道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
道尾秀介。好きな作家だけど
パズルの一つ一つを埋めていくようにしていくしかない。
辿り着けるのだろうか?
作家の方が自分を近づけてくれない。
自分の読解力の不足、なかなかその世界に踏み込ませてくれない。
一つ一つの言葉を紡ぎながら、それでも朧気にわかることがある。
道尾世界は難儀で、辛い
それでも続けると光明が。
田舎独特の方言と見たこともない穴堰
見たこともない景色、暗渠
そして母子草、父子草
オツネンとんぼ。
ハンガリー狂詩曲二番。
他の本を読みながら
自書だから切れ切れに読むからわからないのも当然
もう一度読むと
全てが明らかになるだろう。
悲しすぎる、
三ッ森の美禰子に対する愛 -
Posted by ブクログ
とにかく暗かった。
なかなか入り込めず苦労した。
始まりは
20年後の自分へ」よくあるタイムカプセル。
だけどここにも深い意味があった。、
吉川逸夫と
木内敦子、そして逸夫の祖母いく。
祖母のいくも悲しすぎる〜
敦子は壮絶ないじめを受けていた
こんな話をして申し訳ないのだけど〜
何故いじめを受けている者が
相手を告発し公にしてやつけることができないのだろうと能天気な私めは思う。
虐められてることを自分のプライドが許さない
許せない、そこには複雑な感情がある?
経験したことのないものか、簡単にいうことはないのだけど
そこに歯痒さ、なんとかできないものかと
地団駄を踏む
根が深い、タチが悪 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4.1点
複数の作品を組み合わせたような不思議な小説
序盤で日常を描きつつ、その中で起こるちょっとしたイベントを飽きさせず読ませてくれる。
そうかと思えば急に誘拐されるという一捻りから、なぜか誘拐犯たちを手助けするところで主軸が進んでいく。
よく考えれば分かるレベルの無理のない伏線を回収していきつつストーリーは進行し(智弥の有能っぷりは都合良すぎる気もするが)想像したものと全く違うラストに着地する。
ラストを伝える為にそこまでのストーリーを紡いだとすると、酷く回りくどい書き方をしている。しかしだからこそ最大級のインパクトを読者に残す。どうなったかを描かないからこそ良いのだろうが、どうな -
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いわゆる連作短編の構成なのだけど、それぞれの短編の関係性はかなり不思議です。こっちの短編では生きていた人が、次の短編に行くと死んでいたり、逆に死んでいたはずの人が、違う短編では生きて成長している姿を見せたり。
それぞれの短編を単独で見ても、あるいは連作長編として見ても、道尾さんらしさを感じます。ミステリ的な仕掛けから明らかになる真実は、喪われた人に対する罪悪感であったり、哀しみであったりと少しほろ苦く、寂しさや切なさの残るもの。
ただ一流の作家さんの場合は、こうした感覚が味わい深くもあります。そして道尾さんも自分の中ではそんな作家さんの一人。言っていることは矛盾しているかも知れませんが各短 -
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「骸の爪」
背の眼に続く真備庄介霊現象探求所シリーズの第2作目。
「背の眼」に続く、とありながら、前作は未読です。道尾秀介作品はオカルトジャンル以外を読む方なので、こちらは未開。どうやら前作とは、場面やオカルトテイスト、謎解明までの起承転結等が異なる模様。
ホラー作家の道尾が訪ねた滋賀県の仏像工房・瑞祥房。彼はそこで恐怖の体験をする。笑う千手観音に、頭から血を流す鴉枢沙摩明王。そして、ある女性の名前を呼ぶ声を聞く。翌日、工房の仏師の一人の行方が分からなくなる。道尾は霊現象探求家の真備とその助手・凜と再び瑞祥房を訪ねるが、そこには20年前の事件の因縁が潜んでいた。
表にあまり出てこ -
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なんていいお話なんだろうと思った。
涙脆いわたしは、3つ目の『物語の夕暮れ』の後半部分から思わず泣いてしまった。
この3つの物語は、それぞれの話に出てくる主人公たちが描く童話でそれぞれが深く繋がっていて、その童話もとてもいい。
ミステリーというと、誰かが死んでその犯人は。。。みたいなものに慣れ親しんでいるわたしは、第一話で些細な思い込みから騙されてしまい、二度ほどページを戻って読み返してしまった。第二話は完全に「あぁ、この子はやってしまったんだな」という嫌な気持ちになったことをいい意味で裏切られた。読み誤るのは、自分自身の考え方や感じ方がよくない風に凝り固まっているからで、なんだかこのまま -
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2019年、27冊目は、今年、初の道尾秀介。
掛川夏都は、バツイチ。彼女は、実の姉の息子である、智弥と二人暮らし。移動デリを営むも、その生活は楽なものではなかった。ある日、夏都は営業前に車ごと拉致されてしまう。彼女を、拉致したのは、アイドル、カグヤとそのファン達であった。そこから、夏都、智弥、智弥の塾の先生、菅沼はカグヤとそのファン達の企てに巻き込まれてゆく。
正直、フィクサー的存在は道尾ファンなら(自分程度でも)、想像出来る範囲内。ソレでも今回は第五章と終章で、道尾流のフックを、かなり拾い直してくれる親切設計。元々が女性週刊誌連載と、道尾作品に馴染みがない方々のためかもしれない。そのため