道尾秀介のレビュー一覧

  • I

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    どちらの話から読むかで結末が変わる仕掛けが面白く、最初からワクワクして手に取った。

    ちなみに、私はゲオスミン→ぺトリコールの順に読みました。狙った結末ルートだったので嬉しい。

    察しが悪いので、逆ルートから読むとどういう意味になるのか結構考えた笑

    どちらの章も面白かったけど、ぺトリコールの方が好みだったかな。

    仕掛けだけでなく、ストーリーもよく出来ていて非常に満足のいく作品だった。

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    2026年08月22日
  • I

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    読む順番で結末がかわるという面白い作品。
    私が読んだ順番だと人が死んでしまうんだけど、これは反対に読んだら救われたのか?
    二つの物語がうまく交差していて、あー、この人物がここで動いたのかーとか答え合わせ的な感じで読めたかな

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    2026年08月21日
  • I

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    ゲオスミン→ペトリコールの順で読みました。
    読むのに数日以上かける自分には頭の中が整理しきれませんでした。むっずーー。
    元々あまり考えずに読み進めるタイプなので余計ですね…

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    2026年08月20日
  • I

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    ネタバレ

    こういうギミック系を前面に押し出して売り出す作品を遠目から冷笑し、敬遠していたのだが、いざ読んでみるととんでもない。同じような冷笑してる人にもかなりおすすめです。読む順番で結末が変わるなんてどうせ解釈的な差異であって大したもんじゃないだろうと疑っていたのですが、表紙詐欺ではありませんでした。ギミックを成り立たせるためにとある登場人物の言動が極めて不自然という弱点はありますが、それを差し引いても、とにかく読ませる力があり、ちゃんと伏線を記憶させてくれる良い作品です。


    【以下未読の方はスルー推奨】

    自分はバッドエンドの順番で読んでしまったのですが、これは明確に読者の意思でキャラクターを殺してしまったということになります。何気にウルチモ・トルッコ(読者が犯人)を成立させている稀有なミステリーということになりませんか?屁理屈?読者としては、なぜこれで結末が変わるのだろうと物語に散りばめられた手がかりから推理しながら読むわけですから、本格ミステリというジャンルに1票を投じます。

    たださあ、前情報は「読む順番で結末変わります」だけでよくねえか 救うか○すかあなた次第みたいなの言っちゃうと衝撃薄れるじゃん。それでマーケティングに成功してるなら仕方ないのだけど

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    2026年08月20日
  • ラットマン

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    ネタバレ

    バンド内での色々な葛藤があり、
    この人が本当の犯人か?と思いながら読み進めていたが、
    全く予想外の人物が犯人として出てきて、
    偶然の積み重ねで起こったことに面白さを感じた。
    あと、単純に自分が好きなバンド、アーティストがたくさん出てきて少し嬉しかった。

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    2026年08月20日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    同じ街を舞台に競作するという企画の性質上、個性豊かな作家陣の手によって独創的な設定たちがひとつの街へ継ぎ足し、詰め込まれており、さながら違法建築のような異様な街ができあがっているところが面白い。

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    2026年08月19日
  • N

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    6つの短編がバラバラのようで繋がっていく。
    繋がり方は、読む順によっても全く異なる‥
    体験としてとても面白かった。
    が、初回の印象度を超えられる気はせず、再読するかというと微妙かも‥
    諸々謎は残したままだが、詳細解説求む、というのは野暮だろうか。

    読順
    雄蜂→毒液→刑事→魔球→硝子→少女

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    2026年08月16日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    雨が引き起こす不幸の連鎖により全体的に暗く悲しいストーリー展開で救いのない話かと思いきや、散りばめられたニュースの描写や神話のモチーフから幸せな結末を願わずにはいられないオチに収束する、物語の余白に唸らされたお話でした。途中にいろんな違和感が出てきますが、鬼の正体はさすがに読みきれず見事に騙されました...(笑)
    辰也と圭介と対照的に蓮と楓は闇に堕ちていくような終わり方だったので、いくつかのニュースの通り「雨のせい」ですべて洗い流されていたらいいな、と切に願います。
    今回は単行本で読みましたが、小説版の解説が面白かったと評判なのでぜひ探して読みたいです。

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    2026年08月16日
  • 貘の檻

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    道尾秀介さんの作品は大好きで読んでいます。人のほんのわずかの勘違いやすれ違いが悲しい結末を生んでしまいます。やはり普段から勇気を出して、言葉を伝え続けることって大切だし、それをしないと少しずつ歯車が狂いだすのが人間なのだろうなと勝手に思ったり、、、夢の話が難しくて、何を例えているのか私には全てわかっていないような、、、

    でも、面白かったです!

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    2026年08月16日
  • N

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    上下を入れ替えながら読むのが斬新だなと思った。

    しかし私は人物名を覚えるのが苦手なので同じ名前が出てきてもピンとこない場面が幾度か、、、次読むときはしっかり頭に入れておきたい。

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    2026年08月15日
  • I

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    ネタバレ

    ペトリコール、ゲオスミンという二つの物語があり、読む順番で結末が変わるという。

    ◎ゲオスミン
    休職中の医者・田釜と、ホームレスの元刑事・野宮は娘を自殺で亡くしている。自殺のには当然きっかけがあり、それが長年二人を苦しめている。

    ◎ペトリコール
    女子高生の夕歌はガラス職人の律子と暮らしている。夕歌は一家殺害事件の生き残り。もう一人、拓人もガラス職人見習いとして律子にお世話になっている。
    この二人、実は出生届を出されておらず無戸籍である。そのため生きづらい人生となっている。

    この二つがうまいこと絡み合い、結末へ。




    以下ネタバレ(覚書)





    田釜の娘・翠を自殺へ追い込んだと思われる夕歌。
    その夕歌を田釜の妻が撲殺。
    →実は夕歌は二人いた。姉(夕歌)、妹(結)。
    ペトリコールでの主人公は夕歌だが、妹の方。
    妹は無戸籍であり、自殺した(田釜によって殺害された)夕歌は、妹への手紙(遺書)に名前をプレゼントした。

    発見された身元不明の遺体は無戸籍の結として永遠に身元不明のまま。

    野宮の娘は、たまたま赤い傘をさしていただけで、カップルから盗まれたと言いがかりをつけられて、いじめにより自殺。

    この赤い傘の時系列で野宮は殺人をしてしまうのかがポイント。


    よくできた物語に驚きしかない。
    気になるのは本当の夕歌の性格。なぜ翠へひどいメッセージを送ったのか。
    登校拒否になっているのに、なぜ翠とは普通にやり取りができるのか。
    多重人格?

    ただ、とても暗い内容なので読み返す気になれず。
    読んでいて辛くなったので⭐︎4で。

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    2026年08月15日
  • I

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    ネタバレ

    私はバッドエンドを選んでしまいました。ラストシーンがもうめちゃくちゃ怖かったです
    半分読んで「あーこれはバッドエンドだな」と思ったんですけど
    それにしても後半の話の暗くて重いこと…
    休職中の田釜先生と無職の野宮刑事の会話も
    もう辛くて辛くて読むのが辛くて
    でもページを捲る手は止まらなくて

    お姉ちゃん、なんであんな事を…
    自分が不幸だとずっと思っていて、みんなにも不幸になって欲しかったのかな…
    生存ルートで読み直しても、バッドエンドの影響が大きすぎて「???これでどうして生存ルート?」と頭の中がぐちゃぐちゃに

    時系列にまとめても
    わざとわかりづらく書いてあるし

    他の方の解説を読んでやっと納得しました。これをさらっと読んで理解できる人はすごい

    確かに結末は全く違うものになるし、話自体も面白かったのだけど
    それでも⭐︎5をつける勇気がありません…

    ただ、この体験はして良かった。

    誰が悪かったのか
    何が悪かったのか

    このテーマがしばらく胸にずーんと響きそうです…

    私にも後悔していることがいっぱい

    生きるって難しいよね

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    2026年08月15日
  • I

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    ネタバレ

    ペトリコール→ゲオスミンで読む。夕歌がなぜ嘘をついたのか、翠のことを、劇団員が本当はどう思っていたか等、他人の心の中は、わからないのだろう。

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    2026年08月14日
  • I

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    ネタバレ

    ネタバレ厳禁とのことなので詳しくは書けませんが、「怪作」という言葉が相応しい一冊です。
    作品的なトリックという面では、四角にどちらの数字を入れるかが肝なのであって、読む順番そのものはさほど関係ないように感じます。
    (スターウォーズを123456で観るか456123で観るかと同じですね)

    ただ、時系列を整理したり、状況を照らし合わせたりするために各章を見比べていると、本をクルクル回しながら各章を反復横跳びすることになり、なかなか面白おかしい読書体験でした。

    (姉の動機がわからずモヤモヤです……)

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    2026年08月11日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    でもいつナガミネの本名とかを突き止めたのかわかんないし結局探偵は役者ではなく本物だったってこと???

    カラスの方が個人的には好みです

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    2026年08月11日
  • 光媒の花

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    『N』に続いて読んだ道尾秀介さんの作品。読み始めはサスペンス色が強く、どこか不穏で緊張感のある物語が続くのだが、読み進めるほどに、それぞれ独立しているように見えた人生が少しずつつながっていく。その構成が本当に見事だった。

    特に印象的だったのは、登場人物たちが意図せず誰かの人生の「媒介者」になっていること。ある人物の何気ない行動や出会いが、別の人物の人生に影響を与え、それがまた次の物語へと受け渡されていく。読み終えて振り返ると、すべての人生が静かに連鎖していたことに気づかされる。

    前半のサスペンスから、後半に向かうにつれて人間の優しさや温かさが浮かび上がり、最後の「遠い光」では、まさにタイトル通りの光を感じた。この着地がとても好き。

    『N』の大胆な仕掛けも面白かったが、個人的にはこちらのほうが好み。『向日葵の咲かない夏』のような大どんでん返しを描ける作家が、こんなにも丁寧に一人ひとりの人生を紡げることに、ただただ感服。道尾秀介さん、人間を描くのが本当にうまい。

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    2026年08月09日
  • いけない

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    ネタバレ

    章ごとの終わりに画像が載ってて真相が明らかになる斬新なミステリー。だが自分は何も分からなかった。そんな人にも楽しめるようにQRコードを読み込むとヒントが出るようになっててそこでようやく真相を理解した。一つ一つの章の最後でひっくり返る様な物語の構成力、一文に二つの意味を重ねる遊び心と周到さによるなせる技だと思う。振り返ると違う意味になるみたいな気づきもまたこの物語の魅力だった。そしてタイトルの回収も凄まじく最後の街の平和を信じては「いけない」は最後の画像により殺人などを犯した者たちが全てこの町では捕まっていない事がわかる。これが平和と言えるだろうか。凄まじかった。自分の思考では到底及ばないからこそ面白い。単純に見るだけでは終わらせない。自分の物語に無理やり引き込む、それが道尾ワールド。

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    2026年08月09日
  • N

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    ネタバレ

    娘の本棚から。
    6編の短編集。
    読む順番によって違う印象をもたらす物語体験を、という趣向のよう。

    一編一編は全く別の物語たが、所々に他の物語と繋がる部分があって、読む順番によってそれがどう繋がっているのか見えている場合と、別の編で読んだときに改めて未来や背景という形で浮かび上がってくる場合とがある。
    仄かな希望を漂わせて終わる物語もあれば、極めてビターなエンディングを迎える物語もある。
    全部読み終わったときに、それぞれの繋がりから環のような、織物のような物語世界が頭の中に出来上がっている。
    人物相関図を作りながら読んだら面白そうだなと思った(やってないけど)。

    こういう物語ってどうやって書くのか不思議。
    ましてや本書の短編たちの初出は小説すばるへの掲載。
    1番早いやつで2019年10月号で1番遅いやつが2021年6月号。
    1年半後に書く物語との繋がりをその時点で意識して書いてたの?
    一方向的に繋がっているわけじゃないから書き直しとかしたくなる気がするんだけど。
    それとも最初の時点で全体はあらかた書けていて、1年半かけて小出しにしてったこと?
    それはそれで気の長い話。
    初稿から改稿して書籍化しましたみたいな断りもないし。
    うーん、不思議。

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    2026年08月09日
  • 雷神(新潮文庫)

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    2026年21冊目

    星4.5くらい
    さすが道尾秀介先生の書いた小説
    すごく面白かったです。

    最初の半分まではペース遅めでゆっくり読んでいましたが、中盤〜終盤にかけて、続きが気になる!早く次の展開を知りたい!という気持ちで、夢中になって読んでいました。

    なんとなく、最後の展開は読めてきたなと思っていたが、これがミスリードなのか…うまく騙されました、、
    特にあのある仕掛けには、あ!そっちなんだ!と予想が外れてしまうことに笑。
    自分の中では、最後こうなるだろうと思い描いていたものがありましたが、上手く引っくり返されました。
    そういうことなのか!と驚嘆と面白さでニヤニヤ。

    神様はいるのか、なぜ人は人を殺すのか、なぜこうも物事は思ってもない方向に進んでしまうのか、、
    物語への没入感も強く、登場人物だけでなく読んでる私まで心がしんみりとします。幸せに生きてるだけで良いんだなと改めて感じます。

    館系とかクローズドサークルとか、私の好きなミステリ要素は少なかったですが、全く気にすることなく最後まで楽しめました。
    ありがとうございましたm(_ _)m

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    2026年08月08日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    ネタバレ

    複数のペテンや嘘の複層構造になっており、伏線もしっかり張られている。前作以上に層が重ねられており、最後の嘘(勘違い)からのネタばらしと未来へ希望が繋がる形での回収が素晴らしい。

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    2026年08月05日