【感想・ネタバレ】シャドウのレビュー

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ネタバレ購入済み

ゾクゾクしたぜ!

匿名 2024年01月13日

父親と息子のハートフルな話だと思っていた。いや、間違いとまでは言わないが、ミステリーとの融合があり、新たなジャンルを開拓したようで鳥肌が止まんねぇよ!

#ドキドキハラハラ #深い

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Posted by ブクログ 2023年02月19日

重い溜息が出るわぁ…
道尾秀介氏の作品は「そう来たか」としか言えないけどまじでやられた。
これは確かに界隈で有名な作品として挙げられるわ。面白かったぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月26日

ミステリーなのかな。知人から勧められて読んだ。面白かった。物語のほとんどが伏線で、最後の数ページで一気に全貌が明らかになる。どんでん返しあり。家族愛って大事。主人公の少年、素敵なお父さんを持ってよかったね。そういえば、お父さんの職業が本当にソレなのかどうか、確たる描写はなかったのか…。さすが。脱帽。

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Posted by ブクログ 2013年09月16日

またやられた(笑)騙されないぞと構えるから余計に騙されるのかな(笑)
主人公の凰介の見る幻影が重要なキーになると思わせておいて本筋にほとんど関係ないとは思いもよらなかったわ(笑)
読み終えてスッキリするからいいんだけど(笑)

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Posted by ブクログ 2014年04月06日

面白かった。
息子目線と父目線で状況がえがかれ、一瞬、作者の意図どおりまどわされたりしつつ、、!
子どもたち、行動力ありすぎです。
大人、みんなあやしい。

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Posted by ブクログ 2012年08月23日

ブックカバー折り返しの内容紹介文を読むと結構重苦しい内容なんでどうだろうと思いながら読んだ。確かにストーリーは重い。しかし中盤から謎解きの要素も増えなかなか面白かった。途中「精神科医がこんなこと言っていいの?」とひっかかるセリフもあったが実はそれも伏線でした。ミステリーとしても非常によく練られていた...続きを読むし読後感も苦いなりによかった。

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Posted by ブクログ 2012年07月07日

道尾ワールドに引き込まれて一気に読んでしまった。
エピローグからは全く想像できないエンディング。
この本はお勧め。

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Posted by ブクログ 2019年01月16日

読んでいて、話が解決なり真相なりがわかって「なるほど」と思って・・・でも自分の左手にはまだ結構ページ数が残ってて・・・というのが何度か。

「これで完結じゃないの?」というところでストーリーがまだ続くおもしろさ。

ただ、真犯人は・・・消去法で一人しか残らなかったけどさ。伏線めいた話ってあったっけ?...続きを読む
なんとなく唐突な印象を受けました。
まあそれくらいは瑣末な問題で、基本的にはかなりおもしろかったんですけど。

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Posted by ブクログ 2016年06月13日

ゴミ箱の中を決して覗いてはいけない。
ゴミ箱の中を覗いて、自分の留守中に妻が他の男として不貞を働いたと思った男。ゴミ箱の中を覗いて、自分の父親が友だちの母親が自殺した時に遺した遺書と同じ内容の文を捨てていたのに気付き、その遺書は父親が書いたのではと悩む子ども。また、ゴミ箱の中を覗き、父親の本当...続きを読むの真実を知った子ども。
物語はミスリードしながら進み、真実を知った時にはなるほどと思いながらも、障害者が起こす犯罪の処罰に対して考えさせられる。

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Posted by ブクログ 2016年01月11日

ホラー要素は全く無く、読みやすくて後味も悪くなかったです。道尾秀介さんの作品の中では今までで一番良かったです。道尾さんの作品の中では「向日葵の咲かない夏」の評価が高いみたいですが、私個人の意見としては気味が悪すぎるし最後もパッとしないありふれた終わり方だったので、「シャドウ」の方が完成度は上だと思い...続きを読むます。ホラーはあんまり好きじゃないっていうのもあるのかもしれませんが・・・

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Posted by ブクログ 2015年05月09日

本格探偵物語と云う括りが余りにも狭義に陥っていまいかと危惧する。
この作品も然り、本格推理なのだが探偵と謎解きに力点が置かれていないからだろう!
探偵にこだわり続ければ本格は旧態依然で小説の末期を見るだろう!
現実の事件の方が動機のない殺人や衝動殺人が多い。人間性がかけ離れた事件の多さは目に余る!!...続きを読む
道尾の作品では取材力と共に、登場人物が良く描かれている。
本来、本格は人間の心理や行動に多大の力点を置いている。ホームズもエラリーもアガサの探偵達も大学教授並みの知識と洞察力を武器としている。だからこそ本格小説と言える。
最近の作家は読み応えのある文体で推理小説を書く。謎解きストーリー展開では、物語小説とは言え無いからだ!
推理小説で物語小説を書く。本格ならばこそ代表作が生まれる。ファンとしては嬉しい時代になったと思えてならない。

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Posted by ブクログ 2014年10月23日

内容は精神科医?の妻が癌で亡くなったのを発端に、友人の女性が自殺をし、その関係者の人間ドラマと事件の真相が解明されていくサスペンスです。
あまりにもある人物が事件に関して序盤から怪しい感、満載で話が進んでいくのですが、こういうパターンの小説はだいたいは怪しいと思われていた人物は実は真犯人ではなく、実...続きを読むは怪しく無さそうな奴が犯人だったりすることが多いので、犯人はあいつかな?と思いながら読んでいきましたが、やはり最後、事件の鍵を握る人物(真犯人)は読みどおり、その人物でした。
でも事件の真相までは読めなかったですね。
人間の先入観や思い込みによる危険性を精神科を舞台として専門用語をうまく絡ませることで、より物語がインパクトのあるものとなっています。

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Posted by ブクログ 2015年02月24日

序盤から何か引っ掛かる感覚があったので、ある程度注意しながら読んでいたのですが、結局見抜けませんでした。二重三重の解釈ができる言い回しでミスリードを誘発しており、後で読み返してみても成る程と思えるものばかり。完成度は高いと思います。
ただ、細部に突っ込み所が見受けられたのと、精神疾患患者に対しての偏...続きを読む見が残りそうな書き方だったので、好みが分かれるかなと思いました。

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Posted by ブクログ 2013年11月21日

我茂凰介の母親が無くなることから始まり、水城家にもいろいろあって、二家族は家庭内崩壊となってしまう。心の病を持った人は何かに対して自分の影(シャドウ)を落としてしまう。2転3転大きく振れさせながら、納得の行く顛末に収束させていくストーリーは良かったです。母親が亡くなるというところで結構涙なのです。
...続きを読む凰介の父が悪いやつだと最後まで思ってたんだけどな。

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Posted by ブクログ 2013年10月16日

見事に騙された。
本格ミステリに
「嘘を書いてはいけない」というようなルールがあると思う。
でも、第三者から見たら嘘であることも、第一人称の本人にしてみれば本当であると疑いを一切持っていないことがある。

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Posted by ブクログ 2013年07月23日

五年生の少年凰介の母が病死。その数日後に幼馴染の母が、夫の務める大学の研究棟から転落死。
父洋一郎の病歴、幼馴染亜紀の忌わしい過去。

何かが、どこかがおかしいと思いながら、最後までその仕掛けに気付かなかった。読みながら予想した結末はすべて外れた。
救いようのない話で登場人物のみんなが大きな傷を負っ...続きを読むたけど、納得のいく最後。

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Posted by 読むコレ 2013年02月23日

今まで読むのを取っておいた道尾作品。
ミステリフロンティアからの作品だし期待度は
自然と高い。
その期待に充分な内容でした。結構扱いが
難しい内容にも関わらず重くなる事なく
上手く着地させてくれます。倫理的にはどうか...と
思いますが個人的にはこの結果に胸を撫でおろしました。
とかく...続きを読む暗く、重い印象のある道尾作品ですが、今作の
意外性は好きです。

明らかに伏線と分かる仕掛けや、ミスリードを
完全に誘導させる書き方はミステリとしての体裁を
しっかりと保ちつつ...しかもクオリティ高いし。
読むのを取っておいて良かったー。
段々とミステリテイストの少ない作品が増えていきそう
ですが、やっぱりこういった作品が読みたい!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年12月24日

道尾作品を何冊か読んだあとだと、みんなが疑わしく見えてくるんですよね。もう最初から疑ってかかってしまうというか。
今回は凰介か田地が嘘を言っている(=犯人)、もしくは精神状態がおかしいと思ってました。登場人物があまり多くないからその2人くらいしか疑えないのですが、道尾作品なので絶対どこかにトリックが...続きを読むあるはずだと。
どちらの家族もお母さんがいなくなってしまったわけだけど、それほど暗いエンディングでもなかったように思います。むしろ未来が開けたかな。後味は悪くないです。
でも凰介も亜紀も子供らしくない。とても小学生には見えない。最低でも中学生くらいに見える。凰介が怪しかったのはそのせいかもしれません。
でもさらっと読めるので全体的にはおもしろかったです。

ただ初潮を迎えた亜紀のところは苦しいかな。
初めて流れる経血を手首の血だと思われて見逃されるとかありえない。警察まで出てきてるし、ましてや病院という医療関係者のいる屋上なのにね。
男性作家だったから使えたのかなって思います。たぶん女性だったらこの展開にはもっていかないだろうな。

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Posted by ブクログ 2012年09月15日

初道尾本でした。社会派っぽく、ミステリィとしてもいい感じで揺さぶられました。今後も他の本を読んでいきたいです。

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Posted by ブクログ 2012年05月26日

あまり奇抜じゃなくて読みやすかった。凰介、小学5年生とは思えないほど賢くてびっくりだけど、小学生っぽい健気なところもあって好き。しかし、周りの大人たち、どの人も嫌いだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月07日

2009.7
はじめての道尾さんでした。
騙され方が気持ちよくて 
この人の作品を読み出すきっかけになった本でした

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

母親を癌で亡くした小学五年生の我茂凰介。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まった。そんな我茂家に様々な気遣いをしてくれたのが水城一家で、父同士、母同士、子供同士が同級生の両家は深い関係で結ばれていた。一方、水城家も問題を抱えており、凰介の同級生亜紀の母親が自殺を遂げる。さらには亜紀が交通事故に遭ってし...続きを読むまい…

多視点描写によって真実を上手く覆い隠しながら、数多く散りばめられた伏線によるミスリードが巧み。ダブルミーニングを用いて、行間を読む読者をまんまと罠に嵌めつつ、終盤にかけて二転三転たたみかける展開は著者の十八番。しかしながら、精神障害(サイコ)を扱ったこの手の作品は先例が数多くあり、新鮮味に欠ける。犯行プロセスもいささか強引で、警察が真相に辿り着けなかった点も疑問。小学生は辿り着けるのに。。。

週刊文春ミステリーベスト10 10位
このミステリーがすごい! 3位
本格ミステリ・ベスト10 6位
本格ミステリ大賞受賞(2007年)

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Posted by ブクログ 2021年08月05日

道尾作品らしい終盤の二転三転は堪能できるが、如何せん全体的にこじんまりした印象で、思い切ってバッサリ切って50~100ページぐらいにコンパクトにした方が面白かったんじゃないかなあ。スゲー作品を知ってしまっているだけに少し辛口評価。。

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Posted by ブクログ 2021年05月01日

んー、推測と異なっていた。
ハッとさせられる箇所はなかったけれど、1日で一気に読んだ。面白くて、最後まで読み続けた。

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Posted by ブクログ 2013年09月30日

主人公の少年の成長物語的な側面を持ったミステリ。親や幼馴染みを想う少年の気持ちがとても健気です。家族愛を感じさせる一方で、巧みな伏線やミスリードなどミステリとしても読ませる作品だと思います。

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Posted by ブクログ 2013年09月09日

最初は、なんか怖い表紙だなあ…としか思ってなかったのに、読みながら何度も確認することになった。おかげで騙されたりもしましたが、想像まんまのイラストだ…

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Posted by ブクログ 2013年01月12日

この著者の本は何冊か読んだけど、先が気になりあっという間に読めてしまう。ただこれはインパクトは小さかった。

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Posted by ブクログ 2012年12月04日

ラストに向けての二転三転の展開は著者の作品の醍醐味ですね。
今作も十分に楽しめました。

著者の作品は、全てがキレイに収まると、読後にスッキリしたものを感じるのですが、「統合失調症」と「復讐」の扱い方が個人的にはあまり好きになれなかったため、読後感はあまり良くありませんでした。

他の方のレビューで...続きを読むも見かけますが、小学生2人は切れ者過ぎますね。

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Posted by ブクログ 2012年09月04日

母が亡くなり、父と二人の生活を始めた小学5年生の凰介。しかし数日後、幼なじみの亜紀の母親が自殺し、亜紀も事故に、そして父の様子までおかしくなり…

しょっぱなから不穏で、誰が狂ってんの?と片っ端から疑いながら読んでしまった……みんな怪しくて、凰介さえ正気なの?と疑ってしまったわ……
最終的にいろいろ...続きを読むひっくり返されて、けっこうすっきり。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年07月06日

皆さんがレビューで書かれていた血液の話も読み終えて分かりました。
そういうことか~。
この作品の前に「ひまわり~」の方を読んでいたので、あんな感じなのかなぁと思い読み始めると違いました(笑)(当たり前だよね…)
この作者さんの話は2作品のみ読んだので、印象が「子どもが賢い」というものになっちゃいまし...続きを読むたよ。
うーん…何だか消化不良の話のイメージ、説明されていても信じ切れないような不足しているような…。

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Posted by ブクログ 2012年05月12日

終盤で二転三転するのでついていくのがちょっと大変だったけど予想をことごとく覆してくれました。
でも伏線がもう少しあったら、もうちょいわくわくしたんだけどなぁ。
しかし凰介、コナンみたいだ。

経血の話のところは釈然としないけどさ。
とゆうか、やや不愉快。

愛情の反対は?憎むじゃなく無関心だ。

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Posted by ブクログ 2019年05月01日

母が癌で死亡。母の友人が自殺。子供同士は同じ小学校。
父親同士は同じ大学。
父が精神科の医師を目指していたが、
恩師の田地のミス,患者が殺人を犯す
を見て国家試験を断念
会社員をしていたが精神病を病み大学
病院で清掃員。
信頼していた田地が小学生と母を犯し
た(清掃の仕事を奪うと脅され)のを知った父...続きを読むは精神病が再発したふり。
友人の妻が飛び降りた屋上におびき
出した。自殺に見せかけて復讐。

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購入済み

誤解を招く

2018年09月23日

ネタバレになるかもだけど……
作者は、精神疾患に関する知識を「かじっただけ」「専門用語を知ったか振りしてるだけ」なんだと思う。
作中の登場人物が精神疾患を発病するシーンがありますが、その発病した登場人物が、精神科医によって「疾患が完治した」と出てきます。
これはとても誤解を招く表現です。
そもそも、...続きを読む世の中に存在する様々な精神疾患に「完治」とか「治る」という概念はなく、症状が良くなったり回復に向かうことを「寛解」と表現すべきです。
チョチョッと薬を飲んだり点滴を打てば治るのね、みたいな簡単な病じゃないのに。精神疾患に無知な人を誤解させやすい物語だなぁ、と……
それにメンタル系の疾患は、そんな簡単に寛解しません。人によって治療は年単位でかかります。
この話を読む場合、それを誤解しないように。

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