道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
道尾作品の中では、ポップな内容で、代名詞のどんでん返しもある程度予想できた範囲だったため、そこまでの驚きはなかった。
ただ、主人公の心情には共感できる部分がかなりあって、最後の展開には温かいものを感じた。
人はみな過去を背負って生きているのだな、と。
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あのときこうしていたら。ああしていたら。そんなことは考えても仕方がない。行動の結果なんて誰にもわからない。選択自体が間違いだったわけじゃない。それなら、いまをつくり変えるしかない。新しいいまをつくってしまえばいい。たとえ目に見えない透明な世界だったとしても、本気で願えば、人はそれに触れることができる。両足で立つことができる。僕はそう