道尾秀介のレビュー一覧

  • 水の柩

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    久しぶりにミステリー以外の小説を読んだので新鮮でした。
    自然の描写がとてもキレイで、中学生の主人公の心情がみずみずしく描かれ、読後に爽やかな清涼感!
    いじめっ子以外はみんな幸せになってほしいわ〜

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    2023年01月26日
  • 骸の爪

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    中学生のころ、何の取り留めもなくイオンで購入した初めてのミステリー小説でした。それまでは山田悠介などばかりを読んでおり、本格的なミステリーは初めてでした。
    内容も詳しく覚えておらず、特に刺さった記憶もないのに友だちに薦めて貸したという思い出がある本。

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    2023年01月25日
  • 鏡の花

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    「道尾秀介」の連作小説『鏡の花』を読みました。

    「道尾秀介」作品は今年2月に読んだ『貘の檻』以来ですね。

    -----story-------------
    もしも大切な人がいなかったら、どんな人生を送るのか?
    身近な誰かが欠けてしまったパラレルな六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。
    緻密な構成が輝く、著者渾身の意欲作。

    少年が解き明かそうとする姉の秘密、曼珠沙華が物語る夫の過去、製鏡所の娘が願う亡き人との再会…。
    「大切なものが喪われた、もう一つの世界」を生きる人々。
    それぞれの世界がやがて繋がり合い、強く美しい光で、彼らと読者を包み込む。
    生きることの真実を鮮やかに描き出すこと

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    2023年01月22日
  • 骸の爪

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    まさかの道尾さん出演

    お寺さんとか仏像とか
    あまり馴染みのないテーマだっただけに
    頭に思い描くのに難儀しました

    道尾マジックによって
    わかりやすくはまとめてあってよかったんだけど

    今まで読んだ道尾作品と比較したら

    という星数。

    あと長い。

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    2023年01月22日
  • 笑うハーレキン

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    物語が思い切り展開するので伏線かなぁと思いつつ読み進めたら終わったのですが、登場人物の何かが何となく残ります。家具の裏の隙間が未だにわからない…

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    2023年01月13日
  • 月と蟹

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    子どもって純粋で残酷で。そして少し大きくなって周りが見え出した頃には寂しさや処理できない感情に戸惑ってしまう。作者は僕が子どもだったころの気持ちを知ってるのか?と思うくらい自分の苦い思い出がよみがえる・・・。

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    2023年01月15日
  • スタフ staph

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    道尾秀介作品の2つ目。評価は高いねんけど。合う合わんってあるよな。なんなんやろこれって。自分が今まで読んできた本とか、生きてきた人生とか、出会ってきた人とか、いろんなことがミックスされて、作品の好き嫌いが出来るんかな。なんか合わん気がしながら最後まで読んだ。道尾秀介作品ってこんなもんなのか?もう一作ぐらい読むべきかな。これぞという作品があったら教えて欲しい。

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    2023年01月07日
  • サーモン・キャッチャー the Novel

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    これはミステリーというより喜劇ですね。
    三谷幸喜脚本の映画でありそう。
    てか映画も製作中らしいので観てみようと思います。

    タイトルの「サーモンキャッチャー」ですが、なんでサーモンなの?という疑問は最後の最後まで解消されず、しかもなんやそれ的な理由です。
    最初に出てくるタロットカードの意味もよく分からんかったです。
    (道尾さんのことだから、いずれもなんか隠されてる?と色々考察しましたが思い付きませんでした。)
    あと1000Pの白い箱って結局なんやったん?

    人生こじらせ気味の皆さんがなんやかんやで救われていくお話は好きですね。

    ヒツギム語がいちいちオモシロくてクスッと来ます。
    シッゲルムーロ

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    2022年12月25日
  • 笑うハーレキン

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    題名が気になって買った一冊

    人生を立て直す話だった。

    人生のどん底のような感じで生きている主人公
    疫病神に取り憑かれ、謎の女が弟子入り、川に死体、奇妙な家具修理、あらすじだけ読めば面白そうな展開だが、奇妙な家具修理が終わりそうになるまで、あまり盛り上がりがない展開で予想と違った。

    ラストは急に展開が変わって大騒動

    淡々とした話だったが、人生を立て直し進んでいこうとする主人公は良かった。

    奇妙な家具についての謎がいくつか残った。
    なぜ奇妙な家具を40センチ手前に出す?
    空いたスペースは何に使う?
    綺麗した家具なのに猫が傷つけてもかまわない?

    家具の謎が残った小説でした。



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    2022年12月07日
  • 花と流れ星

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    死んだ妻に会いたくて霊現象探究所を構える真備。その助手の凛。凛に想いを寄せる作家の道尾。

    彼らの元を訪れる物達とは?

    ・流れ星のつくり方
    ・モルグ街の奇術
    ・オディ&デコ
    ・箱の中の隼
    ・花と氷

    味わい深い5篇です。

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    2022年11月23日
  • 球体の蛇

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    「月光」がよぎった。
    何が嘘で何が本当なのか分からないけれど、嘘だろうが真実だろうが、吐いた相手と吐かれた相手が同じ気持ちになることはないよなぁ…。
    終わり方には少しだけれども安心できた。

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    2022年11月18日
  • 水の柩

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    直木賞受賞後に出版された作品で、当時から評価の高かった少年少女の心理描写が深く描かれている作品だった。哀しい物語のなかにも救いを見出させる描き方は道尾作品の特徴で、ミステリだけではなくあくまでもヒューマンものの位置づけになるような印象だった。どんでん返し等が好きな方には物足りないので他の道尾作品を。本作は本作で十分に面白い。

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    2022年11月07日
  • 水の柩

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    数年前に読んだため内容は覚えていないが、重いテーマの中最後はスッキリとした気持ちで読み終えた記憶。
    作者の他作品も読んでみたいと思った。

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    2022年10月31日
  • 風神の手

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    【数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化する、技巧と世界観】と本の紹介にはあったので、もっとミステリー要素の強いのかな、と思って読み始めたが、読んでみての個人的な印象としては、ミステリー感は薄かったような気がする。
    とは言え、章が進むごとに、見えていた事実が事実とは異なり、新たな事実が見えてくる。そんな物語の進み方は、やはり道尾さんらしいミステリーとも言えるのかもしれない。

    この小説では、「嘘」が1つのキーになっていると思う。嘘にも、色々と種類があって、人を騙すための悪意ある嘘だけではなく、逆に人を思うが故の嘘もあるし、自分のつらさやコンプレックスを隠したいだけの嘘もある。ちょっとしたおふざ

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    2022年10月31日
  • カササギたちの四季

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    道尾秀介さんといえば初期はホラー、そして少年がよく出てくる作品が目立ち、その後は本作や『カラスの親指』『透明カメレオン』『スタフ』なんかのちょっと残念な大人が活躍する話が多くなってきた印象だ。その後『いけない』などの意欲作もあり、多岐に渡るがまたホラーミステリ読みたいな。

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    2022年10月27日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    「道尾秀介」の長篇作品『月の恋人―Moon Lovers』を読みました。

    『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』に続き「道尾秀介」作品です。

    -----story-------------
    フジテレビ系月9ドラマとコラボ。
    若きカリスマ経営者、つまずきながら生きる元派遣OL。
    恋の行く手にはいくつもの謎がある。

    不甲斐ない彼氏と理不尽な職場を捨て、ひとり旅に出た「弥生」は、滞在先の上海で「葉月蓮介」と出会う。
    「蓮」は、高級家具を扱う「レゴリス」の若き経営者として注目される存在だった。
    一方、この街に住む「シュウメイ」は、美貌を買われ、「レゴリス」のCMモデルに選ばれるも

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    2022年10月19日
  • 水の柩

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    子供も大人も色々あるけれど
    話を聞いてくれて
    力になってくれる
    そーいう信頼出来る人が
    いるのといないとでは
    違うんだろうと思います

    青春…
    いじめ、家族、老い
    少し重かったかな…

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    2022年10月04日
  • 球体の蛇

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    真実なんてどうでも良くて、登場人物それぞれが思い悩みながらベストな答えを考えて生きている。結局それがうまく絡み合わなくて、それぞれが苦しい思いをしてしまう。息苦しさを感じる作品でした。

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    2022年10月01日
  • 球体の蛇

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    道尾秀介さんはどんでん返しミステリのイメージが強かったのですが、本作は一味違った作品でした。
    序盤の、先が気になる展開は好きでした。
    しかし、2章、3章と進むにつれてだんだん重たくなっていくのが辛かったです。とはいえさすが道尾さん、ずっと先が気になる展開が続くので、だれることなく読み進めることができました。
    元気がある時に読むことをオススメします!笑

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    2022年09月30日
  • 風神の手

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    次々と明かされていく、色んな事実の絡み合い的な物語。よく考えられてるな、構想の緻密さとそれを書き切る素晴らしさがあるんだけど、そもそも盛り上がりにかけてしまった感じがあるので、少し残念

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    2022年09月19日