道尾秀介のレビュー一覧

  • カエルの小指 a murder of crows

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    めっちゃ面白かった「カラスの親指」の続編。
    前作が良すぎて星5、それと比べると、って感じでほぼ星5に近い4.4四捨五入で星4。

    星5にしたくせに、カラスをほぼ忘れてしまってたので、あの面白いと思ったテンションでカエルを読めば星5だったかな、、もったいない。

    でも相変わらずスピード感と、良くも裏切られる爽快感と、時々ホロっとでき、趣味読書の醍醐味。

    若さゆえの大胆さもありつつ、純粋で、祖父母に隠れて泣くキョウを抱きしめてあげたい。
    彼女が幸せに、少しでも笑っていられる人生になるように、私も一員になって、手伝いたい。

    そして、やっぱり主人公タケさんのキャラが良い。
    続編あるといいなぁ。

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    2026年09月08日
  • 球体の蛇

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    「向日葵の咲かない夏」「N」「いけない」など、巧みな文章力で読者を翻弄しあっと驚かせる名手といわれる道尾秀介だが、この作品では彼の豊かな表現力と描写の美しさに圧倒された。

    純文学の情景・心理描写も美しいし的確で強い共感を得られるが、回りくどいというか、正直共感するまでに結構頭を使う。一方道尾先生の描写は端的でわかりやすく、過不足なくガチっとハマっる感覚がある。ミステリ作家ならではの、ストーリーの邪魔にならない適度な描写。しかし決して手を抜いているわけではなく、もっと書きたいところを抑えてちょうどいい塩梅に収めているところがすごいと思った。

    幼年期のトラウマを抱えたまま屈折した思春期を経て青年へと成長する主人公。これだけみると純文学にありがちなストーリーだが、もちろんお家芸?のどんでん返しもあるしミステリとしても完成している。
    どんだけ能力の高い作家なんだ!?と驚いた。
    東野圭吾の後を継ぐのは道尾秀介かもしれない

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    2026年09月16日
  • I

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    発想がすごい!

    2つの話をどちらから読むか
    本をひっくり返したり
    面白いと思ったので
    本で購入。

    どう繋がっているのか?
    読み返したり
    しながら『ここで繋がってるのか』
    となった時は声が出た。
    ただ、ちょっと理解するには難しく
    もう一度、反対から読みたい

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    2026年09月04日
  • I

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    二部構成で、読む準備により結末が変わるという話やったけど、、、
    えっ⁉️結末は変わってないよね⁉️

    夕歌ちゃん、せっかく律子さんにも出会えたことやし、自分の人生を楽しんでほしい。

    ペトリコール。
    雨の降り始めの独特な匂い。
    匂いにも、いろんな名前があるんですね。

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    2026年09月02日
  • 月と蟹

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    ネタバレ

    道尾さんの作品は初読みで、はじめは文章が馴染まない感じがしたりヤドカリが可哀想であまり共感できないかもと思ったのですが、読んでいくうちに慎一の心情が深く伝わってきたし、特に鳴海が遊びに混ざってからの葛藤や親のことなど、自分も思春期は重いものを抱えていたのでとても共感しました。他の作品も読んでみたくなりました。

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    2026年09月01日
  • ラットマン

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    ネタバレ

    安定の道尾秀介さんの物語だった。ラットマンとは、「見る人の先入観や前後関係によって、人間の顔にもネズミにも見える有名な「錯視の騙し絵(ラットマンの実験)」、およびそれをモチーフにした作品や言葉など」。意味は全然知らずに読み始めた。
    ただ、最後のタイトル回収がすごい。みんながみんな先入観や思い込みでズレて認識してたことが重なり合い、行動してきたことである今。そして、それらの事実にはそんなに深い理由もなくシンプルだった。人間の思いがこう思いたい。こうしなきゃいけないっていうのに支配される感情は強いんだと思った。それにて、悪者は大していない。なのに、色んなことが重なり合ってみんなが不幸になる感じがなんとも言えない。向日葵が咲かない夏を読んだ時もこんな気持ちになったなぁと思った。

    血だと思ったものが絵の具だった。ただの自分の怪我だった。誰かがやったと思ったのがただの事故だった。勝手な思い込みだった。守るためにやらなきゃと思った。昔と光景が重なった。
    そう見えたって怖い。噂に近いところがあるような。
    解説であった道尾作品の登場人物は、特別力があったり、派手であったりする訳ではない。だけど、それぞれ人間らしさがあり、みんな自分の想いをもって前を見て生きてる。生きてる体温を感じ、想像できる。だからもってる冷静さなどもあるのかもしれない。のめり込んでしまう理由の一つのような気がする。すごいなぁ。

    エレベーターの部分や各章のはじめに小さく書かれている言葉については、ちょっと解説を読んでみないと分からないかも。調べてみたい。
    ただ、登場人物たちがしたように、読み手が思い込めばいいと思って、仕組まれたこともたくさんありそうだなと思うと、読み終わってからもよりワクワクする本だった。

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    2026年09月01日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    ちゃんと理解したかどうか一抹の不安は残っていますが、『殺戮にいたる病』や『HUNTER×HUNTERキメラアント編』や『消失!』辺りを一挙に味わったような怪作でビックリしました!

    お爺さんが多少間抜けながら年甲斐なくワガママ悪魔なアレで、岩村先生が終わってみればただの変態作家兼教員ってのは、やっぱり作中の、何度も出てくる『物語』って語彙をメタに受け取って、作者的にもミチオ君的にも、プロット錬成段階とかにあっては、先生が単なるミスリード要員ではなく、真犯人になってた物語的世界線もあり得たと受け取るべきなんですかね?誰に当たることやら。

    "輪廻転生"世界観恐ろしや。ラストでお母さんの態度が真逆だってのはやっぱそういうことだよね。

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    2026年09月01日
  • 球体の蛇

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    ネタバレ

    若さゆえの自分勝手な被害者感と、加害者感が混ぜ合わさって生きていくお話かな。
    誰もが通り過ぎる時代でもあるので10代の読者にはかなり響くと思う。
    智子が生きていたのが事実ならそれはとても嬉しいなあと思った。
    最後の一行は私にはそんなに響かなかったなあ。

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    2026年08月30日
  • N

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    俺の読む順番は良い方だったと思う。ばあちゃんとおじいちゃんになっちゃったって感じ。良い2人の話しを最初に読んで,なんか惹かれた。また読み返したいかも、

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    2026年08月29日
  • 背の眼(下)[新装版]

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    一通りの謎は全部回収されたので、読み切った感のある心地。心霊現象の全てを理論的に説明できる訳ではないし、不可思議なことも混在している世の中そのものをうまく描いている、のだが、リアルだからこその物足りなさというか、もっと入り込みたかったなぁ、という感じ…。隙間時間に読むのではなく、一気読みした方がより楽しめたのかもしれない。

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    2026年08月29日
  • 背の眼(上)[新装版]

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    久しぶりに触れるホラーミステリー。ドキドキ、これからの展開、どうなるんだろう。まだ何も分からない。たまにくすっと笑える箇所もあり読みやすい。まだまだ怖さレベルは許容範囲内。どこがどんな伏線になっているのか、記憶が鮮明なまま下巻へ突入!

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    2026年08月29日
  • N

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    6本のストーリーから構成される短編集。
    冒頭にそれぞれの話のプロローグが連続して書かれており、どの話から読んでも良いという珍しい構成となっている、実験的なシステムの挑戦作。

    自分はサイコロを振って決めたので、
    眠らない刑事と犬→笑わない少女の死→名のない毒液と花→消えない硝子の星→飛べない雄蜂の嘘→落ちない魔球と鳥
    の順番でした。

    複数の話にまたがる登場人物や出来事に関する情報を「初めて見る」or「前もって知っている」。
    読んだ順番だけでこの差が生まれ、ストーリーに受ける印象に大きな影響を与えるという新鮮さがありました。

    また、流れで続けて読むことを防止するためか、偶数番の話のみ逆さに印刷されており、本をひっくり返して読むという独創的な作りに驚かされました。
    計720通りの組み合わせは階乗の「n」、逆さまでも変わらない点対称のタイトル「N」にも洒落が効いています。

    内容自体は尖りすぎず緩すぎず。
    短編ゆえにボリューム感が薄いので、若干駆け足気味なものや、繋ぎ目を意識したような違和感を覚えた部分も僅かながらあるため、全てを通して秀逸というほどではないですが優良な作品です。

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    2026年08月29日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    『まひろ』『ましろ』の件で、
    まひろの父親はヒグチだと推測してましたが、
    とんだ勘違いでした。笑

    光輝 の名前を見た時も絶対ヒグチやんと思ってました。笑

    テツさんが良い人すぎて
    後味の良さは一級品

    ドラマにして欲しい…

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    2026年08月27日
  • I

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    2つの物語、どちらから読むかで結末がかわる?
    実際読むと振り返りしたくなる伏線があり、
    楽しめた。
    本を逆さにして読む初めての経験。
    「N」も面白そう。

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    2026年08月27日
  • I

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    2つの物語が入っていて、どちらから読むかでストーリーが変わるとんでもない仕掛け

    時系列が混ざるので混乱するが破綻なく作れているのが凄いと思う
    面白かった

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    2026年08月26日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    これは!!!!面白い!!!
    詐欺師 兼 詐欺被害者をの男2人による復讐劇的な感じです。日常パートみたいな部分も多く、正直、中弛みしました。が、佳境に入ってからは加速度的に面白くなりました。
    アナグラムの伏線がどこで効いてくるのかとずっとドキドキしていたら、まさかのところで…!!
    胸が苦しくなるような描写もあり、読むのを止めようかと思った瞬間もありましたが、大変気持ちの良い読後感でした。ドーパミンが出た感じがしました。人からの薦めで読みましたが、自分もまた人に薦めたいと思える一作でした。

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    2026年08月26日
  • ソロモンの犬

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    ネタバレ

    面白くて一気に読みました!
    学生の恋愛模様あり、小さな友人の死あり。その死の謎を解明するために色々と動いていくのだが。
    大学の動物に詳しい変わり者の教授は出てくるし、バイト先の店長?も風変わりだしっと、情報量が多いのですが、何故か読みやすく関係性が混乱せずに最後まで読めた。
    最後、犯人は意外な人物で驚いた。
    ぜひ、興味のある方、犬好き?の方などなど読んでみて下さい。

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    2026年08月25日
  • N

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    落ちない魔球と鳥
    名のない毒液と花
    飛べない雄蜂の嘘
    笑わない少女の死
    消えない硝子の星
    眠らない刑事と犬

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    2026年08月25日
  • 球体の蛇

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    何が真実で何が嘘なのか分からないまま。
    優しさと残酷さは紙一重だと思いました。
    目を背けたくなるような人間の泥臭い部分が赤裸々に書かれています。読んだあとも余韻が残り続けました。

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    2026年08月24日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    しっかり最後まで面白い小説。
    500ページ程あるが、読んで後悔はない。

    いろんなミステリー小説を読んだ後に、また読み返したいなと思った。

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    2026年08月22日