道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれも、向日葵の咲かない夏と合わせて、読み返したくなる作品群でよく名前が挙がっているんだけどなかなか読めずにいた。
道尾作品は現時点ではラットマンだけ…かな?(冒頭がすっっごく良くて引き込まれたことだけ覚えている)
ラットマンが私にはあまり合わなかったんだけど、こちらはテンポも良くて、バラバラな事情抱えるみんなが集まった生活の距離感も良くて、わざとらしくなくて、心地よかった。
確かに、ボスのヒグチがあっさり解放すると言った時、拍子抜けした。兄の遺言なら普通は逆では?って。去り際に、最大の秘密をバラすという置き土産はあったものの、それだけ?ほんとに?って感じで逆になんか怖かった。
騙されてた -
匿名
ネタバレにんげん玉
私が他の方の意見を見て思った事です。
みなさんが「にんげん玉」というタイトルはどういう意味なのかと言っているのを拝見しました。
私の考察にはなるのですが、途中で100円玉の話が出てきました。そこで主人公が100円玉の表裏がどちらかを知らなかったとありました。私は最後の音声を聞いた後にこの部分がパッと頭に思いつき、どちらがどっちの「先生」かがミスリードされているということと似ていると気づきました。なので、「にんげん玉」というのは100円玉になぞらえられた2人の「先生」のことで、タイトルの文字が反転させられているのも表裏という伏線のように感じました。
初めてのコメントで拙くなっており伝わりづら -
Posted by ブクログ
ネタバレ友人Kからお下がりでもらった一冊。
読み始めの印象としては、「これまで読んできた道尾秀介の小説とはちょっと色が違う」だった。
特に前半は大きな波があるわけでなく、緩やかに時間を読んでいるような感覚。
後半(後ろ1/3くらい?)に差し掛かり、物語はぐらっと動きを見せた。
そこからのテンポ感に「これこれ!」と思わされ、一気に最後のページまで読み切った。
謎の館の謎の人間たちが一体何者なのか、思ったほど詳しく描かれることはなかったけれど、そのファジーさが物語の広がりを作り、そんな世界がこの世界のどこかにあるように感じる。
生きているのか死んでいるのかわからない登場人物達の「生きていく」姿