道尾秀介のレビュー一覧

  • 満月の泥枕

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    ドタバタに話が進んでいく中にもシリアスさがちりばめられている。
    みんな、いろいろな想いを抱えて生きている。
    ドタバタが続くなあ、と思っていたら急に終章へ。
    終章はグッとくる。ベタな展開なんだけど。
    さすがの文章だなあ。
    題名はなんでだろう??って思っていて、キーワードはちょいちょい出てきたけど、それも最後に明らかに。
    ふーーむ。

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    2018年04月08日
  • 水の柩

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    いやぁ、道尾氏の作品は吸い込まれる?
    なぜ、家族でバスになり、それぞれのきっかけになるダムに行くのか?。最終章でその謎がわかる。ついつい最初に戻って読み直してみた。それでもわからない。巧妙に構成されていた。

    「同級生のいじめ」「祖母の子供のころの苦い思い出」
    忘れてしまいたい事と、忘れてはならないこと。

    それが「乗り越えた思い出」と「忘れてはならないのだが、痴呆症で忘れてしまうこと」

    主人公 逸夫が考え出した、2つ いや自分も含めた3つの過去からの脱却方法でそれぞれの新しい自分、「今日が一日目」として生きてゆく。

    道尾氏の作品では「カラスの親指」の次に面白かった

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    2017年11月25日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    鎌倉に似た町を舞台にした短編集。
    色々な個性が楽しめて面白かった!
    道尾さん、伊坂さんはやって引き込まれるけど
    全部面白かった!

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    2017年06月25日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    キムタクでドラマ化もした作品

    故郷を離れ見知らぬ土地で生き抜く姿に心打たれた
    また、日々の暮らしから一歩踏み出す事って良いも悪いも自分の人生が大きく変わるんだって思った
    幸せの感じ方もかわるんだなと思った

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    2017年06月04日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    月9としては好きだけど道尾作品としては物足りなさがある。
    あとがきにもあるように、制約があるからこその作品になっている。

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    2017年05月20日
  • ノエル―a story of stories―

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    弥生と圭介の絵本作り、物語の中の真子との会話で成長していく莉子の物語、妻に先立たれ小さい頃の思い出を思い出すおはなし会の与沢の物語。
    ひとつひとつの短編のようで、実は繋がった長編。物語や言葉で生きる力を与えられる。とても元気をもらえる作品。クリスマスの時期に読みたい。

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    2017年04月26日
  • ノエル―a story of stories―

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    まず、装丁が小さい頃から大好きな藤城清治さん。見るからに大切にしたくなる一冊。
    何かが飛び抜けて悲しいわけではないし、劇的に幸せが訪れるわけでもない。なのに、じんわり心に染みて涙か浮かんでくる。

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    2016年11月26日
  • ノエル―a story of stories―

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    別の世界に入り込むしかなかった、
    身近に童話があった人たちの3つの物語。
    いじめに遭いながら、物語を作る少年。
    姉になるのが怖い少女が書く絵本の続き。
    絵本の読み聞かせを止めようと決めた老人。

    いろんな仕掛けがあり、
    今までに味わったことのない展開の仕方。
    感情の起伏が激しかった。

    誰かに影響を受けていた自分が、
    いつしか誰かに影響を与えている存在になっている。
    自分はそうなのかなんて考えても答えは出ない。
    与えてる方は気づかないから。
    この作品に出てくるかぶと虫のように。

    読み終えると心が温かくなる、ほっとなる作品でした。

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    2016年06月28日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    一つの舞台で共有して書くシェアードワールド。
    この作家さんが書いた人物が、この作家さんのところにも出てる!わー!っていうところにも興奮。
    好きな伊坂さんの作品はやっぱりよかったし、この作品読まなかったら知らなかったなっていう人もいたのでいい出会いでもあったり。
    読みやすかったのであっという間。
    忘れないうちに続編を買わなければ。

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    2015年07月03日
  • シャドウ

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    ネタバレ

    ミステリーなのかな。知人から勧められて読んだ。面白かった。物語のほとんどが伏線で、最後の数ページで一気に全貌が明らかになる。どんでん返しあり。家族愛って大事。主人公の少年、素敵なお父さんを持ってよかったね。そういえば、お父さんの職業が本当にソレなのかどうか、確たる描写はなかったのか…。さすが。脱帽。

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    2015年03月26日
  • カササギたちの四季

    購入済み

    為替のよう…

    道尾さんの作品というだけで読み始めた
    読み終わったのは買ってから2か月後
    明智小五郎は大好き
    が、なんだか主人公と明智小五郎とが
    重なって
    上下動の少ない波形を感じながら
    単調さに次頁への欲求が わかない

    が、和尚が手紙を読んでいる途中
    大の男が電車内で涙ぐんだ
    嫌じゃない

    感想とかレビューじゃないけど
    なんだか、これを書きたくなったから。

    やっぱり紙媒体が好き
    読んでいる自分の様子も。

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    2014年11月02日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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     おもしろいラブストーリーだった。
    豪華なパーティー会場に惨めな思いをさせられた弥生が、言いたいことをきっちり言って出ていくところとか、相手がだれであれ自分の気持ちをきちんと伝えようとするところが好きだなあ。線香花火で思い出す。

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    2014年10月19日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    『そのおじさん、もう遠くに行っちゃったんだけど、よく言ってた。この世の中にあるものは、みんな人間の幸せのために生まれてきたんだって。テレビも電話も家具も、お金も、ぜんぶ。』

    素晴らしい。この一言が、物語の通奏低音をなしていて、読み終わった後に気付かされる。登場人物はみな、テレビと電話と家具とお金に振り回されていたな、と。幸せになるために作られたものなのに…。

    そんな事を考えていたら、幸せになるためなのに、なぜ…、と問わずにはいられないことがたくさんあり過ぎて思考停止。

    私はなぜ、こんなに貧しくて不幸なんだろう?

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    2014年06月25日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    長らく本棚に眠っていた本。ドラマを見てしまっていたのでなかなか手がでなかったけど、読んでみたらドラマより全然よかった。
    心がチクチクする、登場人物たちの気持ちの動きにとっても引かれました。

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    2014年06月04日
  • 向日葵の咲かない夏

    購入済み

    素晴らしい

    夢中になって読みました。凄い。
    物語はとんでもない方向に進んでいきますが、がんばってついていってください。

    でもこれ、ミステリかな?ミステリとして読むとスマホ投げ飛ばしたくなるかもしれません。

    でも、純粋に読み物として捉えれば、これは本当に素晴らしい。この常軌を逸したお話は、実は結構な人が共感できる世界を持っているのではと思います。

    悲しくて寂しくて幻想的なお話です。

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    2013年11月22日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    久々にサクサクと読み進められるような小説に出会いました。

    弥生のおじいさんが
    大きな一本木について話す場面が特にお気に入りです。

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    2013年11月22日
  • シャドウ

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    またやられた(笑)騙されないぞと構えるから余計に騙されるのかな(笑)
    主人公の凰介の見る幻影が重要なキーになると思わせておいて本筋にほとんど関係ないとは思いもよらなかったわ(笑)
    読み終えてスッキリするからいいんだけど(笑)

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    2013年09月16日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    購入済み

    爽やかな後味

    最後の一行まで、飽きさせないで引っ張って行く
    展開。
    読者を騙してくれる快感、爽やかな後味。
    極上のミステリーです。

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    2013年07月24日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    ドラマとは全くの別物で読みやすかった。
    蓮介が主役だったドラマとは違い蓮介、弥生、シュウメイの三人を視点に描かれる物語。その中ではメインはドラマには未登場の弥生。
    この弥生の心情が見どころ。笑いもあって心が温まるストーリーだった。
    弥生に共感できるところもあった。
    道尾秀介といったら最後にどんでん返しのあるミステリー作家のイメージがあったけど、そうでないこの作品もレベルは高い。
    ドラマよりこっちの方が好き。

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    2013年06月25日
  • 光媒の花 1

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    原作が道尾さんだから購入した。
    原作の方はまだ読んでいないので、どちらを先に購入するか迷ったけど買ってよかった。
    この方(斉藤倫さん)の漫画は初めて読んだけど、絵が好きだ。

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    2013年05月01日