道尾秀介のレビュー一覧

  • 満月の泥枕

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    おもしろかった!!
    半分もいかないくらいでもう山場となる場面がきてしまい、この後は一体どうするのかと思いきや…。そこから流れががらっと変わり、その後も予期せぬ展開が続くので、最初から最後までずっと楽しめた。物語の序盤だけでなく、途中何度も「これからどうなるの!?」という期待を持たせてくれて、ちゃんとそれを裏切らないからおもしろい。
    くすっとしたり、心が温かくなったり、はらはらしたり、いろいろな感情が味わえる。
    そして、登場人物たちは人生に少しつまづいたりした人が多いのだが、人間味があってなんだかあたたかくてみんな好きになってしまう。
    本当にこれは読んでよかった。

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    2024年11月21日
  • 龍神の雨

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    すごく良かったです。
    道尾秀介先生の作品はどれも好きなんですが、
    ドラマチックで、切なくて。
    あっと驚くところもあって。
    かなりおすすめです!

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    2024年11月14日
  • 貘の檻

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    道尾作品の独特の雰囲気、不気味さ、徐々に迫り来る真相が同時に味わえる物語だった。特に夢の描写はこの気持ち悪さこそが道尾秀介だ!と叫びたくなるくらいファンとしてとても嬉しくなった。「向日葵の咲かない夏」越えの衝撃は言い過ぎかもしれないが、それでも劣らないほどの衝撃はしっかり受けた。圧巻の小説なのでぜひ。

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    2024年10月28日
  • 花と流れ星

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    真備シリーズの短編集。

    冒頭の「流れ星のつくり方」は、かつて読んだ最初の道尾作品なのだが、これにすっかり魅了されてしまって、道尾さんのファンになったのだった。

    何度読み返しても、好きな作品だなぁと思う。

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    2024年10月17日
  • 透明カメレオン

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    漫画のような展開で油断していた。ラストに明かされた真実には胸が苦しくなったし温かさもあった。存在するって当たり前じゃないし、脆いもの同士の積み重ねなんだろうなと再確認できた。数日経ったらまた忘れるんだろうけど、度々思い出したい。

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    2024年09月14日
  • スケルトン・キー

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    まんまと騙された。
    章ごとに感じる違和感はなんとなくあったし、サイコパスの例のあたりで気づけたのかもしれないけど、、、
    サイコパスだしな〜で納得していた〜。
    相変わらず描写が鮮明すぎて、文章なのにグロかった。
    とにかく最後まで一気に面白かった!

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    2024年08月31日
  • 光

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    ネタバレ

    よかった。とてもよかった。
    こんな子供時代を過ごしてみたかったと思わせる一作です(ただし危ない目に遭ったのを除く)。

    仲間たちもすごくいいですよね。間違った行動をしてしまう時もあるけれど、それが仲間のためっていうのがすごく素敵。

    夢を語り合って、それが叶ったり叶わなかったりするのも結構リアル。

    あと余計なことかもしれませんが、最初の赤い水の物語で、この作者の別の作品が頭をよぎって、また狂った少年が出てきたと思いましたが、全然勘違いでした。すみません清孝くん(汗)。

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    2024年08月22日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    「まぁ、俺そのうち痩せてカッコよくなるけどね」
    逆裁DL6号事件のあの一言の時の「…は?」と同じ恐怖と戸惑いと鳥肌を味わった。
    「オイオイオイ何が起きてるんやちょっと待ってくれ」てなってひとまず本置いてトイレ行って落ち着こうとした思い出。
    トイレ出てまたすぐ続き読み始めてそこから一気に読んだ思い出。
    全部分かったうえでもう1回読みたいな。

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    2024年08月01日
  • 鏡の花

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    この本全体が一本の大きな木のように思えた。あちこちに伸びていく枝葉のように、物語は違った方向へ進んでいく。

    最後はたくさんの物語と思いを乗せながら一本の木として光に向かって伸びていく様を思わせた。

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    2024年07月25日
  • わたしの名店

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    読んで、めちゃくちゃ敷居が高いけど、銀座の久兵衛で江戸前鮨を食べてみたくなった。
    もうカウンターで食べても許される歳ではある(笑)

    佐賀には行ったことがないけれど、あの餃子食べてみたい!ゴローさんも食べたかな。

    澤村伊智さんが、コロナが明けたら真っ先に行きたいと言っていたお店、イラストの下に小さく閉店文字があって切なくなった。

    藤岡陽子さんのおばあちゃんとお姑さんの、キッチンゴンに出前を頼む時の言葉には、昼休みなのに涙がじんわり出てしまったよ。

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    2024年07月23日
  • 光媒の花

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    とても面白かったです
    短編集と思いきやそれぞれの話の時間軸や登場人物などがつながっている。
    途中で風媒花の説明シーンがある。
    風媒花は風を媒介して受粉する花らしい。
    光媒の花という作品名はまるで次の話次の話と読み進めることによって咲く花(本作)のようだ
    解説にもあったが最初は短編のつながりに少し強引さを感じたこともあった
    しかし個人的には世の中のつながりは思ってるよりも身近にあってそれぞれが繋がっていてそれぞれに光があるんだというメッセージなのかなと思った

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    2024年07月21日
  • 月と蟹

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    直木賞受賞作品です。
    舞台は鎌倉。小学4年生という
    幼い少年の心の内を描いた小説です。秘密基地的な遊び、子ども時代特有の生き物に対する残酷さ、背伸びをした悪い遊びなどを描きつつ、話は進んでいきます。

    主人公の慎一、春也そして鳴海という同級生。皆、家庭や過去に悩みを抱えています。
    基本的には慎一の内省を描いた暗めのタッチですが、クライマックスでの疾走感溢れる文体と、ラストの静かな終わり方が印象的です。

    小学生の高学年という、子供から脱皮していく微妙な時期の心のうちを見事に描いた素晴らしい作品です。



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    2024年07月07日
  • わたしの名店

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    色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。

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    2024年07月04日
  • 光

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    切なく、郷愁を誘う少年たちの物語。
    それぞれの小さな胸の裡にある未完成な思いや大きな夢を、宝物のように大事に読んだ。

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    2024年07月01日
  • 龍神の雨

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    母を亡くし、継父と暮らす添木田蓮、楓の兄妹。
    父母を亡くし、継母と暮らす溝田辰也、圭介の兄弟。

    "家族"がテーマのかなり重めの作品。
    複数視点で物語は進んでいく。


    タイトルにもある通り、"雨"がキーワードになってくる。台風により雨が降り続くが、終始薄暗く不穏な雰囲気が漂っている。
    雨が降っていたから、こんなことになってしまった…?雨が降っていなければ…?

    登場人物の心理、降り続く雨、そして龍の描写が良かった。


    「想像は人を喰らう」という表現が出てくるが、添木田兄妹も溝田兄弟も、そして読者の自分も、想像と思い込みで決めつけてしまっていた部分があ

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    2024年06月29日
  • 貘の檻

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    闇の中を微かな光明を頼りに少しずつ這い進むような話だった。
    夢の話は、怖いのに目を逸らすことができないような奇妙な引力があった。

    人間は怖いけれど助け合うこともできるっていう希望を持ちたい。

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    2024年06月23日
  • 龍神の雨

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    家族って血の繋がりだけではなく信頼の道筋の方向が同じってことだと思います。
    蓮と楓。辰也と圭介と里江さん。
    物語の続きは読者に委ねられたのだろうけど、きっと哀しいけど潔い行動を2人はとったでしょうね。
    再読だけど途中まですっかり忘れていた。
    なので再度楽しめてお得でした(笑)

    道尾秀介さんは本当に好きです。
    いつも楽しませてもらっています。

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    2024年06月21日
  • 光媒の花

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    哀しさと苦しさと辛さと、そして一筋の光が見えるような一冊だった。人生は一色ではなく、どのような色に彩られた人生だったかその最期に見えるだろうか。

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    2024年06月18日
  • 光媒の花

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    ネタバレ

    各作品が完成されているのに、全部どこか繋がっていて光はどんな時も見えるはずっていう最終章のメッセージが好きだった。
    第一章の美の狂気みたいな気持ち悪い描写が最高においしかったです…

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    2024年05月23日
  • 透明カメレオン

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    見た目残念、声イケボなラジオパーソナリティの恭太郎が通う行きつけのバー。
    そこで毎日のように顔を合わせる仲間たち

    ある日突然来店した不思議な女性にみんなが振り回される。

    中盤くらいまでは話の柱を見つけられないまま進むが後半がすごい!

    そんな伏線回収が潜んでいたとは、、

    何がいいってそれぞれこキャラクターとバーの仲間のチーム感がいいです!

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    2024年05月14日