道尾秀介のレビュー一覧
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ネタバレ騙し騙されをやっていたら、ラストでもっと大きな枠でトリックがあった、という自分が一番好きな感じだった。映画のオーシャンズシリーズとかグランドイリュージョンを観たときの感覚に近かった。絶対に映画にしたら面白いだろうなと思っていたら、もう十何年も前にやっていた。
個性豊か仲間たちが復讐で詐欺を仕掛けるというストーリーが伊坂幸太郎作品みたいだなと思った。
最後の壮大なトリックは全然気が付かなかった。言われてみれば、アナグラムの話や最初のラーメン屋の劇団ポスターなど伏線か伏線じゃないか微妙な情報は頭のなかにあったけれど、肝心の「いつもテツさんがあらゆる意思決定を促している」という違和感には全く気が -
Posted by ブクログ
語り手の「私」である利一が、小学4年生の夏休みから春休みまで、自分と友達に起こった出来事を書き起こしています。
なんたって小学生。スキあらば何か(ちょっと悪いこと)を思いつき、何かを発見し冒険し。友達にイラッとしたと思えば何かしてあげたいと思ったり。ケッタイな作戦を練ってはうまくいったり、と思ったら大失敗して叱られたり。
この子らはとにかく事件を起こします。最初はちょっとした冒険やイタズラだったのが、どんどんシャレにならなくなって…読んでるこっちは気が気じゃない。早く落ち着きたい一心でダッシュで読むハメに。
(カメの「ダッシュ君」もいい味出してます)
道尾作品で小学生がメインのものだと、問題 -
Posted by ブクログ
【2025年156冊目】
小説家の道尾はネタ集めのために泊りがけで仏工房を訪れる。その夜、道尾は血を流す仏像の側で不可解な声を聞き、挙句の果てに呵々大笑する仏像を目撃してしまう。翌日、非現実的な出来事が夢ではなかったことを裏付けるように仏師の一人が姿を消していて――。
道尾秀介さんのミステリーは信頼できます。というのも、絶対ストレートな真相だけでは終わらないからです。久々に読んだのですっかりその手腕を忘れていましたが、ものの見事にやられました。そして、後味に頭を抱えました、悲劇だなぁ。
どうやらシリーズものの二作目のようでしたが、一作目を読んでいなくても問題なく読めました。一作目を読んでい