道尾秀介のレビュー一覧

  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    詐欺師の主人公と徐々に増えて行く仲間達での一世一代の詐欺。
    途中のセリフの違和感や都合良すぎる展開にこのままでは終わらないのだろうなという感はあったが、ラストはまさかの展開ですべての伏線が回収されていくスッキリ。読後感も良い。

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    2025年04月14日
  • 向日葵の咲かない夏

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    友達の首吊り死体を見つけ、学校に人を呼びに行っている間に遺体が消えてしまう。虫生まれ変わった友達と遺体探しをする。
    話の真相にびっくり。妹のことは何となく分かったが、まさかお婆さんまで?となって、主人公の精神状態に涙が出た。最後の結末にまたゾッとする。
    何度も読みたい傑作。

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    2025年04月04日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    ネタバレ

    道尾秀介さんのOfficial Webサイトに「あなたへのオススメ作品検索」というのがあり(心理テストみたいで楽しかったのでお時間ある方はぜひ♪)、
    やってみたらこの作品をオススメされたので読んでみた。

    そしたらやっぱり面白くて、読んでよかった。

    奈津美の嘘がいつバレるのかヒヤヒヤしたり、
    まめとでっかちの写真は遺影じゃなくてホッとしたり、
    中江間建設の消石灰流出の隠蔽事件は、え?そうだったの?だったり、
    どんどん話がつながって楽しかった。

    道尾さんの地の文が好き。
    あれは何と呼ぶのだろう、とか挟んでくる感じ。
    語り手の気持ちに入り込めて、するっと読める。

    エピローグで源哉と歩実が変わ

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    2025年04月02日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • シャドウ

    購入済み

    ストーリーが重い感じでしたが

    全体的にストーリーが重い感じがしましたが、終盤にかけてのまとめ方が良いので読後はスッキリした気分になりました。
    ただ子供たちが年齢の割にはしっかりし過ぎていて違和感があったので、高校生以上の設定でも良かったような気がします。


    #スカッとする #深い #切ない

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    2025年03月22日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今までで読んだ中で一番好きなミステリーです。ある程度予想しながら読んでいたのですが、完全に裏切られました。ミスリードに引っかかったのがこんなに嬉しいことはありません。早く続きを読みたいと思わせられました。お気に入りの作品です。

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    2025年03月13日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    前半は子供たちが抱く負の感情の連続で重い。
    そして降り続く雨が気分をさらに重くさせる。
    それも主人公が子供たち…
    子供たちが不幸になる話は嫌だなぁ、失敗だったか
    もしれないと思いながら読み進めた。

    辰也が里江を拒絶した理由は理解できるし、大人で
    もそういう感情はなかなか他人とは共有しない。
    楓が真実を蓮に話さなかった理由も理解できる。
    でも!そのおかげで圭介が変な誤解と想像をしてし
    まったし、蓮があんなことを…
    でもそういう事をはじめ、他の何気ない、無関係の
    ように見えてた小さなピースも一緒に繋がって、大
    きな絵になる様は読んでいて楽しかった。
    あとがきの橋本さんのような解釈は私には思いもつ

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    2025年03月12日
  • 月と蟹

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    少年少女の想いが鮮烈に表現されている。
    最後にかけてまでの展開。とても楽しめました。
    道尾秀介と言えばミステリー、叙述トリック、どんでん返しというイメージが多いですが、こういう想いが爆発したかのような作品も心に強く刺さるものです。

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    2025年03月05日
  • ラットマン

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    ラットマンというタイトルからどんでん返しするんだろうなとは思っていたが想像以上にすごかった。会話や行動が始めに読んでた時と印象が変わっていって、まさかの展開も良かった。

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    2025年03月01日
  • ラットマン

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    青春の終わりと過去の記憶。恋愛、音楽が入り雑じったミステリー。正統派の犯人当てをするようなミステリーではないが、ミスリードをよんだ先にさらにミスリードがあり、完全に作者の術中にはまりました。そして、それが最後の繋がりにもなるところは見事です。楽しめました。

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    2025年02月26日
  • ラットマン

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    ネタバレ

    自分が予想した犯人や事件像が次々にひっくり返されていくのが面白かったです。主人公には幸せになって欲しい…

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    2025年02月21日
  • 雷神(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あー面白かった!
    伏線回収の最後の謎解きまできたきた!となってわくわくした!
    父親はともかく友達が30年間口を閉ざしたのが
    ほんとに愛がすごいと思った。
    それだけあの学生時代救われたんだと思うと2人の友情に泣けた。
    最後はぬるっとしたイヤな感じで終わるのも嫌いではない

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    2025年02月13日
  • ラットマン

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    なんか、いいミステリ読んだなーよりもいい小説読んだなーってなった。ミステリーやどんでん返し系の本としても素晴らしいのはさることながら、単純に物語としても良い気がする。伏線を上手く張り巡らせて、綺麗に回収したりする小説も好きだが、そういったものは割と主人公やその他の登場人物を深掘りするパートが薄くなりがちで、登場人物それぞれの気持ちに入り込みにくいことが多い。殺人ミステリーであれば、犯人の動機を理解しにくく、「なんで殺したのか?」が腑に落ちないことが多い。その点この作品は主要人物の背景についても触れられていて、すごく物語に厚みが出ていたため、ただのどんでん返し系としてではなく、1つの事件・1人の

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    2025年02月06日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    自分がどれだけ偏った見方をしているのかを実感させられた一冊。ストーリーの面白さもさることながら、本を読むことの楽しさを大いに感じさせてくれます。登場人物がつながっていくのが楽しい!!

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    2025年02月06日
  • 月と蟹

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    再読。なんとなく好きな作品だった憶えはあるものの内容は例の如く忘れており、でも読み終えて今回も好きであることを再確認。私は道尾さんオタクですが、中でもこういった少年(少女)の苦悩が鮮やかに描かれている系統の作品が最も好きです。(他に「向日葵〜」「龍神の雨」など。)道尾さんの才能ここに極まれり。今作も主人公の小学生慎一の感情の機微が、序盤〜中盤までムズムズ、ヒリヒリと繊細で引き込まれます。さらに後半284Pでがらりと変化した心境は鬼気迫るものがあり、そのあとはさらに息がつけない展開。ほんと天才。

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    2025年01月30日
  • ソロモンの犬

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    ネタバレ


    面白かったー!
    いつもながらミスリードさせられてもちろん京介と智佳の仲を疑ったしラスト死んだのは主人公である秋内やと思ってた(笑)
    そして陽介は何かしらの理由があって意図的にころされたのかと思ってたけど…ただの偶然が引き起こした痛ましい事故やったとは。
    しかもそれが父親が原因になってしまったというまさかの。
    この父親の悟も可哀想ではある。
    一番の被害者かもなあ、、、
    いや、一番の被害者は何の罪もないのにしんでしまった京介か。

    とにかく先が気になってどんどん読めた。

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    2025年01月23日
  • カササギたちの四季

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    春夏秋まで冒頭に出てくる和尚のイメージは最悪でしたが、冬に和尚の寺で一泊してからそのイメージは一変しました。
    一見怖い人でも見方を変えて見てみると意外な発見があるものですね…!勉強になりました。

    文章も読みやすく内容も面白いため、あっという間に読み切ってしまいました。
    まだこの3人の物語を読んでいたいのですが、おそらく続編はないんですよね…。残念です。

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    2025年01月22日
  • 龍神の雨

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    再読。19歳の兄と中学生の妹、中学生の兄と小学生の弟という二組の境遇の似た兄弟と、その周りの大人たちが織りなす悲しい物語。
    道尾さんの作品の中でもベスト3に好きな作品です。私の中で道尾さんは、ミステリ作家というよりも純文学作家さんなので、少年少女の心情の機微を丁寧に捉えたこちらの作品は真骨頂。子供達のヒリヒリするような苦しみ。何者かになりたいのに何者にもなれない無力さ、頼りなさ、心細さ。思春期の臨場感がすごい。

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    2025年01月21日
  • ラットマン

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    アマチュアロックバンドのメンバーが繰り出す謎。
    狭い空間で起こっていることなのに、ハラハラドキドキ感がある。
    サスペンスなのに、最後あたたかい気持ちになったのも面白かった。

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    2025年01月18日
  • 骸の爪

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    ホラーかと思いきやミステリー。
    次々と減っていく弟子たち。
    犯人の実態がわからず終わりのギリギリまで怖かった。

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    2025年01月18日