道尾秀介のレビュー一覧

  • ソロモンの犬

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    主人公を含む4人の大学生の青春とつながる、とある事故。
    その事故から広がっていく運命と人間模様。
    この年代の人たちからしか発せられないような滑稽さと素直さと、
    そこにはやっぱりある、恋の花や芽のビタースウィートさ、
    そういった生活を飲み込みながら最後まで走っていくミステリーでした。
    面白かったです。

    道尾さんの文体は、序盤のほうなんかはともすると、
    自分の他所行きの文体に似ているかもしれない、と
    思いましたが、どんどん内容が深まっていくにつれて、
    その体力、知的体力も含めた持久力と、クスっと笑えてしまうセンスなどに
    「やる人だなぁ」と思いました。
    素人が書いたフリーの小説は、このWEB世界に

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    2025年06月25日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    月9ドラマ見てました。
    ただし4話くらいまで見て、見るのやめちゃった気がします。
    当時は道尾さんのこと知らなかったんですが、最近あのドラマの原作書いてたのが道尾さんだということを知り、ちょっと気になって読んでみました。

    内容は、ドラマとかなり違いますね。(ドラマの内容途中までしか知らないけど)
    恋愛漫画みたいなハッピーエンドの円満恋愛小説って感じでした。
    個人的には結構好きです。
    さくさく読めました。
    あとがきにも書いてあったけど、2つの違ったストーリーが楽しめるっていうのもおもしろいですね。

    私は道尾さんの小説はまだそんなに読んでないんですが、それでもこれはあまり道尾さんっぽくない小説だ

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    2014年05月05日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    久々にのめり込んでしまった。
    立場の違い、最初の印象の悪さ、友情、嘘、すれ違い…等々。
    そんな恋愛物語あるあるがたくさん盛り込まれているからなのか?
    道尾さんは怖い系しか読んだことなかったから、更に新鮮だった。

    2014.4.17

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    2014年04月18日
  • 球体の蛇

    Posted by 読むコレ

    思い込み、欲望、すれ違い…人を傷つける切っ掛けなど誰かと関わっていれば無数に見つかるものですが、それがどう作用しどういう結果になったかなど、普通は知り得る事の方が少ないのでしょう。

    当然物語ですので、それらが偶然か誰かの意志か詳らかにされる所に面白みがある訳ですが、本作では更にもう一つ伝わって来た事が。

    それは単純に「お互い様」という事。

    一方的に他人を傷つけてきたのではなく、自らも同じだけ騙され、傷つけられてきたのだと思うことが、ここではどれだけ救いになった事か。

    案外悪くない読了感。
    氏の作品が好きになります。

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    2014年04月02日
  • シャドウ

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    我茂凰介の母親が無くなることから始まり、水城家にもいろいろあって、二家族は家庭内崩壊となってしまう。心の病を持った人は何かに対して自分の影(シャドウ)を落としてしまう。2転3転大きく振れさせながら、納得の行く顛末に収束させていくストーリーは良かったです。母親が亡くなるというところで結構涙なのです。
    凰介の父が悪いやつだと最後まで思ってたんだけどな。

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    2013年11月21日
  • シャドウ

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    見事に騙された。
    本格ミステリに
    「嘘を書いてはいけない」というようなルールがあると思う。
    でも、第三者から見たら嘘であることも、第一人称の本人にしてみれば本当であると疑いを一切持っていないことがある。

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    2013年10月16日
  • 月と蟹

    大切な存在を近くで発見できる

    子供時代、それがこの世のすべてだった。そんなことを懐かしく思い出させてくれる物語です。ちょっと切ない異性との関係、絶望的な大人との関係。その時は何が起こっているのか、ちゃんと理解できていなかったはずなのに、分かったつもりでいた。同級生の変化、自分の変化、町の変化、3人で決めた不思議な儀式。。。読み終わったとき、とても切なくなって、小学校の卒業アルバムを開きたくなった。この作品は直木賞を受賞している。しかし、決して娯楽作品ではない!

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    2013年10月09日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    著者の作品は初めて読んだ。
    内容としてはよくある話だったけど、話の構成が良かったと思う。
    後、時々笑いを取りに行くところ良かったと思う。

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    2013年08月04日
  • シャドウ

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    五年生の少年凰介の母が病死。その数日後に幼馴染の母が、夫の務める大学の研究棟から転落死。
    父洋一郎の病歴、幼馴染亜紀の忌わしい過去。

    何かが、どこかがおかしいと思いながら、最後までその仕掛けに気付かなかった。読みながら予想した結末はすべて外れた。
    救いようのない話で登場人物のみんなが大きな傷を負ったけど、納得のいく最後。

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    2013年07月23日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    ネタバレ

    とてつもなく駄目男に絵に描いたようにだまされた弥生
    やはり、つらいことのあとにある出会いは意味があるのかな
    今まで読んだ道尾さんの小説にしては、現実的というか
    刹那感がないような気はしながらも、ストーリーの面白さに
    どんどん惹かれて、読みやすい文章に乗せられて一気に読みました
    映像としての線香花火は、想像するに幻想的で美しかった
    あとがきを読んで知ったのは、この小説は
    フジテレビの月9の原作として書かれた小説だったのですね
    実際は、ドラマとは登場人物も内容もかなり違ったものになったようですが
    ドラマのストーリーとしてテレビ局から様々な希望、制約があったので
    いつも「映像化できないこと」を前提に

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    2013年07月15日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    匿名

    購入済み

    予想外の展開で面白い

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    2013年03月21日
  • シャドウ

    Posted by 読むコレ

    今まで読むのを取っておいた道尾作品。
    ミステリフロンティアからの作品だし期待度は
    自然と高い。
    その期待に充分な内容でした。結構扱いが
    難しい内容にも関わらず重くなる事なく
    上手く着地させてくれます。倫理的にはどうか...と
    思いますが個人的にはこの結果に胸を撫でおろしました。
    とかく暗く、重い印象のある道尾作品ですが、今作の
    意外性は好きです。

    明らかに伏線と分かる仕掛けや、ミスリードを
    完全に誘導させる書き方はミステリとしての体裁を
    しっかりと保ちつつ...しかもクオリティ高いし。
    読むのを取っておいて良かったー。
    段々とミステリテイストの少ない作品が増えてい

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    2013年02月23日
  • 光媒の花 1

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    本棚を回っていて、タイトルが気になって手にとった一冊。
    うわー。大人な漫画です。
    エロいとかそういう意味じゃないです。
    大人になる過程で身体についてしまった汚さを浮かび上がらせるので、
    「あぁ・・・」ってなるんですが、
    わずかに、わずかに、それが生きることなんだよなー・・・。
    って、内包してくれるものもあるというか。
    いや、ほとんどないというか。
    描き方がとても「静」で、その分、
    私の気持ちとはリンクしやすかったです。
    これは続きが読みたい漫画でした。

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    2012年12月14日
  • 光媒の花 1

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    原作はまだ読んでいないのですが、斉藤さんがすきなので買ってみました。
    やっぱり斉藤さんの絵はどこか儚くてすきです。表紙も幻想的で素敵。

    このコミカライズを見てると原作も読みたくなってきました。きっと文庫が出たら買うと思う。

    とりあえずコミカライズの続刊に期待。

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    2012年04月11日
  • シャドウ

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    ネタバレ

    2009.7
    はじめての道尾さんでした。
    騙され方が気持ちよくて 
    この人の作品を読み出すきっかけになった本でした

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    2016年05月07日
  • 向日葵の咲かない夏

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    部類はミステリーかと思いますが、ミステリー要素は強くない作品。
    妹に違和感…もしかして…と予想する通りの展開にゾワっとする感覚。
    好みが分かれる作品かと思います。

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    2026年05月03日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ロザン宇治原が紹介していた。
    真面目、正直、正義、なんの役にも立たないものばかり。人生は生まれた時から死ぬまで一本の線で繋がっている。この線は途中で途切れることはなく、親指と人差し指で摘んで横に滑らせれば、必ず生まれたあの日と繋がっている。何度やっても同じで、この線は、絶対に途切れない。

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    2026年05月02日
  • I

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    ゲオスミン→ペトリコールの順で読みました。
    どちらから読むのかで結末が変わる!ということでしたので・・・あー、なるほど。読んでみてこういう仕掛けかーと。
    飲み込みが非常に悪い自分なので読み終わってから、ここはこの後実はこの人がこうで・・とかいちいち話をなぞる。それでも「あれ?でもこの部分は結局どうなったの?」みたいなところも。
    非常に興味深い作品であることは全くその通りなんですが、そのギミックありきの組み立てに注力しすぎて話自体がちょっと弱めかなーと感じてしまった。

    ネタバレなしの感想はちょっと難しい一冊です。

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    2026年05月01日
  • 龍神の雨

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    継父と暮らす兄妹と継母と暮らす兄弟。共に暗い過去を持ち、今もその傷を抱えている。
    タイトルの通り終始雨が降っているのも相まってどんより暗い雰囲気で進んでいく。
    二組の物語が少しずつ交差して、やがて大きなうねりを起こす。
    手に汗握るストーリー展開で読みやすかった。
    最後の解説はもはやストーリーの一部のようなもので、理解が深まった気がする。

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    2026年05月01日
  • シャドウ

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    何人か視点が変わるけど、最初から誰もが“信用できない語り手”って感じがあった。
    表現が難しいけど、この言動の裏には何かあるのか?と常にアンテナ張ってしまったがゆえに、最後に「そういうことか!」となにりくい。
    もっと気持ちよく騙されたいな、というか。
    ただ、これは私の読み方の癖のせいだと思う。

    ひとつの出来事に対して、複数の人物の視点から描写するのがすごく上手い作家さんなので、そこが面白かった。

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    2026年04月30日