道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ終章で、物語はずっと未来に向かって進んでいたんだな、ということがわかった。
読んでいて思い出したのは、私は学生の頃、加害者の立場だったな、ということ。ここまで酷い行為ではなかったし、陰口程度のものだったけど。
忘れていた。
いくは謝ることで、過去と決別できた。
敦子は赦すことで、前に進むことができた。
逸夫が人形に何を託してダムに落としたのかは語られないけれど、たぶん「普通がつまらない」と思っていた過去の自分なのではないかと思う。
自分の日常が「普通」で平凡だと思うとき、考えは自分に向かっていて、他者には思いが至らない。
ほんとうは、蓑虫の蓑みたいに、自分が見ているのは蓑だけで、その