道尾秀介のレビュー一覧

  • 向日葵の咲かない夏

    Posted by ブクログ

    友人に薦められて初めて読んだ道尾秀介の作品。クラスメートの自殺の謎に迫っていくに連れ、真相が浮かび上がってくる。3歳の妹の大人びた言動やS君が蜘蛛になって出てきたところからファンタジーとして読んでいたが、それらも全て現実と壁を作るために主人公が作り出した妄想だと分かると急に怖くなる。今後主人公がどんな大人になるか考えたら恐ろしくなった。

    0
    2026年10月17日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    Posted by ブクログ

    読みやすくてほっこりもするので色んな人におすすめしやすい作品ではあるけれど、個人的には少し物足りなさを感じた。
    しっかり騙されてたけど、やっぱり道尾秀介さんにはダークな部分を期待してしまっていたからなのか…?さっぱりした終わり方で思ったよりもエンタメ感が強かったので、もっと刺激がほしい!となってしまった。(完全に好みの問題)

    0
    2026年10月16日
  • N

    Posted by ブクログ

    読む順番で登場人物へのこちらの心情が変わり、なかなかない読書体験だった
    逆さまに持って読むのも面白かった

    0
    2026年10月15日
  • 向日葵の咲かない夏

    Posted by ブクログ

    なんて感想を書こうか、そもそも自分はどう思ったのかまだ言葉にできないけど、ページを捲る手は止まらなかった。もうちょっと咀嚼したい。

    0
    2026年10月15日
  • 月と蟹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    勝手な固定概念で道尾秀介=ミステリーと思ってたからこそ、そうではなくダーク系のヒューマンストーリーで期待以上に楽しめた。

    事故により親を亡くした加害者と被害者の孫と娘の関係である慎一と鳴海に、親からDVを受けて育つ春也が絶妙なトリガーとなり進んでいく物語。

    小学生という年代特有の自分の感情を全て理解できていない感じや危うさが存分に文面から滲み出ており読者の心を掴んで離さない。

    全体の4/5くらいは殆ど取るに足らない日常なはずなのにどこか不穏で、ラストスパートは心臓を握られているかのような緊張感は圧巻だった。

    0
    2026年10月15日
  • 向日葵の咲かない夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    道尾秀介先生はこれで3作品目。
    なんとも感想が難しい小説でした。

    序盤からずーっと暗い展開でしたが、先が気になって読む手が止まらず一気読みでした!

    本作は現実とミチオ(主人公)の妄想が入り混じる複雑な構成となっており、どこまでが現実でどこまでが妄想?とわかりにくい箇所もありました。

    ミチオの物語(妄想)を見せられた読者が、最後に現実に気づく瞬間は驚きや悲しみ、哀れみといったいろんな感情が湧くものになってます。

    登場人物がみんな異常者なので、共感とかはできないのですが、誰しもいろんな闇を抱えていると解釈できました。

    本作で1番心に残ったのは、終盤のミチオのセリフ
    「誰だって自分の物語の中にいるじゃないか」ですね。現実を受け入れられないほどの辛い状況で、
    どうやってミチオが自分を保っていたのかがよく伝わります。また、誰もがそうやって自分の解釈で自分の世界を作って生きているのだと感じました。

    主人公ミチオの掌で踊らされたい方はぜひおすすめです。たまげますよ。



    0
    2026年10月13日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

    Posted by ブクログ

    アンソロジー作品『晴れた日は謎を追って がまくら市事件(英題:Welcome To Gamakura 1)』を読みました。
    架空の街・蝦蟇倉(がまくら)市を舞台とした連作ミステリ作品です。

    -----story-------------
    不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉(がまくら)市。
    賑やかな商店街や老婦人が営む和菓子屋があり、いわくつきの崖や海を望むホテルがあるこの街は、一見のどかなようで、どこかおかしい。蝦蟇倉警察署には“不可能犯罪係”が存在し、スーパーの駐車場では怪しい相談屋が事務所を開いている。
    この街の日常は、いつも謎に彩られている。
    第一線で活躍する作家たちによる、不思議な街の道案内。
    (『蝦蟇倉(がまくら)市事件1』を文庫化にあたり改題) 
    解説=福井健太
    -----------------------

    同年代の作家11名が全員でつくりあげた架空の街・蝦蟇倉(がまくら)市……海と山に囲まれ、商店街や高校がある一見のどかな街のようで、自殺の名所といわくつきの崖があったり、警察署には不可能犯罪係が存在なるものが存在する、どこか不思議なところ、、、

    「年間平均15件の不可能犯罪が起こる」街を舞台に紡がれた11の物語のうちの5篇を収録し、2010年(平成22年)に刊行されたシリーズ第1作です。

     ■弓投げの崖を見てはいけない/道尾秀介
     ■浜田青年ホントスカ/伊坂幸太郎
     ■不可能犯罪係自身の事件/大山誠一郎
     ■大黒天/福田栄一
     ■Gカップ・フェイント/伯方雪日
     ■執筆者コメント
     ■解説/福井健太

    不可能犯罪ばかりが起こる街、蝦蟇倉(がまくら)市……商店街や高校があり、市内電車も走っているこの街は、どこにでもありそうで、どこかおかしい、、、

    自殺の名所といわくつきの崖では殺人事件が起き、ふらりと街を訪れた青年は怪しい相談屋の仕事を手伝う羽目に……蝦蟇倉警察署捜査一課に存在する不可能犯罪係、何の変哲もない置物を要求する脅迫者、10トンの銅像に圧し潰された彫刻家。

    この街に住む人々の日常は、いつも謎に彩られている……第一線で活躍する作家たちによる、不思議な街の道案内。

    不可能犯罪が続発する架空の街・蝦蟇倉市を舞台にした連作ミステリ……各作家の独自の視点とスタイルが光り、物語に引き込む魅力がありましたね、、、

    トンネルで車が接触事故を起こし、事故を隠蔽するために若者たちが運転手を襲撃した事件を描き、読み手の先入観を突く騙りで、心地良く騙される道尾秀介の『弓投げの崖を見てはいけない』や、

    プロの相談屋・稲垣さんに雇われた男を語り手にした洒脱なサスペンスで、モラルに囚われない稲垣の真意が明かされた後に事態が急展開するに伊坂幸太郎の『浜田青年ホントスカ』、

    10年前に起きた銃殺事件で犯人が発砲したはずの四阿には誰もおらず、周囲に降り積もった雪にも足跡は残されていなかったという未解決事件の相談を受けた真知(まち)博士が密室での殺人事件に巻き込まれ容疑者とされる事件の2つの不可能犯罪を解決する大山誠一郎の『不可能犯罪係自身の事件』、

    の3篇が特に面白くて印象に残りました……巧妙な構成や意外性に満ちた展開が評価され、他の作家の作品とのリンクが心温まる要素として感じられるし、各作家の個性が際立つ中で、全体としての統一感も感じられ、愉しめる一冊でしたね。

    0
    2026年10月12日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    Posted by ブクログ

    ラスト数ページで
    至る所にあった付箋の回収が始まる
    まだ?まだあるん?
    そんな感じのラスト。色んな思いと過去を背負った人間が仮の家族になりつつ。でも、実は。。
    面白かったです。
    タイトルの本当の意味を知った時泣きそうになったけど。。

    0
    2026年10月12日
  • いけないII

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった!
    1と比べると、2の方が分かりやすくて良い。でもその分驚きは少なかったかも。
    最後は事件の全容が分かってしまう流れになるのかな。1は確か何も解決されないまま終わった感じだったけど、2は隈島が気づくんだろうな。祈ってたし。

    最終章はよくできてるなーと感心してしまったが(少年が持ってたのは保険証じゃなかったかー笑)、悲しい話ばかり。
    3話目恐ろしい。親としてどうするのが正解なのか…

    0
    2026年10月11日
  • 向日葵の咲かない夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    蜘蛛を見る度にS君を思い出します
    ラストの仕掛けがシックスセンスと全く一緒なので、勘が働いてしまいました!
    ミチオ=道尾
    S君=秀介
    に気づいた時はドーパミン、ドパドパです!

    0
    2026年10月11日
  • 花と流れ星 [新装版]

    Posted by ブクログ

    流れ星のつくり方
    モルグ街の奇術
    オディ&デコ
    箱の中の隼
    花と氷

    真備と凜と道尾三人を真ん中に置いた五つの物語
    鼻詰まりの真備さんは可哀想だけど少し面白かった
    ややぼっとしてる道尾さんはかわいい?
    凜さん少しずつ元気になってね

    0
    2026年10月11日
  • 向日葵の咲かない夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全体的に暗い印象の小説。

    S君が蜘蛛になって出てきたところから、
    「これは現実の話ではないのだな」
    と割り切って読んでいたが、最後にどんでん返しをくらった。

    おじいさんがカマドウマになって出てきた時は流石に笑ったが、ミチオの母親が人形を娘として接していることを見た瞬間に、ミチオもその辺の動物とかを人間に見立てているのだなとわかった。

    丁寧なことに、最後の文章に「影が一つだけ伸びる」
    という表現が使われていることにより、私の考えは確信に変わった。

    0
    2026年10月11日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

    Posted by ブクログ

    ご都合主義が見え隠れするが、故に万人受けする名作。

    前評判でよく聞いたのは「予測できない展開」と「魅力的な登場人物」で、まさにその通りだった。
    この予測できない展開というのは、当てられる訳がないという意味ではなく、当ててやろうと思わせない書き方によって達成されている。この点が筆者の非凡な特徴ではないだろうか。
    初めはミステリのつもりで読んでいるが、読み進めるうちに何か映画を観ているような気持ちにされて、一つ一つの展開をハラハラしながら「見守っている」自分が居た。
    なるほど、確かに道尾秀介はマジシャンかもしれない。

    ちなみに私の人差し指と小指は親指の助けを借りなくとも滑らかに寄り添うことが出来ました。

    0
    2026年10月10日
  • 背の眼(下)[新装版]

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    天狗、霊にまつわるミステリー。オカルトがメインかと思いきや人格の話も出てきて全部霊現象で片付ける、というお話ではなかった。
    歌川のキャラは好きだったけど読むうちに色々抱えてることがわかって豹変していく過程が少し辛かった。
    右手で左手を包んで2回胸元へ引き寄せると「助ける」という意味になるらしい。
    五十三次の件で天狗の面背負ってるページ見た時軽く鳥肌が立った。
    最後に…亮平が真備の側になくなった奥さんがいること指摘してくれてほっこり。またそれをすぐに言わない道尾もいい。
    どんでん返しみたいな衝撃はないけど一つ一つの事実を読み解くのはそこまで難しくない。あきよし荘みたいな田舎の温泉旅館…泊まってみたいなぁ。

    0
    2026年10月08日
  • きこえる

    Posted by ブクログ

    QRコードを読み込み、謎解きを味わえるのが新しく、楽しい。道尾秀介ならでは、アイデア満載の作品だった。

    0
    2026年10月07日
  • 龍神の雨

    Posted by ブクログ

    道尾秀介6冊目。
    合言葉は「先入観は捨てろ」

    境遇の似た二組のきょうだいと、血の繋がらない親。子どもと親、それぞれの目線や思い込みから見えてくる「そう見える真実」が交錯していく。

    後半は、序盤の何気ない台詞や行動をこれでもかと回収して意味を変えていく、怒涛の道尾秀介スタイル。一方で、すべてを説明し切るのではなく、最後のラジオニュースをはじめ「あとは読者の想像におまかせ」とでもいうような遊びも残されている。

    伏線回収の気持ちよさを堪能しつつ、少ししこりも残る読後感。それも含めて道尾秀介。合言葉と一緒に読みたい一冊。

    0
    2026年10月07日
  • N

    Posted by ブクログ

    「眠らない刑事と犬」→「名のない毒液と花」→「落ちない魔球と鳥」→「消えない硝子の星」→「飛べない雄蜂の嘘」→「笑わない少女の死」の順で読みました。

    読後感「オリアナー!!!!!!」に全部持っていかれました……。最後に何を読むかでかなり読後感が変わると思います。「落ちない魔球と鳥」で終わっとくとだいぶ後味よかったかもしれない……。キャラとしては「眠らない刑事と犬」「名のない毒液と花」の江添が好きです。

    0
    2026年10月06日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    全部終盤でひっくり返るのがやっぱりさすが道尾さんだなーーって感じ。安定に面白かったし伏線も細かくて面白かった。アパートのみんなが強くて元気もらえた。

    0
    2026年10月06日
  • いけない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短いながら内容は濃く、かなりトリッキー。各章の仕掛けも面白いが、答えを全部説明せず読者自身に考えさせる作りが道尾さんらしい。読み返して考え、気づけば二度読みさせられている。それすら仕掛けのうちなのかも笑。特に2章は『向日葵の咲かない夏』を彷彿とさせる独特の気持ち悪さ。読み進めるほど「これは大変なことになりそう」とページをめくる手も止まらない。そして最後の絵。タイトルの「いけない」が、弓子の邦夫への「DON'T GO」にも思えて鳥肌。仕掛けだけでなく感情まで持っていかれた〜
    ストーリー4.0/仕掛け4.5/脳みそ4.0 総合4.2/5

    0
    2026年10月05日
  • ソロモンの犬

    Posted by ブクログ

    自分の送った大学時代とは、ちょっと異なりますが、まあ、青春って感じですよね。話は結構、ドロドロとしたところも有るのですが、何となく爽やかな感じにまとめて。でも、得ることや与えることのできなかった母親に対する愛情というものを、別の女性に求めるという感覚、ちょっと分からないかもですが…。ま、そういう人になることを想像し、感じられれば、もっと、胸に刺さるんだろうな。

    0
    2026年10月04日