デービットアトキンソンが新生産性立国論などで語っていた
①IT技術を使えていない生産性の低さ
②小、零細企業が多いことによる企業としての規模の小ささ(≒設備投資の余力のなさ)
③ ①+②によって、利益確保するために従業員への給与を削減することで対応
④ ①+②+③によって、日本のGDP低下
自分で
...続きを読む日本の経済情報をここまで調べて、且つ、グラフ化するのは容易ではないですね。そういう意味でも、日本経済で何が起こっていたのかを理解できる1冊でした。
で、結局、ここまでなんですよね。
本書でも日本経済再生に向けた提案をいくつか出されてますが、どれも既視感ある内容で且つ、効果が乏しく感じました。この辺は、追われる国の経済学を読むとLTPなどで補完できそうに思います。
本書の中でもMMTと関連した積極的な財政出動の話が一部出ましたが、やはり『どこまで赤字財政を行って大丈夫なのか?』の、定量的な見解がないとありました。
低温経済の日本を立て直すのは、相当ハードル高そうです