道尾秀介のレビュー一覧
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2人の少年が両端から綱渡りするみたいに保っていたバランスが、鳴海が加わることで崩壊していき、さらに人生まで狂っていく様子を直視したくなくて、半ば祈るような気持ちでページをめくっていた。小学生って、自分の欲望に対してある意味で大人よりはるかに残酷だ。加減を知らないというか、浅はかさ、認識の甘さが裏返って悲惨な結末を呼ぶ。それを針の返しに喩えた道尾さんはすごい。刺さるのはあっけないけれど抜くときに激痛を伴う。これって何気ない一言や行為が、とんでもない恥や痛みを連れてくるのと同じだ。
子どもの、死に触れるまでの鈍感さと、誰かを亡くしてから極端に鋭敏になる死への恐れが見事に表現されていた。死という概 -
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ネタバレ1作目同様、さくっと読めてよかった。
前作とのつながりはほぼないが、ある人物の弟が登場。
「クマの手」というワードが出てきて、聞いたことあるワードだと思った。
前作よりわかりやすく、写真を見るより前にわかってしまう章が多かった。
第一章は写真を見て、悲しい結末であることに気づいてた。
最後まで読んでも動機がわからず(死体を見られたから?)。
最初の写真もしっかりつながっているとは…。
第二章は自殺してしまったのはわかった。過去のできごとがフラッシュバックして、甥からの言葉で限界になってしまったのだろうと後から思った。
第三章はわからなかった。
真相がわかった後も結構無理があるなとは思った -
Posted by ブクログ
ネタバレさくっと読めてよかった。
2章以外は最後の写真を見ても最初すっきりはしなかった。
1章は読んだ後にネタバレを見て、そういうことかと思った。タバコが握られていることをしっかり認識していなかった。
2章は読んでる時に真相がわかったので、写真は答え合わせになった。写真を見た瞬間、山内ぃ〜と思った笑
3章はわかってはいたが、あんまりすっきりせず。
終章もわかったが、そんなにすっきりせず。
ネタバレを読んで、タイトルはそういうことかと納得。
爽やかな感じで終わったが、確かにと思った。
話が繋がっており、前章の話の謎の答えがしっかり書かれているのでもやもやせずに読み進められた。