道尾秀介のレビュー一覧
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妻子と別れ落ちぶれた風情の『大洞』。娘『明』に良いところを見せようと、世話を任されていた鯉を盗み、彼女のバイト先の釣り堀『カープ・キャッチャー』へ放すが失敗。一方明は、Wev受講しているヒツギム語の講師が拉致されるのを目撃してしまって以来、身に危険を感じていた。
その後大洞は鯉の持ち主である富豪の老...続きを読むPosted by ブクログ -
あー面白かった!!
上質コメディです。
道尾秀介さんの小説って映像が浮かぶんですよね。もうコメディドラマか漫画を見ているようでした。
一つ一つのエピソードは重いのに、どうしてもこんなに軽やかな読後感。爽快感半端ない!
本当に楽しいひとときをもらいました。
ヒツギム語、本当にあるの?と思って検索しち...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりにただただ好き!となる本に出会った感じ。途中であれ、これ誰の本だっけって作者を見返したくらい、道尾秀介っぽくない文章だったけど、あとがきを読んで納得しました。確かに読んでる時ずっと映像が脳内にあったかも!雨とか風景の描写、ここまで分かりやすく表現されるのねって思ってたらそういう事だったのか。Posted by ブクログ
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ミステリーだけではなく、外見や見えるものだけで判断することついて考えさせられた。
自分の外見を気にしないからこそ強いのだと。
そして、どんな人にでもただの一人の人として向き合うことの意味を学んだ。
ミステリーとしてではないがとても面白い作品だった。Posted by ブクログ -
とても良かった!犯人が想像ついてしまっていたので、そこは少し残念だったけど、それよりも主人公の心情や周囲の人たちとの関係がとても良かった。
大好きな叙述トリックでいえば、もう最初の章から騙された。そしてそれを知った後も勘違いしていたとは…うまいなぁ
冬絵と同じ悩み持ってる…Posted by ブクログ