでこんな作品があったでしょうか。
    いや、きっと無かったと思います。

    物語を読み切って、絵を見て、その後でもう一度読み返したくなる。どの章も2回ずつ読みました。

    こんな読書体験ができる本は他にないのでは。
    人に勧めたく...続きを読む
  • いけない II
    道尾秀介先生の作品はまだまだ未履修のものも多いけれど、私の中での道尾秀介先生らしさ!みたいなものを凄い感じる作品でした!
    最初の「祈ってはいけない」は時間軸の違いで最後の写真を見た時になるほど!と思わずカフェで叫びそうになってしまいました(笑)
    妙に頭に残っていた子年に、丑の雪像。素晴らしい。姉妹両...続きを読む
  • シャドウ

    ゾクゾクしたぜ!

    父親と息子のハートフルな話だと思っていた。いや、間違いとまでは言わないが、ミステリーとの融合があり、新たなジャンルを開拓したようで鳥肌が止まんねぇよ!
  • いけない II
    読み終えて、めでたしめでたしと読者を安心させるが、最後に意味深な写真を掲示する。読者は何か不安な気持ちになり、本当の結末を推理することになる。リドルストーリーならハッピーエンドかバッドエンドか読者は選べるが、本作は一方しか選べず容赦がない。推理できたのは嬉しいが真相に驚愕する。もしかすると推理せずに...続きを読む
  • カエルの小指 a murder of crows
    欺し欺され。誰が欺して、誰が欺されいるのか、よく解らない状況になるぐらいのペテンの仕掛けあいでした。
    一つのペテンの上をいくペテン。そのペテンの更に上をいくペテン。そんな感じのどんでん返しにつぐどんでん返しが楽しかった。

    タケさんが勇んでペテンを仕掛けると意気込んでいたけど、キョウちゃんの方が上手...続きを読む