道尾秀介のレビュー一覧

  • 透明カメレオン
    主人公は人気ラジオのmc
    容姿いまいちだが、美声の持ち主

    印象に残ったフレーズ
    「ああしていたら、こうしていたらを考えても仕方ない。結果なんて誰にもわからない。
    今を作り変えるしかない、新しい今を作ってしまえばいい」
    バーの常連の辛い過去をラジオで結果だけかえ、面白い話にして、笑顔を取り戻した

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  • わたしの名店
    28人の著名人が、大好きなお店をそれぞれのエッセイで教えてくれる素敵な一冊でした。

    みなさん心が休まるいきつけのお店を求めている。でも常連さんがワァワアというところはちょっと、、、
    すごく共感しました。

    食べるって元気の源ですよね。何があってもおなかはすく。食べれることは本当に幸せだ。

    龍朋、...続きを読む
  • 笑うハーレキン
    ミステリーやと思ってたらめちゃめちゃ心えぐられてしんどくなっちゃった本。
    疫病神といえば、ずっと「ジョーブラックをよろしく」の死神の感じで、低めのちょっと小馬鹿にしたような喋り方っていうイメージ。東口は正体を知るまでどんな声で聞こえてたんかな。
  • 鬼の跫音
    これも友人Kからお下がりでもらった一冊。

    久しぶりに道尾秀介の作品を読んで思ったことは、道尾秀介の情景描写の美しさ。

    その場の音や色や空気がまるでここにあるかのように感じられる彼の文章がやっぱり好きだと思った。

    構成は、6つの短編集。
    それぞれは独立しているけれど、パラレルワールドのようでどこ...続きを読む
  • いけない II
    前作「いけない」と同様に、4章から構成される物語が最後の一枚の写真によってさらなる真実に辿り着く楽しさは最高です。
    写真のギミックにフォーカスされがちですが、そもそもの物語自体が面白く、最終章を読むことによって全ての話が点から線となり、しっかりとした読後感を与えてくれるので、大満足でした!
    個人的に...続きを読む
  • ソロモンの犬
    面白かった!重いストーリーではあるけれど、それほど暗い気持ちにならなかったのは、主人公の純愛や時々クスッと笑ってしまうシーンが上手く絡めてあったからかな。特に間宮先生のキャラが良かった!

    どんでん返しとまではいかないけど、トリックや伏線の回収が上手く書かれていて、最初から最後まで飽きることなく読め...続きを読む
  • 光媒の花
    この本の大きなテーマの一つには“人とのつながり“がある。不幸や憎悪を生むのは人間だが、絶望から救ってくれるのも、人間である。六章のうち前半3つで心に黒いものを負った人たちが、後半では人と繋がり合うことで光を持てた。
    私は、自分の何気ない言葉、行動で、誰かが光を持てるような存在でありたいと思った。
  • サーモン・キャッチャー the Novel
    わたしはすきです!!
    シッゲル・ムーロイとかタツヤとカズヤとか、、
    最後のサーモン・キャッチャーにグッときて笑

    ひっくり返すと別の顔を見せる人形と
    あの子に似た柄を持つ鯉と、
    見えない物への期待とか、知らない有名なことはたいしたことじゃない事なんだ、とか。

    私はすごく哲学的に(勝手に)読んでしま...続きを読む
  • 透明カメレオン
    ラジオパーソナリティの主人公と、
    飲み仲間とのストーリー。
    ある日、いつものスナック?に、
    謎めいた女性が入ってくるところ
    から、ストーリーが進む。
    女性が仕組んだ作戦に加担してい
    くが、作戦の裏には、女性の不幸
    な出来事が関係している。
    ラストは、道尾秀介らしいドタバ
    タな展開だが、明るい性格の飲...続きを読む
  • 鬼の跫音
    おもしろかった…!
    冬の鬼など皆さんはどう解釈したんだろ?ってお話がいくつかあって
    解釈座談会とかやりたくなる気持ちになりました。
    個人的には悪意の顔が一番すき。
  • いけない II
    常に不穏な空気が付き纏う。
    地名からして、不気味そのもの。
    何かが起こりそう。
    行っちゃダメ!って所に行ってしまう。
    全てが怖かった。

    とどめの写真で、どういう事?と読み返す。
    これがたまらなく面白かった。
    考察サイトと答え合わせをするのも楽しかった。
    正解率は半分くらい。読み込めていない自分にガ...続きを読む
  • 笑うハーレキン
    冒頭からの暗い雰囲気のストーリーかと
    思っていたが、主人公の東口には、不幸
    な過去があり、わだかまりを抱えて、ホ
    ームレス仲間と暮らしている。
    東口と関わることになった奈々恵にも、
    暗い過去がある。
    ラストに向けて、人生を変えていこうと
    気持ちが切り替わるあたりで、ホームレ
    ス仲間を巻き込んだ事件に...続きを読む
  • いけない II
    前作で上がったハードルをゆうに超えてきた。
    Ⅱのほうがさらにおもしろいです。

    騙されないようにしっかり謎解いてやるぞ!と意気込みましたが1章と2章に関しては怖過ぎてそれどころじゃないw
    前作よりホラー感増しましたね。

    ページをめくる手が止まらず1日で読み終わりました。
    また次作を楽しみに待ちます...続きを読む
  • わたしの名店
    28名の方が紹介するお店の全てが魅力的に感じました。人によってお店に関わる思い出をメインに伝えたり食事そのものの良さを書いたりと、紹介の仕方も様々なので面白かったです。

    食事では宇垣美里さんの「鍋焼きうどん」がとても美味しそうに書かれていて、ぜひ味わってみたくなりました。
    思い出では藤岡陽子さんの...続きを読む
  • 花と流れ星
    シリーズと知らずこの作品から読んでしまいました。真備シリーズの3作目、短編集です。後に一作目と二作目を読みました。
    3人のキャラと距離感が心地いいです。続編あったらぜひ読みたい!
  • 光媒の花
    連作短編集。
    最初の話でドキッとして、この手の話が続くのか〜と思っていたが、だんだんに穏やかな方へ流れていくように感じた。
    玄侑宗久氏の解説も良く、なるほどと思い読み返してみたくなった。
    実は秋の帰省時、新幹線の中での読書本として読み、短編集なのを良いことに途中のままになっていた。
    今回、インフルエ...続きを読む
  • わたしの名店
    “ちょうどいい”本がないかなと入った駅のお土産屋さんに併設されている小さな本屋さんで買い、そのまま新幹線で読み終えた。リズムよく読める感じが逆にありがたく、思わず左手に本を開きながら右手はGoogleマップを検索していた。年始の隙間にぴったりな本、おいしい食べものって、あたたかくてしあわせな描写が多...続きを読む
  • スケルトン・キー
    サイコパスがたくさん登場。
    読んでいるときの違和感が、双子の登場で繋がる部分が面白かった。
    見出しの漢数字が鏡で兄弟の視点を表してたのは、気づいてから思わず読み返してしまった。
  • わたしの名店
    作家さんたちが各々の好きな飲食店とそれにまつわるエピソードを書いた1冊。朝井リョウや三浦しをん、西加奈子など好きな作家さんのエッセイがたくさん入ってて楽しく読めました。クスッと笑えるものからじーんと切ないものまでありましたが、総じてどれも美味しそうでした。ただ行きたい!って思ったお店が閉店してること...続きを読む
  • いけない II
    今回も他の人の解説を見てなるほどとなった。
    写真にヒントがあるとは思わず、各話が微妙に繋がってるので次の章を読むのに夢中やった