道尾秀介のレビュー一覧

  • 光

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    子供は冒険が好きだよね。かくいう私も好きだったし、危険な遊びもしてたと思う。
    でも親になってからは、危ないことはしないでって思って、子供に色々制限してしまってたかもしれないのは反省。でもやっぱり心配。さすがに終盤のような事件はなかなかないだろうとは思いつつも、何が起きるか分からない昨今。複雑な思いである。

    とはいえ、友達とかけがえのない時を過ごしてほしいね。

    一人どうしても好きになれない子がいたな笑
    あと、レビューで軽く書き方についてのネタバレを受けてしまっていたので、ここかーと気づいて驚きはなかった。残念すぎ。

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    2023年11月13日
  • 鬼の跫音

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    ネタバレ

    道尾秀介の短編集。
    知的で幻想的、じっとりと仄暗い。全編にわたり、文体が醸し出す雰囲気がとても素敵でした。道尾さんって、いつもこんな感じだっけ?

    特に好きだったのは、「ケモノ」。
    猟奇殺人の足跡を辿りつつ、最後にはそれが主人公と重なるという衝撃のラスト。
    文字を用いた面白い構成だったし、叙述トリックにも上手く騙されたし、凄く好みでした!

    他の作品も素敵で、奇抜な設定や妖しげな雰囲気が読む手を止めず、退屈しなかったです。

    ただ、オチの説明が省かれて、こちらに投げかけてくるテイストのものが多く、やや難しい印象も。
    「箱詰めの文字」については、オチの意味をあまり汲み取れませんでした…。

    面白

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    2023年11月12日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    写真で一言×ショートショートな作品集。写真がネタ振りの機能を果たしているだけな作品が多かったので、文章を読んだ上で改めて写真が効いてくる作品がもう少しあると良かったかも。「お兄ちゃんの髪は濡れてた」なんかはまさにって感じで好み。

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    2023年11月11日
  • 鏡の花

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    それぞれの章では逃れられない不幸や登場人物の些細な行動をきっかけとして、大切な存在が失われてしまった家族の話が描かれる。

    あと一歩早ければ。あんな言葉をかけなければ。どうすることもできない自分。そんな起きてしまった誰のせいでもない不幸に苦悩し、悶々とした日々を過ごす登場人物たち。そんな彼らの人生を6つのパラレルワールドを通して見ていくことになる。
    この作品をより深くより難しいものにしているのは、残酷な分岐が必ずしも悪い方向だけに作用してはいないということ。
    不幸が起きたからこそ、他の世界線ではなんともない関係だった姉の友達に特別な感情を抱くことになったり、不幸が起きなかったからこそ、遠い未来

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    2024年12月10日
  • 光媒の花

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    第23回山本周五郎賞

    6章の短編がそれぞれ少しずつ関わりがある構成はわりと一般的だし、共通して蝶が描かれる点は、『N』で同じ自然現象が描かれていたのと同じパターンだなと感じました。
    しかし、それぞれが短い話の中で緊迫感があり、ハラハラしながら没頭して読めておもしろかったです。
    胸が苦しくなるような各章の登場人物の日常が続きますが、後半になるにつれて穏やかな雰囲気になり、ハラハラも減っていくので、そのためかラストは物足りなく感じてしまいました。

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    2023年11月05日
  • 透明カメレオン

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    ラジオパーソナリティを務める素敵な声と冴えない容姿の持ち主・桐畑恭太郎は、仕事終わりにいつもの仲間たちと飲みかわすべく、行きつけのバー『if』へ訪れる。大雨のその夜、びしょ濡れになった美女・三梶恵がバーに迷い込んだことをきっかけとして、『if』に集うメンバーは彼女の殺害計画を手伝わされることに。

    恵の計画に振り回される愉快な飲み仲間たちと恭太郎。恭太郎は傍若無人な恵に呆れつつも次第に心惹かれていき……。そんな道尾秀介先生の描くドタバタコメディと思いきや、最後にはまさかの結末が。テンポよく進んでいくギャグのような掛け合いも、このラストのためだったのかと思えるほど。
    気になって読み返すと、いたる

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    2024年12月09日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    1枚の写真の後に短いお話。
    星新一のショートショートみたいなすっきりわかった時と、なんだかわからないまま終わる時もある。
    全然関係ない様でいて、前の写真の後日談だったりネタ明かしだったり。言葉遊びもあったり。
    Twitterでも似たようなことが出来そう。

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    2023年10月17日
  • カササギたちの四季

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    こういうのをコージー ミステリーというのかな。大きな事件が起きるのではないけれど引っかかること、それを解決していくコンビの2人。この2人の関係は不思議だけれど、小説ではけっこうあるような…決して儲かっているわけではないリサイクルショップ、でも2人の日常は何だか楽しそう。

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    2023年10月11日
  • ノエル―a story of stories―

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    滑り込みで夏の読書となったクリスマスのお話(^^;
    最初のお話好きだなぁ。騙されてあっという間に真相がわかる叙述トリックもあり(笑)

    苦手なファンタジー要素は出てくるものの、童話の世界だと分かっているので、なんでもアリな感じではなく想像もしやすい。全然問題なかった。
    圭介の作った物語もおじいさんが作ってきた物語も優しくて好き。

    ただ、3話目の「あのね…」で話が途切れる箇所が何回かあるのがもどかしい。結局何なのか分からなかったのは、私の読解力のなさかな。
    最後に出てきた若い男女はあの2人ではないの?(他のサイトで違うこと書いてあるの見た)とか。
    とても感動する良いお話だっただけに、ちゃんと理

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    2023年10月01日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと騙されてたっていうレベルじゃなくて
    脳みそって都合よく見えないものを作り出す天才、でもそれって怖いなぁと思いました

    明るくてスピード感があってマンガみたいに読んでしまったけど、テーマは重くて

    秋絵がアパートにきて少し落ち着けたのはメンバーたちの影響があったんだろうな
    鳩のエピソードもかなしい

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    2023年09月16日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    ネタバレ

    【収録作品】静かな午後/さがしもの/お兄ちゃんの髪は濡れてた/行方/能才/ジャンプ力/ごめんね/デュロン/手紙/習慣/人のもの/つちのうま/今夜/聞いてごらん、と言った女性の肌は濡れていた/何日か経つと静かになった/世界平和①/世界平和②/手羽先/往復書簡①/往復書簡②/悩み/いかないで/どちらか/よくいるクレーマー/ダイイングメッ……/成長は難しい/大丈夫/盲点/ちょっと遅かった/中身は家の裏に埋めたそうな/ウミガメのスープ/干しガキ/生き餌/FはFlee/FreeのF/ハツカネズミと人間/弟は野良猫とビーグルのあいだだった/夢/ひとをうたがうべからず①/ひとをうたがうべからず②/指/髪飾り

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    2023年09月13日
  • 本格王2023

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    ネタバレ

    【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介

    「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
    「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
    「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
    「血腐れ」 ホラーミステリ。
    「同好の……」 夜行バスで出会った二

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    2023年09月13日
  • 光媒の花

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    道尾秀介さんの作品は、特別大好きという訳でもないのに、なぜか手に取ってしまうから不思議だ。これが道尾秀介さんワールドなのか。そんな感じで本作もセレクト。
    最初の3話までは暗いというか重いというか、正直読み始めたことを後悔してしまったほど。暗く残酷な表現に、読んでいてズーンと落ち込んだ。だが4話目からは徐々に希望の光が見え始め、最終話の6話で完全に救われた。そんな感じの短編集だった。
    そういう感じだったから、個人的には5話6話がホッとできて良かったかな。そして道尾秀介さんの描く「女の先生」はとても良い雰囲気だ。迷いながらも前を向く女性をうまく表現していたと思う。
    本作に関してもバッチリ好みという

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    2023年08月28日
  • 球体の蛇

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    ひたすら「え?」の連続。誰のために口を閉ざしたのか。誰もが真実を見ていたような気もするし何も知らない気もする。最後、二人は本当に幸せなのか?それすらよくわからない。

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    2023年08月20日
  • 鬼の跫音

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    人間的な怖さのある話ばかりの短編集。

    鈴虫
    ケモノ
    よいぎつね
    箱詰めの文字
    冬の鬼
    悪意の顔

    全6作

    何か繋がりがあるのかなと期待していたが、繋がりというより共通点だった

    それはそれとしてどうしてこんな怖い話ばかり書こうと思ったの?と思うほどの・・・目を細めたくなるようなシーンも多く、読み終わったあとの爽快感は皆無です!
    変な余韻が残ったが、没入感はありました

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    2023年07月25日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ミステリとしての種明かしもさることながら、最後に明らかとなる人物造形についても、してやられた感じ。ただ、取ってつけた感は否めず、それを言い出したらいくらでも…とは思えてしまう。物語そのものが面白かったから、そんなに気になる問題ではないんだけど。

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    2023年07月25日
  • 本格王2023

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    どれも面白かったけど
    結城真一郎さんの「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」と道尾秀介さんの「ハリガネムシ」が好き!
    特に道尾さんの音声を聞くと「事実」が分かるっていう趣向がすごく面白かった!!

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    2023年07月11日
  • 風神の手

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    ネタバレ

    無関係のように見えた事件が、お互いに影響しあい交差していくというお話。
    事件のきっかけを作った井川の心理描写が少ないところが物足りないけど、最後にお互いに被害者であり加害者であった当事者たちがウミホタルを捕まえるために集まるというのがいいね。

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    2023年07月08日
  • 月の恋人―Moon Lovers―

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    ネタバレ

    家具屋の社長 葉月蓮介
    派遣社員 弥生
    モデル シュウメイ

    お金、愛、情、見栄、嘘、、、、
    人は不安がある時に嘘をつく。それが人を傷つけたくなくてもついてしまう。
    そんななかで弥生の素直な性格がまわりの蓮介、シュメイに影響をあたえる。
    最後ハッピーエンドでこんな読み終わりでスッキリな話は想像していなかった。
    いろんな苦悩があれど乗り越えていくんだな。

    ラブストーリー、少女漫画が好きなのかも
    人の色恋はおもしろい

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    2023年07月03日
  • フォトミステリー - PHOTO・MYSTERY -

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    考察・推理好きな方には堪らないだろう、道尾先生ならではのクセ強々で悪戯で意地悪(笑)な、写真と短い文から読み解く謎かけショートショートストーリー50。
    挑戦的というか遊び心に弾けてるというか(笑)。じっくり展開を読み進めるものでもなく、主な登場人物というものもないので、読後はあっさりさっぱりテイスト。ミステリークイズみたいでした。
    あっという間に読み終えてしまうんですけど、一つ一つに読み手に投げかけられていく謎問いは色々考えさせられる。
    正直何回読んでも「う、うーんっ、さっぱりわかんない!」ってお話も数話あり、どなたか頭の良い方の考察が欲しいです(諦めるな)。
    ゾッとするものやクスッとしてしま

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    2023年06月30日