道尾秀介のレビュー一覧
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滑り込みで夏の読書となったクリスマスのお話(^^;
最初のお話好きだなぁ。騙されてあっという間に真相がわかる叙述トリックもあり(笑)
苦手なファンタジー要素は出てくるものの、童話の世界だと分かっているので、なんでもアリな感じではなく想像もしやすい。全然問題なかった。
圭介の作った物語もおじいさんが作ってきた物語も優しくて好き。
ただ、3話目の「あのね…」で話が途切れる箇所が何回かあるのがもどかしい。結局何なのか分からなかったのは、私の読解力のなさかな。
最後に出てきた若い男女はあの2人ではないの?(他のサイトで違うこと書いてあるの見た)とか。
とても感動する良いお話だっただけに、ちゃんと理解できなかった自分が悔しい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介
「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
「血腐れ」 ホラーミステリ。
「同好の……」 夜行バスで出会った二人の女性。
「モーティリアンの手首」 異星生物の発掘現場で、生前に手首を切断された死体が発見される。3万年前、この死体に何があったのか。
「ハリガネムシ」 〈きこえる〉シリーズ第2弾。最後にQRコードがついていて、作中で登場するのと同じ音声を聞くことができ、それにより謎が解ける。 -
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考察・推理好きな方には堪らないだろう、道尾先生ならではのクセ強々で悪戯で意地悪(笑)な、写真と短い文から読み解く謎かけショートショートストーリー50。
挑戦的というか遊び心に弾けてるというか(笑)。じっくり展開を読み進めるものでもなく、主な登場人物というものもないので、読後はあっさりさっぱりテイスト。ミステリークイズみたいでした。
あっという間に読み終えてしまうんですけど、一つ一つに読み手に投げかけられていく謎問いは色々考えさせられる。
正直何回読んでも「う、うーんっ、さっぱりわかんない!」ってお話も数話あり、どなたか頭の良い方の考察が欲しいです(諦めるな)。
ゾッとするものやクスッとしてしまうもの、SFっぽいものやら幅が広い。ちょっと『シャドウ』を思わせたものもあったり。
頭使うので、頭の体操にいいかもしれないと思った。ただかなり好みは分かれそうな作品でもあるので、書店で実際目を通してみるのもいいかなと。
写真で見るという点では『いけない』シリーズに似ていますが、今作は短過ぎるが故に更に難解さを感じました。
正直言えば私は推理力も考察力も乏しいので、今作はちょっと苦手系だった(笑)。
『世界平和』『思い出』が好き。言葉なるほどでは『干しガキ』。シュールさでは『ちょっと遅かった』。
個人的には登場人物の肉付けある起承転結ありのお話が好きなので、このタイプの作品だともう読まないかな。道尾先生の作品は大好きなんですが。
『雷神』のような長編がまた読みたいです。 -
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子どもの頃の記憶に、大人になっても苦しめられる大槇
自ら死を選ぶ前にその記憶に迫ろうと、息子をつれて故郷を訪れ、過去の事件の真相に少しずつ近づいて(気づいて)いく物語
哀しくて重たくて辛い
終始暗い雰囲気の中、事の真相も次々分かるのではなくゆっくりと顔を出してくる感じ
読み慣れない田舎言葉(耳で聞いたらもう少し分かったかも?)や、夢の中の話で躓き
最近読んだ本の中では一番時間がかかったかも
個人的に、一つ前に読んだ道尾作品が「サーモンキャッチャー」なので
その作風の幅広さというか落差というか
本当に同じ人の作品ですか!?と思った
1部は特に心が折れそうになるけど
2部に入ると少しスムーズに読めるようになって
最終章は息つく間もなく一気読み
諦めずに読み進めてよかった
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Posted by ブクログ
32年前に殺されていたはずの人物がある日、辰夫の目の前で電車に撥ねられてしまう。
その現場を目の当たりにした辰夫は過去の出来事と向き合うのだが・・・
終始じめじめした雰囲気(良い意味)で進んでいきます。
夢なのか妄想なのかよくわからないフワフワとした描写と、作中に出てくる方言に少し苦労しました。
タイミングの違いや思い込みが人を変えてしまうことと、どこで、どうすれ違うのか分からないからこそ怖いものだなと思い知りました。
でも最後はほんの少しだけ希望が見えるような親子の絆に胸が熱くなり、辰夫が俊也(息子)と共に貘の檻から抜け出せますよにと願います。