道尾秀介のレビュー一覧

  • カエルの小指 a murder of crows
    前作ほどの驚きはなかったけど、今回も騙され続けた!
    そしてやっぱおもしろい!

    何年か後にまた読み返したいな。
  • いけない II
    トリッキーな作品といえば道尾秀介さん。
    今作も面白かった。
    前作同様各章の最後の写真で真相が明かされるスタイル。

    第一章を読み終わってネタバレを読んで納得し、第二章を読んでいる途中でこれが連作だと言うことを思い出して激しく後悔。ここで第一章の種明かしがあった。
    第二章と第三章もその次の章で真相の説...続きを読む
  • 骸の爪
    なんか事件が起きてそうで特に起きていない前半。道尾さんの作品は、そんな感じで進み、実はいろいろと伏線が散りばめられていると感じる。この作品も後半に向けて物語がどんどん加速していく。真備のキャラは好きだけどもうちょっと周りに真相教えてあげてたら被害は少なくなるんじゃないかなぁとか思う。
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)
    思い込みが激しい人ほど騙される作品。
    解説にもある通り、文体が軽くて読みやすかった。
    片眼の猿という意味と、この本の主題が面白かった。
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -
    自分の理解力が乏しいせいかスッと理解できるものが少なかったけれどコンセプトとしてはとても良いと思った
  • いけない II
    前作に引き続き、それぞれの短編の最後の写真で真実が判明するスタイル。
    前作のことがあったので注意深く読み進めていたおかげで写真が意味することも理解でき、最後の種明かしの章もスラスラ読み切れた。
    こういったスタイルの構成はとても面白く道尾秀介さんの良さがとても発揮されている面白い作品!
  • 鬼の跫音
    全編残すことなく全てのシーンが暗くて冷たくて異様。シンプルかつ無駄のない文章で描かれる底気味悪い6つのストーリー。
    最後は毎回どんでん返し。予想できてしまうところも多かったけどそれでも満足できる面白さでした。

    鬼という言葉の語源は「隠(オヌ)」、つまり目に見えない存在を指す言葉だそうで、語源の通り...続きを読む
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    結末で全てOK

    切なくて、ホロッときて、爽やかな気持ちにさせてくれる最高の結末。
    ミステリーのカテゴリーを超えた家族の物語
  • ラットマン
     素人コピーバンド内で起こった殺人事件。
     二重三重のどんでん返しがお見事。
     しかし、ひかりチャンてほんと誰からも愛されていなかったのだなあ (T_T)
     彼女の死後も皆が皆けっこう平然としてる (T_T)
    「追悼」ライブでもみんな他のこと考えて演奏してるし (T_T)
     
     動機・トリック等、正...続きを読む
  • 月と蟹

    中二病前夜の年頃を描く

    ⚫️小学校高学年とは、何も分かっていないようで大方のことは識っている年頃だ。そんな子供達の心象言動について、空恐ろしいほど鋭く生々しく描かれている。⚫️それにしても、養育とは難しい。この物語で、子供にとって肉親は胸襟を開ける相手ではなく、教師は登場しない。大人から子供への接し方を考え込まされる。⚫️...続きを読む
  • ソロモンの犬
    男の友情を精度良く書いてくれていました。電車で読んでいて涙をこらえるのに必死でした。
    いい意味での裏切りや爽快な結末で大満足です。
  • いけない II
    今回は騙されないぞと意気込むも、見事に敗退。あとシンプルにコワイです。何だか分からんが写真すらコワイ。
    今作では物語中ですべての答え合わせ&回収をしてくれてゾワゾワもスッキリ。
  • 光媒の花
    これは、どうジャンルわけしたら良いのか…。ミステリ?道尾秀作さんの作品は、これで3作目。でも、初めて「この作家好き!」、とはっきり思った。短いお話なのに、ちゃんとオチがあって、そのオチが怖い!急に意味がわかって、その途端ひゃっ!、と背筋が凍る感じ。しかも、ダラダラと説明もしない。「え!」、と不安にな...続きを読む
  • 骸の爪
    前作も面白かったのでシリーズものとして読んでみた。
    いやぁ、今回も凄まじい量の伏線回収が最後の最後まで炸裂していた。
    途中まで少し退屈する場面が続くが、すでに真実に繋がる鍵は出てきているため要注意。
    全く予想はつかなかったし、登場人物それぞれが抱える思いや決意が交錯したどり着くラストには、心が震えた...続きを読む
  • 龍神の雨
    「想像は人を喰らう」とあるように、いくつもの掛け違えでこの結末になってしまったところに面白さ、恐ろしさ、やるせなさを感じた。
    道尾さんの本はいつも小説ならではのトリックがあり読み応えがある。本作も伏線が散りばめられ、読み返すと合点がいくのが気持ち良い。
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -
    わからなかったものがいくつもあるので何周もして全部理解したいなぁ〜
    読書に疲れた時とか外出の時とか読みたい
  • 月と蟹
    小学5年生、少年から大人に向かおうとする子ども達の話。

    心理描写が的確過ぎて、昔を思い出して
    胸が痛くなる。
  • スタフ staph
    初めから読み返して伏線を回収していきたいと思う作品。
    登場人物同志の細かい心理描写が過去の出来事、体験に対する直感的な共感であることが多かった。
    飛躍してしまうようだが、
    「他人の過去の出来事に触れる時、似た体験をしていて心情がわかる事と、その人自身に寄り添うことのどちらが大切なのか」
    と読書中に考...続きを読む
  • ラットマン
    私の好きな真相が二転三転する話だった。
    上手い具合にミスリードされていき、勘違いしたまま読み進めていたなぁと最後に感じられるのがおもしろかった。
    道尾秀介さんの作品を読むのは初めてだったけど、他にも有名な作品があるので読んでみたいと思う。
  • 本格王2022
    2023.06.30
    こういう読み比べはとても楽しいです。
    やはり、1番は道尾秀介。次は大山誠一郎。3番手に浅倉秋成を推す。
    私は特殊設定ものが苦手ということもわかったのも収穫。