道尾秀介のレビュー一覧

  • 光媒の花

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    連作短編集。
    最初の話でドキッとして、この手の話が続くのか〜と思っていたが、だんだんに穏やかな方へ流れていくように感じた。
    玄侑宗久氏の解説も良く、なるほどと思い読み返してみたくなった。
    実は秋の帰省時、新幹線の中での読書本として読み、短編集なのを良いことに途中のままになっていた。
    今回、インフルエンザに罹りやっと続きを読み終えた次第。
    やっぱり道尾秀介氏は面白い。

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    2024年01月06日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    サイコパスがたくさん登場。
    読んでいるときの違和感が、双子の登場で繋がる部分が面白かった。
    見出しの漢数字が鏡で兄弟の視点を表してたのは、気づいてから思わず読み返してしまった。

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    2024年01月05日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    いけない、からこの路線への転換なのでしょうか。新作は映像とのコラボのようですし。新境地に突き進むエネルギーは感じられるものの、がっつりしたミステリも読みたいな、というのが正直なところです。写真とショートショートのカップリング。読み込めばミステリ要素が感じられるものの、軽いタッチで詩集のようにも感じられました。

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    2023年12月22日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    一枚の写真と、そこに添えたれたショートストーリー。
    イマイチよく分からないものもありましたが、個人的にはほとんどの作品が楽しめました。
    謎解きみたいにスッキリ理解できるものはもちろん、想像を巡らせてストーリーを楽しむのも楽しかったです。
    お気に入りは『つちのうま』。

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    2023年12月15日
  • 笑うハーレキン

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    ミステリーでもないし、どんでん返しもないけど面白かった!
    登場人物のキャラもみんないい感じ。
    少し前向きになれた気がする

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    2023年12月09日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    フォトショートショート、たまに連作。

    「N」の作者さん、発想が柔軟。今回は写真数枚に短いショートショートを添えた短編集。タイトルに、見出しに、フォントにと視覚情報全部で楽しませてやろうという気概が感じられていいですね。

    20分もあれば読めてしまいますが、途中クスリと笑ったり、どういう意味かと悩んだり、なかなか楽しい時間でした。朝読書にもいいと思うし、本が苦手な子におすすめしたい。

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    2023年12月05日
  • きこえる

    匿名

    ネタバレ

    にんげん玉

    私が他の方の意見を見て思った事です。
    みなさんが「にんげん玉」というタイトルはどういう意味なのかと言っているのを拝見しました。
    私の考察にはなるのですが、途中で100円玉の話が出てきました。そこで主人公が100円玉の表裏がどちらかを知らなかったとありました。私は最後の音声を聞いた後にこの部分がパッと頭に思いつき、どちらがどっちの「先生」かがミスリードされているということと似ていると気づきました。なので、「にんげん玉」というのは100円玉になぞらえられた2人の「先生」のことで、タイトルの文字が反転させられているのも表裏という伏線のように感じました。


    初めてのコメントで拙くなっており伝わりづら

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    2023年12月05日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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     如実トリックの魔術師こと、道尾さんの小説。全体的に伏線を張り巡らす形で展開していくストーリー。残念なのは、如実トリックの部分が物語を根本から覆すようなギミックではなかったことですかね。ただ、さすがに楽しい。ちなみに、この人が作成に協力した謎解きは、今までの中で一番楽しかったです。

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    2023年11月28日
  • 笑うハーレキン

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    ネタバレ

    友人Kからお下がりでもらった一冊。

    読み始めの印象としては、「これまで読んできた道尾秀介の小説とはちょっと色が違う」だった。

    特に前半は大きな波があるわけでなく、緩やかに時間を読んでいるような感覚。

    後半(後ろ1/3くらい?)に差し掛かり、物語はぐらっと動きを見せた。

    そこからのテンポ感に「これこれ!」と思わされ、一気に最後のページまで読み切った。

    謎の館の謎の人間たちが一体何者なのか、思ったほど詳しく描かれることはなかったけれど、そのファジーさが物語の広がりを作り、そんな世界がこの世界のどこかにあるように感じる。

    生きているのか死んでいるのかわからない登場人物達の「生きていく」姿

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    2023年11月25日
  • 笑うハーレキン

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    どこで見ても、道尾秀介先生作品としては評価(内容は見てない)が少し低めだったのでどうなのかしら?と思ってみてみました。
    確かに、道尾秀介作品として伏線やどんでん返し等を期待すると期待はずれの様な残念な気持ちになるかもしれないけれど、人間のテーマというか過去と未来、トラウマや心の葛藤が描かれていて今の私にはどんぴしゃの作品でした。
    淡々と読み進められます。

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    2023年11月23日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    2人のキャラクターの設定と、ボウフラの表現が道尾さんだなあと感じさせられた。サイコパスではあるけれども、後味はスッキリした。

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    2023年10月24日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ミステリーの要素もさることながら、メッセージ性も強い作品。人間は自分と違うものを虐げる。虐げられた人間は時に傷つき、心にも傷がつくりそれでも前を向いて歩いていく力が人間にはある。そう気づかせてくれた作品。

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    2023年10月24日
  • スケルトン・キー

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    ネタバレ

    主人公錠也の一人称視点で進んでいく物語。サイコパスに焦点を当て、彼らの感情や恐怖の感じ方等巧みに描写されていた。
    児童養護施設「青光園」で、児童や先生に一目置かれて育った錠也は、自分が「何」であるかを考えつつ生きていた。母親から託されたというひとつの「鍵」は肌身離さず持っていたが、それが手掛かりになるとは限らない。そんな中同じ施設にいた年上の少女に、自分の正体が明かされる。

    過去に読んだ道尾先生の「透明カメレオン」という作品が記憶にあり、比較的新しい書籍ということで手に取ってみた。他の著者とは決定的に違う感情描写の巧みさで物語に引き込まれやすい印象があったが、本作もその感覚をより強く味わうこ

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    2023年10月23日
  • 鬼の跫音

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    人のなかには、最初から眠っている鬼がいて、それが6人のSをきっかけにして、少しずつ目覚めていく物語。
    自分にとって妬ましい相手だったり、唆してくる相手だったり、異常な愛への執着をうむ相手だったりする。
    きっと誰にもSはいて、自分がいま、どの段階の鬼なのかはわからない。
    ゆえに、この物語は哀しく恐ろしく、そしてなぜか愛おしいのだろう。

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    2023年10月03日
  • いけない

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    ネタバレ

    この作品で道尾秀介さんの虜になりました。
    全てが秀逸で伏線と伏線回収が完璧です。
    とばし読みには向かずしっかり文章とにらめっこしながら読む作品で、写真を見てから何度も捲っては考えてを繰り返した作品です。
    短編で色んな方が読みやすい作品だと思います。

    写真を見ることで結末を見破れるのはもちろんですが、最後の1ページまでの物語もおもしろく伏線と回収も沢山ふくまれています。

    復讐に青年2人を殺した邦夫、隅島を殺した吉住、お婆さんと革ジャン兄貴を崖から突き落とした山内、2人を殺した守谷、水元を殺した竹梨

    この全員がまだ逮捕もされずこの街にて
    終章の題「街の平和を信じてはいけない」の回収も綺麗にさ

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    2025年11月05日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    一枚の写真とそれから広がる想像の世界。ユーモラスなもの、言葉遊び的なものもあるがホラー系のミステリーが不気味。ただ写真とそんなにマッチしていないのもあって、お話だけでも良かったのではと思った。ショートショートの切れ味は抜群。

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    2023年09月20日
  • 光媒の花

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    初めて道尾秀介さんの作品を読んだ。短編だったのもあるが、とても読みやすかった。それぞれの話や登場人物が少しずつ絡んでくるのもおもしろかった。情景が浮かんでくる描写が上手だな〜と感じた。

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    2023年09月18日
  • 月と蟹

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    ネタバレ

    一体、何匹のヤドカリが炙られただろうか。海から取ってきたヤドカリを『ヤドカミ様』として崇め、少年たちは願う。心が『無』になるまでの過程が丁寧に描写されており、かつての言葉にし難い感覚に共感を覚えた。心の廃退とヤドカリの子の成長の対比が印象的。物語の後半~終盤にかけての畳み掛ける疾走感。暗闇の中の月は悲しくも美しかった。

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    2023年09月13日
  • 月と蟹

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    道尾秀介さんが好きな友からのお勧め。

    読んでいるこちらが苦しくなるような灰色の閉塞感が終始漂っていて、
    「今のタイミングで読むのしんどいかも…」なんて思っていたが、鳴海が慎一家に遊びに来た辺りから目が離せなくなった。

    子供の無邪気な残酷さ、後ろめたさや不安からくる、下腹の辺りがムズムズするあの感覚。
    心理描写が見事で、子供の頃抱いた事のある仄暗い感情を思い出した。

    道尾さんの作品はどれも一気読みしてしまうなぁ。

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    2023年09月09日
  • 月と蟹

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    ネタバレ

    何も知らずに読み始めたので、いつ殺人事件が起こるんだろう、、と思ってたら読み終わった
    読後感がなんとも言えない、叫び散らしたい
    小学校高学年ともなれば思考は大人、でも経験値の浅さからか物事の判断力は子供、みたいなちぐはぐさが、なんとも懐かしいような、恥ずかしいような気持ちになった
    あと爺ちゃん好き

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    2023年09月02日