風神の手(新潮文庫)

風神の手(新潮文庫)

1,045円 (税込)

5pt

あの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかった――。藤下歩実は母の奈津実とともに遺影専門の写真館・鏡影館を訪れた。病を抱えた母の撮影のために。そこに飾られた一枚の写真を目にして、母はひどく動揺した様子を見せる。小学五年生の男子二人組、入院中の高齢女性。川沿いの町に暮らす人々が発した幾重もの嘘が、思いもよらぬ場所へと流れ込み……。奇跡の本当の意味を知るミステリ。(解説・香山二三郎)

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風神の手(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    雷神を読んで、この作者の別作品も気になったので手に取りました。
    雷神同様に、本書も読んでいてその情景を読者が想像しやすい作品です。とくに登場人物の息遣いが伝わってくる……というか、過剰な心理描写もないのでとても読みやすい一冊でした。

    中身については風吹けば桶屋が儲かるというかバタフライエフェクトと

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    めぐりあわせ

    あれがあったら、これがなかったら
    考えてしまう
    でも過去違う選択をしていたら今の自分はきっといない
    今生きてるんだから生きるしかない

    0
    2024年04月13日

    Posted by ブクログ

    「龍神の雨」「雷神」と合わせて神三部作と呼ばれている作品。だけど、中身の繋がりは特に無く、ただ神という文字が付く作品ってだけ。

    中身は連作小説で、中身はどの話も"遺影専門の写真屋"にまつわる話。で、この遺影専門の写真屋さんっていうのが個人的にすごい好きな設定で、そのお店はその名

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    どこかひとつでも縁が繋がらなければ、
    生まれてこなかった。
    良い縁も悪縁もひっくるめて、
    出会いの連続と連鎖、様々な要素が重なり合って、
    奇跡的に生まれてくる。
    ひとつの命が生まれる奇跡。
    ホラーではなく、命の物語。
    道尾秀介作品の幅広さと人の温かさを感じました。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    道尾秀介の長篇ミステリ作品『風神の手』を読みました。
    『いけない』に続き、道尾秀介の作品です。

    -----story-------------
    遺影専門の写真館・鏡影館。
    そこに飾られた一枚の写真が、絡まり合った嘘と誤解を解きほぐす。
    幾重もの?が奇跡へと鮮やかに変貌する超絶技巧ミステリ。

    あの

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    風神とか雷神、鬼とかいう題名に、弱いのです。
    手にとって、読んでみたくなる、キーワードのようです。

    はじめから、遺影専門の写真館という、不可思議な場所があることで、物語にグイッと引きこまれます。

    けれど、その後しばらくは、女子高校生の、夏休みの何気ない、ちょっと甘酸っぱいドキドキの話が続いて、安

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    人が殺されるだけがミステリーではない。
    様々な伏線が回収されていく爽快感。
    ミステリーだけど嫌な気持ちが一切生まれない良きミステリー。
    道尾秀介ならではの語彙力にも圧巻する。

    西取川が流れる町を舞台に、様々な嘘が絡み合い、謎が生まれては謎が解ける。
    短編集となってるが、登場人物が複雑に絡み合い、何

    0
    2024年06月04日

    Posted by ブクログ

    普段なにげなく生きている毎日でもめぐりあわせってものが存在していて、ある意味その1分1秒に人生を左右されながら生きてるんだなと思いました。

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    人生は色々な運と縁と偶然から出来てるな〜と改めて思った。読み進めていくうちに、色んなところで繋がりがあって、段々と伏線を回収していくところが良かった。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    残ページが少なくなってくるほどに読む手が止まらなくなってきた。段々回収されていくのが気持ちよかった。

    0
    2024年03月25日

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