道尾秀介のレビュー一覧
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夏読書の一冊(もう11月です)。
夏の文庫フェアでランダムに選んだ本で、作家やジャンルの新規開拓になればと思って読みました。現代日本のエンターテイメントはあまり読まないので全然知らん作家やったけど、この人ミステリーの人なんやね。こないだテレビに出とったー!これはミステリーではなかったけども。
話は、同じパターンの短編が続いて途中で飽きた。それで時間がかかった。それでも最後どうつながるんやろうか、と期待しながら読んだけどたいしたことはなかった。すまん。メッセージ性は強いし分かりやすい部類なんだろうか。でもせっかくこういう舞台を用意したんなら、そういう部分は抜きにして違う部分を読みたかった。鏡なんて定番のパラレル・境界アイテムなのに。 -
Posted by ブクログ
決してファンというわけではないのに読んでしまう道尾秀介。キムタク主演の月9ドラマのために書き下ろされた『月の恋人』に唖然呆然となった以外は結構好きです。実はなんたらでしたみたいなオチの作品も、笑ってしまうほど斬新で、嫌いじゃない。と思ったら、本作は、えっこれ道尾さん?とビックリ。
リサイクルショップの店長・華沙々木(かささぎ)、その友人で従業員の日暮(ひぐらし)、店に入り浸る中学生・菜美が関わる、日常の謎よりはちょっぴり犯罪色もある事件を四季それぞれに。
珍しく、明るく軽い。いつもの道尾さんを期待していると拍子抜けするかもしれない、普通にいい話。
そんななか、よくこんな比喩を思いつくなぁと感心したのは、端正な顔を表現するのに「文庫本を伏せたようなくっきりとした鼻筋」。なるほど。あまりベタッと伏せてはなりませぬ(笑)。 -
Posted by ブクログ
不思議な感覚のファンタジー&ミステリー
表題のとおり物語の中に物語(絵本)があり、さらに短編が織り成す連作ミステリーとなっています。
「光の箱」
「暗がりの子供」
「物語の夕暮れ」
と3つの短編が絡み合いながら進み、最後
「四つのエピローグ」
としてものの見事にまとまっていくストーリです
「光の箱」は小学校、中学校といじめられていた子供が童話作家になる物語。このショートストーリの中にも闇と光が感じられます。そして、この童話作家の童話が本書の中で語られていきます。
「暗がりの子供」は足が不自由な女の子の物語。先の童話作家の絵本の世界にはまっている女の子が絵本をなくしてしまい、絵本との会話から、闇の声との会話に変わってしまいます。母親と生まれ来る子供への嫉妬を含む心情がどうなるのかとハラハラさせられる物語。
「物語の夕暮れ」は妻に先立たれた老人の物語。生きる希望がなくなった老人が最後に望んだのは自分の生まれ故郷の祭囃子の音色。
そして、「四つのエピローグ」ではそれぞれのショートストーリをひとつのストーリとして温かく作り上げています。
うーみゅ、すごい!
ファンタジーの世界とリアルの世界を「フォント」で分け、哀しいストーリが温かいストーリに変わっていきます。
うまく書きあらわせないけど不思議な物語でした -
Posted by ブクログ
月9のようなラブストーリ!
って思ってたら、本当に月9でドラマになってました。
それも主演はキムタク(笑)
お互い意識しあっている者同士が微妙にすれ違ったりするんだよなぁ
とか
それを回りの人が知ってか知らずか絡んできて、また、さらに微妙な関係になったりするんだよなぁ
とか
さらにさらに、小さな嘘がそれをこじらせたりするんだよなぁ
とか
人物設定がいかにもだよなぁ(主人公は金持ち社長)
とか
その主人公が窮地に立たされるパターンだよなぁ
とか
それを別の女性が格好良く救ってくれたりするんだよなぁ
とか
結局はシンデレラストーリで収まるところに収まるんだよなぁ
とかとか
べたべたな恋愛ドラマのストーリ展開でした。
なんで、こんなドラマ仕立てなのかと思っていたら、あとがきにコメントがあって、そもそもドラマのためにストーリを起こしたとのこと。そして、連ドラと同時期に原作を刊行する企画だったとのこと。
なるほどなぁ...
なので、べたべたな恋愛シンデレラストーリがお好きな人にはお勧め。
月9のドラマが好きな人にはお勧め
月9のHPにドラマのストーリが残っていましたが、この原作とはちょっと展開が違うようでした。
んま、どうでもいいけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ蝦蟇倉市で起こる不可解な事件の数々を題材としたアンソロジー。
まさかまさかの展開に驚いたのは、やっぱり道尾さんと伊坂さんの作品ですかね。
微妙にお話が繋がっている所もよかったといいますか。
<以下、ネタバレです。>
で。
道尾さんのラストについて。
車にはねられたのは、一体、誰なのか?
心情的には、ひき逃げ犯の彼であって欲しいんだけど、ネットでネタバレを検索すると、私的には考えもしなかった刑事さん説が。←
部屋の位置、車の進行方向を考えると、そうなる…んだろうか?
でも、あの刑事さん、別のお話でも出てくるんですよねー。
時系列でいうと、道尾さんのお話直後だと思われますし?
うーん。