道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレエンタメ33% ミステリ33% ヒューマンドラマ33% くらいの構成
表紙の絵や帯のアオリ文から、悲愴な物語化と覚悟して読んだが、道尾秀介の作品の中ではむしろコミカルでライトなものだった。この作家は何を書いても上手ですね。
遺族をターゲットにした宗教は、道尾作品に何度か出てくるね。
ミステリ部分に関しては、ミスリードを誘うものではなく、道尾さんにしてはヒントが多く親切な書き方だった。
映画化できそうな、ビジュアル映えする作品(もうされてるのかな?)
道尾さん独特の人間の哀しさ、愚かさ、愛おしさがちょうどよい重みで書かれていて、万人受けする作品だと思った。コアな道尾ファンには少し物足りないか -
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Posted by ブクログ
「龍神の雨」「雷神」と合わせて神三部作と呼ばれている作品。だけど、中身の繋がりは特に無く、ただ神という文字が付く作品ってだけ。
中身は連作小説で、中身はどの話も"遺影専門の写真屋"にまつわる話。で、この遺影専門の写真屋さんっていうのが個人的にすごい好きな設定で、そのお店はその名の通り、利用者は生前に自身の遺影を撮りに来るわけやけど、撮影後大体どの人も最後の二枚でどちらにするか迷うんだとか。その時にお店から「もし迷われているようでしたらこちらがお決めいたしましょうか?」って提案して、選ばれなかった方をお店に並ばせてもらうんよ。だからお店は色んな方の遺影候補だった写真が並んで -
Posted by ブクログ
ほんタメで「感動どんでん返し」として紹介されていたこの作品。
主人公はめちゃくちゃええ声やけど外見は残念なラジオDJ。
そのDJが行きつけのバーで常連さんと飲んでいたら急に扉が開かれ、知らない女性が立っていた。そして一言。
「…コースター」
全員「コースター?」
コースターを受け取ると女性はどこかへ立ち去った。
そして誰かが気付く「さっきのって『…コースター』じゃなくって『…殺した』って言ったんじゃない…?」
みたいな感じのあらすじ。ここだけ見るとちょっとホラーというかシリアスな感じがするかもやけど、中身は結構ポップな感じで描かれていて、序盤からすごい文章も読みやすく軽快。そのまま最後の方