道尾秀介のレビュー一覧

  • 満月の泥枕

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    久しぶりに読んだ道尾秀介。
    なんだかほのぼのとした感じで進んでいった。
    歌野さんのような…?
    どうしようもない主人公だなぁと思いながら、汐子ちゃんのキャラが素敵すぎ。
    このまま一緒に歩んでいって欲しいなぁ〜。

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    2019年02月14日
  • 花と流れ星

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    売れない作家として自分を出演させちゃうのアリなのか…
    前作を読んでなかったので読んでてところどころ寂しい気持ちになった。
    「モルグ街の奇術」が印象的で、時間も場所も全く違う場所の出来事を推理する探偵モノかと思いきや、ラストシーンでめちゃくちゃ衝撃を受けた。締まり方がとにかく綺麗だった。

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    2019年02月03日
  • 花と流れ星

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    死んだ妻に会うために霊現象探求所を構えている真備。
    真備とその助手の凛、売れない作家の道尾が様々な事件を解決していく。

    真備庄介シリーズの短編集。
    前作のように霊現象を探究するようなエピソードは無いけども、真相から読者の視線を逸らして誤った方向に促し、最後に謎が解かれた時にものがなしい物語が浮かび上がる、というミステリのようなサスペンスのような、「奇妙な味」が冴えわたる短編集となっています。

    一番心に残ったのは最後に据えられた「花と氷」。
    優しい余韻を残す、作者のまなざしが暖かいお話でした。
    弱く哀しい人間心理を鮮やかに紐解いて見せる手腕が見事で、上質なミステリへと昇華させています。

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    2019年01月06日
  • 花と流れ星

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    町田市に事務所を構える霊現象探求所。
    死んだ妻に会いたくてこの生業を始めた主人公、事故で姉を亡くした美人助手、売れない作家。
    そんな三人の元へ、傷心を抱えた人々が訪れる。
    友人の両親を殺害した犯人を見つけたい少年、自分のせいで孫を亡くした老人...
    五篇の短編集。
    道尾氏の作品はどれも、そこはかとないもの寂しさが漂う。怨み、妬み、嫉み。如実に表すのではなく、時間が風化させたと思いつつも、ふとした瞬間にじんわり思い出すような府の冷たい感情。これらを、子供の心情に合わせて描くのが非常に巧い。
    ほんのり温かさを感じるミステリでした。

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    2018年10月25日
  • 鏡の花

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    道夫秀介らしくない作品。情景描写がしつこく感じた。登場人物がリンクしているから、読み進めていくうちに感情移入も高まる。しかし、一貫性のようなものがあまり感じられなく、結局物語の柱が何だったのかもイマイチよくわからない。ただ、その場その場の登場人物の心情は丁寧に描いていると思う。特に老夫婦と成人した息子の話にはグッとくるものがあった。鏡は左右反転ではなく前後反転、というセリフが物語を貫いているのかな?あの子が生きていたら今頃は…的な話。

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    2018年10月13日
  • 瞬間探偵 平目木駿 1

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    作者はハイセンス熱血漫画家の印象が強いものの、本作は児童誌向けロジッククイズ漫画。謎解きページに「ブックマーク機能」があるのが面白いw

    コミカルな描写が多い本作だけど、「犯人の豹変」とかの描写をみるにつけ、ガチの殺人事件ものとかもいけそうだなーとか思ったり。

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    2018年10月08日
  • 満月の泥枕

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    道尾さんが今まで書いた主人公の中で一番好きというのがよく分かった、好きそう(笑)

    どこにでもいそうな人達で多分皆誰かしらに当て嵌まるような将来の自分のような。そんな人達が大事件を起こして、破茶滅茶になっていきます!(笑)
    ただ読み終えると、愛おしさ、そして人間同士の繋がりの儚い美しさがあった。人間って脆いけれどだからこそ人間って良いな、と思える時があるのだろうね。
    と思える作品です。

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    2018年09月20日
  • カササギたちの四季

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    2018年、21冊目は、ライト感覚(という噂の)ミステリ調の、道尾秀介。

    リサイクルショップ・カササギを舞台に、店長、華沙々木、副店長、日暮、入り浸る女子中学生、南見の周りに起こった四つの事件。探偵気取りの華沙々木が事件を解決して行くが、真相は……。四季を追いながら展開される、連作短編。

    確かに、自分の既読の、道尾作品と比べるとライトです。起こる事件も殺人事件ではなく、主に、窃盗や器物損壊だし……。

    ただ、全体的に軽めながらも、描写や比喩は秀逸。また、中国や、ギリシャの神話の引用的なモノも上手く機能している。

    そして、裏テーマは、家族の形かな(❔)。

    『向日葵の咲かない夏』の対極的一

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    2018年08月29日
  • 満月の泥枕

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    汐子と叔父の凸貝二美男の貧乏アパート暮らしに起きる事件。
    中盤だれるけど
    ドタバタ感あり、じんわり感あり。

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    2018年08月27日
  • 鏡の花

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    最初の話だけアンソロジーで読んだことがあって、ああこうなっていたのかと全体を読んで思いました。
    SF的にいえばパラレルワールドとも言えるかもしれませんね。
    第5話まで読んでどう収集するんだろうとおもったけれど、最終章が個人的にはあまり好みではないです。
    それが残念。

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    2018年08月24日
  • 満月の泥枕

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    ネタバレ

    子供を亡くしたオジサンと引き取られた姪っ子が、おんぼろアパートに住むご近所さんたちと騒動に巻き込まれていく。

    お祭り、龍、池に沈んでたドクロ、鉱山博物館での大騒動とストーリーは進んでいきますが、中盤までがなかなか展開が進まず、読むのに時間がかかってしまいました。

    姪っ子の汐子ちゃんがおいちゃんに「幸せになってもええねんで」って言います。
    変わらないものは変わらないから。自分が苦労したって何も変わらないんだから、楽しい方がいいでしょって。

    そんなこと、言ってくれる姪っ子が側にいるオジサンはシアワセです。

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    2018年08月05日
  • 満月の泥枕

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    ネタバレ

    *哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる?生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作! *

    下町風情の人々との関わり、あたたかな描写、せつない事情。ややドタバタを盛り過ぎなのと、途中の中だるみ感を除けば、さくさく面白く読めます。ラスト近くの、娘を死なせてしまった自分は罰を受け続けるしかない、幸せな日なんてあってはいけない…のくだりには泣けた。

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    2018年07月28日
  • 鏡の花

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    ネタバレ

    道尾さんらしい短編集。百合の花びらのような別々の話が、最後まで読むと1つの花のように重なり合います。
    もう少し明るい話だといいのだけど。

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    2018年07月18日
  • 水の柩

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    どちらかと言うと文学・文芸作品。
    ミステリーではないと思いますが、とりあえずミステリーに分類。
    なぜなら、大きな叙述トリックが使われていたから..

    平凡な毎日を憂う主人公逸夫の成長物語。
    苛められて自殺を考えている同級生の敦子。
    過去に深い悲しみを持っていた祖母のいく。
    この3人のある意味再生の物語です。

    ある日逸夫は、敦子から小学校の時埋めたタイムカプセルの手紙を取り換えたいとお願いされます。
    なぜ、手紙を取り換えたいのか?
    手紙は敦子を苛めた人たちをさらす内容。
    敦子が自殺した時にさらすためのものですが、それを取り換えるとのこと。
    この苛めふくめて、敦子の家庭環境は辛い物です。
    さらに

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    2018年07月08日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    不可能犯罪の名所、架空の都市、蝦蟇倉(がまくら)市を舞台にした、5人の作家の連作ミステリ。それぞれが少しずつ重なりあっており、人間関係も楽しめる。それぞれの作家の作風はそれなりに違うはずだが、違和感なくマッチしている。全部で11人の連作らしく、地図に記載があるが、出てきていない場所も多い。、しかし、架空の地図はどうしてこんなにわくわくさせてくれるのか。
    個人的ヒットは、伊坂幸太郎作品に出てきたホテル「バスコ・ダ・蝦蟇」なのだが、残念ながら地図には乗っていない。

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    2018年06月26日
  • 鏡の花

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    「もしも」ひとつで、人生は全く違うものになる可能性がある。
    その世界をいくつも読ませてもらった感じ。
    分岐ひとつ、選ぶものが変われば未来は別物になり、選ばなかった方に出会うことはもうできない。
    でも最後の最後に、何を選んだとしてもそれがよかったのだと思えるような道を歩むことが、人の心に光を差すのだと思った。

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    2018年06月12日
  • 満月の泥枕

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    子どもを失ったおじさんに引き取られた汐子。自分の子どもの代わりじゃないけれど、汐子がいたから毎日の生活が遅れたのかも。
    しかし、こんなにも飲んだくれてたらあかんわ。
    アパートの住民の協力があってこそだね。
    問題解決できたら、それが自信となって生活改善にもつながるか。

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    2018年04月27日
  • 満月の泥枕

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    さてさて、この物語は昭和の香り漂う古ぼけたアパートから始まる......。
    「平成十八年生まれやもんな、私もりくちゃんも」。
    ??
    しー坊、今なんて言った?
    平成、十八年?
    ということは、この物語は現代も現代、現代の話だった!

    物語は自分の失態で一人娘のりくをなくした男、凸貝(とつがい)と姪の汐子、そしてボロアパートの住人と顔見知りの警官(剛ノ宮)たちで進められる。
    凸貝が酔っ払って見た光景は殺人事件(?)へと発展し、どんどん広がって、最後に......。

    物語の進み方はのんびりしている。
    ものすごく恐ろしいこと(子供を亡くす事以外には)も起きない。
    なんだかこの著者にしては珍しいなあ、と

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    2018年04月23日
  • 満月の泥枕

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    3月-2。3.5点。
    娘を喪った30代後半の主人公。姪を預かり、同居。
    近くの道場の孫が、相談を持ちかける。
    殺人か、失踪か、アパートの住人を巻き込みながら、調べていく。

    相変わらずの道尾節。最近は人情ものばかりという気が。。

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    2018年03月13日
  • 鏡の花

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    ネタバレ

    6つの物語からなる連作短編集。
    (本レビュー最初からネタバレしてます、以下要注意)

    1編1編で誰かが死んでいる、その次の話ではその人は生きているけど別の誰かが死んでいるというパラレルワールド構成で話が進み、最後の話で…という展開なんだが、うーんちょっとモヤモヤするなぁ。

    謎解きにもなっておらず、パラレルワールドだけどSFにもなっていない。作者の名前だけでそういう展開を望んだ俺の身勝手な失望なんだけど、これって情景小説なんだよなぁ。
    1編目でなくなっている人に対する気持ちにけじめをつけているのに、2編目ではその人生きてて別の人死んでるからけじめをつけ治す…の繰り返しは、俺にとっては苦行だった

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    2018年02月07日