道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ6つの短編集
ハンコ屋、橋のエピソードなど所々で繋がりがある。光ったり翳ったりしながら動いているこの世界を蝶を通して表現している。
第1章隠れ鬼
ハンコ屋さん、認知症の母。中学生の時の回顧、愛と憎悪は紙一重。
第2章虫送り
小学生の兄弟、橋のエピソード。良いホームレスと悪いホームレス。
第3章冬の蝶
2に出てきた良いホームレスさんの中学生の時の話。淡い青春、毒親。
第4章春の蝶
3に出てきた女の子が大人になってからの話。耳が聞こえなくなってしまった女の子、お爺さんの家に泥棒。
第5章風媒花
父をなくした家族の話。息子目線、姉の入院、母と仲直り
第6章
5で出てきた姉の小学生教師としての話。 -
Posted by ブクログ
──世の中にすでに存在する写真に文を添えることでまったくあたらしい物語がうまれた──道尾秀介による危険な悪戯── カバー折り返し文より
道尾秀介VSフリー画像!なのだと思うのだけど、違うのかな?
人畜無害に思える写真にあの道尾秀介さんが文を添えることで、写真の意味合いが最初見たときと大きく変わるショートショートミステリ。
道尾さんの作品は『向日葵の咲かない夏』以来で実に約二十年ぶり。
『向日葵〜』はとにかくインパクトの強い作品でオチは今でも覚えている。
その『向日葵〜』を読んだ印象と違わず、暗くて怖くて変でイケズなお話が多かったように思う。
意味のわからない作品もあり、わかったと思った作 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ好きな作家さんが名前を連ねていたので手に取った1冊
作家さんだけでなく、タレントさん、漫画家さんなど
28名の方が 自分のイチオシだったり、思い出のお店を紹介しているエッセイ集。
作家さんが食べ物ネタの取材に行きつけのお店を使っていたり、行きたいけど著名人だから顔を覚えられて、気恥ずかしくて足が遠のいたり・・・いつもは本の末尾で名前を拝見するだけの方の日常生活がのぞけて 楽しい。
お店の名前も住所もついているから 近くに行く機会があったら寄ってみたい。
まずは 塩谷舞さんお勧めの「あのガパオ」
オチも含めて 私も食べてみたいと思う。