道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編連作ミステリー
コメディタッチのライトなミステリーです
四季ということで、四作から構成されています。
すべての物語で、リサイクルショップの店長カササギと売れない品物ばかりを引き取ってきてしまう日暮、店に入りびたりの中学生菜美の3人が絡みます。
店長カササギがなにかと探偵気取りで謎を解き明かしますが、内容は頓珍漢で、実際には日暮が陰でフォローして真実を明らかにする構成。
一つの物語で二重に楽しめるようになっています(笑)
春ー鵲(かささぎ)の橋
ブロンズ像をめぐる謎の解決。倉庫の中のブロンズ像でボヤ。誰が火をつけたのか?その真相は?という展開
カササギの推理と日暮の真実
夏ー蜩(ひぐらし)の川
女性の弟子がいる木工職人の家へ中古家具を届けに行くと破損された木材と脅迫メッセージ。
誰がそんなことを?その真相は?
カササギの推理に対して明らかになる真実
秋ー南の絆
カササギたちと菜美の出会いのエピソード。
菜美の家の家具を引き取りに行くと、猫が行方不明に。
なぜ猫がいなくなったのか?
冬ー橘(たちばな)の寺
日暮に高値でものを引き取らせていた和尚に呼ばれ、その寺で起きた出来事。その夜、泥棒が入り、和尚の大切にしていた貯金箱が破壊される。
なぜ、だれが、それを壊したのか?
相変わらずのカササギの頓珍漢な推理に対して、日暮が明らかにする真相。そこには、あたたかな親子愛がありました。
殺人も起きることなく、重いヒューマンドラマがあるわけでもなく、ライトな、そして、ほっこりするような、謎解き物語。
単純に楽しめます。 -
Posted by ブクログ
いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。
複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろいろ。前の作家の話をまるで気にせずに書いている人もいれば、小ネタ程度に話題に出す人もいる。その点で、道尾秀介から伊坂幸太郎への流れは連作風の楽しさを味わわせてもらえました。蝦蟇倉市地図の掲載もオツ。
異なる作家陣による2作目もあるとはつゆ知らず。次も是非というほどにはこの1作目全部が全部は面白くなかったのですけれど、一応2作目も行っとくかな程度には。