経済作品一覧
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-不動産取引法務の視点から不動産政策課題への対応を整理する。 不動産にどのような法律問題があるのか。また、今後、法制度改正を伴う対応が必要とされるものは何か。また、2020年に施行される改正民法に伴う法的課題についての解説と検討。「空家等対策の推進に関する特別措置法」の施行を受けての、空き家行政を担当する市区町村のさまざまな対応と展望。あるいは、老朽化したマンションが終末期に直面する問題と方策。 賃貸住宅におけるサブリース事業に関して実態を整理・分析し、賃貸住宅におけるサブリースに関する法的課題を考察。 外国の不動産事業者が国内の宅地建物取引に関与する場合の、宅地建物取引業法の開業規制との関係や、外国人との間で宅地建物取引を行う際の課題や業務規制の適用範囲についての考察、取引後に紛争が生じた場合の訴訟手続の概要、など。
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-現在、不動産市場で発生している現象や課題、今後の不動産政策のあり方などについての研究活動を整理する。 明治維新から約150年、民法の制定・施行から約100年を経過した日本の不動産取引の歴史を振り返りつつ、全国各地における不動産の放棄・放置、所有者不明の不動産の増加、相続登記が放置された不動産の増加など、現在進行形の課題について。 日本不動産学会による取り組みの振り返りと、不動産政策研究への期待。 日本で行われている都市計画分野における主な不動産政策研究の紹介と、直面している政策課題、今後の期待。 金商法と不動産特定共同事業法を中心にした、不動産取引や不動産業に影響を与える法規制の変遷と、不動産投資商品に関する複雑化した法規制の現状、など。
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-毛沢東時代の混乱と停滞から、起業家精神あふれるグローバル経済の主役へと変貌を遂げた超大国・中国。その成長はいかにして実現しえたのか。今後の課題はどこにあるのか──。 金融、不動産、テクノロジー、米中覇権の行方から新世代の消費傾向まで。中国と西洋の二つの視点を持つ新世代の気鋭の経済学者が、急成長の裏に隠された様々なひずみを浮き彫りにしながら、中国経済のいまを最新データと経済学のロジックで鮮やかに描き出す。昨今の中国経済衰退論のカウンターとなる一冊。 【目次】 日本語版への序文 第1章 中国という謎 第2章 中国経済の奇跡 第3章 中国の消費者と新世代 第4章 中国独自の企業モデル──国有企業と民間企業 第5章 国家と市長経済 第6章 中国の金融システム 第7章 テクノロジーをめぐる競争 第8章 世界経済における中国の役割 第9章 世界の金融市場で 第10章 新たなパラダイムに向けて 監訳者解説 中国経済の新しい見取り図 梶谷懐(神戸大学大学院経済学研究科教授) 註と参考文献
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 経済学の予備知識は不要! 「行動原理」「集団内での意思決定」理解のためのエッセンスを凝縮した、実験経済学入門の決定版! 「実験経済学」は、経済学における仮説の妥当性や人々の行動や意思決定の原理を、実験を通じて明らかにする学問です。市場メカニズムの検証や人々の投資行動の解明、社会における協力行動の考察、公共経済学や労働経済学などの様々な経済学の領域は、実験経済学の手法を通して明らかになっています。また、実験結果の蓄積は「行動経済学」に直結し、行動経済学と実験経済学は密接に関わりながら発展しています。 本書では、経済実験の手法を概説するとともに、実験が適用された多くの事例を紹介し、経済学(特に、実験と関係の深いミクロ経済学)の基礎と経済実験の適用限界を、やさしく学ぶことができます。実験経済学のトレンドを踏まえ学術的な正確さを心掛けており、大学等における実験経済学の教科書としておすすめです。加えて、直観的にわかりやすく解説しているので、経済学を専門としない社会人の方々が意思決定を学ぶ際にもおすすめです。 1章 はじめに 2章 競争市場メカニズム 3章 資産市場とバブル 4章 ゲーム理論の考え方と支配可解ゲーム 5章 ナッシュ均衡とジレンマ 6章 公共財供給と集団行動の問題 7章 協調 8章 交渉問題と信頼 9章 社会的選好 10章 労働経済学・組織の経済学への適用 11章 公共経済学・政治経済学への適用
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-【新ルールは生保危機の教訓をどのように生かしているのか】 2000年前後に相次いで中堅規模の生命保険会社が破綻。金融庁は問題再発・生保経営の健全化を目指し、健全性規制導入の検討を始めた。それから10年以上かけて検討を続けてきた経済価値ベースのソルベンシー規制が、2025年度ついに導入される――。 経済価値ベース評価のもとでは、経営としてリスクを取った結果が会社価値にどう反映したかが明確に示される。つまり、経営判断の成功や失敗が明らかになりやすく、生保経営の根幹を大きく変える可能性がある。 保険アナリスト、金融庁の専門官、コンサルタント、研究者として、20年以上にわたって保険会社の経営管理・リスク管理や健全性規制のあり方について外部から観察を続け、提言を行ってきた筆者が、生保危機の要因を明らかにし、新ルールの本質に迫る。
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-2024年7月のJRグループダイヤ改正以降のJR・私鉄のすべての指定席連結列車のうち、6月までに変更があった事 項を中心にまとめています。座席番号を、実際に走っている列車の車内見取図で掲載。編成単位の車内見取図では、座 席の位置だけでなく、トイレ・洗面所、喫煙室の位置や窓の配置なども一目瞭然。おもな車窓風景、使用車両の形式な どを含めた情報が満載です。何号車の、どの席がよいかなど、調べるだけでも楽しく、鉄道旅行愛好者にもおすすめの 一冊。「みどりの窓口」や旅行会社のカウンターなどで、業務用としても広く使われています。『時刻表』とあわせて お使いいただけると、よりいっそう鉄道の旅が楽しめます。なお、夏の臨時列車は、昨年の運転実績を参考にして掲載 しました。
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-「本書は、荘厳な歴史物語。読み手に正しい質問を投げかけ、その過程で多くの重要な歴史を教えてくれる」(ポール・クルーグマン) 「政治経済学の作品であり、ハイエク、ポランニー、ケインズの異なる思想の糸を編み込んでいて、間違いなく読むべき一冊」(ダイアン・コイル) アメリカを代表する経済学者であり、ブロガーとしても著名な著者が、1870年に始まり、2010年に終わった人類史上初めて「経済」が主役となった世紀である「長い20世紀」を『サピエンス全史』のハラリや『銃・病原菌・鉄』のジャレッド・ダイヤモンドの「ビッグヒストリー」の手法で描いた大作。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「今日までのあらゆる社会の歴史は、さまざまなイデオロギーと正義を追求する、闘争の歴史である」――トマ・ピケティ 不平等の原因はなんなのだろう? なぜ不平等はなくならないのだろう? ある貴族の家系を、フランス革命、帝国主義、ふたつの世界大戦、戦後の高度成長期、そして1980年代の保守革命から、格差が拡大する現代までたどり、その8世代の人々が直面した富と社会の変貌から、こうした格差の謎にせまる。不平等の歴史的変化を理論的に分析してきた世界的権威の仕事を、わかりやすく理解できる入門書。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日経BPクラシックス 第14弾 アダム・スミス『道徳感情論』新訳である。その冒頭――。 「人間というものをどれほど利己的とみなすとしても、なおその生まれ持った性質の中には 他の人のことを心に懸けずにはいられない何らかの働きがあり、他人の幸福を目にする快さ以外に 何も得るものがなくとも、その人たちの幸福を自分にとってなくてはならないと感じさせる」 スミスといえば、利己心が市場経済を動かすという『国富論』の記述が有名だが、 スミスの『国富論』に先立つ主著である『道徳感情論』では、他者への「共感」が人間行動の根底に置かれる。 本書序文を書いているノーベル経済学賞受賞者アマルティア・センは、こう述べている。 「スミスは、広くは経済のシステム、狭くは市場の機能が利己心以外の動機にいかに大きく依存するかを論じている。 (中略)事実、スミスは『思慮』を『自分にとって最も役立つ徳』とみなす一方で、『他人にとってたいへん有用なのは、 慈悲、正義、寛容、公共心といった資質』だと述べている。これら二点をはっきりと主張しているにもかかわらず、 残念ながら現代の経済学の大半は、スミスの解釈においてどちらも正しく理解していない。」 リーマン・ショック後の世界的な経済危機を経て、新しい資本主義を考える際の必読書といえる。
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-JRグループのすべての気動車・客車・機関車・バスを配置区所別にまとめた最新の一冊!メイン データは2023年4月1日現在の編成表・区所別配置表。「JR各社営業キロ数一覧」「鉄道橋梁の長さベスト32」 「鉄道トンネルの長さベスト60」の各データも掲載!このほか、番号順別配置表、2021年度の新製・廃車・転属・ 改造車両の一覧と年表、JR現業機関・工場一覧表、形式別両数表など、JRグループ各社の取材協力により、最 新のデータを網羅しました。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 計量経済学を用いた分析は、経済分野にとどまらず、経営学やマーケティング分野でも広く用いられるようになっている。本書は計量経済学の手法を自由自在に操れるスキルを身につけ、社会においてデータ分析を実践できるようになることを目的としている。 本書には計量経済学がどのように役に立つのかを理解できる実証例が豊富に載っており、単なる理論体系ではなく、「生きた」知識として計量経済学を身につけることができる。 また、高校初級程度の数学的知識があれば理解できるように随所に工夫がなされており、さらに、また本書に掲載しているデータや練習問題の解答は、サポートウェブサイトに掲載しており、独学でも勉強できるようになっている。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国が推し進める「一帯一路」構想は、世界に大きなインパクトをもたらしている。果たしてそれは中国による覇権を目指す新帝国主義か、あるいは平和と繁栄をもたらす共栄構想か。本書は、「一帯一路」の姿を経済・国際関係・国際法・安全保障など多元的な視点から分析。日本と中国の研究者が議論を重ね、一帯一路のあるがままの姿を描き出そうとした画期的な成果。
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-実際に取引される金融商品から、家計と企業の資産・負債の選択、金融システムから金融政策にいたるまで、社会人として必要な「金融リテラシー」を身につけるための最初の一冊 ◎本書では、金融論の基礎知識として、金融取引の解説からはじめて、家計と企業の金融資産・負債選択、金融システムと金融機関、代表的な金融商品、金融政策、国際金融に関する話題を5部構成で説明していきます。 ◎第1部では、金融取引と金融市場の概要を説明した後に、資金循環統計という統計を用いて誰が誰に対してお金を流しているのかを概観します。 ◎第2部では、家計と企業の金融資産・負債選択に関する基礎理論と現状を学びます。特に、家計の金融資産・負債選択に関する基礎理論では、資産運用に関する標準的な考え方を説明しています。 ◎第3部では、金融取引を成り立たせる制度である金融システムについて説明します。老後の備えにかかわる、日本の公的年金、企業年金を含む私的年金の仕組みを解説し、なぜ老後の備えが必要か説明します。 ◎第4部では、代表的な金融商品市場の現状と金融商品価格の決まり方を説明します。 ◎第5部では、グローバル経済と金融政策について説明します。金融商品の卸売市場にあたる市場の金利を統制しているのは日本銀行です。市場の金利が変化すると、住宅ローンの金利などにも影響が及びます。金融政策は生活にも密接にかかわるのです。
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4.0「ハイパー資本主義はあまりにも行きすぎてしまった。いまや私たちは、資本主義を超える新しい体制、すなわち、参加型かつ分散型、連邦主義的かつ民主主義的で、環境にやさしく、多民族共生かつ男女同権といった新しい形の社会主義について考える必要がある。私はそう確信している」(序文より)英国のEU離脱(ブレグジット)、トランプの勝利と敗北、マクロンの諸改革、プーチンの泥棒政治、新型コロナ、気候危機……激動する世界のただ中で、格差と闘うエコノミストは何を訴えたのか? ピケティが構想する「新たな社会主義」とは? 2016年から21年初頭にかけて『ルモンド』紙に寄稿した時評から44本を精選し、新たに「序文」を付す。『21世紀の資本』から進化を続ける思考と格闘の軌跡。
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-世界銀行は人々の基本的人権を阻害した。その歴史を通して、世界の民衆に対し非道な振舞いを続けてきた。それだけではない。世界銀行が資金援助するプロジェクトは計り知れぬ環境破壊を生み出してきた。軍事クーデターでも独裁者でも60年以上も融資を続けてきた、そんな国際機関とは…?
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4.0不確実な予測が「事実」のように扱われている――。 データ分析に基づいた未来予測は、報告によってバラバラで、どれを信用していいのかわからない。 実は、あたかも確実かのように主張している分析結果の裏には、正当化できないほど強い仮定が課されていることが多い。 この不確実な世界で、私たちはデータ分析とどう付き合えばいいのか。 米国科学アカデミー会員で、最新理論「部分識別」の創始者が、平易に解説する。 あたかも「確実」事実のように扱われているデータ分析の裏には、正当化できないほど強すぎる仮定が課されている――。データ分析の結果を消費する、すべての人たちへ。最新のデータ分析手法を米国科学アカデミー会員の著者が、豊富な事例で最新理論「部分識別」を平易に解説する。
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4.3「ビル・ゲイツは2012年に『イノベーションがこれまでにないペースで次々に出現しているというのに‥…アメリカ人は将来についてますます悲観的になっている』と指摘し、これは現代のパラドックスだと語った。(本書序章から) 「仕事の半分が消える」――2013年、オックスフォード大学の同僚マイケル・オズボーンとの共同論文「雇用の未来ーー仕事はどこまでコンピュータ化の影響を受けるのか」で世界的な議論を巻き起こしたカール・B・フレイによるテクノロジー文明史。 フレイによるテクノロジーの観点から見た人類の歴史はこうだ。新石器時代から長く続いた「大停滞」の時代を経て、アジアなど他地域に先駆けて、蒸気機関の発明を転機としてイギリスで産業革命が起きる。「大分岐」の時代である。労働分配率が低下する労働者受難時代であり、機械打ち毀しのラッダイト運動が起きる。 その後、電気の発明によるアメリカを中心とした第二次産業革命が起き、労働者の暮らしが劇的に良くなる格差縮小の「大平等」の時代がやってきた。テクノロジーと人間の蜜月時代だ。 ところが工場やオフィスへのコンピュータの導入を契機に、格差が拡大する「大反転」の時代に入る。さらにAIによる自動化が人間の労働に取って換わることが予想される今後、人類の運命はどうなってしまうのか。著者フレイは膨大なテクノロジーと人間に関する歴史研究を渉猟し、「ラッダイト運動」再来の可能性もある、と警告する。
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4.2・10代少女に赤ちゃん人形を与えて育児を体験させると、早すぎる妊娠を防げる? ・素行の悪い青少年を、刑務所の極悪犯と対面させると矯正できる? ・貧困地域からの引っ越しを補助すれば、家族の経済状況は改善する? ・不況下で職探しのヒントが詰まった冊子を配布すると就業者は増える? ・X線検査で背中の痛みを調べられる? ・『セサミ・ストリート』の1話で教えるのは何文字がいい? ・マイクロクレジットは貧困世帯の所得を上げる? ・デパートの営業時間を短縮すると利益は増える? 被験者を2つのグループにランダムに割り当て、介入の効果を測定するランダム化比較試験(RCT)。この決定的手法は、これらの疑問にどう答えてきたのか? 壊血病の昔から、最先端のウェブビジネスまで、医療、教育、経済、産業といったあらゆる分野でエビデンス革命を起こしつつあるRCTを網羅的に紹介。巻末には「実施の10の掟」を収載する。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書・入門経済学を刊行するにあたっては、同じ原著者たちによる『ミクロ経済学』『マクロ経済学』から、経済学の基本となる概念を学ぶための15章をピックアップして再構成がなされました。 第Ⅰ部は経済学一般に共通する基本知識です。 第Ⅱ部はミクロ経済学の基礎にあたります。最先端の実験経済学の成果も取り入れた「新しい」経済学を学びます。 第Ⅲ部はマクロ経済学の基礎です。金融危機以降に書き換えが迫られている経済学にも対応する「新しい」内容となっています。 本書を含む『アセモグル/レイブソン/リスト 経済学シリーズ』を原著者たちは以下のように位置づけています。 経済学の考え方はシンプルなものでありながら、世界の出来事を説明し、予測し、改善するうえでとても役に立つ。 それを知ってもらおうと思い、私たちは本書を執筆した。 ――原著者「まえがき」 その目的を実現するために、テキストでは3つの原理と3種類のコラムが採用されました。 ●人間行動を理解するうえでの経済学のアプローチの核心である3つの原理 「最適化」 「均衡」 「経験主義」 ●現実社会の問題を直観的に理解することを目的とする3種類のコラム 「根拠に基づく経済学」(EBE) 「データは語る」 「選択の結果」 学生にとっても身近な「フェイスブック」が無料でサービスを提供している理由は何なのでしょうか? その背景を経済学で解き明かすことから本書はスタートします。 まさに「経済を理解するために経済学を学ぶことが優先」されたテキストです。無料で提供されているという「経済に起こった現象の原因と結果を解明」する経済学です。 本書の読後には、現実の経済社会に対する見方は違ったものになっていることでしょう。
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3.5不動産で収益向上をめざす実務者必読!! オフィスビル、商業施設、ホテルなどのアセットごとに、価格の評価に関する知識を習得できます。 不動産関係の業務に携わる人や不動産投資を考えている人向けに、不動産の価格についての知識をわかりやすく解説。現場で評価業務を行っている不動産鑑定士が、オフィス、住宅、ホテル、ヘルスケアアセット、物流施設などのアセットごとに、評価のポイントと考え方を説明します。また、最近では取引において、不動産の評価だけでなく、建物と土地の詳細な調査が必要になってきていることを踏まえ、建物や土壌の調査の方法などについてもとりまとめました。
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4.0既得権をなくす! 独占を壊す! 自由な社会をどうつくるか? 若き天才経済学者が描く、資本主義と民主主義の未来! 支配なき公正な世界のデザインとは? 富裕層による富の独占、膠着した民主主義、巨大企業によるデータ搾取…… 21世紀初頭の難題を解決する、まったく新しいビジョン! 「私はずっと、テクノロジーと市場の力を用いて平等な社会を実現する方法を探してきた。本書こそが、その方法を示している」――サティア・ナデラ(第3代マイクロソフトCEO) 「深淵かつオリジナルな本書の分析は、あなたの世界観を根底から覆すだろう」――ジャン・ティロール(2014年ノーベル経済学賞受賞者) 経済の停滞、政治の腐敗、格差の拡大。この状況を是正するには、発想を自由にして抜本的な再設計を行わなくてはならない。社会を成立させるための最良の方法は市場と考えるが、最も重要な市場が今は独占されているか、存在していない。 だが、真の競争が可能な、開放的で自由な市場を創出することによって、格差を縮小し、繁栄をもたらし、社会の分断を解消できるはずだ。すなわち、オークションを要とするラディカル・マーケット(競争原理によって誰もが参加できる自由な取引市場)である。 本書は、移住の自由化への反感、機関投資家による市場の独占、巨大なプラットフォーム企業によるデータ労働の搾取といった、21世紀のさまざまな問題を解決し、繁栄と進歩を可能にするために、古い真理を疑い、物事を根底まで突き詰め、新しいアイデアを提案する「ラディカル」な提案の書である。
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5.0「原著ペーパーバック版へのあとがき」を収録! 著者のポール・ボルカー氏は2019年12月8日に92歳で亡くなる前に1本のエッセイをしたためていた。『回顧録』の原著ペーパーバック版(2020年3月刊行予定)向けの「あとがき」である。その内容はまさに彼が鳴らした「最後の警鐘」と言える。 「伝説のFRB議長」による「最後の警鐘」 通貨・金融への信頼、政府への信頼回復のために何が必要なのか。 現代金融の同時代史にして、強い危機感をもとに書かれた未来への羅針盤。 ◆本書への賞賛 「ポール・ボルカーは私の知る最も偉大な人物だ……本書は、彼の人生を詳細に記述した以上のものだ。彼の信条そのものを描いたものだ」(マーティン・ウルフ、FTコメンテーター) 「ポール・ボルカーの発するメッセージほど重要なものはない」(ジミー・カーター元大統領) 「ポール・ボルカーはここ50年以上にわたり、世界経済をより良くするために誰よりもよく観察し、行動してきたアメリカのヒーローだ。この回顧録は必読の書だ」(レイ・ダリオ、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者、『PRINCIPLES』著者) 「本書は、50年以上にわたって世界の金融問題において中心的な役割を果たしてきた人物が打ち立てた金字塔だ」(ジャック・ドラロジエール、元IMF専務理事) ■世界で最も尊敬を集めるひとり、ポール・ボルカー元FRB(アメリカの中央銀行)議長が、ほぼ70年間にわたって関わってきた金融・通貨政策について回顧し、金融危機の到来に警鐘を鳴らし、また、公僕として行政に関わることの重要性を後世代へのメッセージとして伝える自伝的回顧録。 ■ボルカー氏本人による初めての回顧録です。ボルカー氏は誰もができなかった高インフレとの闘いに周囲や社会からの圧力に負けることなく勝利した伝説的な中央銀行家です。銀行危機や世界の債務危機を解決し、FRB議長を退いた後も、最も頼れる人物として数多くの公職に就き、内外の不正や腐敗をただす仕事を成し遂げてきました。 ■本書では、20世紀後半、ブレトンウッズ体制の崩壊にどのように対処したのか、FRB議長就任後のインフレとの闘いや内外の金融危機への対処が生き生きと描かれるとともに、インフレ目標に固執する金融政策、金融システムの抱えるリスク、金融危機発生への懸念について述べ、人々の政府への無関心ぶりへの危機感が率直に語られます。 ■ボルカー氏はFRB議長退任後、今日に至るまで、借金(負債)に依存した過剰な消費、過剰なリスクテイクとバブルの発生について、常に警告を発してきました。質実剛健な人柄、直裁な発言、信念を貫く清廉潔白な姿が本書から浮かび上がってきます。 ■本書は、じつは、次の世代に金融や通貨政策に関わる教訓、政府の役割の重要性、公共の仕事に就くことの意義を伝えたいとのボルカー氏の強い思いから執筆されています。「健全な通貨」「健全な金融」「良き政府」、この三つに世の中の真理はあるとするボルカー氏の信条を語る書でもあります。 ■20世紀のインフレとの闘いに劇的な勝利を収め、幾多の通貨・金融危機に対処してきたまさに偉大な元議長の回顧録は、現代の金融の世界を理解し、また、民主主義が危機の時代を迎える中で、大切なことは何かを考える上で、公共的な仕事に就いているひと、金融関係者、世の中に役立つ仕事をしたいと考える若い世代の人々にとって欠かせない1冊です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 デリバティブ理論の歴史や理論を丁寧に解説! デリバティブを解説する書籍は数多く出版されていますが、難解な専門書か最低限の知識に絞った入門書のどちらかで、極端なものがほとんどです。本書は、先物、スワップ、オプションなどのデリバティブ(金融派生商品)について、「何となく聞いたことがある」から「説明・提案できる」レベルへ、実践的な知識をわかりやすく説明する解説書です。一般的に取引されるデリバティブについて、事例も交えながら解説しており、金融系の企業に勤めるビジネスマンの実務で活用できる書籍を目指します。また、実際のマーケットでの取引を理論とともに解説し、上級レベルにステップアップしたい人の内容理解にもつなげます。最近のデジタル・トランスフォーメーションとの関係や巨額損失事故等の紹介を増やすなど、経済環境の変化にあわせた新しい内容も取り入れています。 まえがき 第1章 OTC デリバティブ市場とレポ市場 第2章 フォワード金利と金利スワップ取引 第3章 オプション理論の考え方 第4章 リスク・パラメータの古典力学 第5章 代表的なオプション取引 第6章 さまざまなオプション取引 第7章 金利の期間構造モデル 第8章 コンスタント・マチュリティー・スワップ(CMS) 第9章 信用デリバティブとシンセティックCDO 第10章 さまざまな仕組債 第11章 国際金融危機とデリバティブ理論の変貌 補足説明 補足説明1 正規分布の発見的導出 補足説明2 ブラック・ショールズ・マートン・モデル 補足説明3 マートンのデフォルト構造モデル 補足説明4 デリバティブ・プライシングの基礎確率偏微分方程式 補足説明5 有限差分法によるオプション・プライシング 補足説明6 現担保付債券貸借取引 補足説明7 デリバティブ損失事件の本質 補足説明8 金融情報技術の発展とデリバティブ市場 参考文献 索 引 補論 参考文献
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-本書は、大学1年次に経済学入門の講義を履修した大学2年生向けのミクロ経済学のテキストです。伝統的な価格理論から、ゲーム理論、不完全競争、オークション、メカニズム・デザイン、市場の失敗まで、幅広い内容をバランスよく記述しています。 今日のミクロ経済学は、その内容の二分化がますます顕著です。それは、伝統的な完全競争市場を基礎とした価格理論と、ゲーム理論や情報の非対称性をもとにした戦略的理論です。この2つが今日のミクロ経済学の大きな柱を構成しています。したがってミクロ経済学のテキストには、この2つの柱をバランスよく盛り込むことが要求されますが、それぞれの柱自体が多くのトピックスを含んでいるため、テキストとしては豊かな内容をわかりやすく伝えることが重要です。これらの要求にこたえるべく、旧版を一新し、改訂版を刊行しました。 初版は、入門レベルから上級ミクロ経済学への橋渡しを担うテキストとして定評がありましたが、今回の改訂ではさらに読みやすく、また最新のトピックも加えています。執筆陣は、実際に大学でミクロ経済学を教えており、抽象的な理論解説だけではなく、学生たちの日常生活に密着したエピソードも豊富で、楽しみながら中級ミクロ経済学を学ぶことができる一冊です。
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4.4急速にキャッシュレス化が進む中国。9億人以上が利用する決済サービス「アリペイ」(支付宝)。1元から資産運用ができるMMF「余額宝」。個人や企業の信用度をスコアリングする「芝麻信用」(ジーマ信用)。一般消費者や零細企業に少額融資を行う、マイクロクレジット専門のインターネット銀行「網商銀行」(マイバンク)。これらすべてを動かすのが、アリババ・グループの金融関連会社「アントフィナンシャル」だ。現在、アントフィナンシャルの業務分野は、決済、融資、資産運用、保険、銀行に及び、テクノロジーによって金融のあり方を大きく変えようとしている。本書では、中国の金融シンクタンク「中国金融40人論壇」(CF40)のメンバーが、2004年の「アリペイ」の誕生から2017年までのアントフィナンシャルの発展史を辿り、その全貌を解明する。アントフィナンシャルが最も重視するのは零細企業や農村、一般消費者へのサービスだ。資金ニーズはあるものの、信用情報がなく、銀行から融資を受けられない人々には、有効な信用情報を蓄積する術を生み出し、適正に与信判断を行うシステムを構築することで融資を実現した(第5章で詳述)。貸付リスクの高さから既存金融機関に見放されてきた農村部でも、実情に即して金融ニーズを腑分けし、インフラを整備して、都市部と同等のサービスを提供しようとしている(第8章で詳述)。この企業の本質は、取引における「信用」の問題を技術力で解決することにある。さらに、その技術を積極的に外部に開放することで、独自の金融エコシステムを世界へ拡げようとしている。KPMG/H2 Venturesが選出する「Fintech100」に3年連続で第1位に選ばれた、世界的フィンテック企業の全貌を解明。金融の最前線を知り、中国の現在を知るための必読書。
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4.0■米国最大の危機を救った男 「金融危機対応の不都合な真実は、正しいと思える対策が往々にして間違っていることだ」。ニューヨーク連銀総裁、オバマ政権初の財務長官として、大恐慌以来最悪の金融危機対応の最前線に立ってきたガイトナーが、ベアー・スターンズ救済、リーマン破綻、AIG救済など、怒濤の出来事を政権内部の視点から赤裸々に語る。 ■いずれ再来する金融危機をどう乗り越えるべきか? バブル崩壊直後の東京に駐在し、「失われた10年」を熟知するガイトナーが、異論を斥けて選んだ政策はどのような結果を生んだか? 戦後、最も抜本的な金融改革を遂行した闘いのすべて。
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3.5新フォワード・ガイダンス導入! 日銀の長期戦に勝算はあるか? ◆黒田東彦総裁が再任され、2期目5年が始まった。米国、EUが緩和縮小に舵をきり、日銀は7月末に緩和継続のための枠組み強化を発表した。日銀による大量の国債・ETF保有、銀行の業績への影響、景気の過熱感など、様々な影響が現れてくるなかで、日銀は出口までの道筋を示せるのか。 ◆本書は、的確な経済予測と機動的な政策提言を行ってきた日本経済研究センターにおける金融研究をベースに、日銀の異次元緩和の実態や、銀行経営・財政への影響、将来想定される国民負担などを明らかにし、これからを展望する。
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4.6イギリスには子供たちを教育するための建物や本があり、また、教師がいる。それなのに、なぜ、ブルキナファソはそうではないのか。これはとても難しい質問で、だれも原因をつきとめることはできない。 だが、経済学はそれを説明しようとする。ここにこそ、わたしたちが経済学に魅了され、そうした問題について考えようとする、より大きな理由がある。 イギリスの経済学者アルフレッド・マーシャルは、経済学者には「冷静な頭脳と温かい心」が必要だ、と言っている。 経済学者たちは、経済発展の一方で置き去りにされた人々の苦境を見過ごしてきた、と批判されることもある。 21世紀初頭、銀行の無謀な行いのせいで、深刻な経済危機が起こった。それを予測できなかったために、多くの人が経済学者を責めた。経済学者の多くは、金融や巨大銀行が支配する経済で利益を得ている人々から影響を受けている。危機を招いたのはそのせいだ、とも考えられた。 おそらく、経済学者には“冷静な頭脳と温かい心”以外に必要なものがあるのだ。それはたとえば、自己批判的な目や、自分の関心や習慣的なものの見方を越えた観点などである。経済の歴史を学ぶことは、その助けになるだろう。 過去の経済思想家たちがそれぞれの関心と環境のもとで、どのようにその考えにたどりついたかを知れば、わたしたちの考え方がどうであるかを、より明らかにできる。だからこそ、経済思想を歴史とともに考えるのは興味深いことであるし、それはわたしたちがより豊かに生きることができる世界を創造していくためにも不可欠なのである。
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4.5経済成長、開発、生活水準向上のための新しいアプローチ 巨星の決定的提言! 「日本語版への序文」では、日本でのラーニングの歴史を振り返りながら、現在の日本が直面している生産性の問題への処方箋を提示。 「過去200年間の近代がそれ以前の何千年もの期間と異なるのは、ラーニングである。」 ラーニングは私たちの生活をどう変えたのか? ラーニングはどのような環境で生まれるのか? 個人・企業・社会のラーニングを促進するものは何か? なぜ途上国では幼稚産業保護が必要なのか? なぜ金融自由化や貿易自由化でラーニングが阻害されるのか? ノーベル賞経済学者のスティグリッツ教授が、生産性を高め社会的厚生を改善させるラーニング・ソサイエティを構築するための政策を提言する。
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3.7★預金者から調達した資金が長期投資のために使われ、新たな価値を生み出すという、歴史的に続いてきた現代金融の仕組みはまさに「錬金術」だ。ところが、金融の「賢者の石」を追い求めるこの錬金術は、ハイパーインフレから金融破綻まで、経済に大惨事をもたらしてきた。市場経済の錬金術師である貨幣と銀行はなぜ、その「アキレス腱」になってしまったか。錬金術を終わらせて、健全な金融と経済を築くにはどうすればよいのか。 ★著者は、世界金融危機を収拾した立役者のひとりであり、「錬金術師」とも評された前イングランド銀行総裁。その豊かな学識、歴史への洞察、中央銀行総裁としての経験をもとに、現代の貨幣・銀行システムが生み出す危険性に対して痛烈な警告を発する。そして、大恐慌の再来を防ぐための新たなアイデアにもとづく金融システム、経済政策への移行を提示する。主流派経済学とは異なる観点からの大胆な問題提起のため、刊行されるや、メディア、学界などで議論を呼び起こしている。 ★著者は、安定した将来見通しが得られない不確実性と経済の不均衡が常に存在する現在、従来の金融の仕組みでは、必ず危機が再来すると警鐘を鳴らす。そこで、中央銀行の果たすべき新たな役割、危機を引き起こさない銀行システムを提案。世界経済の不均衡を原因とする、迫り来る危機に対処するには、短期的な処方箋である金融の量的緩和政策では効果がなく、新たな思想にもとづく経済学と政策の仕組みが必要だと力説する。 ★『ライアーズ・ポーカー』『マネー・ボール』著者、マイケル・ルイスが「この本が十分注目されれば、世界を救うかもしれない」と大絶賛。「経済学の本で、これほど知的興奮を覚える本に出会うことはめったにない――目がくらむほど、本当にすごい」(ジョン・プレンダー、フィナンシャルタイムズ紙コラムニスト)など、高く評価されている。
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4.3BREXIT、トランプ現象などの原因を、如実に示した一枚の図がある。『ワシントンポスト』紙が「現代政治のロゼッタ・ストーン」と評したエレファントカーブだ。横軸の100に位置するのがグローバルに見た超富裕層、0に位置するのが最貧困層。縦軸はベルリンの壁崩壊からリーマンショックの間に各層がどのくらい所得を増やしたかを示している。50-60番目の人たち(中国などのグローバル中間層=A)は所得を大きく伸ばし、80-90番目の人たち(先進国の中間層=B)の所得は停滞し、90番目以上の超リッチ(グローバル超富裕層=C)の所得はこれまた大きく伸びていることがわかる。本書は、このグラフの発表者が、新たな理論「クズネッツ波形」で、今世紀の世界的不平等の行方と経済情勢を予測した基本書だ。「各国間と各国内の不平等をこれ以上ないほど明確に語ってくれる。必読書だ」トマ・ピケティ。「これからの世界は、グローバルなトップ1%層に支配されるのだろうか、それとも支配するのは巨大なグローバル中間層だろうか」ジョセフ・スティグリッツ。「斬新かつ挑発的な発想の宝庫だ」アンガス・ディートン。
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5.0世界的ベストセラー『ヤバい経済学』のレヴィットと気鋭の若手経済学者が贈る これ一冊で「本当に使えるミクロ経済学」がマスターできる初中級テキスト ビジネスマンの学び直しにも、入門では物足りない一年生にも! 豊富な実例、グラフ、数値例で理論を無理なく理解できる懇切丁寧な構成。 練習問題も多数収録! [本書の特徴] ・読みやすいのに本格的なミクロ経済学の分析ツールが身につく。 ・経済学を初めて学ぶ学生にも最適。 ・理論を説明するだけでなく、その活用法と現実のデータも示す。 ・通常の中級テキストでは省略されているグラフや数値を使った説明が豊富。 ・数学が苦手な学生でもわかるように懇切丁寧に説明。 ・微分は補論に入っており、微分を使用してもしなくてもわかる構成。 ・コラム「ヤバい経済学」で、経済学の面白さと可能性を実感できる。
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4.0
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-統計ソフトStataで政治現象を数量化して分析する!! 本書はStataを使った計量政治学の入門書です。計量政治学とは政治現象を数量化したデータを分析し、政治学における仮説を統計学的に検証する学問です。本書の主な特徴は、各章ごとに練習問題を設けているので読者が独学独習でき、計量政治学に関する論文を仕上げるのに必要な内容を網羅しており、計量政治学を授業やゼミで教えたいと考えている教員にとっても使いやすいことです。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 貨幣とは、経済の中でどのような意味を持つ存在なのか。 20世紀初頭に「貨幣数量説」がひとつの完成形に到達し、それは1970~80年代のマネタリズムへ、その後の合理的期待学派や新しい古典派マクロ経済学へと引き継がれた。 それらの理論のコアが、「貨幣の中立性」「古典派の二分法」という考え方である。 一方、貨幣数量説的な立場に対しては、それぞれの時代において多くのアカデミックな論争が展開された。 2000年代以降は、金融市場における危機が実体経済に悪影響を及ぼす事態も観察されている。 本書はそのような今日的な問題意識に立って、貨幣と貨幣数量説の意味を、経済史・経済学史の中で追究している。 【主な内容】 第1章 イントロダクション 第2章 貨幣数量説の歴史的発展 第3章 16世紀「価格革命」論の検証 第4章 19世紀イギリスにおける貨幣理論の発展 第5章 大恐慌と貨幣 第6章 第2次世界大戦後のマクロ経済学と金融理論の変遷 第7章 まとめ
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4.0地方創生が叫ばれて10年が経過し、日本の地域社会は人口減少、高齢化、産業構造の変化、インフラ老朽化といった多くの複合的な課題に直面しています。これらの課題は、もはや公共セクター単独での対応が困難となっており、民間企業の知見や活力を取り入れた「官民共創」によるイノベーション創出が不可欠となっています。本書は、このような背景の下、地域に新たな価値を生み出し、持続可能な社会を築くための「官民共創による地域発イノベーション」への挑戦を後押しすることを目指しています。地方の課題に真摯に向き合い、地域課題型ビジネスの伴走支援に関わってきたEYストラテジー・アンド・コンサルティングが、「創発型」イノベーションの本質を解き明かします。 <本書のポイント> ○ビジネスの視点で地域課題解決術を描く ○リアルタイムで進む全国の成功事例10を詳しく解説 ○難解なテーマを分かりやすく図解
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-2024年4月1日現在、JRグループのすべての電車2万2,549両の最新情報を、各配置区所別、用途別、実際に運転されている編成ごとにまとめた最新の一冊!パンタグラフ・トイレの位置はもちろん、冷房装置の形状や主要機器の種類、車体の色の情報なども掲載。さらに、直近の新製・改造・転属・廃車車両の一覧も収録。JRグループ各社の取材協力により、最新の詳細データを網羅しています。なお、今年度より『JR気動車客車編成表2024』を当誌に統合し、機関車・気動車・客車配置表とそれら下期動向や動向を新に収録しています。
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-2024年4月1日現在、JRグループのすべての電車の車両情報を、各配置区所別、用途別、実際に運転されている編成 ごとにまとめました! パンタグラフ・トイレの位置はもちろん、冷房装置の形状や主要機器の種類、車体の色の情 報なども掲載。 さらに、直近の新製・改造・転属・廃車車両の一覧も収録。新幹線を含む、電車の全車両の全容を 知ることができる1冊です。
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5.0■80年代金融自由化からバブル崩壊を経て、恐怖の金融庁検査、対話型への転換、地域金融の再定義まで、40年間にわたる地銀史をキーパーソン二人が明かす。 ■一人は大蔵省の護送船団行政の原体験をもち、金融庁長官として「金融処分庁」から「金融育成庁」への大転換を実行した遠藤俊英。もう一人は、広島銀行に30年勤務したのちに金融庁に転じ、歴代長官を支えた日下智晴。役所と銀行の生々しい現場体験をもとに、地銀と行政の実相を描く異色の金融史。 ■専門人材不足だった大蔵省、金融自由化に翻弄された地域金融、恐怖と混乱をもたらした金融検査、歴代長官の金融行政の舵取り――当事者ならではの視点で率直に語る。
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3.7
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-日本の国際収支の不均衡は80年代後半に株価・地価の急上昇を引き起こし、その後の引締め期での資産価格暴落、金融システムの不安を招いた。日銀の金融政策を問う。 ――「はしがき」より 本書は、私の過去10年近い期間の日本経済を中心とした実証研究をまとめたものである。経済理論の過度の抽象性と現実との関係の希薄さにあきたらなかった私は、日本経済の実証分析を主な研究テーマとした。現実を100%説明したり、将来を正確に予測するのは困難だが、経済理論はこうした作業にある程度は役立つし、また現実を説明しようとして新しい理論モデルを考えることは一層重要である。
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5.0※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これまで経済学を中心に発展してきたゲーム理論は、社会科学の分野はもちろんのこと、現在では、工学系の広い分野にも応用されている。特に近年は、人工知能やデータサイエンスなどの計算機科学や情報系の分野でも盛んに応用・研究されており、非常に重要視されるようになっている。 個人や企業の行動を分析し、社会をモデル化する一般的な枠組みを与えるゲーム理論は、統計学やプログラミング、最適化の数学と同様に、あらゆる分野に必要とされる理論であり、今後、ゲーム理論を学びたいという人たちは益々増えてくると思われる。 そこで本書は、初めてゲーム理論を学ぶ方でも数式で理解できるように、わかりやすい言葉で、なるべく省略することなく丁寧に解説することで、読者が一歩ずつ学んでいけることを目指して執筆したものである。そのために、数式による定義は最小限にした上で、その数式の意味を言葉で言い換えて、例や例題を使って解説した。 なお、各章の演習問題の中で難しいと思われる問題や、詳しい説明が必要と考えられる問題については、裳華房のWebページにその解説をPDFで掲載。ダウンロードもできるので、各自の必要に応じて参照してほしい。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 現代日本の金融構造とその歴史的経緯を概観し、貨幣の需要と供給に関してマクロとミクロの両面から総合的に考察、その理論体系を簡潔に説明して、金融論の基礎を与える。さらに資産価格の決定のメカニズムを明らかにするとともに、金融派生商品(デリバティブ)の特質とその多様な取引を解説し、最後に将来において重要な役割を果たすと思われる電子マネーを分析して、その問題点と課題を示す。不良債権処理や間接金融から直接金融への転換に見舞われているわが国の金融界、そして単一通貨ユーロの出現と中国のWTO加盟に象徴される世界経済の変化を考えるうえで、金融政策の効果や国際金融理論までをも射程に入れた本書は、扱われているテーマの広さと理論的な信頼性において、金融経済に関心をもつ多くの学生や社会人にとって、今日求めうる最良のテキストとなろう。 【目次より】 まえがき 1 金融現象の基本構造 1.1 金融現象の本質 1.2 貨幣の機能と金融取引 1.3 金融システム 2 わが国の金融構造 2.1 高度成長を支えた金融システム 2.2 金融自由化・国際化へ 2.3 新しい金融制度への動き 3 貨幣供給と金融機関の行動 3.1 貨幣制度と銀行券 3.2 預金通貨の供給 4 家計および企業の金融行動 4.1 家計の金融行動 4.2 企業の金融行動 5 貨幣需要のマクロ的定式化とミクロ的基礎 5.1 マクロ的定式化 5.2 貨幣需要のミクロ的基礎 6 金融市場の理論 6.1 債券価格と利子率 6.2 株式価格 トービンのq理論 6.3 効率的証券市場 6.4 金融契約 7 金融政策 7.1 金融政策の目的と手段 7.2 IS-LM分析 7.3 物価水準の決定 7.4 合理的期待と経済政策 8 国際金融 8.1 外国為替と国際収支 8.2 国際金融市場 8.3 為替レートの決定理論 8.4 開放マクロ経済と金融政策 9 金融派生商品(デリバティブ) 9.1 金融脈生商品(デリバティブ)の一般的特質 9.2 金融先物取引 9.3 金融オプション取引 9.4 オプション価格決定理論(プレミアムの決定モデル) 9.5 スワップ取引 9.6 デリバティブに関するリスク管理 10 電子金融 10.1 電子決済 10.2 電子マネーの特徴 10.3 電子マネーの問題点と課題 10.4 金融政策への影響 付表 参考文献 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 塩澤 修平 1955年生まれ。経済学者。慶應義塾大学経済学部教授。慶應義塾大学経済学部経済学科卒業、同大学大学院経済学研究科修士課程修了。専門は理論経済学。博士(経済学)(ミネソタ大学)。 著書に、『現代金融論』『経済学・入門』『デフレを楽しむ熟年生活』『現代ミクロ経済学 中級コース』(共編著)『説得の技術としての経済学』『基礎から学ぶ ミクロ経済学』などがある。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「改革・開放」から40年。 中国は驚異的な経済成長を続ける一方で、巨額の債務を抱え「社会主義的市場経済」の下危うい政策の舵取りを続けている。本書では、金融論・国際金融論の観点から中国が直面する経済諸問題について分析し、併せて香港・シンガポールの通貨制度・為替制度について解説する。また中国とASEANとの経済関係を分析し、「一帯一路」戦略をとる中国経済の行く末について考察する。
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-日本では「少子高齢化」「人口減少」「都市部への人口集中」といった問題が長らく社会的な課題とされている。また、大規模な自然災害やパンデミックの経験を通じて、将来への備えも求められている。 こうした課題は、私たちが住む住宅や街のあり方とも不可分に結びついている。本書は、人口減少時代における住宅や土地について、読者に卑近な問題を取り上げつつ、経済学や行動経済学の知見を用いて答えていく。 一例として、「持ち家を購入するか」「借家に住み続けるか」という、マネー誌などでも定期的に取り上げられる定番のテーマがある。それぞれにメリット・デメリットがあり、あいまいな結論で片づけられる傾向もあるが、本書は「情報の非対称性」というキーワードをもとに、経済学の視点から鮮やかに解き明かす。 あるいは、災害と住宅という観点では、自然災害による被害を最小限に食い止めたいなら「危険な地域には住まない」というのが合理的な判断であるが、合理的な人でも危険な地域に住むことはある。ここでは、そのような現象が成立するメカニズムを明らかにした上で、「ではどうすれば災害を防止できるのか」について考える。 4部12章にわたって展開される「住宅土地問題」にまつわる素朴な疑問と、明快な論旨で提示される回答は、読み手の知的好奇心をひきつけて離さない。 住宅問題や都市政策に関心を持つ人はもとより、経済学の考え方や行動経済学について学びたい人にも最適のテキストである。
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3.5富裕層への優遇をやめて社会保障を拡大すれば、経済も回復する! ニューヨーク・タイムズ紙で連載中の人気コラムが待望の書籍化。2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授の最新著作。高所得者への減税、および気候変動否定論などの米保守派の主張を「ゾンビ思想」として批判し、先進国における経済情勢と社会保障制度についての問題点を理論とデータを交えながら解説する。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 対外不均衡のダイナミズムを核に、世界経済の変貌の源流を解明する。 ●1980年代には先進国と新興国・発展途上国の両地域間での経常収支の不均衡は顕著には見られない。しかし1990年代に入ると、先進国では経常収支黒字が、新興国・発展途上国では経常収支赤字が持続しはじめている。そして1998年のアジア通貨危機以降、これまで赤字基調であった新興国・発展途上国は一転して黒字となり、以降急速に黒字を増加させはじめている。 他方、先進国では逆に赤字となりはじめ、赤字額は毎年増加している。そして2000年代前半に入り、不均衡は一段と拡大している。このように今日の世界経済では、従来とは異なる新たな対外不均衡が出現し、「グローバル・インバランス」として衆目を集めている。 ●経常収支を貯蓄・投資バランスとしてとらえる時、このような経常収支の推移の背後には、各国の家計、企業、政府といった経済主体の行動様式の変化が生じていたと考えられる。つまり各国の消費や貯蓄、投資の決定メカニズムとはどのようなものなのか、そのメカニズムはどのように変化しているのか、という点を精緻に考察していくことによって、経常収支の動向、ひいては世界経済の変化の特徴を、より鮮明に浮き彫りにすることができるはずである。 ●マクロ経済学の潮流を踏まえた、10年にわたる研究成果の結実。 序 章 本書の目的と構成 第1章 世界経済の新たな潮流:国際金融市場の統合と対外不均衡の拡大 第2章 金融の自由化・国際化の進展:1980年代以降の軌跡 第3章 対外不均衡の理論(1):基礎的モデルの展開 第4章 対外不均衡の理論(2):新しいモデルの発展 第5章 貯蓄のダイナミズム:部門別貯蓄の代替性 第6章 消費行動のダイナミズム:流動性制約とマクロ経済 第7章 投資のダイナミズム:開放経済における資本ストック調整 第8章 政府活動のダイナミズム:双子の赤字の発生可能性 など。
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-DX、GX、ソサエティ5.0、社会的投資国家…… 日本が世界に示す「新しい経済モデル」とは オックスフォード大学教授による日本再興のビジョンとシナリオ ●本書に寄せられた推薦の言葉 本書は、アベノミクス以降の日本の産業政策を、DX(デジタル)、GX(グリーン)を中心に分析した、ユニークな書である。今後の日本経済を展望する上で非常に有益であり、ビジネスに携わる方々にも広く一読をお勧めしたい。 ――一般社団法人 日本経済団体連合会 副会長・事務総長 久保田政一 30年以上の長きにわたり日立などの日本企業に密着し、そこで得られた客観的な観察から導き出された日本復興のシナリオには説得力がある。経営者はもちろん、日本の将来を真剣に考えるミドル層や若い人たちにもぜひお薦めしたい。 ――株式会社日立製作所 元執行役専務CHRO 中畑英信 「日本化」や「課題先進国」の問題にどう対峙すべきかを著した本書は、日本再興のロードマップを的確に示したものである。多くの経営者にとって有益な書となるだろう。 ――日本取引所グループ 取締役会議長 木下康司
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新事例をアップデートして、あの「アカデミックエンターテインメント」が返ってきた! 現実にみられるおもしろい事例を示して、経済学に対する読者の学習意欲を高める手法は、今回の版でも徹底されており、コロナ禍や物価上昇、ロシアによるウクライナ侵攻などの事例から経済を学べるようになっている。また多彩なコラムも健在で、たとえば理論を学ぶあいまに第1期トランプ政権時の関税政策の帰結についてのコラムを読むことで、物語を読むように、本当に生きた経済学を身につけることができるだろう。 今回は日本版としてはじめて「入門経済学」を刊行した。ミクロ経済学、マクロ経済学のエッセンスを凝縮したかたちになり、初学者向けの教科書としては最適となっている。
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-トマ・ピケティ、ヤニス・バルファキス、チョムスキー、マリアナ・マッツカート絶賛! 実質賃金を下げ、戦争と全体主義を招く真犯人とは? ⇒「財政」「金融」「産業」の三位一体の「緊縮」構造 ⇒経済学者とテクノクラートの結託による「脱政治化」 緊縮財政は単なる財政健全化の手段ではなく、資本主義体制を維持するための階級戦略だった! 気鋭の経済史家による革命的野心作 〈当代きっての研究者たちが絶賛!〉 第一次世界大戦後のヨーロッパにおける緊縮政策の台頭と、それがいかにしてファシズムへの道を開いたか――今日の経済政策の多くとともに-――の魅力的な歴史。未来への重要な教訓を与えてくれる必読の書。歴史政治経済学の最高傑作――トマ・ピケティ 緊縮財政は無実の政策ミスではなく、暗黒の利益に機能する誤謬である。本書は、緊縮財政の隠された意図を暴いている――ヤニス・バルファキス マッテイの新著は、新しい経済の物語を構築するための重要な貢献だ。インフレ率が上昇し、政府が再び 「ベルトを締めたい」と感じている今、本書はこれまでと同様に適切である――マリアナ・マッツカート マッテイは、非政治的であるはずの経済学が、いかに階級抑圧のイデオロギーとして機能してきたか、そして現在も機能しているかを明らかにしている――ロバート・スキデルスキー 緊縮財政を単なる経済政策としてとらえるのではなく、下層階級が支配階級の嗜好に疑問を抱き始めた際に、資本主義体制を維持するための危機管理の一環として行われる政策と見なすならば、その甚大な被害にもかかわらず、なぜこれが繰り返されるのかが理解できる――マーク・ブライス 私たちが今生きている瞬間と驚くほど共鳴する。手放せない書だ――ジェームズ・K・ガルブレイス 政治と経済を切り離そうとする努力には長い歴史がある。クララ・E・マッテイによる非常に印象的な最近の研究は、この二項対立が、典型的には緊縮財政プログラムという形をとりながら、1世紀にわたって階級闘争の主要な手段であり、ファシズムへの道を開き、それは実際に西側のエリート世論に歓迎された、と説得力を持って論じている。――ノーム・チョムスキー 日本の実質賃金は長きにわたって伸び悩んでいる。実質賃金を引き上げるには、どうしたらよいのであろうか。それを知りたい人には特に、本書を薦めたい――中野剛志(本書解説) 緊縮財政の真の目的は経済の安定化ではなく、富裕層への富の集中と労働者階級の抑圧だった。 いかにして経済学者とテクノクラートが、一見「中立的」な経済政策を用いて、階級支配を強化し、民主主義を形骸化させてきたかを歴史的証拠と経済理論を駆使して分析。 単なる経済史にとどまらず、現代社会における所得格差や経済的強制の根源を探る。 「フィナンシャル・タイムズ」年間ベストブック(2022年)。
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4.2真犯人は「自社株買い」。 「企業が資金を調達する場所」ではなく、「企業から資金を吸い上げる場所」と化した株式市場。 持続不可能な「略奪的価値抽出」の仕組みが企業を滅ぼす。 シュンペーター賞・マッキンゼー賞を受賞した企業組織論の権威による明快かつ緻密な分析。 本書は、30年もの経済停滞に苦しむ日本の経済政策担当者たちや経営者たちにとっては、計り知れない重要性を持っている。なぜならば、彼らがずっと追い求め、そして得られなかった「革新的企業」の理論がここにあるからだ。特に、近年は、企業の株価は過去最高値を更新して上昇し、企業の利益も好調と言われているにもかかわらず、実質賃金は下落を続け、消費も低迷するという現象が起きている。なぜ、そのような現象が起きているのか。その答えを、本書の「革新的企業の理論」が明らかにしているのである。――中野剛志「日本語版解説」より 1980年代以降、「株主価値最大化」イデオロギーが企業や経営者の行動原理を支配するようになった。そのため、「価値抽出」の制度である株式市場を介して、「価値創造」制度である企業から「価値」を「略奪的に抽出」することが常態化した。この「略奪的価値抽出」の最たる例が「自社株買い」である。 このことが、企業のイノベーションを妨げ、雇用を不安定化させるなど、経済、政治、社会に様々な弊害をもたらしていると指摘。そのうえで、社会の持続的な繁栄を取り戻すべく、「株主価値最大化」イデオロギーに冒されたコーポレート・ガバナンスを全面的に改めるべきである、と論じる。 一般的に、株式市場は、企業が生産能力への投資を行うための資金を供給し、価値を創造する制度だと考えられている。これに対し本書では、株式市場は企業から価値を抽出する制度に成り果てている、と断言する。 本書のような指摘は、これまでもあったが、「革新的企業の理論」や、「内部留保と再投資」対「削減と分配」といったラゾニック独自の視点から明快かつ緻密な分析を加えているところが、本書の愛大の特徴であり、説得力を与えている。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 米国・欧州の銀行を中心とした金融危機は、この秋にでも金融政策の大転換が予定されている日本への影響、それに打ち勝つためのリスク管理について、解説する。 5月1日に米地銀ファースト・リパブリックバンクが破綻した。 3月のシリコンバレーバンク(SVB)、シグネチャーバンクの破綻といった銀行不安がまだ終わっていないことを示すものだ。 企業の経営不振の高まりを受けた貸出債権や証券の価格下落といった信用リスクの上昇は、まだ表面化していない。金融引き締めや銀行の貸出抑制の影響から企業活動の悪化が進めば、それは企業向け貸出の信用リスクを高め、銀行は新たな逆風に直面するだろう。 米国・欧州の銀行を中心とした金融危機は、この秋にでも金融政策の大転換が予定されている日本への影響、それに打ち勝つためのリスク管理について、解説する。
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、我が国の企業の価値を、公開している財務諸表や株価といったデータから、科学的根拠に基づいて、具体的な数値として把握することを目標としています。企業価値を評価するフレームワークであるDCF法を改めて「科学」的に整理して伝えるとともに、様々な企業価値評価方法の特徴を比較することで、その関連を明確にしています。 また本書では、MS-Excelによる「演習」と解答例を多数用意して、読者の皆さんが実際に手を動かして企業価値を評価できるように工夫されています。
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3.0
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3.6第一人者による「バイブル」、待望の邦訳! アメリカで大論争、国会でも議論白熱。 いち早く日本に紹介した中野剛志氏と、「反緊縮の旗手」松尾匡氏によるダブル解説。 貨幣観を一新! MMTは、イデオロギーでもなく、願望でもなく、現実なのである。 【MMT(現代貨幣理論)の特徴】 ●日本や米国のように「通貨主権」を有する政府は、自国通貨建てで支出する能力に制約はなく、デフォルトを強いられるリスクもない。財政赤字や国債残高を気にするのは無意味である。 ●政府にとって、税金は財源ではなく、国債は資金調達手段ではない。政府が先に通貨を支出しない限り、民間部門は税金を納めることも、国債を購入することも論理的に不可能である。税金は所得、国債は金利にはたらきかけ、経済を適正水準に調整するための政策手段である。 ●政府は「最後の雇い手」として、希望する人々全員に、一定以上の賃金水準で就業する機会を約束することができる。この「就業保証プログラム」は、「完全雇用と物価安定」という公共目的に資する、強力な経済安定装置である。
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4.3NHKの好評番組「欲望の資本主義」で話題となった、チェコの経済学者、トーマス・セドラチェク氏の書籍第2弾! 前著「善と悪の経済学」は、朝日新聞、日経新聞でも大きく紹介され話題に! 今回の著作では、フロイトやユングの心理分析を活用して、経済の精神的病と、その「心の処方箋」を明らかにする。 現代の経済システムに、精神病質と診断されるような問題はあるのか? あるとすれば、それはどんなものなのか? 経済学は社会の病をどの程度明らかにできるのか? 経済学が役に立つ病はあるのか? あるいは逆に害になる病とはなにか? 二人の偉大な学者、フロイトとユングはともに、神話を重視していた。 多様な彩りのある、矛盾に満ちた神話のなかに、資本主義のあるべき姿を求め、 私たちを豊かにしてくれる資本主義の未来を探る。
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3.01巻3,740円 (税込)ビットコインを中心とした仮想通貨の情報技術面を詳述した教科書です。ブロックチェーンやマイニングの仕組みや非中央集権的なピアツーピア通信を基礎から解説します。プリンストン大学が開講したオンライン講義コースをベースとしています。 Fintechの目玉とも言える仮想通貨の信用は、ネットワーク参加者全体で相互に形成されており。ネットワーク内の電子署名されたピアツーピア通信の仕組みにより、安全性が確保されます。ビットコインなどのすべての取引記録は、ブロックチェーンと呼ばれる台帳に記録され、ネットワークの各ノードに分散的に保存されます。取引の整合性は、これにより全参加者が検証できる仕組みです。 本書には、多数のコラムが掲載されており、概略だけでなく、従来のコンピュータ技術から見ると細かい気になるところにも触れています。たとえば、本当に安全なのか、根拠とする理論は何か、などです。
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5.0開発経済学はこの半世紀以上、政府主導から自由市場重視まで、両極端の政策を実験のように試行してきた。たとえば、1980~90年代はワシントン・コンセンサスといわれるビッグバン・アプローチが支配的な考え方で、市場の歪みを一気にすべてなくすことが市場経済化の成功のもとだと考えられてきた。だがこの先進国がつくった開発理論に沿って改革を推し進めた国は、みな、失われた20年を経験している。 対照的に、主流派経済学の市場メカニズムの原理をまったく無視した、当時、一番悪いやり方だと見られていた、いわゆる「漸進的アプローチ」を実践した国は、みな成功を収めている。 本書は、この、順調な高度成長を達成してきた東アジアの国々の経済発展の歴史からみて、一見中庸あるいは中道派にみえる後者のアプローチをとることが、実際の処方箋として非常に有効であることを現実の成果によって検証し、推奨する。 開発経済学に、「成功させるヒミツの魔法」があるわけではない。先進国の作った理論を鵜呑みにせず、そして先輩途上国のたどった軌跡をそのままたどることでもなく、自分の国の資源制約に適した政策を立て、地道に遂行することしか、発展への道はない。本書は、中国の発展のプロセスを克明に記し、各国ごとの特性にあわせた開発戦略のロードマップを描くことで、自国の発展のために日々頭を悩ませている途上国エコノミストにとって本当に役に立つ開発モデルの枠組みを提供する。
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4.42008年のリーマンショックを機に、経済学への信用は失墜した。 経済学は、いつから、どのようにして象牙の塔の学問となったのか? 失われた信用を取り戻すために、経済学はこれからどこへ向かえばいいのか? チェコ共和国で大統領の経済アドバイザーを務めた気鋭の論客が、 神話、哲学、宗教、経済学の文献を渉猟しながら、21世紀の経済学の進むべき道を示す。 --経済学の歴史を深く知ることは、経済学の可能性を最大限に示してくれる。 --経済学は、その始まりのときと同じように、倫理の問題を取り扱うべきだ。 --経済の研究が、科学の時代から始まったわけではない。 刺激的な主張を繰り出し、経済学のルーツを探る旅に読者を誘う。 ・チェコで7万部を超えるベストセラーとなり、15カ国語に翻訳され、2012年にドイツのベスト経済書賞(フルランクフルト・ブックフェア)に輝いた話題作。 ・チェコの初代大統領、ヴァーツラフ・ハヴェル氏によるはしがきつき ・チェコを代表する気鋭の経済学者による主流派経済学批判 ・主流派経済学へのもやもやした不信感のすべてをずばっと記述! ・専門家がまゆをひそめるような刺激的な主張の数々。 経済学は物語の力を信じるべきだ/経済モデルは虚構、もっといえば神話にすぎない?/ 人間はこれだけ好き勝手にやっていながら、それほど幸福でないとしたら悲しいことだ/ 経済学者は何の予知能力も持ち合わせていないにもかかわらず、社会科学のなかで いまだに将来予測にひどく熱心なのは、経済学者である。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わが国の年金制度は、5年ごとに国勢調査を踏まえた人口推計、そしてそれに基づく財政再計算を行い、そのたびに少子高齢化が予想以上に進んでいるとして、負担の引き上げと給付の抑制を行う制度改革を長く繰り返し行ってきた。しかしながら、2004年改革におけるマクロ経済スライドの仕組みの導入、2012年における「税と社会保障の一体改革」によって基本的に年金財政の長期的な持続可能性は確保される仕組みとなっている。 しかし一方で、 ○失業率の上昇と非正規雇用労働者の増大 ○片働き世帯を数では上回る共働き世帯 ○依然として残る女性労働力のM字カーブ ○高齢者の雇用延長と年金支給開始年齢の引き上げ など、年金制度と一体的な関係にある雇用が大きく変化している。 年金制度は、雇用の不安定化にいかに対応できるのか?! 今後の課題は、年金制度の側から雇用や経済の活性化にいかに寄与できるかといった観点で検討を行い、雇用の不安定化などの社会経済状況の変化に対応した年金制度を構築し、信頼性を確立するとともに、持続可能性をより強固にすることである。そのためには、こうした課題への対応に向けた客観的・長期的な観点からの学術研究が求められている。 本書では、年金と一体的な関係にある雇用が大きく変化しており、年金のあり方に大きく影響してきているとの認識の下に、公的年金と雇用に関する実証研究・比較研究・課題別研究を総合的に検討を行なっている。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 海外日本企業における中堅層の育成・活用は、どのように行われているのか。それは収益を向上させているのか。米・欧・タイの現地工場でのていねいな聞きとり調査によって解明する。 【主な内容】 第1章 問題と方法 第2章 統計による国際比較、戦前の事例 第3章 海外日本企業についての研究―自動車産業を中心に 第4章 生産技術者と製造技術者―日本の職場で 第5章 アメリカの日本企業―NUMMI 第6章 イギリスの日本企業―トヨタ英工場 第7章 タイの日本企業―トヨタ・タイ工場 第8章 結論と含意
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4.2※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球温暖化対策の1つとして、太陽光や風力などによる再生可能エネルギーが注目されている。欧米での先進事例を紹介しながら、今後のあるべき日本のエネルギー政策を提示する。 【主な内容】 序 章 新しい環境・エネルギー政策を切り拓く―原子力依存か、再生可能エネルギーの爆発的普及か 第1章 なぜ日本では原子力発電が拡大したのか―原子力政策の政治経済学的分析 第2章 原子力発電は本当に安いのか―経済的優位性に関する検討 第3章 将来に莫大なツケを残す再処理政策―原子力政策の負の遺産 第4章 未来を拓く再生可能エネルギー政策―再生可能エネルギー政策の役割と課題 第5章 アメリカ・テキサス州で風力が伸びる理由は何か―固定枠制の成功事例 第6章 イギリス・競争入札制の光と陰―再生可能エネルギー普及政策の過渡的試み 第7章 ドイツにおける再生可能エネルギーの爆発的拡大―固定価格制の理想的枠組み 第8章 再生可能エネルギー政策の共通化をめざして前進するEU―再生可能エネルギー関連指令の策定をめぐって 終 章 2050年に向けたエネルギー政策のグリーン改革―持続可能な低炭素社会をめざして
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4.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国際的な銀行・証券の決済・通信ネットワークをもち、日本でも260以上の金融機関が参加しているSWIFTについて、役割・歴史から実務まですべてを解説。金融関係者必読の1冊。 【主な内容】 序文 はじめに 第1章 SWIFTとは 第2章 SWIFTの設立と発展の経緯 第3章 SWIFTの参加資格とガバナンス 第4章 SWIFTのネットワークとアクセス方法 第5章 SWIFTのメッセージング・サービス 第6章 SWIFTのメッセージ標準 第7章 SWIFTメッセージに使われるコード 第8章 SWIFTソリューション 第9章 事業法人によるSWIFTへのアクセス 第10章 日本の金融機関のSWIFT利用状況 第11章 SWIFTのセキュリティ 第12章 市場インフラにおけるSWIFTの利用 第13章 SWIFTと標準化 第14章 SWIFTに対する規制・監督 第15章 SWIFTの新しい動き おわりに 参考文献 SWIFT関係の略語リスト SWIFT関連のウェブサイト
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の医療は小手先の弥縫策で曲がりなりにも持ちこたえてきたが、その内部矛盾は極限に達し、崩壊不可避の状態にある。内在する矛盾・混乱をはじめて理論的に解明した画期的な研究。 【主な内容】 はじめに 第1章 わが国医療制度の概要 第2章 現状と問題点 第3章 わが国の薬価制度 第4章 諸外国の医療制度 第5章 制度に内在する矛盾 第6章 国民のための医療制度改革
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地方自治体等の研修講師やアドバイザーとして高く評価されている著者による、「kikyo」という単位で環境を「継承財」として位置づける革新的な「環境会計」の理論書。 【主な内容】 第1章 環境会計の課題と構造 第2章 会計と市場経済 第3章 忘失された価値 第4章 生き物に聞く生物多様性 第5章 環境再生の過程と評価 第6章 環境会計における情報構造 第7章 環境会計の今後の展開 第8章 子供にツケをまわさない―結びとして―
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本経済における中小企業の果たす役割は大きいが、その平均的な姿や経営・財務の実態については、驚くほどわかっていない。各種の統計数字は出ているものの、これは一定規模以上の中小企業から集計した平均値をベースにしており、個々の中小企業の姿が見えてこないという難点があった。そうしたなか、本書では、中小企業信用リスク情報データベース(CRD)という新しいデータをもとに中小企業の実態を明らかにする。CRDは1997年に始まり、全国250の信用保証協会・金融機関がデータを提供し、全国の中小企業200万社以上の経営財務データが蓄積された、高精度かつ広範なデータベースである。本書では、このCRDを利用することで、日本の中小企業の経営と財務の実態をマクロ的に分析する。本書では、今まで見えてこなかった実態を初めて数量化・透明化している。その他、グローバル化、IT化のなかでのあるべき姿、中小企業金融、米国・EUとの比較、および政策的な見直しまでを提言する。 【主な内容】 序 章 問題意識と本書の構成 第1章 CRDからみた中小企業の姿 第2章 CRDからみた中小企業の収益状況 第3章 CRDからみた中小企業の財務状況 第4章 CRDからみた中小企業の経営財務動向 第5章 中小企業金融のあり方をめぐって 第6章 欧米主要国の中小企業政策 第7章 ベンチャーファイナンスをめぐって 第8章 中小企業活性化のための政策提案
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-【我々は破滅の「ループ」の中にいる】 世界金融危機の反省も空しく、金融は肥大化を続け、実体経済を振り回している。 余剰金のある大企業がなぜ負債を増加させているのか? 財務活動としてのM&Aの拡大が意味するものは? ビッグテックも金融に進出する理由は? 大手金融機関はなぜ活況を保てるのか? 「金融化」という知られざる枠組みを通じて、資本主義の構造変化に迫る。 【より多く、より早く求める利潤追求がもたらすものは?】 国内及び国際的な経済活動において、金融的動機・主体等の役割が増すことを金融化という。金融化は資本主義の長期的傾向であり、昨今の社会課題の発生は金融化の副作用とも捉えられる。本書では非金融企業もなぜ必然的に金融化へと向かうのか、金融化のエコシステムはなぜ維持されているのか、解明する。 大規模な金融危機と救済の繰り返しを避けるためにも、資本主義の行く末を見極めるうえでも、金融化を中心に据えたアプローチが有効な手段となる。 【目次】 序章 金融化の見取り図 第I部 企業の金融化はなぜ「必然」なのか? 第1章 「利潤の金融化」の進展 第2章 「支配の金融化」とその含意 第3章 剰余金の増大と企業負債の増大という「矛盾」 第4章 現代企業行動に決定的な含意を有する「会計の金融化」 第5章 ビッグテックの金融化が明らかにする企業の金融化の「本質」 第II部 金融化のアナトミー 第6章 世界金融危機後も揺るがない大手金融機関 第7章 金融化が内包する脆弱性 第8章 金融化の持続可能性 終章 金融化と日本経済の未来
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-2025年10月1日現在、JRグループのすべての電車の車両情報を、各配置区所別、用途別、実際に運転されている編成ごとにま とめました!パンダグラフ・トイレの位置はもちろん、冷房装置の形状や主要機器の種類、車体の色の情報なども掲載。さら に、直近の新製・改造・転属・廃車車両の一覧も収録。新幹線を含む、電車の全車両の全容を知ることができる1冊です。
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-あなたはお金を誤解している! ウォールストリートジャーナル・ベストセラーの貨幣入門 《各界賛辞続々》 お金、貨幣の底知れぬ機能。ビジネスに関わる誰もがその力を再認識できる新教科書だ ーー宮内義彦(オリックス シニア・チェアマン) 日本人の多くが見落としてきた「貨幣の本質」に光を当てる本書は、経営と社会の未来を読み解く力となる。 ーー新浪剛史(サントリーホールディングス代表取締役会長) 政策立案者、ビジネス関係者、市民社会の構成員、そして複雑でやっかいな政策課題をより深く理解したいと考える人はみな必読 ーー クラウス・シュワブ(世界経済フォーラム創設者・会長) 「貨幣の未来に関心を持つすべての人にとって刺激的で興味深い視点を提供している ーー ローレンス・サマーズ(ハーバード大学教授、第71代アメリカ合衆国財務長官) 政府、商業銀行、中央銀行、そして金融市場がどのようにお金の創造に関与しているか、そのベールを取り払う一冊 ーー ステファニー・ケルトン(『財政赤字の神話 MMT入門』著者) あらゆるモノやサービスを単一の尺度に変換し、時空を超えて価値を貯蔵する――お金こそが人類の繁栄の鍵となったが、同時に金融危機などの大惨事をも引き起こしてきた。「貨幣の力」を正しく理解し、使いこなすには? 日本経済に精通したエコノミストが説く。 【目次】 はじめに 第1章 貨幣の創造―強力なパートナーシップ 第2章 国債の力 第3章 中央銀行の力 第4章 量的緩和の力 第5章 不平等(と富)を生み出す貨幣の力 第6章 大惨事をもたらす貨幣の力 第7章 ユーロの愚行 第8章 国際通貨の力 第9章 暗号通貨の破壊的力 結論 日本語版あとがき 謝辞 専門資料 用語集 注
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-2025年4月1日現在、JRグループのすべての電車2万2,269両の最新情報を、各配置区所別、用途別、実際に運転されている編成ごとにまとめた最新の一冊!パンタグラフ・トイレの位置はもちろん、冷房装置の形状や主要機器の種類、車体の色の情報なども掲載。さらに、直近の新製・改造・転属・廃車車両の一覧も収録。JRグループ各社の取材協力により、最新の詳細データを網羅しています。
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-『失敗の本質』共著者・戸部良一氏激賞! 「戦場のリアリティから浮かび上がる真のリーダーシップ。海兵隊がなぜ組織論の研究対象になるかが分かった」 任務遂行か死か――イラク戦争最前線、男は部下の生死を分ける極限の決断を下し続けた 2001年9月11日、世界は反転した。「人生が変わる何か」を求め、ダートマス大学卒業後にアメリカ海兵隊に入隊したナサニエル・フィックは、テロ直後の混迷の中でアフガニスタンへと送られる。帰国後、米軍最高峰の偵察部隊小隊長となり、イラク戦争の只中へと入っていく主人公を待ち受けていたのは、崩壊する社会と組織の理不尽だった……。命をやり取りする最前線で、課せられた任務とリスクの間で決断しながら最高の〈リーダー〉へと成長する姿を克明に描く。 【目次】 登場人物紹介 第一部 平 和 第二部 戦 争 第三部 その後 著者あとがき・謝辞 訳者あとがき
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、編著者が属するポラリスが創立以来バイアウトファンドとして歩んできた20年の軌跡を振り返りながら、日本におけるプライベート・エクイティ・ビジネスの歴史と現状、そして将来の永続的発展に向けた課題と可能性について概観する。プライベートエクイティに従事するビジネスパーソンだけでなく、この業界にこれまで縁のなかった社会人やこれから実業界で働くことになる学生などの一般読者の「学び」にも役に立つものである。