道尾秀介のレビュー一覧

  • カササギたちの四季

    Posted by ブクログ

    短編連作ミステリー
    コメディタッチのライトなミステリーです
    四季ということで、四作から構成されています。

    すべての物語で、リサイクルショップの店長カササギと売れない品物ばかりを引き取ってきてしまう日暮、店に入りびたりの中学生菜美の3人が絡みます。
    店長カササギがなにかと探偵気取りで謎を解き明かしますが、内容は頓珍漢で、実際には日暮が陰でフォローして真実を明らかにする構成。
    一つの物語で二重に楽しめるようになっています(笑)

    春ー鵲(かささぎ)の橋
    ブロンズ像をめぐる謎の解決。倉庫の中のブロンズ像でボヤ。誰が火をつけたのか?その真相は?という展開
    カササギの推理と日暮の真実

    夏ー蜩(ひぐら

    0
    2020年02月15日
  • スタフ staph

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    掛川夏都は、夫と共同で移動デリを開店する予定が、夫の浮気で離婚、意地で一人で移動デリを開店することとなる。
    また、同時に姉の海外赴任に伴い甥の智弥を預かることなる。

    二人はある事件に巻き込まれることなるが、そこにはある深慮が隠されていた。

    物語的には面白かったけど、多々事件の幕がわからず、ちょっともやもやした結果だった。

    0
    2019年11月17日
  • 月と蟹

    Posted by ブクログ

    なかなかよい 少年少女の話だが、思考や会話は大人の物語。あっけなく死ぬ爺さんが時々よいことを言う。お前、あんまし腹の中で妙なもん育てんなよ。誰もが通る子供時代の終わりとカバーにある。

    0
    2025年12月18日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    6年前に不運が重なって娘を死なせてしまった二美男と、父を亡くして二美男と同居している姪の汐子。
    地元の祭りの夜、酔った二美男は小さな悲鳴と何か大きなものが池に落ちる音を聞く。
    池に沈んでいる何かを拾い上げるため、アパートの住人達とある計画を立てる二美男。

    読みにくい訳ではないが、続きが気になって仕方がないというこ事もなく、さらりと読んだ。
    切なくも、じんわりほっこりするお話。
    道尾氏にはパンチを期待してしまうが、そういうのはなかった。

    0
    2019年07月11日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    67ここにも明日に向かい合えない男がおり、それを周りのお節介が変化させていくというお話。木内氏の探偵の方が生きがいいかも。

    0
    2019年06月09日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。

    複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろいろ。前の作家の話をまるで気にせずに書いている人もいれば、小ネタ程度に話題に出す人もいる。その点で、道尾秀介から伊坂幸太郎への流れは連作風の楽しさを味わわせてもらえました。蝦蟇倉市地図の掲載もオツ。

    異なる作家陣による2作目もあるとはつゆ知らず。次も是非というほどにはこの1作目全部が全部は面白くな

    0
    2019年03月11日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ道尾秀介。
    なんだかほのぼのとした感じで進んでいった。
    歌野さんのような…?
    どうしようもない主人公だなぁと思いながら、汐子ちゃんのキャラが素敵すぎ。
    このまま一緒に歩んでいって欲しいなぁ〜。

    0
    2019年02月14日
  • 鏡の花

    Posted by ブクログ

    道夫秀介らしくない作品。情景描写がしつこく感じた。登場人物がリンクしているから、読み進めていくうちに感情移入も高まる。しかし、一貫性のようなものがあまり感じられなく、結局物語の柱が何だったのかもイマイチよくわからない。ただ、その場その場の登場人物の心情は丁寧に描いていると思う。特に老夫婦と成人した息子の話にはグッとくるものがあった。鏡は左右反転ではなく前後反転、というセリフが物語を貫いているのかな?あの子が生きていたら今頃は…的な話。

    0
    2018年10月13日
  • 瞬間探偵 平目木駿 1

    Posted by ブクログ

    作者はハイセンス熱血漫画家の印象が強いものの、本作は児童誌向けロジッククイズ漫画。謎解きページに「ブックマーク機能」があるのが面白いw

    コミカルな描写が多い本作だけど、「犯人の豹変」とかの描写をみるにつけ、ガチの殺人事件ものとかもいけそうだなーとか思ったり。

    0
    2018年10月08日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    道尾さんが今まで書いた主人公の中で一番好きというのがよく分かった、好きそう(笑)

    どこにでもいそうな人達で多分皆誰かしらに当て嵌まるような将来の自分のような。そんな人達が大事件を起こして、破茶滅茶になっていきます!(笑)
    ただ読み終えると、愛おしさ、そして人間同士の繋がりの儚い美しさがあった。人間って脆いけれどだからこそ人間って良いな、と思える時があるのだろうね。
    と思える作品です。

    0
    2018年09月20日
  • カササギたちの四季

    Posted by ブクログ

    2018年、21冊目は、ライト感覚(という噂の)ミステリ調の、道尾秀介。

    リサイクルショップ・カササギを舞台に、店長、華沙々木、副店長、日暮、入り浸る女子中学生、南見の周りに起こった四つの事件。探偵気取りの華沙々木が事件を解決して行くが、真相は……。四季を追いながら展開される、連作短編。

    確かに、自分の既読の、道尾作品と比べるとライトです。起こる事件も殺人事件ではなく、主に、窃盗や器物損壊だし……。

    ただ、全体的に軽めながらも、描写や比喩は秀逸。また、中国や、ギリシャの神話の引用的なモノも上手く機能している。

    そして、裏テーマは、家族の形かな(❔)。

    『向日葵の咲かない夏』の対極的一

    0
    2018年08月29日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    汐子と叔父の凸貝二美男の貧乏アパート暮らしに起きる事件。
    中盤だれるけど
    ドタバタ感あり、じんわり感あり。

    0
    2018年08月27日
  • 鏡の花

    Posted by ブクログ

    最初の話だけアンソロジーで読んだことがあって、ああこうなっていたのかと全体を読んで思いました。
    SF的にいえばパラレルワールドとも言えるかもしれませんね。
    第5話まで読んでどう収集するんだろうとおもったけれど、最終章が個人的にはあまり好みではないです。
    それが残念。

    0
    2018年08月24日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子供を亡くしたオジサンと引き取られた姪っ子が、おんぼろアパートに住むご近所さんたちと騒動に巻き込まれていく。

    お祭り、龍、池に沈んでたドクロ、鉱山博物館での大騒動とストーリーは進んでいきますが、中盤までがなかなか展開が進まず、読むのに時間がかかってしまいました。

    姪っ子の汐子ちゃんがおいちゃんに「幸せになってもええねんで」って言います。
    変わらないものは変わらないから。自分が苦労したって何も変わらないんだから、楽しい方がいいでしょって。

    そんなこと、言ってくれる姪っ子が側にいるオジサンはシアワセです。

    0
    2018年08月05日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *哀しき人、公園の池に沈めたのは…。娘を失った男、母に捨てられた少女。ろくでもない生活の終わりは、いつくる?生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作! *

    下町風情の人々との関わり、あたたかな描写、せつない事情。ややドタバタを盛り過ぎなのと、途中の中だるみ感を除けば、さくさく面白く読めます。ラスト近くの、娘を死なせてしまった自分は罰を受け続けるしかない、幸せな日なんてあってはいけない…のくだりには泣けた。

    0
    2018年07月28日
  • 鏡の花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    道尾さんらしい短編集。百合の花びらのような別々の話が、最後まで読むと1つの花のように重なり合います。
    もう少し明るい話だといいのだけど。

    0
    2018年07月18日
  • 水の柩

    Posted by ブクログ

    どちらかと言うと文学・文芸作品。
    ミステリーではないと思いますが、とりあえずミステリーに分類。
    なぜなら、大きな叙述トリックが使われていたから..

    平凡な毎日を憂う主人公逸夫の成長物語。
    苛められて自殺を考えている同級生の敦子。
    過去に深い悲しみを持っていた祖母のいく。
    この3人のある意味再生の物語です。

    ある日逸夫は、敦子から小学校の時埋めたタイムカプセルの手紙を取り換えたいとお願いされます。
    なぜ、手紙を取り換えたいのか?
    手紙は敦子を苛めた人たちをさらす内容。
    敦子が自殺した時にさらすためのものですが、それを取り換えるとのこと。
    この苛めふくめて、敦子の家庭環境は辛い物です。
    さらに

    0
    2018年07月08日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    不可能犯罪の名所、架空の都市、蝦蟇倉(がまくら)市を舞台にした、5人の作家の連作ミステリ。それぞれが少しずつ重なりあっており、人間関係も楽しめる。それぞれの作家の作風はそれなりに違うはずだが、違和感なくマッチしている。全部で11人の連作らしく、地図に記載があるが、出てきていない場所も多い。、しかし、架空の地図はどうしてこんなにわくわくさせてくれるのか。
    個人的ヒットは、伊坂幸太郎作品に出てきたホテル「バスコ・ダ・蝦蟇」なのだが、残念ながら地図には乗っていない。

    0
    2018年06月26日
  • 鏡の花

    Posted by ブクログ

    「もしも」ひとつで、人生は全く違うものになる可能性がある。
    その世界をいくつも読ませてもらった感じ。
    分岐ひとつ、選ぶものが変われば未来は別物になり、選ばなかった方に出会うことはもうできない。
    でも最後の最後に、何を選んだとしてもそれがよかったのだと思えるような道を歩むことが、人の心に光を差すのだと思った。

    0
    2018年06月12日
  • 満月の泥枕

    Posted by ブクログ

    子どもを失ったおじさんに引き取られた汐子。自分の子どもの代わりじゃないけれど、汐子がいたから毎日の生活が遅れたのかも。
    しかし、こんなにも飲んだくれてたらあかんわ。
    アパートの住民の協力があってこそだね。
    問題解決できたら、それが自信となって生活改善にもつながるか。

    0
    2018年04月27日