道尾秀介のレビュー一覧
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とても読みやすい。しかし、とても不快。
救いもないし、ずっと陰鬱な雰囲気が続くし、異常な性癖を持った人間ばかりだし。それでも、辞めようと思っても読み進める手が止まらなかった。特に最後の怒涛の展開は一気読み必須。物語の始まりから感じていた違和感、何故妹は幼いのにこんなに話せるのか、何故死んだ人間が自分の近くで生き返るのか。疑問に思っていた数々の謎が最後に繋がり、そして物語の始まりへと回帰していく。
何が一番記憶に残っているかといえば、女郎蜘蛛を瓶の中に解き放つシーンだ。周りからの不条理や一向に進まない状況、信じようとしていた者からの裏切り。自分のキャパを超えて限界を迎えた時、人はいくらだって残酷 -
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前作「カラスの親指」の続編。
前作の登場人物がほぼ全員登場するので、「カラスの親指」が気に入ったなら、是非読んでみて欲しい。さすがに前作ほどのパワーには及ばないが、十二分に楽しめる。
あとがき(解説)に、著者とのインタビュー談話が掲載されていて、それによると、通尾さんは続編モノを本来書かないとのこと。では、なぜ今回は続編を書いたのか?その答えは、登場人物のタケさん他のメンバーに久しぶりに会いたくなったから、だそう。なんともほっこりした回答だ。
また、その解説によると、映画「カラスの親指」も非常によい出来で、是非見るべきとのこと。早速これから見てみよう! -
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めっちゃ面白かった「カラスの親指」の続編。
前作が良すぎて星5、それと比べると、って感じでほぼ星5に近い4.4四捨五入で星4。
星5にしたくせに、カラスをほぼ忘れてしまってたので、あの面白いと思ったテンションでカエルを読めば星5だったかな、、もったいない。
でも相変わらずスピード感と、良くも裏切られる爽快感と、時々ホロっとでき、趣味読書の醍醐味。
若さゆえの大胆さもありつつ、純粋で、祖父母に隠れて泣くキョウを抱きしめてあげたい。
彼女が幸せに、少しでも笑っていられる人生になるように、私も一員になって、手伝いたい。
そして、やっぱり主人公タケさんのキャラが良い。
続編あるといいなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏休み前の終業式の日、主人公は首を吊って死んでいるS君を目撃してしまうが、その遺体は消えてしまって......そこから始まる、奇妙で不穏な物語。
始まりがとても見事で、主人公の語り口から情景が目に浮かび、物語にスッと引き込まれました!
ホラーと聞いていたけれど、虫が喋れたり輪廻転生があってファンタジーっぽい雰囲気だったのから、少しずつ不気味さが増していき...途中気持ち悪くて離脱しそうに...(((´ω`;)
序盤から感じていた家族の違和感や伏線も、衝撃のラストを読んだ後に2周目を読むと、180℃違った世界に見えて、素晴らしい。
ただ、最後は誰も本当の意味ではハッピーエンドにならなかった -
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ネタバレ安定の道尾秀介さんの物語だった。ラットマンとは、「見る人の先入観や前後関係によって、人間の顔にもネズミにも見える有名な「錯視の騙し絵(ラットマンの実験)」、およびそれをモチーフにした作品や言葉など」。意味は全然知らずに読み始めた。
ただ、最後のタイトル回収がすごい。みんながみんな先入観や思い込みでズレて認識してたことが重なり合い、行動してきたことである今。そして、それらの事実にはそんなに深い理由もなくシンプルだった。人間の思いがこう思いたい。こうしなきゃいけないっていうのに支配される感情は強いんだと思った。それにて、悪者は大していない。なのに、色んなことが重なり合ってみんなが不幸になる感じがな