道尾秀介のレビュー一覧

  • 花と流れ星

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    未読のシリーズものの連作短編集でしたが、登場人物三人の距離感が心地良かったです。謎がどれも穏やかでその裏にひめられたものが優しくて良かったです。短編それぞれのタイトルも魅力的でした。前作も読んでいたら、それぞれの抱える複雑な心情を感じられてもっと良かったんでしょうね。そのうちに是非手に取りたいと思います。

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    2022年11月23日
  • 花と流れ星

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    「背の眼」から続く真備シリーズの短編集。作者の初期のシリーズものといえばこれ。道尾秀介というホラー作家が登場するミステリでもあって、法月綸太郎さんや辻村深月さん等と同じように作者が登場する。ホラーより自分の心の揺れ動きに焦点があてられた作品で、機微が感じられてとても良かった。

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    2022年10月25日
  • ノエル―a story of stories―

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    「道尾秀介」の長篇作品『ノエル―a story of stories―』を読みました。

    2月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、12冊連続で「道尾秀介」作品です、、、

    書棚にあった「道尾秀介」作品の在庫も、本作品が最後の一冊… 寂しいですが、暫しの間はガマンですね。

    -----story-------------
    現実に立ち竦み、自分だけの〈物語〉を紡ぐ三人の男女。
    極上の技が輝く長編ミステリー。

    孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の「圭介」。
    妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の「莉子」。
    妻に先立たれ、生

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    2022年10月20日
  • 花と流れ星

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    「道尾秀介」の連作短篇集『花と流れ星』を読みました。

    2月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、11冊連続で「道尾秀介」作品です、、、

    こんなに同じ作家の作品を読むのは初めてですね… 多分。

    -----story-------------
    死んだ妻に会いたくて、「霊現象探求所」を構えている「真備」。
    その助手の「凛」。
    「凛」にほのかな思いを寄せる、売れない作家「道尾」。
    三人のもとに、傷ついた心を持った人たちが訪れる。
    友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。
    自分のせいで孫を亡くした老人…。
    彼らには誰にも打ち明けられない秘密があった―。
    人生の光と影を集めた、心騒ぐ五篇。
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    2022年10月20日
  • 光

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    「道尾秀介」の長編小説(連作短篇かな…)『光』を読みました。

    今月の始めに読んだ『鬼の跫音』以来、10冊連続で「道尾秀介」作品です、、、

    今月は「道尾秀介」特集月間ですね… でも、1作ごとに作風が異なり、作品が進化し続けているので飽きずに読めるんですよね。

    -----story-------------
    あのころ、わたしたちは包まれていた。
    まぶしくて、涙が出る――。

    都会から少し離れた山間の町。
    小学四年生の「利一」は、仲間たちとともに、わくわくするような謎や、逃げ出したくなる恐怖、わすれがたい奇跡を体験する。
    さらなる進境を示す、「道尾秀介」、充実の最新作!

    「利一」が小学生だっ

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    2022年10月19日
  • 水の柩

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    「道尾秀介」の長篇作品『水の柩』を読みました。

    『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』、『月の恋人―Moon Lovers』、『月と蟹』、『カササギたちの四季』に続き「道尾秀介」作品です。

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    いま最も眩しい作家が描く、成長と再生の物語。

    タイムカプセルに託した未来と、水没した村が封印した過去。
    時計の針を動かす、彼女の「嘘」。

    平凡な毎日を憂う「逸夫」は文化祭をきっかけに同級生の「敦子」と言葉を交わすようになる。
    タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。
    同じ頃、「逸夫」は祖母が五十年前にダ

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    2022年10月19日
  • カササギたちの四季

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    「道尾秀介」の連作ミステリー作品『カササギたちの四季』を読みました。

    『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』、『月の恋人―Moon Lovers』、『月と蟹』に続き「道尾秀介」作品です。

    -----story-------------
    開店して2年。
    店員は2人。
    「リサイクルショップ・カササギ」は、赤字経営を2年継続中の、ちいさな店だ。
    店長の「華沙々木」は、謎めいた事件があると、商売そっちのけで首を突っ込みたがるし、副店長の「日暮」は、売り物にならないようなガラクタを高く買い取らされてばかり。
    でも、しょっちゅう入り浸っている中学生の「菜美」は、居心地がいいのか、なかな

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    2022年10月19日
  • 球体の蛇

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    「道尾秀介」の長篇作品『球体の蛇』を読みました。

    『鬼の跫音』、『龍神の雨』に続き「道尾秀介」作品です。

    -----story-------------
    あの頃、幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった……。
    狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。
    矛盾と葛藤を抱えて生きる人間の悔恨と痛みを描く、人生の真実の物語。

    1992年秋。
    17歳だった私「友彦」は両親の離婚により、隣の「橋塚家」に居候していた。
    主人の「乙太郎さん」と娘の「ナオ」。
    奥さんと姉娘「サヨ」は7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。
    どこか冷たくて強い「サヨ」に私は小さい

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    2022年10月19日
  • 貘の檻

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    ネタバレ

    文庫本で600頁超、読み応えのあるミステリー。
    各所に挟まれる夢の表現は些か読みにくく好みではなかった。
    ミステリーとしては、道尾さんらしい叙述トリックと、各人物の僅かなすれ違いが招くミスリードは相変わらずで、楽しめた。

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    2022年10月02日
  • ラットマン

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    道尾秀介さんの本で初めて読んだ作品。バンドが好きなのでサクサク読めたし、意外な結末で面白かった。他の作品も読んでみたいと思った。
    ところで、どうやって真相が分かったの?読んだ方ぜひ教えてください(^人^)

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    2022年10月08日
  • 球体の蛇

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    幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の「私」はある女性に出会い惹かれる。その時言えなかった些細な真実が誰かを傷つけるなんて考えもせずに…。
    狭い世界でのたうち回る蛇のように、互いの嘘で傷つき傷つけあってしまう。最後の展開が救いだったのかはちょっと考えてしまうな。
    終始釈然としない主人公に苛立ちながら、妙に人間臭さも感じてしまった。

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    2022年09月27日
  • 球体の蛇

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    読後、球体の蛇というタイトルに納得した。
    主人公が見聞きしたものが嘘なのか、主人公が考えたことが嘘なのか、何もかもが信じられない。
    曖昧なものが思いの繰り返しによって本当のようになっていく。
    想像や思いの中で物語が動いていくので(回想ってことじゃない)、まさに球体に閉じ込められたようだった。

    静かに進む出来事を不思議に眺めている、そんな気持ちで読み進めた。
    その感覚もまた、球体を見つめているようだ。

    最後の一行がとても印象的。
    そもそも終盤も印象的。

    奇妙な作品だったと思った。

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    2022年09月15日
  • 風神の手

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    世間は狭いということ、
    そしてバタフライエフェクトの力を思い知った一作
    自分が何気なくついた嘘が
    良くも悪くも他人の行動に影響する
    優しい嘘は人を守ると思っていたが本当にその優しさは他人の為であるか考えるべきだと思う。自分を守る為ではないのか?
    自ら起こす行動1つ1つに必ず意味があり
    その結果今があるということ、そして今の行動によって
    自分の未来が変わるということを心に留めておきたい

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    2022年09月03日
  • 本格王2022

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    いろんなシチュエーションの推理小説なので、それぞれ楽しめる。
    決して殺人事件の犯人捜しだけじゃないんだ。
    特に面白かったのが浅倉秋成さんの「糸の人を探して」。
    冴えない、モテない大学生の河瀬倫義が、友だちに誘われて5×5の合コンに行く(その友だちは用事があり来れない)。しかも自分に好意をもっている女性がいると聞かされており、気合いが入っての参加だ。
    行ってみると、この世の人かと思うような素晴らしい女性ばかり。それどころか、皆河瀬に好意的に話をかけてくる。
    しかし後にあとの4人は、お付き合いを避けた方がよい人たちだとわかる。
    名前を聞いておらず、いろいろな情報から赤い糸で結ばれるべき女性を推理し

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    2022年08月26日
  • 笑うハーレキン

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    ネタバレ

    道尾秀介さんの作品を読み漁っている途中で出会った本。
    無難に面白かった。

    クライマックスがやや地味なのと、終盤で明かされるとある事実が道尾作品でよく見るようなやつであまり衝撃がなかったのが少し残念だった。
    「カラスの親指」みたいな爽快感をずっと待っていたので肩透かしを食らった気分。

    結末はハッピーエンドで読後感が良かった。個人的にはハッピーエンドの方が読んだ後前向きな気持ちになれるので好き。自分でも単純すぎるとは思う。
    ただ、タイトルの意味がピンとこなかったな。また読み返してみたい。

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    2022年08月10日
  • 骸の爪

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    読み終わって、すぐ2度読みした。2度読みしてだいぶ消化できたが、まだ腑に落ちないところも。またいつか読む気がする。

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    2022年07月31日
  • 本格王2022

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    初めて読む作家さんの作品に触れられて良かった。本格王と言うだけあって難しく何度も戻って読んだものも、、道尾秀介の眠らない刑事と犬が1番好き。

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    2022年07月09日
  • 骸の爪

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    めちゃくちゃ面白かった!誤解が不幸を招き、遊び心が鬼を呼んだ。道尾が体験した心霊現象が解き明かされていくのも面白かったし、全員が異なる真実の上で会話を重ねていたのに、会話が成立してしまってたのも興味深かった。

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    2022年07月03日
  • ノエル―a story of stories―

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    温かくて優しいお話でした。
    それぞれの短編の中で描かれる人間のとても暗い部分は、ゾワッとする恐ろしさを感じますが、それがよりラストを際立たせるように感じました。
    物語を読むこと、そこから想像をふくらませることが、私の味方になるんだと勇気をもらえました。

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    2022年07月01日
  • 骸の爪

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    「道尾秀介」のミステリー長篇『骸の爪(むくろのつめ)』を読みました。

    『背の眼』が予想以上に愉しめる作品だったので、『背の眼』に続き「真備シリーズ」を選択… 2作連続で「道尾秀介」作品です。

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    ホラー作家の「道尾」は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房「瑞祥房」を訪ねる。
    彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。
    しかも翌日には仏師が一人消えていた。
    「道尾」は、霊現象探求家の「真備」、「真備」の助手「凛」の三人で、「瑞祥房」を再訪し、その謎を探る。
    工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とはいったい。
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    2022年06月03日