道尾秀介のレビュー一覧
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匿名
ネタバレにんげん玉
私が他の方の意見を見て思った事です。
みなさんが「にんげん玉」というタイトルはどういう意味なのかと言っているのを拝見しました。
私の考察にはなるのですが、途中で100円玉の話が出てきました。そこで主人公が100円玉の表裏がどちらかを知らなかったとありました。私は最後の音声を聞いた後にこの部分がパッと頭に思いつき、どちらがどっちの「先生」かがミスリードされているということと似ていると気づきました。なので、「にんげん玉」というのは100円玉になぞらえられた2人の「先生」のことで、タイトルの文字が反転させられているのも表裏という伏線のように感じました。
初めてのコメントで拙くなっており伝わりづら -
Posted by ブクログ
ネタバレ友人Kからお下がりでもらった一冊。
読み始めの印象としては、「これまで読んできた道尾秀介の小説とはちょっと色が違う」だった。
特に前半は大きな波があるわけでなく、緩やかに時間を読んでいるような感覚。
後半(後ろ1/3くらい?)に差し掛かり、物語はぐらっと動きを見せた。
そこからのテンポ感に「これこれ!」と思わされ、一気に最後のページまで読み切った。
謎の館の謎の人間たちが一体何者なのか、思ったほど詳しく描かれることはなかったけれど、そのファジーさが物語の広がりを作り、そんな世界がこの世界のどこかにあるように感じる。
生きているのか死んでいるのかわからない登場人物達の「生きていく」姿 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公錠也の一人称視点で進んでいく物語。サイコパスに焦点を当て、彼らの感情や恐怖の感じ方等巧みに描写されていた。
児童養護施設「青光園」で、児童や先生に一目置かれて育った錠也は、自分が「何」であるかを考えつつ生きていた。母親から託されたというひとつの「鍵」は肌身離さず持っていたが、それが手掛かりになるとは限らない。そんな中同じ施設にいた年上の少女に、自分の正体が明かされる。
過去に読んだ道尾先生の「透明カメレオン」という作品が記憶にあり、比較的新しい書籍ということで手に取ってみた。他の著者とは決定的に違う感情描写の巧みさで物語に引き込まれやすい印象があったが、本作もその感覚をより強く味わうこ -
Posted by ブクログ
ネタバレこの作品で道尾秀介さんの虜になりました。
全てが秀逸で伏線と伏線回収が完璧です。
とばし読みには向かずしっかり文章とにらめっこしながら読む作品で、写真を見てから何度も捲っては考えてを繰り返した作品です。
短編で色んな方が読みやすい作品だと思います。
写真を見ることで結末を見破れるのはもちろんですが、最後の1ページまでの物語もおもしろく伏線と回収も沢山ふくまれています。
復讐に青年2人を殺した邦夫、隅島を殺した吉住、お婆さんと革ジャン兄貴を崖から突き落とした山内、2人を殺した守谷、水元を殺した竹梨
この全員がまだ逮捕もされずこの街にて
終章の題「街の平和を信じてはいけない」の回収も綺麗にさ