道尾秀介のレビュー一覧

  • 光

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    子供達の冒険譚

    子どもの頃と大人になってからだと、いろんな物事の感じ方は変わってくるけど
    子どもの頃の感性を忘れないで生きていきたい

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    2025年05月31日
  • ソロモンの犬

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    青春はおもしろい、いいなー。もう戻ってこないあの夏の空気と友達とのはなし。あの頃は辛いこともいまはただ懐かしい。

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    2025年05月29日
  • 龍神の雨

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    血のつながらない家族の2組が殺人事件に巻き込まれていく。
    思い違いによるミスリードは最後まで真実が分からなくて面白かった。
    解説にもあったが、ところどころのラジオの意味がわかると、あーっ、てなる。

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    2025年05月27日
  • シャドウ

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    ネタバレ

    面白かった。再読なんだけどかなり忘れていて新鮮な気持ちで読めた。
    完全に忘れていたわけではなく、父親の洋一郎が怪しく見えて、実はそうでないくらいの記憶は残っていた。ただしそれ以外のたくさんのどんでん返しはしっかり忘れていて驚きを楽しんだ。

    星5個に限りなく近い4で。

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    2025年05月27日
  • 透明カメレオン

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    再読。ラジオパーソナリティの主人公男性と、彼の行きつけのバーに集まる常連客、そして突然現れた1人の女の子との物語。ラジオっていう聴覚が全てのモチーフを、視覚(文字)メインの小説で描くってなんかオシャレ!道尾先生のセンス好き…
    多少の哀愁はありつつも、ワンチームでドタバタコメディー的な展開なので、「カラスの親指」「カエルの小指」系。ラストの告白は、胸が締め付けられるドンデン返し。全部の見え方が変わってくるので、それを踏まえて初めからもう一回読み直したくなります。
    切ないけれど、希望を感じるお話。

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    2025年05月21日
  • 光媒の花

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    全六章にわたる連作群像劇、それぞれの話が少しずつのつながりを持ちながらもそれぞれの話に独特の空気感を帯びて話が展開されていく。描かれているのは人と人との関係、家族の繋がり。それぞれの章に少しずつの謎を描きながら、それが背景描写と相まって物悲しい雰囲気を根底に置きながらも光に向かって進んでいく展開であった。
    一番最初の章はとても悲劇的で、そのような作品が続いていくのかなと思ったが章が進むにつれ段々と光が差し込んでくる。p284物語のラストシーン「光ったり翳ったりしながら進んでいるこの世界を、わたしたちもあの蝶のように、高い場所から見てみたい気がした。」という締めくくりもまさに我々に対しての希望、

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    2025年05月21日
  • ソロモンの犬

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    大学の先生の息子がなくなり、事件か殺人か考察していく大学生たち。
    道尾作品の大どんでん返しは健在だが、今回はちと厳しいな…
    犬の生態が分かった気になり、飼いたくなった。

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    2025年05月19日
  • 龍神の雨

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    些細なほつれが次第に大きくなり事件性を帯びてしまう。似た境遇の二組の兄弟。互いに秘密を抱えある日を境にそれを共有していく。雨というのがテーマであり、物語全体を何処か不穏な状態にさせている。結末を終え彼らがどんな選択をするのか読み手に委ねる形になっている。読み応えのある一冊でした。

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    2025年05月17日
  • 貘の檻

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    無口ながらも父子の絆の強さと想いがジワーっと沁みてくる。父の葛藤トラウマの苦しみ。うまくいかない人生の悲しみが息苦しく、生まれ故郷で起こった因縁や因習、祟りなのか?静かに深く染みつく人間のエゴや妬み。情報の少ない、狭い世界で生きていく人間関係の難しさ。道尾秀介らしいねっとりと絡み付く、捻れた世界の人怖ミステリー。

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    2025年05月16日
  • ラットマン

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    なんの前情報もなく、ただタイトルに興味を惹かれて読んでみたら、思わぬ良ミステリーに出会えた。

    プロローグで「お、これはホラーなんか?」と思わせておいて、
    本編に入ると急に爽やかバンドマン物語が始まり、
    徐々に不穏な雰囲気になり、
    案の定、人が死に…
    っていう流れ。

    終盤の畳み掛けるようなどんでん返しがちょっとやり過ぎかなとは感じてしまったけど、
    伏線はちゃんとあるし、この手の話にしては読後感も悲し過ぎずスッキリしていて、結構好みだった。
    イヤなキャラが特にいないっていうのも良かった。
    ホームズ役も明確には存在しないので、いわゆる探偵が解き明かしていくタイプのミステリーに飽きた方にはオススメ

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    2025年05月12日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あらすじに「盗聴」とか「スパイ」とかが書かれているので、裏社会を生きる人たちのお話かと思ったら、人生をめちゃくちゃ前向きに生きる明るいお話でした。

    少し違和感は感じていたのですが、特に深く考えず読み進んでいって、最後に色々な謎が明らかになった時にその違和感の正体に納得がいきました。
    わたしは本当、性別誤認トリック?によくハマるタチで、いつも最後まで気が付かないんですよね(⌒-⌒; )
    今回はそれに加えて、身体の一部分がないローズ・フラットの住人たちの特徴にも気が付かなくて、知った時は驚きましたが、
    私自身、相手からどう見えるかを気にせずに生きたいと思った事が何度もあったので、彼らをとても羨ま

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    2025年05月11日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • 雷神(新潮文庫)

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    おもしろかったー!

    なに?なんで?どういうこと??って謎がどんどん増えていくので結末が気になりすぎて、
    後半に向けて読むスピードがどんどん上がって、推理してみる暇もなく一気に読んだ。

    ラスト1行まで驚愕~!みたいな宣伝文句で期待値が上がりすぎちゃったのはあるけど、
    それでも綺麗に伏線回収されていくのに感動した。

    ああしていれば、ああしていなければ…
    因果が絡み合う物語でした。

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    2025年05月07日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    どこかひとつでも縁が繋がらなければ、
    生まれてこなかった。
    良い縁も悪縁もひっくるめて、
    出会いの連続と連鎖、様々な要素が重なり合って、
    奇跡的に生まれてくる。
    ひとつの命が生まれる奇跡。
    ホラーではなく、命の物語。
    道尾秀介作品の幅広さと人の温かさを感じました。

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    2025年05月06日
  • 雷神(新潮文庫)

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    全体として暗い物語。殺人者の子どもとして生きなくてはならなかった姉弟が雷と記憶に隠された真実に辿り着くまでの物語。
    重いストーリーではあるが、随所に施された仕掛けが最後に的を射抜く感じはさすが。期待通りの面白さ。

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    2025年05月05日
  • きこえる

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    ネタバレ

    【ネタバレなし感想】
    作中にあるQRコードから、音声を聴くことで真相が明らかになる道尾秀介節の斬新な作品。5つの短編集なので読みやすく、内容も聴いたらギリ分かるレベル。音声聴く時ゾクゾクワクワクする。
    活字を読むという枠から外れた新しい読書体験ができるので、一度オススメしたい。






    【ネタバレあり感想】
    QRコードを読んで音声を聴いて真相がわかる体験は唯一無二で素晴らしかった。一方で、それぞれの物語で謎が残る部分もあり、完全にスッキリはしない感じ。「いけない」シリーズの方が、伏線の回収や全体のまとめ方などきれいな印象がある。
    「いけない」シリーズよりも、トリックの難易度は多少低く、これ

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    2025年04月29日
  • 光媒の花

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    各章に、ささやかなトリックがあって、さすが道尾先生。
    他の章の登場人物が出てきたのもとてもよかった。
    自分の置かれた環境に幸せを感じることが難しい人たちの話。
    面白かった!というよりかは、心に沁みる話。

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    2025年04月26日
  • きこえる

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    ネタバレ

    道尾秀介氏の新しい取り組みを取り入れた一冊。なんとYouTubeの音声を聞きながら本を読み進めるというもの。試みはとても良いと思ったが、そのためにスマホをいちいち起動しなければならず、読書という作業に水を差すようでちょっと違和感があった。お話自体はさすが道尾氏って感じで面白い。セミがただひたすらいい子だったのが救いかな…。あの子たちは幸せになってほしいね。

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    2025年04月24日
  • スケルトン・キー

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    面白かった。
    双子というワードが散りばめられていたことに後からなるほど、そういうことかと驚かされた。表紙にもヒントが隠されていたとは。

    一方で、過去のくだりでは錠也もサイコパスということだったのに、鍵人と出会って恐怖を感じて以降はある意味まともになってしまい、魅力が薄れた印象で少しもったいなかったなぁと思った。読み手がそれまでに味わったサイコパスへの恐怖を極めるなら、究極のサイコパス同士の戦い、でも面白かったかなぁとも思った。

    終わり方も母の録音が出てくるのであれば、もう少し錠也も鍵人もちゃんと救われる終わり方でもよかったなかと思った。

    あくまで一読者の希望なので、作品はとても面白かった

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    2025年04月19日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    大好きなカラスの親指の続編が!と大喜びで読み始めました。世界観は、そのままに。今作も優しさ溢れる詐欺を楽しませていただきました。

    次は主役が、テツになるかな?楽しみです。

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    2025年04月18日