道尾秀介のレビュー一覧

  • 花と流れ星

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    道尾秀介の短編ミステリー小説。
    短編なのでサクっと読みやすい。

    真備シリーズとしては、3作目と知らず
    この作品から読んだが問題なく楽しめた。

    ホラー要素は少なくジャンルとしては、
    ヒューマンミステリー小説。

    真備・凛・道尾の3人のキャラが立っていて、
    1話完結なのでドラマ化できそうな内容。

    頭の中で勝手にキャスティングするのも面白い。

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    2022年09月03日
  • 球体の蛇

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    道尾秀介さんは定期的に読ませていただいていて、この時期の作品は暗くて哀しい物語が多い印象。もともと子どもの男の子をよく登場させるなと感じていましたが今回は少しだけ等身が上がっての17歳。嘘がテーマのようですが読後感は悪くなかった。

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    2022年08月26日
  • スタフ staph

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    可もなく不可もなく、って感じかな。かるぅいノリなので、色々と小説的なひっくり返しがあったところで、「へぇー」ぐらいの感じ。インパクトには欠けた。印象に残らない系の作品。

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    2022年08月18日
  • 本格王2022

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    ネタバレ

    【収録作品】道尾秀介「眠らない刑事と犬」/大山誠一郎「カラマーゾフの毒」/芦沢央「アイランドキッチン」/方丈貴恵「影を喰うもの」/浅倉秋成「糸の人を探して」/森川智喜「フーダニット・リセプション」

    「眠らない刑事と犬」『N』所収。ペット探偵に犯行現場からいなくなった犬探しを依頼する刑事。母親の気持ちがよくわかる。

    「カラマーゾフの毒」 悪役俳優鹿養大介の安楽椅子探偵もの。『カラマーゾフの兄弟』に出てくるような一族で発生した毒殺事件。家政婦が見ている前で、どうやって犯人は被害者に毒を盛ったのか。解説によると、シリーズが完結したので、来年単行本になるそうだ。

    「アイランドキッチン」 引退後家

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    2022年08月16日
  • 水の柩

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    忘れることと、乗り越えること。
    どう違うのかな。

    過去を見ること、未来を見ること。
    後者のほうが、より人間的に成長するイメージ。

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    2022年08月08日
  • 風神の手

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    ある町の歴史を俯瞰的に見たような感じのする本でした。一つ一つの話がだんだん繋がるのは非常に面白かったです。最後はしんみりさせて頂きました

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    2022年08月05日
  • 風神の手

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    カラスの親指か、カエルの小指の解説でこの小説を賞賛していたので、読んでみた。確かに、一度認識した事実が、読み進める中でその意味を変えていくというところはあったものの、ミステリ要素というか、毒というか、事件というか、もっと刺激が欲しかった。
    日常の人生の挫折や転機も、違う角度から見たり、新たな情報を合わせて見ると、全く違う色合いを見せるのかもしれないと思わせてくれた。

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    2022年08月04日
  • ノエル―a story of stories―

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    物語の力に導かれる主人公たちの3編とエピローグから成る連作長編。それぞれ驚くラストが用意されていながら、エピローグで全てが優しく繋がる構成が見事。童話を挟みつつ人の暗部を描いていて不穏な空気が流れることもあるが、基本的に素敵なオチがついていた。「お話の世界に逃げ込むといういみじゃないんだ。物語の中で、いろんなものを見て、優しさとか強さとか、いろんなものを知って、それからまた帰ってくるんだよ。」というセリフが象徴的。

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    2022年06月02日
  • カササギたちの四季

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    店長の華沙々木と日暮は、売れないリサイクルショップをしている。
    訳あって店に入り浸っている中学生の菜美。
    そんな3人が揃うと起こる事件。
    華沙々木は探偵に憧れており、常に推理をしたがるが、これがまたちんぷんかんぷんである。
    ただ、菜美は華沙々木のことを慕っているので、その推理をちんぷんかんぷんで終わらせるわけにもいかない。
    そこで、日暮は華沙々木の推理通りに事が進むように四苦八苦する。
    ただ、それで華沙々木はどんどん推理を展開させるのだが…
    奇妙なトリオがまぁ、面白いといえば面白いかな。

    2022.5.14

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    2022年05月14日
  • 水の柩

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    ネタバレ

    級友のいじめによる自殺志願やいくの過去など、目をそらしたくなるような状況の中で、周りの言葉などもあり新しい1日目を始める。

    途中はずっともどかしさなど感じつつも、最後はスッキリと終われて良かった

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    2022年05月08日
  • 球体の蛇

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    今まで読んでいた道尾秀介さんのどんでん返し要素と少し違っていたけど、変わらず読みやすく話に入って行きやすくて好きだった!
    ひとりの。みんなの、人生の哀しみ

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    2022年05月08日
  • カササギたちの四季

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    全体的にのんびりしつつ、かつ現実にはありえない感が満載でありつつ、ミステリとしての構成や伏線はしっかりしている、という感じ。よくわからないけど。そして、米澤穂信さんの解説を読むと、なるほど、と納得。

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    2022年05月04日
  • 光

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    ★3.6 2022.04.23

    みんなが小学生だった、あの頃の話。
    ちょっとしたことが冒険で、友だちのためという大義があったあの頃。

    さすがに小学生としては冒険の度が過ぎているのはフィクションなので良しとして、あの頃の、甘くて苦い思い出に浸れる物語だった。


    ↓↓↓内容↓↓↓
    利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。偽化石づくりの大作戦と、洞窟に潜む殺意との対決。心に芽生えた小さな恋は、誰にも言えなかった。懐かしいあの頃の記憶は、心からあふれ出し、大切な人に受け渡される―。子どもがもつ特別な時間と空間を描き出し、記憶と夢を揺さぶる、切

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    2022年04月23日
  • カササギたちの四季

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    ネタバレ

    ホッとするミステリー。
    帯に「誰も死なない、幸せな気持ちになる道尾ミステリー」と書いてあったが、まったくその通り。

    ミステリー作品の主人公は、目の前の謎について真実を推理する。この作品の主人公もそうだ。ただ、この作品の主人公は更に、「相棒がどんな間違った推理をするか」をも推理し、それが表向きの真実になるように先回りする。その点で、謎解きの面白さが2倍になり、かつコミカルな要素が追加されるという、見事なプロットである。

    ホームズにおけるワトソン、名探偵コナンにおける毛利小五郎、古畑任三郎における西村雅彦。それを思い切りコミカルでハートウォーミングに振り切った作品。

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    2022年04月06日
  • 笑うハーレキン

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    ちょっと合わないというか、期待外れ。
    ぴんと来なかった物語
    多分、主人公の再生の物語

    ストーリとしては、
    幼い一人息子を失い、妻とも離婚、経営していた会社も失い、ホームレスとして出張家具職人となった東口。
    ホームレス仲間と暮らす中、弟子にしてくれと現れた謎の女性の奈々恵。
    さらに、疫病神との会話

    そんなホームレスとしての生活の中で、起きた事件。
    同じホームレス仲間が水死体で発見。
    さらに、ヤクザが絡むと思われる奇妙な家具修理依頼。
    狙われる自分たち。
    いったいどうなる?
    といった展開です。
    後半の家具修理依頼からの脱出が唯一の盛り上がり。
    そして疫病神の正体とは?

    主題のハーレキン
    誰も

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    2022年04月02日
  • 向日葵の咲かない夏

    購入済み

    向日葵の咲かない夏

    登場人物でs君以外人間だと思わされていたところに
    まんまと引っかかってしまったのが、なぜか気持ちよかったです。
    最後はあんまり理解ができなかったので、また考えてからもう一度読みたいと思いました。
    道夫さんの作品初めてですが他の作品も読みたいと思いました。

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    2022年03月14日
  • カササギたちの四季

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    とても読み易い道尾作品。
    多少無理やりな所はあるが、全体的には心温まる内容。
    道尾作品の中では好きな部類。

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    2022年03月10日
  • 骸の爪

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    真備がシリーズものと知らず、16年経って初めてよんだ。好きです、こういう和風ホラーミステリ
    ホラーではないか
    もう少しホラー欲しかった

    こいつはなぜいつもスルメを持ってるのか

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    2022年03月05日
  • 光

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    序盤は少年文学というか、子供の時図書室にあったズッコケ三人組シリーズなのか?と思いながら読みました。伏線の回収も、少しわざとらしいところもあって、ちょっと舐めてました。いやーしかし、終盤は加速度的に面白くなりました。そして、最後は見事にやられました。

    そうですか。私とわたし、そうですか。
    本のド頭の引用箇所とか。そうでしたか。

    大林宣彦の解説も面白いです。本編とセットでお楽しみ下さい。

    余談ですが、劉生が慎司からポックリさんのモノマネを習うところが大好きです。
    「もうお正月ではごないまねん。」

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    2022年03月01日
  • カササギたちの四季

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    ネタバレ

    推理に沿うように証拠をつくる。
    優しい嘘、と言えば聞こえは良いが、当人がどう感じているかにもよる。
    最後の話で、気付いているような素振りがあり、その優しさも解っているのだろう。

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    2022年01月29日