道尾秀介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
オムニバス形式で舞台装置(登場人物や小物、場所など)が共通しており、世界観を少しずつ拾っていける楽しさがある作品だった。
若干の引っかけもあり(苦しくはないか……と思うことはちょっとあったけど)過去に読んだ箇所から拾ってこれると点と点がつながった喜びもあり、
本を読む楽しさというよりかは他分野を学習したことが下地となり、世界が広げられた高揚感が強く感じられる作品だと個人的には感じた。
読む順番によってきっと寂しいまま終えることもあるだろうけど、その読後感のばらつきも読書体験として面白い。
もうちょっと各短編の紐付きが強いとより良いかな、と主観では思ったが、良い体験をしたと思う。 -
Posted by ブクログ
道尾秀介『光』
記憶の淵で、少年たちが放つ一筋の輝き
------------
こんにちは。
本日は、道尾秀介さんの『光』を紹介します。
この作品は、同じ小学校に通う少年たちが、嘘や秘密、そして消えない罪悪感を抱えながら過ごす日々を瑞々しく、時に残酷に描いた物語です。
読み終えた後、心に静かに残った感情を短歌とともに振り返ります。
------------
第一章:女恋湖の人魚
「嘘の中に眩しい思い出あり」
枯れ果てた
湖底に浮かぶ 洞窟は
あの日僕らが
始めた体験
夏休み、雨が降らずに干上がった湖。現れた洞窟は、少年たちにとって最高の冒険の舞台でした。
教頭先生が語る「人魚伝説」が切