道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これも友人Kからお下がりでもらった一冊。
久しぶりに道尾秀介の作品を読んで思ったことは、道尾秀介の情景描写の美しさ。
その場の音や色や空気がまるでここにあるかのように感じられる彼の文章がやっぱり好きだと思った。
構成は、6つの短編集。
それぞれは独立しているけれど、パラレルワールドのようでどこか繋がっているような気がしてしまう不思議な書き方をしている。全ての章に何気なく登場する鴉は「不穏」の具現のように思えた。
道尾秀介の作品には、タイトルも含め生き物がよく登場する。何か特別な思いがあるのか、はたまた単純に生き物が好きなのか。そんなことを聞いてみたくなった。