道尾秀介のレビュー一覧

  • カエルの小指 a murder of crows

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    「カラスの親指」の続編と聞いたので買った一冊。

    予想外の結末だった

    終盤になってから

    えっ? えっ? えっ?

    みたいな こうゆうのをどんでん返しって言うのかね

    楽しく読み終えました。

    続きの話があれば読んでみたいと思ったりしたが、それよりまたカラスの親指をもう一度読もうかとも思った小説でした。

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    2026年05月29日
  • ソロモンの犬

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    ネタバレ

    冒頭から中盤までは、京也の不可解な言動の多さに何かあるんだろうなと思っていたが、見事なミスリードだった。まんまと騙された。いくつかのヒントを与えられ、これはこの人の事だろうな、と想像させるものの、実はそれはこの人のことだった、のような仕掛けが随所にあり、とにかく完成度が高い。終盤にかけて物語は大きく動き、目が離せなくなる怒涛の展開で読んでいて楽しかった。表紙の犬がおそらくオービーだと思われるが、読み終えると愛着が湧く。犬や動物が好きな人は特に読みやすいのでは。面白かった。

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    2026年05月28日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ストーリーは、ちょっとだけ出来すぎ〜感ありますが、文章が面白く、全ての登場人物のキャラがいいのでグイグイ引き込まれました!
    映像化向きかな〜

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    2026年05月26日
  • 透明カメレオン

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    弱い人間が、普通に生きようと誰かと繋がりながら懸命に時間を過ごす。

    多くの人は誰でも人に言いたくないような、思い出したら辛いような経験をしていて、自分の生き方を見失い、後悔や恨みの殻に閉じこもってしまう。その殻から出るきっかけはいろんなことがあるかもしれないが、人と深く繋がり何かを成し遂げて、今の目の前の世界が悪いものじゃないと思えるようになって、世界がクリアに見えてくることがきっかけの一つとなりうる。そこからが自分を変えるチャンスなのかもしれない。変わるのが怖い、面倒だという状態から殻を壊したくなるような小説。

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    2026年05月25日
  • いけないII

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    第一章は、行方不明になった高校生の姉を妹が探しに行くお話。第二章は、友達を驚かすために小学生三人と伯父さんで首なし人形を作るお話。第三章は、息子を殺したと自首する男性と刑事のお話。
    主人公が異なる三つの物語と、これらが一気に繋がる終章の全四章構成。

    「いけない(1)」と同様、終章の伏線回収っぷりというか、点と点が線になっていく様は圧巻。気持ちのいい読後感と満足感が得られます。

    終章で全貌が明らかになった上で第三章を読むと、自首した男性が話す内容や行動の意味がわかるので二度楽しめる。かなりおすすめ。

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    2026年05月24日
  • I

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    道尾修介さんの本ということで、今回読ませていただきました。ゲオスミンとペトリコール、それぞれの2つの物語があり、読む順番によって結末が変わるということで読み始めました。私はゲオスミン・ペトリコールの順番で読みました。主人公と奥さん、娘、また別の物語としては主人公と里親と少年という形の物語で進んでいきました。どっちから読んでも物語の結末というのは大きく変わるのかっていうところは、言われちゃうと分からないんですが、そういうことかみたいな感じはありましたね。やっぱりなんか
    それぞれの物語でキーとなる人、犯人と主人公みたいな感じで、それぞれの人物の物語が進んでいく形なんですが、感情移入する度合いによっ

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    2026年05月23日
  • N

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    ストーリーも、読書体験としても面白かった!

    少しずつ重なり合う6つの物語。
    主人公も物語のメインの時間軸もバラバラだが、シルバーウィーク最終日に光の花が咲く、あの瞬間だけ視線が一つに重なる。

    どの短編から読んでもよいが、どの物語にも「脇役だがとても気になる人物」がいる。
    ありがたいことに、気になる人物のより詳しいエピソードは、別の短編で語られている。

    わたしは「人に歴史あり」と思わせるエピソードが好きなので、
    『笑わない→硝子→眠らない→毒液→魔球→雄蜂』
    という順番が時系列としても、登場人物の繋がりとしてもオススメです。

    実際読んだのは、魔球→雄蜂→笑わない→硝子→毒液→眠らないの順

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    2026年05月23日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ★4.4
    この作品は、小説のおすすめ紹介など本に関する内容を動画投稿している『ほんタメ』というYouTubeチャンネルの、ミステリー小説好きであるたくみ氏が
    「全ての小説の中で一番面白い、オススメ」と、何度も発言していたので、さすがに気になり読んでみた。

    結論、確かにとても面白かった。
    終始無駄なところが一切なく、途中に何度も、あえて濁すような気になる伏線を散りばめていることもあり、常に先を気にならせ、ページを捲る手が止まらなくなるような構成力を感じた。

    ハードルが上がっている状態で読んでもしっかり楽しめたので、他の道尾秀介作品も読んでみたいと思った。

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    2026年05月23日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    怖すぎて、面白すぎて、夜更かししながら2日で読んだ。
    虫に生まれ変わるという発想も独特で、主人公ミチオがコナンのように謎解きしていくのも面白い。
    読み進めるにつれて、え?と声にだしてしまうことが多く、素晴らしいどんでん返しだった!

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    2026年05月22日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    はじめの方のユーモアからは想像もつかないくらい素敵な終わり方だった。改めて人と人との繋がりっていいなと思えた。少なくてもいいから人と深く繋がりたい。

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    2026年05月21日
  • N

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    読む順番で、世界が変わる。
    全6章、あなた自身がつくる720通りの物語。

    「本書は6つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。はじめに、それぞれの章の冒頭部分だけが書かれています。読みたいと思った章を選び、そのページに移動してください。物語のかたちは、6×5×4×3×2×1=720通り。読者の皆様に、自分だけの物語を体験していただければ幸いです。/著者より」未知の読書体験を約束する、前代未聞の一冊! この物語をつくるのは、あなたです。

    すべての始まりは何だったのか。
    結末はいったいどこにあるのか。

    「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。
    「死んでくれない?」鳥がし

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    2026年05月20日
  • I

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    全体は2つのパートに分かれていて、どちらを先に読み始めるかで結果が変わってしまう、という作品。

    そんなん可能なんかな、と思いながら決めた順番で読み終わりミステリーとして楽しめたけど、あれ、これを逆に読んだら結末が変わる?と不思議な感覚。
    順番逆にして読んだらどうなるんだろうと、しばらく考えて、そのカラクリに気付いて驚いた。よくこんなカラクリを考えたものだ。

    一度決めた順番で読んでしまうと、逆順で読んでも、既にある知識が邪魔して素直に読めない。

    2つのパートはそれぞれ独立したテーマがあるし、それぞれで最後に謎が明らかになるミステリーとして読み進められる。その上で、2つの作品が互いに密接に絡

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    2026年05月19日
  • 向日葵の咲かない夏

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    あまり読まないタイプの本を読んでみたい、と思って選んでみた。

    読後、かなしくてたまらない気持ちになった。
    それから、いろんなシーンが正しく「変換されて」脳内に再生された。冒頭の、彼の膝の上で痙攣して死んでいったという妹の姿。妹やS君とのやりとりや、他にもさまざまに不可解だったあれやこれやの場面。それが本当の姿形を持って、一気に、ほんとうに一気に胸に押し寄せた。

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    2026年05月20日
  • N

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    道尾秀介さんが手がけたミステリーゲーム「detective」をプレイし、小説家という枠に収まらない立体的な才能に感心して本作を手に取りました。

    一言で言って、まさに「パラダイムシフト」を体感できる驚愕の小説です。
    全6章、どの順番で読み進めるかによって読書体験が全く変わるという構成は、ただただ「奇跡」としか言いようがありません。

    同じ出来事でも、見方によれば「悲劇」にもなり、別の視点からは「救済」にもなる。そんな非常に本質的なメッセージが、『N』というタイトルと、本を反転させるという物理的な構造によって見事に表現されています。
    読書という行為そのものの概念を覆す、すごい作品。未読の方はぜひ

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    2026年05月18日
  • N

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    720通りの読後感を

    道尾秀介さんはこれまでも様々な読書体験をテーマに音声や写真の活用、読む順番というギミックを使って読者に多様な読後感を味わってもらう作品が多かった。今作品「N」は6個の短編をどの順番から読んでも良いという仕掛けであった。

    それぞれが少しだけ関係性を持った独立した短編を読むにあたり大事なことは読み手によって、読む前の「前情報」が異なるということ。人によっては前の章で謎であった因果関係が明らかになる人もいれば、新たな謎な因果関係を生み出す読み方もあり、同じ本であるのに、違う読み方ができるということが画期的であった。

    作品のそれぞれの内容も明らかにされない部分などは仕掛け上

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    2026年05月17日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    記録用(4.0)

    初めて読んだ本格ミステリな気がするから、決まりごととかも特に知らないので驚かされた。
    読中にあった伏線とか意味あるのかその記述みたいなものが綺麗に回収されたので、爽快感がありました

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    2026年05月16日
  • I

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    道尾秀介作品は、現在進行形ではなく、過去に壮絶な体験をしている人に出来事を語らせる形式で物語を進めるのがとても際立つなと思っている。
    今作もその魅せ方が良かった。
    どっちから読むかで物語全体の印象が変わるのもすごい。Nとはまた違った良さがある。

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    2026年05月16日
  • いけない

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    新しいミステリーだと思った
    物語と写真を組み合わせることで文章にしていないことがわかる仕組みで面白かった

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    2026年05月16日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    闇金業者からの借金で人生を狂わされた男・武沢竹夫は、入川鉄巳と詐欺を生業として暮らしている。ある日、ひょんなことから彼らの家に河合やひろ、まひろ姉妹とその彼氏・石屋貫太郎が転がり込む。第140回直木賞候補作。

    小話のクオリティが高い。
    私は、春のお堀端を走るタクシーの中でタケさんとテツさんが話していた鴨とカモ、鷺とサギのかかった話や家族が一緒にいる重要性を実際に五指を用いて説く話が特に気に入った。こういう本筋でないところでウィットに富んだ雑談をさせられるのってセンスだよなあと感心しきり。こういう余分な贅肉の部分こそが、物語の旨味であり滋味である。

    ラストはどうだろう。
    私は、盗聴器バスター

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    2026年05月16日
  • 笑うハーレキン

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    家具職人の主人公東口
    会社経営中は家族を顧みず
    息子が亡くなってしまった後は妻も仕事付き合いがあった他会社社長のもとへ
    会社が傾き、ホームレス生活
    ホームレスの仲間たちと葛藤がありながら過ごす
    疫病神と表現する幻影との掛け合い

    足の悪い謎の少女が住み込み(トラック荷台)で働きたいと
    そこから物語が動き出す

    ホームレスを悪く活用する人たち
    そこで少しびっくりな事実

    どんでん返しとかホラーとかではない
    人はその時その時で場面、シチュエーションにあった仮面をかぶって生きている
    面白かった


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    2026年05月14日