道尾秀介のレビュー一覧
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プロローグ読むだけだとストーリーの方向性がまったくわからず、始まってみれば釣り堀が舞台みたいだし、釣りに興味ない私は、『面白いのかなこれ?』とやや疑心暗鬼に。
でも結果から言うと、大丈夫でした!(笑)
登場人物たちそれぞれの事情がわかってくるし、彼らの行動に繋がりも見え始めるので、そこからは途端に先が気になって一気読み。釣りのこと知らなくても問題なく楽しめた。
ハラハラドキドキするシーンや深刻な場面もあるんだけど、全体的にちょっと遊んでるなって感じがあって。コミカルなところも多かった。小説には珍しく、何度か小さく吹き出したくらい。
意外な展開をこまかく繰り返しつつのラスト。割とみんない -
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「道尾秀介」の長篇ミステリ作品『貘の檻』を読みました。
『笑うハーレキン』に続き「道尾秀介」作品です。
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この悪夢から、抜け出せるか――。
「道尾秀介」史上最強&最驚の長編ミステリー!
1年前に離婚した「大槇(おおまき)辰男」は、息子「俊也(しゅんや)」との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた「曾木美禰子(そぎみねこ)」を駅で見かける。
32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。
だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。
「辰男」は「俊也」を連れてO村を訪れることを決意。
しかしその夜、最初の悪夢が……。
薬物、写真、地下水路。 -
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「道尾秀介」の長篇作品『笑うハーレキン』を読みました。
「道尾秀介」作品は、昨年3月に読んだ『ノエル―a story of stories―』以来なので、約1年振りですね。
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あいつはいつも、ここにいる。
経営していた会社も家族も失った家具職人の「東口」。
川辺の空き地で仲間と暮らす彼の悩みは、アイツにつきまとわれていることだった。
そこへ転がり込んできた謎の女「奈々恵」。
川底に沈む遺体と、奇妙な家具の修理依頼。
迫りくる危険とアイツから、逃れることができるのか?
「道尾秀介」が贈る、たくらみとエールに満ちた傑作長篇。
これはミステリーな -
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「道尾秀介」の長篇作品『ノエル―a story of stories―』を読みました。
2月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、12冊連続で「道尾秀介」作品です、、、
書棚にあった「道尾秀介」作品の在庫も、本作品が最後の一冊… 寂しいですが、暫しの間はガマンですね。
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現実に立ち竦み、自分だけの〈物語〉を紡ぐ三人の男女。
極上の技が輝く長編ミステリー。
孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の「圭介」。
妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の「莉子」。
妻に先立たれ、生 -
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「道尾秀介」の連作短篇集『花と流れ星』を読みました。
2月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、11冊連続で「道尾秀介」作品です、、、
こんなに同じ作家の作品を読むのは初めてですね… 多分。
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死んだ妻に会いたくて、「霊現象探求所」を構えている「真備」。
その助手の「凛」。
「凛」にほのかな思いを寄せる、売れない作家「道尾」。
三人のもとに、傷ついた心を持った人たちが訪れる。
友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。
自分のせいで孫を亡くした老人…。
彼らには誰にも打ち明けられない秘密があった―。
人生の光と影を集めた、心騒ぐ五篇。
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「道尾秀介」の長編小説(連作短篇かな…)『光』を読みました。
今月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、10冊連続で「道尾秀介」作品です、、、
今月は「道尾秀介」特集月間ですね… でも、1作ごとに作風が異なり、作品が進化し続けているので飽きずに読めるんですよね。
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あのころ、わたしたちは包まれていた。
まぶしくて、涙が出る――。
都会から少し離れた山間の町。
小学四年生の「利一」は、仲間たちとともに、わくわくするような謎や、逃げ出したくなる恐怖、わすれがたい奇跡を体験する。
さらなる進境を示す、「道尾秀介」、充実の最新作!
「利一」が小学生だっ