道尾秀介のレビュー一覧

  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    1枚の写真の後に短いお話。
    星新一のショートショートみたいなすっきりわかった時と、なんだかわからないまま終わる時もある。
    全然関係ない様でいて、前の写真の後日談だったりネタ明かしだったり。言葉遊びもあったり。
    Twitterでも似たようなことが出来そう。

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    2023年10月17日
  • カササギたちの四季

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    こういうのをコージー ミステリーというのかな。大きな事件が起きるのではないけれど引っかかること、それを解決していくコンビの2人。この2人の関係は不思議だけれど、小説ではけっこうあるような…決して儲かっているわけではないリサイクルショップ、でも2人の日常は何だか楽しそう。

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    2023年10月11日
  • ノエル―a story of stories―

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    滑り込みで夏の読書となったクリスマスのお話(^^;
    最初のお話好きだなぁ。騙されてあっという間に真相がわかる叙述トリックもあり(笑)

    苦手なファンタジー要素は出てくるものの、童話の世界だと分かっているので、なんでもアリな感じではなく想像もしやすい。全然問題なかった。
    圭介の作った物語もおじいさんが作ってきた物語も優しくて好き。

    ただ、3話目の「あのね…」で話が途切れる箇所が何回かあるのがもどかしい。結局何なのか分からなかったのは、私の読解力のなさかな。
    最後に出てきた若い男女はあの2人ではないの?(他のサイトで違うこと書いてあるの見た)とか。
    とても感動する良いお話だっただけに、ちゃんと理解できなかった自分が悔しい!

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    2023年10月01日
  • 本格王2023

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    ネタバレ

    【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介

    「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
    「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
    「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
    「血腐れ」 ホラーミステリ。
    「同好の……」 夜行バスで出会った二人の女性。
    「モーティリアンの手首」 異星生物の発掘現場で、生前に手首を切断された死体が発見される。3万年前、この死体に何があったのか。
    「ハリガネムシ」 〈きこえる〉シリーズ第2弾。最後にQRコードがついていて、作中で登場するのと同じ音声を聞くことができ、それにより謎が解ける。

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    2023年09月13日
  • 球体の蛇

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    ひたすら「え?」の連続。誰のために口を閉ざしたのか。誰もが真実を見ていたような気もするし何も知らない気もする。最後、二人は本当に幸せなのか?それすらよくわからない。

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    2023年08月20日
  • 本格王2023

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    どれも面白かったけど
    結城真一郎さんの「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」と道尾秀介さんの「ハリガネムシ」が好き!
    特に道尾さんの音声を聞くと「事実」が分かるっていう趣向がすごく面白かった!!

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    2023年07月11日
  • 風神の手

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    ネタバレ

    無関係のように見えた事件が、お互いに影響しあい交差していくというお話。
    事件のきっかけを作った井川の心理描写が少ないところが物足りないけど、最後にお互いに被害者であり加害者であった当事者たちがウミホタルを捕まえるために集まるというのがいいね。

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    2023年07月08日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    ネタバレ

    家具屋の社長 葉月蓮介
    派遣社員 弥生
    モデル シュウメイ

    お金、愛、情、見栄、嘘、、、、
    人は不安がある時に嘘をつく。それが人を傷つけたくなくてもついてしまう。
    そんななかで弥生の素直な性格がまわりの蓮介、シュメイに影響をあたえる。
    最後ハッピーエンドでこんな読み終わりでスッキリな話は想像していなかった。
    いろんな苦悩があれど乗り越えていくんだな。

    ラブストーリー、少女漫画が好きなのかも
    人の色恋はおもしろい

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    2023年07月03日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    考察・推理好きな方には堪らないだろう、道尾先生ならではのクセ強々で悪戯で意地悪(笑)な、写真と短い文から読み解く謎かけショートショートストーリー50。
    挑戦的というか遊び心に弾けてるというか(笑)。じっくり展開を読み進めるものでもなく、主な登場人物というものもないので、読後はあっさりさっぱりテイスト。ミステリークイズみたいでした。
    あっという間に読み終えてしまうんですけど、一つ一つに読み手に投げかけられていく謎問いは色々考えさせられる。
    正直何回読んでも「う、うーんっ、さっぱりわかんない!」ってお話も数話あり、どなたか頭の良い方の考察が欲しいです(諦めるな)。
    ゾッとするものやクスッとしてしまうもの、SFっぽいものやら幅が広い。ちょっと『シャドウ』を思わせたものもあったり。
    頭使うので、頭の体操にいいかもしれないと思った。ただかなり好みは分かれそうな作品でもあるので、書店で実際目を通してみるのもいいかなと。
    写真で見るという点では『いけない』シリーズに似ていますが、今作は短過ぎるが故に更に難解さを感じました。
    正直言えば私は推理力も考察力も乏しいので、今作はちょっと苦手系だった(笑)。
    『世界平和』『思い出』が好き。言葉なるほどでは『干しガキ』。シュールさでは『ちょっと遅かった』。
    個人的には登場人物の肉付けある起承転結ありのお話が好きなので、このタイプの作品だともう読まないかな。道尾先生の作品は大好きなんですが。
    『雷神』のような長編がまた読みたいです。

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    2023年06月30日
  • 球体の蛇

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    なにが真実でなにが嘘なのか。分からないままだけど、それぞれの人生を生きていかなければならない。最後まで飽きることなく読めました。ただ、登場人物一人一人に共感はできなかった。

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    2023年06月13日
  • 光

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    田舎で暮らす小学生たちの冒険小説。冒険といっても日常の中での範囲であって、友達同士でふざけ合ったり探検したり叱られたり。
    ノスタルジックで光輝くような少年時代の思い出たち。

    仲のいい野良犬の行方不明事件や偽化石作成、湖の人魚伝説や誘拐事件など様々な騒動が主人公の利一の視点で描かれる。
    小学生にありがちなおふざけとか、こんな子いたなーって感じたり、昔懐かしい気持ちにさせてくれるお話。

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    2023年06月11日
  • 光

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    少年少女の小学生の頃の話

    田舎の何もない小学生が、湖の洞窟やアンモナイトと出会い、心が踊る。ザ少年が好きな事をまとめたような話。
    少年時代特有のタイプが違ってもなんか仲良くなっていく過程がリアルでワクワクした。

    一気に読めて、めっちゃおもしろいかったけど、
    星4を付けるにはなんかなあって思ってしまった。
    3.5ぐらいの3かな。

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    2023年05月24日
  • 水の柩

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    ネタバレ

     ラストの情景が美しい。天泣降り頻り、それぞれの過去を弔う。

     思春期の少年の心情描写に強い作家だな、と改めて思う。少しずつ変わりゆく周囲との関係性の中で、無邪気だったあの頃に戻りたくても戻れない葛藤、または戸惑い。

     『月と蟹』とはまた別のアプローチって感じ。

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    2023年05月10日
  • 風神の手

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    偶然と嘘が重なって、嘘が真実に。そして真実が嘘に。
    単行本の表紙より文庫本のカバー表紙がタイトルや内容を秀逸に表しているようでとても良いです

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    2023年04月21日
  • ノエル―a story of stories―

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    ネタバレ

    同作者の龍神の雨が面白かったため当本を買ってみたが、龍神の雨の方が面白かった。ミスリードなのかもしれないが、文が分かりにくいと感じた。(それが良さならば私は苦手)。絵本の量が割と多めでそこはあまり読んでいない。結果的に元教師のおじいちゃん生きてるみたいでよかったってだけの感想。あと夏実優しい。ハッピーエンドちゃんちゃんって感じがすごいする。お母さん石鹸で死んでないのかいってなった

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    2023年04月26日
  • 水の柩

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    旅館を経営をしている家の逸夫
    母と小さい妹と暮らす敦子

    小学生の時に埋めたタイムカプセルの未来への自分への手紙の差し換えの協力を敦子は逸夫にする

    一方で逸夫は祖母の過去を知ってしまう

    敦子の手紙の差し換えの意図
    祖母の過去

    傷ついた過去をどう未来に繋げていくのか

    痛々しい心の動きと描写
    美しい景色の描写
    道尾秀介さんの描写の仕方が好きだ

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    2023年04月06日
  • 貘の檻

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    子どもの頃の記憶に、大人になっても苦しめられる大槇
    自ら死を選ぶ前にその記憶に迫ろうと、息子をつれて故郷を訪れ、過去の事件の真相に少しずつ近づいて(気づいて)いく物語

    哀しくて重たくて辛い
    終始暗い雰囲気の中、事の真相も次々分かるのではなくゆっくりと顔を出してくる感じ
    読み慣れない田舎言葉(耳で聞いたらもう少し分かったかも?)や、夢の中の話で躓き
    最近読んだ本の中では一番時間がかかったかも

    個人的に、一つ前に読んだ道尾作品が「サーモンキャッチャー」なので
    その作風の幅広さというか落差というか
    本当に同じ人の作品ですか!?と思った

    1部は特に心が折れそうになるけど
    2部に入ると少しスムーズに読めるようになって
    最終章は息つく間もなく一気読み
    諦めずに読み進めてよかった

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    2023年04月06日
  • サーモン・キャッチャー the Novel

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    偶然に出会った人々がある目的を果たそうと協力するが、その裏にはそれぞれの事情や思惑が隠れていて...。といったコメディ系群像劇です。ちゃんとミステリー要素もあり、伏線回収や目次の後の絵の仕掛けが楽しいです。
    ヒツギム語のふざけ具合も見どころの一つですね。

    個人的には道尾さんの作品はダークなものが抜群に好きなので(向日葵、月と蟹など)、本書はそこまで好みではありませんでしたが、色々な要素を入れつつ遊びつつ、しっかり綺麗に着地させるところはさすがに巧いなぁと思いました。

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    2023年03月31日
  • サーモン・キャッチャー the Novel

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    おもしろかった!
    たくさんの登場人物、それぞれの出来事が絡み合って、かち合って、物語が加速していく感じ。映像が頭に浮かびました。誰が誰だったか分からなくなりそうだったけれど、それでもなんだかおかしくて突っ走りました。
    人は思いがあるから、行動するのよね。

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    2023年03月02日
  • 貘の檻

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    32年前に殺されていたはずの人物がある日、辰夫の目の前で電車に撥ねられてしまう。
    その現場を目の当たりにした辰夫は過去の出来事と向き合うのだが・・・
    終始じめじめした雰囲気(良い意味)で進んでいきます。
    夢なのか妄想なのかよくわからないフワフワとした描写と、作中に出てくる方言に少し苦労しました。
    タイミングの違いや思い込みが人を変えてしまうことと、どこで、どうすれ違うのか分からないからこそ怖いものだなと思い知りました。
    でも最後はほんの少しだけ希望が見えるような親子の絆に胸が熱くなり、辰夫が俊也(息子)と共に貘の檻から抜け出せますよにと願います。

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    2023年03月01日