道尾秀介のレビュー一覧

  • スケルトン・キー

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    まんまと騙された。
    章ごとに感じる違和感はなんとなくあったし、サイコパスの例のあたりで気づけたのかもしれないけど、、、
    サイコパスだしな〜で納得していた〜。
    相変わらず描写が鮮明すぎて、文章なのにグロかった。
    とにかく最後まで一気に面白かった!

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    2024年08月31日
  • 光

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    ネタバレ

    よかった。とてもよかった。
    こんな子供時代を過ごしてみたかったと思わせる一作です(ただし危ない目に遭ったのを除く)。

    仲間たちもすごくいいですよね。間違った行動をしてしまう時もあるけれど、それが仲間のためっていうのがすごく素敵。

    夢を語り合って、それが叶ったり叶わなかったりするのも結構リアル。

    あと余計なことかもしれませんが、最初の赤い水の物語で、この作者の別の作品が頭をよぎって、また狂った少年が出てきたと思いましたが、全然勘違いでした。すみません清孝くん(汗)。

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    2024年08月22日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    「まぁ、俺そのうち痩せてカッコよくなるけどね」
    逆裁DL6号事件のあの一言の時の「…は?」と同じ恐怖と戸惑いと鳥肌を味わった。
    「オイオイオイ何が起きてるんやちょっと待ってくれ」てなってひとまず本置いてトイレ行って落ち着こうとした思い出。
    トイレ出てまたすぐ続き読み始めてそこから一気に読んだ思い出。
    全部分かったうえでもう1回読みたいな。

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    2024年08月01日
  • 鏡の花

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    この本全体が一本の大きな木のように思えた。あちこちに伸びていく枝葉のように、物語は違った方向へ進んでいく。

    最後はたくさんの物語と思いを乗せながら一本の木として光に向かって伸びていく様を思わせた。

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    2024年07月25日
  • わたしの名店

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    読んで、めちゃくちゃ敷居が高いけど、銀座の久兵衛で江戸前鮨を食べてみたくなった。
    もうカウンターで食べても許される歳ではある(笑)

    佐賀には行ったことがないけれど、あの餃子食べてみたい!ゴローさんも食べたかな。

    澤村伊智さんが、コロナが明けたら真っ先に行きたいと言っていたお店、イラストの下に小さく閉店文字があって切なくなった。

    藤岡陽子さんのおばあちゃんとお姑さんの、キッチンゴンに出前を頼む時の言葉には、昼休みなのに涙がじんわり出てしまったよ。

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    2024年07月23日
  • 光媒の花

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    とても面白かったです
    短編集と思いきやそれぞれの話の時間軸や登場人物などがつながっている。
    途中で風媒花の説明シーンがある。
    風媒花は風を媒介して受粉する花らしい。
    光媒の花という作品名はまるで次の話次の話と読み進めることによって咲く花(本作)のようだ
    解説にもあったが最初は短編のつながりに少し強引さを感じたこともあった
    しかし個人的には世の中のつながりは思ってるよりも身近にあってそれぞれが繋がっていてそれぞれに光があるんだというメッセージなのかなと思った

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    2024年07月21日
  • 月と蟹

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    直木賞受賞作品です。
    舞台は鎌倉。小学4年生という
    幼い少年の心の内を描いた小説です。秘密基地的な遊び、子ども時代特有の生き物に対する残酷さ、背伸びをした悪い遊びなどを描きつつ、話は進んでいきます。

    主人公の慎一、春也そして鳴海という同級生。皆、家庭や過去に悩みを抱えています。
    基本的には慎一の内省を描いた暗めのタッチですが、クライマックスでの疾走感溢れる文体と、ラストの静かな終わり方が印象的です。

    小学生の高学年という、子供から脱皮していく微妙な時期の心のうちを見事に描いた素晴らしい作品です。



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    2024年07月07日
  • わたしの名店

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    色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。

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    2024年07月04日
  • 光

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    切なく、郷愁を誘う少年たちの物語。
    それぞれの小さな胸の裡にある未完成な思いや大きな夢を、宝物のように大事に読んだ。

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    2024年07月01日
  • 龍神の雨

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    母を亡くし、継父と暮らす添木田蓮、楓の兄妹。
    父母を亡くし、継母と暮らす溝田辰也、圭介の兄弟。

    "家族"がテーマのかなり重めの作品。
    複数視点で物語は進んでいく。


    タイトルにもある通り、"雨"がキーワードになってくる。台風により雨が降り続くが、終始薄暗く不穏な雰囲気が漂っている。
    雨が降っていたから、こんなことになってしまった…?雨が降っていなければ…?

    登場人物の心理、降り続く雨、そして龍の描写が良かった。


    「想像は人を喰らう」という表現が出てくるが、添木田兄妹も溝田兄弟も、そして読者の自分も、想像と思い込みで決めつけてしまっていた部分があ

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    2024年06月29日
  • 貘の檻

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    闇の中を微かな光明を頼りに少しずつ這い進むような話だった。
    夢の話は、怖いのに目を逸らすことができないような奇妙な引力があった。

    人間は怖いけれど助け合うこともできるっていう希望を持ちたい。

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    2024年06月23日
  • 龍神の雨

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    家族って血の繋がりだけではなく信頼の道筋の方向が同じってことだと思います。
    蓮と楓。辰也と圭介と里江さん。
    物語の続きは読者に委ねられたのだろうけど、きっと哀しいけど潔い行動を2人はとったでしょうね。
    再読だけど途中まですっかり忘れていた。
    なので再度楽しめてお得でした(笑)

    道尾秀介さんは本当に好きです。
    いつも楽しませてもらっています。

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    2024年06月21日
  • 光媒の花

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    哀しさと苦しさと辛さと、そして一筋の光が見えるような一冊だった。人生は一色ではなく、どのような色に彩られた人生だったかその最期に見えるだろうか。

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    2024年06月18日
  • 龍神の雨

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    道尾秀介のこの手の話が好きだーーー

    風神雷神読んでいて、龍神があったことにこの間初めて気がついた。即購入。
    嫌な予感とそれでも読み進めたい興味で一気読み。途中から読むのがもったいなくなった。
    巡らされた伏線と人間関係、一人一人の背景。気づかずにいたミスリード。一つ一つに意味のある描写。
    読みながら興奮してしまう。

    そして解説がよかった。道尾秀介作品は私が隠された意図を読み込めていない(という自覚はある)ので、解説読んですごくすっきりした。ありがたい。

    2人はどんな選択をするのか。
    そこが描かれてないの、またよい。

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    2024年06月15日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    道尾秀介6作目
    やっぱり読みやすいし引き込まれる
    後半はいつものごとく一気読みだった
    終始陰鬱で重めな雰囲気だけど
    雨の日に是非

    ■兄妹(兄弟)
    兄弟って大体は、血が繋がっていて幼い頃から一緒に育った年の近い人間
    両親と同じく唯一無二の関係性だなぁ
    喧嘩をすることもあるが二組ともお互いのことをよく見ていて、気づかれていないと思っている心の内も読まれていた
    心の奥では互いを気遣って心配しあっている、いい関係性だ。


    ■あとがき
    解釈は色々とあるんだろうけどあとがき見るとより楽しめる
    本編が気になって章の間のニュースは流しぎみに読んでしまった…
    地理の知識もガバガバだし…

    二組の兄妹(兄弟)

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    2024年06月01日
  • 光媒の花

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    ネタバレ

    各作品が完成されているのに、全部どこか繋がっていて光はどんな時も見えるはずっていう最終章のメッセージが好きだった。
    第一章の美の狂気みたいな気持ち悪い描写が最高においしかったです…

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    2024年05月23日
  • 透明カメレオン

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    見た目残念、声イケボなラジオパーソナリティの恭太郎が通う行きつけのバー。
    そこで毎日のように顔を合わせる仲間たち

    ある日突然来店した不思議な女性にみんなが振り回される。

    中盤くらいまでは話の柱を見つけられないまま進むが後半がすごい!

    そんな伏線回収が潜んでいたとは、、

    何がいいってそれぞれこキャラクターとバーの仲間のチーム感がいいです!

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    2024年05月14日
  • 鬼の跫音

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    地味にずっと気になっていた道尾さんの短編集。
    いやーーー、全話怖かった。
    6篇からなる短編集でしたが、いずれも最後に唸らされ、流石道尾秀介!となりました。
    物凄い殺戮シーンやトリック、とんでもない動機などはありません。
    しかし、語り手の持つ特徴•プロットにより、ここまで恐ろしさを感じされられるなんて…
    全然落ちの予想がつきませんでした。
    また、「冬の鬼」では、幻想的な表現も用いられていて、それがまた不気味でいい味が出ていました。
    ミステリーでもありホラーでもあり。
    やはり道尾秀介の作品は面白いです。

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    2024年05月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    がまくら市という架空の町を舞台に、様々な事件に遭遇する作品集です。
    5つのお話が収録されておりますが、どれもとても興味深い内容でした。

    1.弓投げの崖を見てはいけない
    5年目の結婚記念日のプレゼントを買いに行った帰りに若者たちの不注意で事故に遭い、しかも証拠を消す為に殺そうとするなんて…。
    犯人たちへの憤りとともに、このお話に一気に引き込まれました。
    しかし登場人物のうち3人が物を持ったまま走る描写があり、最後に車で跳ねられた人物の手に持っていたものが飛んでいくシーンがありましたが、具体的に誰かは書かれておらず…。
    結末を読者に委ねる展開はあまり好きではなかったのですが、あとがきを読んでびっ

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    2024年05月09日
  • 風神の手(新潮文庫)

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    雷神を読んで、この作者の別作品も気になったので手に取りました。
    雷神同様に、本書も読んでいてその情景を読者が想像しやすい作品です。とくに登場人物の息遣いが伝わってくる……というか、過剰な心理描写もないのでとても読みやすい一冊でした。

    中身については風吹けば桶屋が儲かるというかバタフライエフェクトというか……。

    ここに自分が存在する理由って、いろんな事象が重なっている結果なのだなと思わせられます。
    そして終盤の伏線回収といいますか、答え合わせは美しいですね。ああなるほどな……と感じるばかりです。

    良い作者見つけました、自分を褒めたい笑

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    2024年05月02日