道尾秀介のレビュー一覧

  • 雷神(新潮文庫)

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    なるほど、そういうことかと、後半になって気づくことが多々あった。上手く書けてるなぁーと…一気読みした。

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    2026年05月09日
  • 光

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    道尾秀介『光』
    記憶の淵で、少年たちが放つ一筋の輝き
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    こんにちは。
    本日は、道尾秀介さんの『光』を紹介します。

    この作品は、同じ小学校に通う少年たちが、嘘や秘密、そして消えない罪悪感を抱えながら過ごす日々を瑞々しく、時に残酷に描いた物語です。

    読み終えた後、心に静かに残った感情を短歌とともに振り返ります。
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    第一章:女恋湖の人魚
    「嘘の中に眩しい思い出あり」

    枯れ果てた
    湖底に浮かぶ 洞窟は
    あの日僕らが
    始めた体験

    夏休み、雨が降らずに干上がった湖。現れた洞窟は、少年たちにとって最高の冒険の舞台でした。
    教頭先生が語る「人魚伝説」が切ない真実へと繋がっていく構成に、冒頭から心を掴まれます。
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    第二章:ウィ・ワァ・アンモナイツ
    「奇跡は思うことから始まる」

    ⚪︎本歌
    手が器用 作る化石は
    アンモナイツ
    騙す相手は
    友の自尊心
    ⚪︎返歌
    出来悪い 友の化石を
    壊したよ 
    嫉妬と罪に
    悩まされて

    「アンモナイト」を「アンモナイツ」と呼ぶ少年たちの無垢さと、その裏にある自尊心。
    友への嫉妬から生まれた小さな悪意が、胸を締め付けます。
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    第三章:冬の光
    「想いを受けホタル輝く」

    残された 時は少なく
    友頼る
    病室で起きた
    奇跡の光よ

    病に伏した友の祖母のために、冬にホタルを見せようと奔走する少年たち。
    死という抗えない現実を前にして、彼らが懸命に手繰り寄せた「光」の美しさに、涙が止まりませんでした。
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    第四章:夢の入口と監禁
    「狂言から狂気へ」

    □利一
    森の中 探索してたら
    見つけたよ
    行方不明の 友達ひとり

    □劉生
    父親の 議員辞職
    企てる
    狂言つもりが
    マジな誘拐

    遊びのつもりの狂言誘拐が、本物の事件へと変貌していく緊迫感。
    道尾さんらしいミステリの技巧が光る一編です。
    日常がふとした瞬間に反転する恐怖が描かれています。
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    第五章:夢の途中と脱出
    時が流れて省みる
    □利一
    目をとじて 思い起こすよ
    その昔
    光も闇も 宝なりけり
    □悦子
    あの日みた 巨大な影は
    何者ぞ
    嘘か真か
    私のみ知る

    少年少女たちは、大人になりました。
    当時の記憶の断片を物語としたとき、そこに新しい「光」が見つかりました。

    当時の記憶は、幻か?それとも真実か?
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    読み終えて:
    いつか大人になる子供たち。
    幼きころの記憶を楽しみ、ときに悲しむ大人たち。

    この『光』という作品は、ノスタルジーのなかに潜む刹那さを呼び起こしてくれる物語でした。

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    2026年05月09日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    ところどころフッと笑えるとこもあり
    楽しく一気見できますが
    終盤、深く問いかけられることもあり
    「人」として考えさせられる
    素敵な作品です

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    2026年05月07日
  • 雷神(新潮文庫)

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    完成度の高いミステリーで、読み終わって満足感があった。設定も緻密で、読んでいて作品の世界観に引き込まれていった。中盤の展開が少しスローペースに感じた部分もあったが、終章の怒涛の展開は圧巻だった。

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    2026年05月06日
  • いけないII

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    写真から推理する体験型小説第二弾。前作読まずとも楽しめますが、可能ならばⅠからがお奨め。
    本作は3章+終章から構成されます。3章までは同じ街を舞台とした、独立した中編。
    どちらかと言えば陰な道尾作品になってますが、短中編でありながらミステリとしては上質な作品と感じます。

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    2026年05月05日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    カラスの親指を読み終えた時と同じくらい心地良い。暑い夏のある日の夕方に涼しい風がサッと吹いたような清々しい感覚(余韻)を残してくれる。

    (読み終えたあと、なぜか夏の夕方の景色を思い出した)

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    2026年05月02日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • ラットマン

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    道尾 秀介作品初読みです。

    何気なく取った本でしたが
    予測できない結末に衝撃。

    流れはよくある内容なのに
    非常に楽しめた作品


    ステレオタイプにご用心!

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    2026年04月27日
  • いけないII

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    前作よりも好みだった。前作は写真を見てもよく分からなかったが、今回は謎について推測しやすくて良かった。それでも分からないところはネットで調べた。割とホラー(ヒトコワ??)で夜中に読むと結構怖かった。

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    2026年04月26日
  • ラットマン

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    道尾秀介さんの作品は「カラスの親指」「カエルの小指」に次いで3作品目だったが、期待を裏切らず面白かった。
    タイトルであるラットマンの通り、1方の目線からの思い込みや勘違いが幾重にも重なり、最後の1ページまで楽しめた。
    寂しく悲しい雰囲気のストーリーであるものの、とても読みやすく良い意味で裏切られた傑作でした。

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    2026年04月24日
  • ソロモンの犬

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    終始主人公がフワフワとしたキャラクターで、それを取り巻く面々も個性的なキャラクターのため、日常ドラマのような話かと思って読み進め、ある事件をきっかけに色んなことがわかったり、分からなくなったり、秋内と一緒に「どういうこと??」と思いながら読んだ。

    喫茶店がオシャレな雰囲気だったが、喫茶店にいる時にちぐはぐなことが起こるため、妄想説も私の中で浮上し、それだけは勘弁して欲しいと思いながら読んだので、最後はホッとした。

    何を持ってして「やり直し」とするかは分からないが、人が何人か亡くなった後にする選択なのかな…とそこは現実味がなかったが、楽しめた。

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    2026年04月22日
  • いけないII

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    いけないも読みましたが、2も面白かった。
    各章の写真から推測は、なかなか難しい。
    滝の話が一番怖く、色々な想像ができた。
    最後まで読むと謎が分かり、スッキリしました。

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    2026年04月22日
  • 鬼の跫音

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    心が「鬼」に捕らわれた人たちのホラーサスペンス短編集。
    共通点は、主人公が病んでて狂ってる(なにかしらの事件に関わっている)、不気味な鴉、Sという謎の男。
    Sは必ず登場するが、時代背景も異なるし、死んだり捕まったりしてるし?で、恐らく同一人物ではない…と思う。
    描写される空気感が不穏で読んでて不安になってくる短編集でした。

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    2026年04月15日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    貫太郎一家は、元詐欺集団である、ブロの詐欺師に騙された、キヨウの母親が、相手を刺して、自分は、自殺したのを嗅ぎつけられて、更に全てが終わった事にされてしまった。寛太郎一家は、全員で、真実を暴いて、復讐する事にした。プロの詐欺師に復讐する為、番組制作会社で「撲滅ウォリアーズ」を担当している軽谷と重森を利用したが、
    キヨウは別れた父親と詐欺師を鉢合わせして、真実を伝える計画て、仲間も騙されてしまう。ここが最大のポイントカナ。
    カラス、プロの詐欺師、恋愛詐欺師は、異性に近づき、気持ちと身体を奪い、最終的には金を奪う。
    タケと呼ばれる武沢竹夫、テツという鉄平、その両親である貫太郎とやひろ、妹まひろ、飼い猫チョンマゲ、詐欺師ナガミネマサトに騙されて自殺した寺田未知子の娘、女子中学生キョウ、探偵事務所TSUGGAWAエージェンシー津賀和聖也氏、ナガミネマサトの本名は長澤正志、藤村佳波という十七歳のアイドル、別れた父親「木本幸司」、瀬谷ワタル、十数年前に死んだあの男岩見克照、偽者のナガミネ役の雁井、

    「五人家族の中で、ほかの全員と円満な関係もつくれればダメな関係もつくれてしまうのは誰だ?」

    ここまでの話を聞いたかぎりだと、ナガミネはおそらくカラス──プロの詐欺師だろう。

    ──五人家族の中で、ほかの全員と円満な関係もつくれればダメな関係もつくれてしまうのは誰でしょう?

    「もう一つ想像をつけ加えると、連中がそんなにしてまでキョウさんにナガミネ捜しをあきらめさせようとしたのは、たぶん、キョウさんのお母さんが自殺したからだと思う。

    「×ナガミネマサト→×長澤正志→◎兼澤高志」

    「計算もぴったり合うんだ。いま十四歳のキョウさん。ミスターTが橋の上で寺田未知子さんの命を救ったのが十五年前。で、ミスターTは、家に帰れない寺田未知子さんを、自分の部屋に泊めた」

    母親を欺したナガミネを、同じ場所から地面に突き落とす。その光景をモニターごしに瀬谷ワタルに見せつける。それがキョウの作戦だった。それだけがキョウの目的だった。

    「しかし……父親だったとはね」  瀬谷ワタル。本名は木本幸司。

    「大丈夫だ、祈ってろ。信じてろ。だって親子して、片っぽが〝未知〟で、もう片っぽが〝叶う〟だろ?」

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    「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」

    詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、
    訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。

    母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。
    武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。

    シリーズ累計70万部の人気作!

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    2026年05月11日
  • いけないII

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    面白かった…が、どの章のお話も辛い…
    前作よりも読みやすい気がしたし、謎もしっかり回収されたのでモヤモヤ感はそこまでじゃないけど、とにかく辛い…
    救いがもう少しあったなら…これから未来のある1番若い真だけには少しは救いになったのかなぁ…と思いたい

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    2026年04月05日
  • サーモン・キャッチャー the Novel

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    色んな人の視点で物語が進み、最後にはすべてが繋がっていく、道尾秀介らしい作品で面白かった。
    終わり方がとてもいい感じで好き。
    ヒツギム語が面白く、笑ってしまう。
    日本語の「あばよ」がヒツギム語だと「シンゴ」とか、「兄」と「弟」がヒツギム語になると「タツヤ」と「カズヤ」とか遊びまくってて笑えたー。

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    2026年04月02日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    4.3✨
    んー最後のエモいガラクタ傘の下で泣き会うシーンとサイレントタイトル回収最高でした!
    この作品はifの常連客たちがみんな人柄が良く好きになりました。こんな温かい人物ばかりの本は久しぶりで幸せでした。それに辛い過去を乗り越えて来たとなるともうより一層、、、

    道尾秀介さんの作品は初めてだったのですが表現の節々にクスッと笑えるところが散りばめられていて素敵な作家さんだと思いました。
    若干のミステリー要素である角刈りのごつい男が恵の父親である事は見破れたので僕の成長を感じました笑、でもこの作品はそんな伏線なんかよりヒューマンドラマというかアクションというか臨場感というか、それらの方が見応えがあって山に入ってからはページを捲る手が止まりませんでした。
    これまでの集大成でスター状態に入った時は笑い転げました笑
    そこでマリオ要素だしてくる!?(*^^*)
    とにかく恵と恭太郎は結婚してください。

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    2026年03月27日
  • いけないII

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    今作も非常に面白かったです。

    前作より話が一本続きというか、
    他の章とのからみが密接で、
    特に最終章での回収がお見事!
    という感じでした。

    ただ、Ⅰで傾向をつかんでしまったからなのか、
    各章の隠された謎が、前作よりも少し簡単よりだったような気はしました。

    そして、話は前回よりも救われない話が多く、
    特に牡丹農家のご両親は悲惨すぎます、、

    Ⅲ期待しちゃいます!

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    2026年03月26日
  • 龍神の雨

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    継父と暮らす兄妹、継母と暮らす兄弟、4人が交錯した時、何が起こったのか。予想外の展開になるのは
    さすが道尾さんです。雨が止んで、台風が過ぎ去り、4人が明るい未来へ進んで行って欲しいと願わずにはいられません。

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    2026年03月24日
  • 背の眼(下)[新装版]

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    最後全部の伏線を回収みたいな全部載せ感が凄い。面白かったけども

    骸の爪の新装版はいつ出るんだろうか。暫く出ないなら普通のを買おうかな。

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    2026年03月24日