道尾秀介のレビュー一覧

  • 光媒の花

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    儚くも美しい世界を描いた全6章の連作群像劇。
    次の章はどう繋がるのだろうと期待して読み進められた。派手なアクションや連続殺人とかはないが、静かに読者を惹きつける魅力がある。

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    2026年02月23日
  • 龍神の雨

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    完全に転がされた。終始暗い話で読むのがちょっとしんどかったけど面白かった!
    いつも解説はサーッと読み飛ばすんだけど、口コミを見て今回は読んでみた。解説までで一つの小説だったなあ。道尾秀介大先生(u_u)

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    2026年02月23日
  • ラットマン

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    モノの見方とは主観と思い込みであることを実感させる作品。決して長くはない本小説にそのエッセンスと人が人を想う気持ちを織り交ぜた物語になっている。面白かった!

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    2026年02月22日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    ミカ、S君、トコ婆さん、泰造と、皆生まれ変わったように描かれている。

    「ミチオだけの妄想じゃないよ。麺おじさんだってトコ婆さんの存在を知ってるんだから!」……てな感じで転生を肯定して読者をミスリードするが、ちょっと待てよ、ミカは生まれる前に死んでるんだから、あの妙に大人びた人格はミチオがデザインしてるってことでしょ。
    つまり、全部ミチオの狂った頭が生み出した幻想。そうすると麺おじさんも動物や虫なんだと推測できる。

    ともかく、どこが妄想でどこが現実なのかの判別が難しい迷宮小説だった。
    気持ち悪さ全開の岩村教師が、まともな方というのがすごい。

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    2026年02月22日
  • I

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    二つの中編から成る。どちらから読んでもいいが、順番次第では結末が変わる、という仕掛け。
    ネタバレは厳禁なので、ここでは書けないが、
    実は読み終えてからもう一度ざーっと半分だけ読み直した。余計こんがらがった(*_*)
    タイトルに使われているペトリコールとゲオスミンはギリシャ語で雨が降り始めたときの匂いと雨がやんだときの匂いの名前だそうだ。
    社会的な問題が織り込まれたよく考えられたミステリーだと思った。


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    2026年02月22日
  • I

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    違うストーリーがうまく交差していてとても面白かったです。何度か振り返りながら答え合わせをしてしまいました。

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    2026年02月21日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    途中で感じる違和感や雑さが、ただ粗いだけじゃなくてちゃんと伏線であとで回収されるという…
    騙すには、ウソを並べた中にほんの少し真実を混ぜるのが肝だと思うが、あの人が混ぜた真実ってなんだったんだろ?と読み返したくなる

    自分は「人が死なないミステリー」が好きなのでホント気分いい
    こういう小説を週1くらいのペースで読みたいくらい

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    2026年02月21日
  • I

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    すごい‼︎
    ほんとに二つの章を読む順番で結末も後味も全然違った
    逆の順番で2回めを読む時は、1回めの印象がある分、戸惑いや混乱で何度か読み返したけれど、頭の整理ができると、あらためてよくできてると感心しきり
    話の内容も、この仕掛けのための物語、といったことは全くなくて、それぞれの章で、父と娘のあり方だったり、自分ではどうしようもできない不遇な環境で育った子どもたちについて深く考えさせられるような内容で、仕掛けとかなくても充分読み応えある作品になってるところがダブルですごい
    とにかく新しい読書体験、お勧めです!

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    2026年02月20日
  • いけない

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    久しぶり?いやここまでのミステリーは初かも。
    イヤミス、という言葉もはじめて知った。Audibleで。

    章ごとにあるヒント写真を含めて読者が謎解きを楽しめ、最終章ですべての章の謎が繋がり、すっきりする流れ。同じ町のあちこちで事件が起こるので、時系列を辿りながらと「あの場所が、あの時の事件現場か」と土地勘のようなものができて面白い(同じ町で5年間に人が死にすぎではあるけど)
    登場人物の中で視点が各章で変わり、思っていた事実が別の視点から見ると違ったものだったり。ずーっと暗い感じの雰囲気だけど頭を使って読めるので面白かった。IIも読んでみる。

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    2026年02月20日
  • N

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    とにかく新しい手法。一話一話は決して幸せな結末ではないが、最後に選んだ話が良かったせいか、読後感はスッキリ。読む順番を変えたらどう感じているのか?内容を完全に忘れてしまうくらい時間が経ってから再度読み返したい一冊。

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    2026年02月19日
  • I

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    ゲオスミンから読んだ。七割くらいわかったけどまだ気づいてない何かがあったような。もう一回読めばわかる?逆の順で読めばストーリーが変わるのだろうか。

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    2026年02月18日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    これだから詐欺師は(褒め言葉)。
    全員の第一印象が悪いのも、途中のダレた部分も全部ペテンに見えてきた。

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    2026年02月17日
  • N

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    ネタバレ

    コンセプトが面白いと思い、購入。
    楽しんで読めたが、それぞれのエピソードが割と切り離されていて、そこまで大きなつながりは感じられなかった。

    最初に読んだ野球部の少年の話がお気に入り。
    「思い出しただけなのかもしれない。でも、もしかしてこれが言いたかったのではないか。
    たったいまニシキモさんが言ったのと同じことを。何もない人生のほうがしつらくて哀しいことが何ひとつ起きない人生のほうが、特別なのだということを」

    偶然にもニシキモさんがメインのエピソードを最後に読んだため、彼がどんな気持ちで光の花を見ていたか最終回で思いを馳せることに。

    他の人の感想を読むのが楽しみな作品。

    ※他の人の感想を

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    2026年02月15日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    玄人=くろ=カラス 親指(お父さん指)はほかの4本の指が全部見えるが、題名のオチ。
    竹沢(タケさん)・・・営業マンだったが妻をガンで亡くし、しばらくして娘も火事で亡くす。賭博で借金を作った友人の保証人になり、友人が逃亡した後その借金を背負い込んでしまう。ヤクザの追い込みを逃れるためにヤクザと組み自分も取り立て屋になる。貧しい母子家庭から根こそぎ取り立てたあと母親が自殺する。

    テツさん・・・・・・ 鍵職人。はじめた商売がうまくいかず、妻は不倫の末家出。舞いもどった時には薬中毒になり、莫大な借金をしょっていた。テツさんは家出。以来かかわりの無い生活をしていた。鍵を使った詐欺師になってその仕事中に

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    2026年02月15日
  • 光媒の花

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    道尾さんの最新作に興味があり、そちらの前に一度賞を受賞された作品を読んでみよう、という想いから手にした本作。背筋が凍る表現にページを捲る恐怖もありつつ、展開が読めずにワクワクしてしまう自分がいました。昔好きだった乙一さんを彷彿とさせるような、読みやすく深い人間の洞察が感じられた。新作も楽しみだ。

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    2026年02月15日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    人間の心の闇をまじまじと見せられている感覚に陥る、そういった小説だった。
    いままで、信じていたものが読み進めるにつれ全て崩れていく。
    その後、浮き彫りになる真相‥それは決して気持ちのよいものではなく澱んだ気持ちを心に落としていった。

    どんでん返しの展開は面白かったが、読む人を選ぶ作品であると思う。

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    2026年02月15日
  • N

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    各章にでてきた人物が、時期を変えて、視点を変えて登場する。ひとつの町が中心となって、みんながすれ違っている感じ。どの順番で読んでもいい、というのも面白かった。私の読んだ、6.1.5.2.4.3は良かったのでは?と思った。ある章で出てきた影のある人物が、あとの章で伏線回収されるような流れだったのでおすすめ。

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    2026年02月15日
  • I

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    ネタバレ

    考察系です。でも最初全然分からない、紙に時系列書いても余計に分からない。
    読んでしばらく経って、全編に⬜︎が一個だけの意味にハッと気づき、やっと分かりました!!

    わたしは残念コースで読んでたんですね。正常化バイアスが働いて、なんとか良い方に持っていこうと無意識に考えたようです。
    道尾さんならではの湿り気、短編でも充分楽しめましたけど、もう一個を読むと変わるってどうゆうこと?が気になって、だいぶ楽しめました。
    ネット考察オープンになったら、そちらも読みたい。賢い人の考察を読みたい笑

    道尾さん最近仕掛け本が続いてるので、ぼちぼち普通の長編も読みたいなぁと思ってみたり。
    「月と蟹」とか好きなんで

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    2026年02月15日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    面白かった。
    もはやマジック。人が死なないかつ、こんなに爽やかな結末が用意されてるミステリーがあるなんてと新たなジャンルを発見した気分。文体も読みやすく後半はページを捲る手が止まらなかった。小説の全ての出来事が仕掛けられてたことに最後は気づくわけだけど、手品の仕掛けを解くみたいに伏線を確認したいとポジティブに思えたミステリー作品はこれが初めて。すごい。確かにストーリーがちょっと上手く運びすぎてる感はあったけれど、それもこれもマジックだなんて思いもしなかった。事件じゃなく、出来事全てが仕掛けられているからこそ、その出来事への感情移入ができいろんな解釈もできてすごく楽しい作品だった。

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    2026年02月13日
  • 骸の爪

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    ネタバレ

    仏所という独特の雰囲気の中で起きた怪奇現象から、徐々に解き明かされる仏師の失踪と20年前の出来事、複雑にそれぞれの誤解や思いが絡み合って起こる負の連鎖がとても悲しく、やるせなさの残るお話でした。
    画像検索しながら読んだので、十一面観音を調べた際に笑い顔が出てインパクトが強かったので、なかなかそこに触れなかったのがちょっともどかしかったです。あれを暗闇で知らずに見るのは嫌だなと思いました。
    伏線が雁字搦めなほど張られていて、多さにも終結のしかたにも圧倒されました。最後の人間をむくろに喩えた言葉も印象的です。

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    2026年02月13日