道尾秀介のレビュー一覧

  • 骸の爪

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    【2025年156冊目】
    小説家の道尾はネタ集めのために泊りがけで仏工房を訪れる。その夜、道尾は血を流す仏像の側で不可解な声を聞き、挙句の果てに呵々大笑する仏像を目撃してしまう。翌日、非現実的な出来事が夢ではなかったことを裏付けるように仏師の一人が姿を消していて――。

    道尾秀介さんのミステリーは信頼できます。というのも、絶対ストレートな真相だけでは終わらないからです。久々に読んだのですっかりその手腕を忘れていましたが、ものの見事にやられました。そして、後味に頭を抱えました、悲劇だなぁ。

    どうやらシリーズものの二作目のようでしたが、一作目を読んでいなくても問題なく読めました。一作目を読んでい

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    2025年12月21日
  • I

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    帯や但し書きに「殺すか、救うか。」と書いてあり、
    救う結末にしたくて読み始めたら…
    殺す結末に…
    でも、しょうがない。受け入れるしか無い。
    読後感は消失感があったけど、
    それを含めて貴重な読書体験をしました。
    改めて、作者の凄さを思い知った。
    ストーリーも読みやすく、
    構成もどちらから読んでも矛盾なく出来ていて。
    道尾さんはやっぱり凄いな。

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    2025年12月20日
  • I

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    難解!
    「N」に引き続き非常に面白い作りになっていて、どっちから読むかしばらくわくわくしてしまった。
    考察サイトがあれば復習したいなあ。

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    2025年12月20日
  • N

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    私は章の番号通りに読みました。
    どの章から読んでも同じように面白いと思います。
    全6章ですが、各章のボリュームは丁度よく、話も面白いです。
    個人的には一章の吉岡の話が一番好きでした。
    タイトルや読み方の指南に惹かれましたが、実際読んでみると何度もひっくり返して読む事に煩わしさを感じました。
    また、読む順番によってストーリーの内容が変わるといったことは無いため、少々過大プロモーションであるように感じました。

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    2025年12月18日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    こりゃ皆んな勧めるはず。めちゃくちゃおもろい。
    ただ「百葉箱に老人が入るか?」は、いまだ謎。すでに死んでる?とも思ったが、そうでもないし。
    生まれ変わりとのやり取りは全部ミチオの妄想だったのか?という点も謎。声が聞こえていないと知り得ない事もあったし。
    そういうモヤモヤが残るところも含めて、好きな小説だった。

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    2025年12月18日
  • I

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    Nが面白かったのでこちらも購入。発売当初から気になっていたけど、ようやく読めた。
    どちらから読むか散々悩んで、いざ読み始めたら次の章がどうなるのか知りたくて結局一気読みしてしまった。
    当初、印象が変わるだけで結末同じじゃないか?と思ったんだけど、他の方のレビューを読んでちゃんと理解できていないことを知り、同じ順番でメモを取りながら読み直した。
    そしてある一文の意味に気がついて唐突に全てを理解した。全然違う。読む順番でひっくり返ってる。自分の読んだ順番が救ってるのか殺してるのかわからなかったんだけど、これは救ってた。
    逆に読んでたら殺してた。すごい。
    色々言いたいけどネタバレになっちゃうから難し

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    2025年12月18日
  • N

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    6つの章どこから読んでも良いという構成で各章の区切りが上下逆転になっている面白い作り。
    道尾さんの他作品同様“あ!この人!“と別章の登場人物がさり気なく繋がっていく。私は“笑わない少女の死“と“消えない硝子の星“が特に響きました。

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    2025年12月17日
  • カエルの小指 a murder of crows

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    続編を書かず、単体作品として終わらせることが多い道尾秀介さんが続編を書いた理由が「またあの登場人物たちに会いたい」という素敵なものでした。作者がそれだけ魅力的に感じている登場人物に私たち読者が魅了されないわけありません。前作の終わり方は完璧以外の言葉では言い表せませんが、続編である本作も彼らの成長した現在の姿、巧妙なトリック、物語としての完成度どれをとっても完璧で間違いなく心に残る一冊です。

    前作の最後に命をかけて全ての望みを叶えて亡くなったテツさんの遺伝を色濃く受け継いだ様子の孫「テツ」の活躍がテツさんを想起させ、メンバーは変わってもテツさんがそこにいる様で懐かしく心が温まりました。

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    2025年12月17日
  • I

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    面白かった。この人の他の本もっと読みたい。すごく良かった。時系列整理して読み直してみるけど、実際どっちから読んでもあんまり救われなくない、、?とはなった。私はおそらく救われた側から読んだ。

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    2025年12月15日
  • 向日葵の咲かない夏

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    いずれ真相が明らかになるのだろうという期待感と、全く予期しない、恐ろしい何か夢の様な世界観の中で翻弄させられている様な、複雑な心境のまま読み終えてしまった‥。
    これまで読んできた本では味わえない余韻に浸ってる。
    いやはや何とも難しい一冊。

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    2025年12月13日
  • 透明カメレオン

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    ネタバレ

    全体的にコメディ調で楽しく読めた。
    登場人物も全員キャラが立っていて、魅力的で素敵な人たちばかりだから物語に惹き込まれる。
    そのまま笑って楽しく終わりかと思ったら、めっちゃ重いエンディング。

    その落差が心に刺さる。

    記憶に残る一冊です。

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    2025年12月11日
  • I

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    少し難しいが時系列を整理すれば、納得。ネタバレになるので詳細は書けないが、読んだ人とかネタバレを語り合いたい。
    今回はぺトリコールから読んだので、次はゲオスミンから読みたい

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    2025年12月11日
  • 透明カメレオン

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    ラジオパーソナリティの恭太郎が主人公の物語を読み終えました。
    最初は「ある殺人計画」って…ほんとに成立するの?とツッコミながら楽しんでいたのですが、最後にはなるほどと思える展開に。
    軽妙なやりとりの裏に、人が抱えるコンプレックスや嘘の必要性が描かれていて共感できました。
    つらい経験を乗り越えるためには、時には事実よりも物語が支えになることもあるんだなと感じます。
    恭太郎が前を向き続けた結果、かけがえのない仲間に出会えたことがとても温かくて印象的でした。
    読み終えて願うのは、登場人物それぞれがこの先、幸せに生きていけますようにということです。

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    2025年12月11日
  • N

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    4.飛べない雄蜂→1.名のない毒液→3.笑わない少女→5.消えない硝子→6.眠らない刑事→2.落ちない魔球
    の順で読みました。説明書きに忠順に、冒頭に惹かれた順です。
    同じ町(3.5は海外)を舞台に別々の人物を主人公とした短編集であり、独立した話だけど互いに少しずつ干渉し合っているという構成です。
    時期にはズレがあるので、あの人の過去か、とかあの子の未来か、という風に楽しめます。
    登場人物が多い小説なので、感情移入して没頭するというよりは俯瞰的な読み方になるなと私は感じました。
    正直、読む順番で世界が変わるというほどではないかも…読後感は変わるかもしれませんが。

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    2025年12月11日
  • N

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    6つの短編集。
    その6つがそれぞれにリンクしており、どの順番で読み進めるかで全体の印象が変わると言う作りで、その数は720通り。
    すなわち、720通りの物語があると言う触れ込み。
    読み進む場合の連続性をリセットするために、一つずつの物語が上下反転しているところも印象的。(その分、話の初ページを探すのがでちょっと面倒ではあるけれど。)

    そうはいっても最初の印象を後日上回るのは厳しいと思われるので、初読が大事。
    私はひとまず最初から順番に読んでみた。
    読み進めるたびに、あれがあそこに繋がって、これがあの人でと、そのリンクや伏線が回収されていく感覚は楽しいものだった。
    6つの物語の最後にどの話を読

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    2025年12月11日
  • いけない

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    ネタバレ

     最後の写真などを見て、そういうことか!と納得できるほど理解しながら読むことはできなかったが、いろんな人の考察を見て、楽しむことはできた。
     最後にこの物語が平和という言葉で表現され終わっていたが、読んでみると全然平和な感じはしない。その場面だけ切り抜けば、平和とされる場面も、その裏に隠された事実に目を向けると平和とは片付けられない。この物語の全体を通して、その物事の裏側に隠されたものの怖さであったり、意外と事実を知ろうとしなければ隠し通せてしまうような世の中を描いているのではないか。

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    2025年12月10日
  • いけない

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    初の道尾秀介作品でした。
    2025の春頃に小説に興味を持ち購入。
    本を読むのに慣れていない自分にとって数話構成になっているのは読みやすくてとても助かった。
    内容もしっかり面白く、人に勧めたくなる作品!

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    2025年12月09日
  • ラットマン

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    気持ちいいほどミスリードに踊らされていた。新事実が出るたびに思い込みを裏切られ展開が二転三転していくけれど、全体的に散らかった印象を受けないのが凄い。

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    2025年12月09日
  • 向日葵の咲かない夏

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    この小説は、ただのミステリーというより、ある種の「読書体験の装置」だと思う。
    少年が経験する出来事、死んだS君の「声」、そして進んでいく物語の全てが、常に読者の想像力を揺さぶり続ける。本当にこれは現実の出来事なのか? 主人公は一体何を隠しているのか? ページをめくる手が止まらない、という月並みな表現では追いつかない、プロットの強度とドライブ感は圧巻だった。
    読んでいる間、私はある種の『呪い』にかかっていた。それは夕木春央の『方舟』が植え付けた、「最後に世界観をロジックで粉砕するような、超弩級の衝撃」への期待だ。
    『方舟』が冷徹なロジックとパズルの完璧さで読者の脳を凍結させるなら、『向日葵の咲か

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    2025年12月09日
  • いけない

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    ネタバレ

    ※過去に読み終わった本のため、うろ覚えで書いてます。

    文章✖️写真で推理をする、新感覚なミステリー小説

    サクサクのサクっと読み終えてしまうほど、面白い小説でした。
    他の方の解説や評価でも見られるように、最終的には犯罪を犯した人が全員捕まらずに生きているという展開に面白さに拍車をかけました(全員だったよな、、?)。

    雨穴先生の変な家や変な絵シリーズを先に読んでおり、イラストから推理するというミステリー小説にハマっていた頃に、このいけないに出会いました。

    各章のタイトルにもちゃんと意味があり、意味がわかったときにはすっきりした気持ちを味わえます。
    個人的には、難易度が低めと感じ、もう少し推

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    2025年12月08日