道尾秀介のレビュー一覧

  • 満月の泥枕

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    どこか陰がある登場人物たち。ギリギリ普通の人々が集まっているコミュニティで、それなりにドタバタな展開で物語が進む。最後は意外な結末で・・・。道尾氏の著作でよくあるパターンの展開なのだが、今回は驚きよりも人情味溢れる人々の言動にホロリときた。個々はろくでなしかもしれないが、あの人々の輪の中には入りたい。輪の中で笑って泣いて、お互いを尊重する。そんな世界はきっと人生が楽しくなるはずだ。

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    2018年06月06日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    昔読んだのを思い出して再読。
    たぶん初めて叙述トリックというものに騙されて、荒れてたあのとき家で珍しく饒舌になった気がする(*´꒳`*)
    叙述トリックって呼び名を知ったのは、もっとだいぶ後だったけど^^;

    道尾さんは本当に絵みたいな文章だなと思う。
    小説としても面白いし勉強にも参考にもなるし、自分的には三度おいしい作家さん。

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    2025年08月15日
  • 満月の泥枕

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    伊坂幸太郎っぽい。面白いからいいのかな。
    色々便利な世の中に変わっても、家族の物語は変わらずあったかくてよいですね。

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    2018年05月23日
  • 鏡の花

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    おもしろかった。
    6章からなる短編集だが、連作になっている。
    6章全体で一つの長編とも受け止められる。

    第1章を読むと普通の文芸作品であるが、2章の冒頭で多少混乱する。
    3章で作者の意図が見えてくる。
    6章でなんとも言えない、じんわりとしてくるといった感じである。

    ファンタジーとも言えるしそうでないとも、
    SFとも言えるしそうでないとも
    普通の文芸作とも言えるしそうでないとも
    いろいろ受け止められる不思議な構成になっている。

    解説を見るのは最後にしたほうがいいと思います。

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    2018年04月06日
  • カササギたちの四季

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    ネタバレ

    2018年20冊目。
    久しぶりの道尾秀介作品。あーなんていうかやっぱりこの人のタッチ、好きだなぁ・・と思えた。でも好きな作品とそうでもない作品があたしの中でも差が激しいのもこの作家さん。
    で、恐る恐る久しぶりに手に取ったのだけどこれは当たりでした。
    ほっこり・・そして切なくもあり、一瞬泣きそうにもなり、あっという間に読んでしまった。

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    2018年03月22日
  • カササギたちの四季

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    軽く読める連作の短編集。
    きちんと推理が披露されて、そして犯人が…という展開ではない凝った作り。
    でもね。

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    2018年02月22日
  • 満月の泥枕

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    そこまでのどんでん返しでは無いかなと思うけど、心がほっこりなる内容でした。個々のキャラが良かった。個人的には、菜々子さんが大活躍すぎて、主人公とくっついたり、ビックリな過去とかあるのかと思ったけど。汐子ちゃんが愛おしいです。

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    2018年02月06日
  • 水の柩

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    2018.1.21
    暖かさの中にダークさもあって
    中盤はどうなっちゃうのってハラハラもあってすごくよかった。
    冬の晴れた日中の部屋で読んで気持ちよかった。

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    2018年01月21日
  • ノエル―a story of stories―

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    登場人物が少しずつ重なりあう連作ミステリだが、人の死なない暖か系。周囲の人たち含めて嫌なやつがあまり出てこず、安心して読める。出てくる子供たちがちょっと優秀すぎるけど。
    しかし、一作目はどこかで読んだ気がする。別の短編集かなにかに入っていたのだろうか。

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    2018年01月13日
  • 満月の泥枕

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    推理だけれども人情ものでもある。丁寧に感情が書かれていて、よい本でした。ダヴィンチブックオブザイヤー2017を購入し、気になる本を読み漁り中。

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    2017年12月16日
  • 鏡の花

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    短編なのにパラレルだったり、脇役と主人公のリンクだったり読んでて話が凄い広がる。
    身近な人と死に対する救いなんて何一つないし、生きててもうまくいかない事ばかりなリアルさ

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    2017年10月23日
  • ノエル―a story of stories―

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    「光の箱」は, ストーリー・セラーで読んでいたので再読。
    むしろ, ストーリー・セラーでこの作家にハマり, この本を手に取ったわけで。

    どのストーリーもすごく心をぎゅっと締め付けられるのだけど, 昔どこかで感じた人に触れた温もりとか, 家族という存在自体の温かみを再認識できるお話で好き。

    そして, 最後の最後には, 独立した3つのストーリーが1つの物語を紡ぎ出す。
    この流れもまた素敵。

    個人的には, 真子ちゃんと莉子ちゃんのお話が心にぐっきた。
    私には兄弟も姉妹もいないから, 莉子ちゃんの気持ちは残念ながら分からないのだけど, これから家族を守っていく身として, 上の子はこういうことにも

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    2017年10月10日
  • ノエル―a story of stories―

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    道尾秀介作品らしい、もの悲しい雰囲気が漂いつつも最後には心温まる物語だった。
    なんのために生きるのか、生きている間になにを遺せるのかという問いは、誰しも一度は考えたことがあるだろう。しかし、なにかを遺したと自覚できるほど、誰かに影響を与えるということは難しい。例え影響を与えていたとしても、与えられた側から伝えられなければそのことに気づけないからだ。
    そんな中で、本作では絵本を中心に描かれている。物語を作ることを勧める人、絵本を作る人、絵本を読む人、それぞれが影響を与え、与えられている。映画でも小説でも漫画でも、例え作者が意図していなかったとしても、物語とはただ面白いだけのものではなく、人生を大

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    2017年07月14日
  • ノエル―a story of stories―

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    読み始めたら知ってる話が出てきてなんだ残念、と思いきや。
    これは確かに長編ミステリー。
    エピローグがとてもいい。

    光の箱 の道尾さんらしさが好き。

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    2017年05月24日
  • 花と流れ星

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    いわゆる真備シリーズの第3作ということになるが、過去2作とはテイストを異にする短編集となっている。
    同じ枠組みの世界の中で、いかに切り口を変えるかと著者が腐心した様子がよく分かり、「箱の中の隼」に関しては若干消化不良の感はあるものの、どれも非常に興味深く読み進められる作品に仕上げられているのはさすが。

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    2017年01月05日
  • ノエル―a story of stories―

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    3つの話と1つのエピローグからなる物語。 道尾秀介って、ミステリー作家だと思っていたけどこの小説は絵本を題材にしたストーリー。文章中に出てくる絵本の展開がとても良かった。タイトルからこの時期にぴったりの本です。

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    2016年11月30日
  • 花と流れ星

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    真備シリーズ第三弾。

    第一弾、第二弾は長編でしたが、第三弾は5つの短編集。
    心に闇を抱える人々が、真備の元へと吸い寄せられる。


    今回は、さくさく読めました。
    長編も短編も好きなんですけど、これまでの二作は、どちらもちょっと難しく感じていたので。
    今回のは読みやすかったです。

    短編ですが、ひとつひとつのストーリーは深くて濃いものばかりでした。
    なんとなくもやっとしたり、切なかったり悲しかったり。
    なんとも言えない感情が後に残りました。

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    2016年09月20日
  • シャドウ

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    ゴミ箱の中を決して覗いてはいけない。
    ゴミ箱の中を覗いて、自分の留守中に妻が他の男として不貞を働いたと思った男。ゴミ箱の中を覗いて、自分の父親が友だちの母親が自殺した時に遺した遺書と同じ内容の文を捨てていたのに気付き、その遺書は父親が書いたのではと悩む子ども。また、ゴミ箱の中を覗き、父親の本当の真実を知った子ども。
    物語はミスリードしながら進み、真実を知った時にはなるほどと思いながらも、障害者が起こす犯罪の処罰に対して考えさせられる。

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    2016年06月13日
  • 花と流れ星

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    真備&道尾シリーズ初の短編集ですが、ホラー色は影を潜め一遍ごとに違った色が楽しめる五編が収められています。

    〈流れ星の作り方〉
    旅先の夜、散歩に出た凜は一人の少年と出会います。少年は二年前に起きたという、彼の友達の両親が殺された未解決事件について語り、「犯人がどうやって逃げたかわかる?」と尋ねるのですが…
    唐突に訪れる幕切れと息詰まるような余韻が印象的で、夏目漱石の「夢十夜」の一遍を彷彿とさせるものがありました。

    〈モルグ街の奇術〉
    とある小さなバーのカウンターでくつろぐ真備と道尾に、かの奇術王ハリー・フーディーニの曾孫と名乗る男が突然話しかけてきます。
    右の手首から先がないその男

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    2016年05月05日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    登場人物、みんなを応援したい!そう思えた1冊でした。そして、その登場人物の絡み方も絶妙な感じでグッドです。
    モノの見方についても考えさせられる内容でありました。
    スッキリとした気持ちで読み終えることが出来るいい感じの本です。

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    2016年04月21日