道尾秀介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ各章の最後に割と色々ひっくり返る要素が追加されており、新鮮な読書体験だった。
一章について誰が死んだかわからないという意見が散見されるが、地図を見比べれば章内で完結できる、と思う。
事故を起こした十王還令会の車両は、事故現場に花を添えた後ゆかり荘の前に差し掛かった。つまり北から南に車を走らせていたことになる。一章終了時点で死亡疑惑があるのが、邦夫、雅也、隈島の三人であるが、ここでP80「右側から人影が現れ」で、邦夫ではないことがわかる。
両者のゆかり荘までの経路は、雅也が商店街突き当たりを左折、隈島は迂回している。ここで最後の地図を参照する。ゆかり荘は道路の向かい側、西方向から道路が延びた突 -
Posted by ブクログ
本屋で目に留まり購入。道尾ワールドが好きで。文庫で500P超えは久々というか、初めてかも。今まで読んだ道尾さんの作品とは少し違った毛色の作品のような気がしました。最初に出てきた女の子、夕見が起こした事故を中心に話しが進むのかなぁと思いきや、全く違う軸の話しが続く。いつになったら最初の事故の話しに戻るのかと思いきや結局その違う軸の話しで終結。
しかし、「何が不運の始まりなのだろうか」という最後の最後のパートのクダリで、最初の事故のことが出てきて、そこで全てが繋がっていくのかと気付かされたところは鳥肌ものでした。ストーリーとしては、いつもの道尾ワールドにある痛快さなどは無くむしろ物悲しい雰囲気が続 -
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ネタバレ雨が降ったせいで人生が大きく変わった。ー
殺したいと思っていた血の繋がっていない父親を殺してしまった妹の楓。
兄の蓮は妹を守ろうとするが、犯罪は誰かにばれていて脅迫状が送られる。
半沢という超最低男がすごい。登場当初はなかなか良いおじさんっぷりでなかなかナイスガイ(見えるのだが、裏でやっていたことが酷すぎる。
蓮と楓にはあまりよい未来が見えず、バッドエンド感があるが、それでも2人が前向きなのが救い。妹が兄の性格を分かりきっているのが良い!
辰也、圭介兄弟はこの話の根幹に振れてはいないがただの反抗的なだけのガキに見えた辰也が意外に圭介のことを見ていた事が分かるラストのエピソードも良い! -
Posted by ブクログ
何を手に取っても気分が乗らずに、挫折?併読?な本を増やしてばっかりだったここ1ヶ月で(異常に暑かった5月のせいですよ)頭ひとつ分くらい進んだ本。
勝手に読みにくいと思い込んでた道尾秀介さん。
全くそんな事はなく、むしろ読みやすかったです。
序盤は暗くしんどいけれど、なんとなく感じる軽やかさとユーモア。
借金、詐欺、取立てと、ハードな内容だったけど、終盤は、ああ〜そうだったのか、と思わぬ方向へ。
何となく違和感あったの、気のせいじゃなかった!とちょっと嬉しくなりました。
カラスの親指って何⁉︎と思ってたけれど、わかって納得。良いタイトルだな〜。