道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやぁ、道尾氏の作品は吸い込まれる?
なぜ、家族でバスになり、それぞれのきっかけになるダムに行くのか?。最終章でその謎がわかる。ついつい最初に戻って読み直してみた。それでもわからない。巧妙に構成されていた。
「同級生のいじめ」「祖母の子供のころの苦い思い出」
忘れてしまいたい事と、忘れてはならないこと。
それが「乗り越えた思い出」と「忘れてはならないのだが、痴呆症で忘れてしまうこと」
主人公 逸夫が考え出した、2つ いや自分も含めた3つの過去からの脱却方法でそれぞれの新しい自分、「今日が一日目」として生きてゆく。
道尾氏の作品では「カラスの親指」の次に面白かった -
購入済み
為替のよう…
道尾さんの作品というだけで読み始めた
読み終わったのは買ってから2か月後
明智小五郎は大好き
が、なんだか主人公と明智小五郎とが
重なって
上下動の少ない波形を感じながら
単調さに次頁への欲求が わかない
が、和尚が手紙を読んでいる途中
大の男が電車内で涙ぐんだ
嫌じゃない
感想とかレビューじゃないけど
なんだか、これを書きたくなったから。
やっぱり紙媒体が好き
読んでいる自分の様子も。 -
購入済み
素晴らしい
夢中になって読みました。凄い。
物語はとんでもない方向に進んでいきますが、がんばってついていってください。
でもこれ、ミステリかな?ミステリとして読むとスマホ投げ飛ばしたくなるかもしれません。
でも、純粋に読み物として捉えれば、これは本当に素晴らしい。この常軌を逸したお話は、実は結構な人が共感できる世界を持っているのではと思います。
悲しくて寂しくて幻想的なお話です。