あらすじ
人の“本質”は何だ…!? 紀元前233年 韓非子招聘 趙国・宜安に進出した秦だが、李牧の前に敗れ、桓騎軍が全滅。大敗を喫してしまう。国内に重たい雰囲気が漂う中、エイ政に呼び出された信は、六大将軍・騰と共に韓へ。王都・新鄭の下見をすると同時に、希代の思想家・韓非子を秦へ招聘する任務を受け…!?
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
匿名
口下手とは
信がどんどん大人になっていくなぁ。バカで純粋なところは変わらないでほしい。
中国の歴史に今まで興味がなかったけど、韓非子は気になる。この巻を読んですごく気になってきた。口下手を通りこして日本語がよくわからなくなる人間にとっては共感できるストーリー。
口下手の人って別に頭が悪いとか何も考えてないわけじゃない。そういうふうに見えるみたいだけど。その逆で口下手な人は大多数の人とは思考回路が違うか、簡単に言葉にできないくらい瞬間の思考量が多いか、そもそも言語で思考してないかのどれかだと思う。信は最後のタイプ。韓非子は3タイプ足して割った感じ。
法律についての巻
最近の話は武の攻防戦が多かったですが、今回は武ではなく知の攻防戦が繰り広げられています。
法律は性悪説を元に作られているようなことが語られており、少し勉強になりました。
李斯と韓非子の人間模様も描かれいますが、少し切ない話の巻になりました。
信が羌瘣にプロポーズ韓非が死
李信が羌瘣にプロポーズした事で今後の二人の絆がより強くなっていく事だと確信した。また、法家である韓非子が自害したことで今後の秦国の統制には時間がかかるのだろうと感じた。韓の対応が気がかりである。
Posted by ブクログ
胸が熱くなる70巻。節目の巻な感じがする。
韓国王族であり法家の韓非子を蓁国に迎える為、騰、録嗚未、李信、交渉役の介億が韓国に入る。
介億の強気の交渉から、韓非子と李信の問答へ。
悪とは何か?見方や捉え方によって変わるし、人の考え方だってコロコロとかわる。
人の本質は火で、「命の火」と「思いの火」の2つがある。
思いの火は、人から受け継ぐ事ができるし、敵からも受け継ぐ事ができる。
李信の言葉に心が動く韓非子。秦王にあいに蓁国へ向かう事とする。
しかし韓非子は、秦王と馬が合わなかったのか、法をつくる事に何処か気持ちが入っていない。
それは、実は韓非子は、眺望活動の為に蓁国入りしたからだった。
(個人的には秦王との問答が面白くなかったから、蓁国に協力する事を辞めて眺望活動に全振りした様な気がする。同級生の李斯もいて今更口出しする気も起きなかったのでは?)
李斯の間者である、姚賈の存在もインパクトが大きい。
敵なのか味方なのか、あやふやさを残したまま、韓非子編は幕を閉じた。
そして尾平は東美ちゃんと遂に結婚(まだ結婚してなかったのかよ)。
信は久しぶり(第1巻ぶり)に城戸村へ。信を下僕として使っていた家族とも和解(?)し、羌瘣への告白。
そして年が明け、蓁軍は趙国北部へ再度侵攻をはじめる。
韓非子
前巻に登場した韓非子が中心となり、物語が展開されていきます。キングダムでは珍しく、本巻では戦闘描写が少なめですが、今後の話の展開には大きく関わってきそうな話になっています!本巻はいつものキングダムでは描かれない、裏側のストーリー展開だからこそ、とても楽しみながら読むことができました!
Posted by ブクログ
戦場ではない闘いもあまりに見応えがあり感動した。
何が本当(?)か、秦国にとって有益か…決断が難しいなぁ。。
李斯と韓非子の友情の話、とても良かった…。
不器用だなァ。
匿名
ついに信が羌瘣にプロポーズ!(…長かった…)。ここ ブックライブのレビューでダムファンが「信の嫁は羌瘣、テンは信の妹(弟)ポジ」と言ってた私も「それな!」と思ってた
Posted by ブクログ
合戦シーン皆無だったけど、満足度が高い。戦の華は戦場のみに非ず、って感じ。70巻の節目に合わせて構成されたんだと思う。
韓非子は、学部周りで考えても無関係ではないので、興奮した。
李斯は、徐々に史実の人物像に巧く持っていかれ始めてる。
ただ、でっかいフラグ立てたな最後。
まさか…
まさかまさかの展開…
間者ってのは本当につらく大変な任務なんだって感じました。
誰が本当で、誰が嘘なのか…
そして、何が正解で、何が間違いなのか…
どうなる秦国!
70巻は韓非子編。
悲運の韓非子編全収録。あと尾平結婚編ですね。
韓非子重要キャラかと思ったら、あっさり歴史通りか~。李斯とのいいドラマはあったけど。
でもこの巻では、信のプロポーズが一番の見どころかと。やはり定評通りこっちを選んだのね。
韓非子の回はあっさり終わってしまったけど信の“人の本質は火”という回答が意外と説得力があって、彼の成長を感じました。
後半のプロポーズも良かったけど、個人的に里典の一家は殺されたのかどうか長年気になっていたので今回わかってスッキリ♪
下僕時代は信達にかなりひどい仕打ちをしていたけど、有も今ではいい若者になったなぁ。
今では信が彼のヒーローなんでしょうね。
Posted by ブクログ
第758~768話
話数すごいな。
今回は巻の大半は韓非子の話。
まずは信がいう「人の本質は”火”」その心は…の話がすごい。もう信はアホではない。
「思いの火が継がれていく」は鬼滅の刃にも通じるところがありそう。
姚賈登場では、最初読んだときは姚賈が保身のために韓非子を死に追いやったように見えたけど、単行本でじっくり読んだら、そんな単純な話でもないようだね。
李斯と韓非子の学生時代からの友情の話は涙なしでは読めない。それから、李斯の嫁、めっちゃええ人やな。
そして信が言った「思いの火」の話が李斯と嫁の会話で回収された。
ここまで読んで、じ~んときていたら終盤で別の関心に持ってかれてしまったやんか。信がついに羌瘣に…。
もう一つ気になるのは尾平…。死んだらあかんよ。なんか死亡フラグっぽいような気がした。
やっと!
信がプロポーズしたー!少年期から見ていた者として喜びもひとしおです。結婚観というか、これまでの生き方の違いですんなりと、とはいかなかったけど二人に新しい選択肢が出てきたことを喜びたいです。
結婚!!
韓非子の件こういう描き方になるんですね。
凄くおもしろかったです、まぁれきしをかえるわけにはいきませんから結果ああなると・・・
結婚の件も一息入れる意味合いかもしれませんが読んでて面白かったです。
次巻も買います。
Posted by ブクログ
戦いと戦いのあいだのパート
3つの構成になっています。
・法の学者との善悪問答
・密偵・間者
・結婚
善悪問答は重要。
最近、性善説、性悪説が言われるけど、結構それは2次的、どう思いたいかだけ。
善悪は人間にとって重要だけれど、そこにこだわっているといけない。
密偵・間者は、戦争や外交とも違うルールで動いているのがわかります。
結婚。誰が結婚するのでしょう?
ついに…!!
結婚式〜♫
てっきり2人がもう挙式するのかと思いきや、やっぱりプロポーズからだった。
カイはどちらかというと格好良い面しか見せてないし、礼の前とは姿が違う。
作者、さすが女心をよく分かっていらっしゃる。
テンは今回姿が見えなかったけど、
もう諦めたのかな?前回ので。
覚悟も思いも深いのに、、立場が異なるゆえに選ばれなかったんだろなぁ。
それと、王騎将軍の例もあるから、中華統一してからなんて言わず、今すぐすればいいのに。
物語の前半は、残念なことに。
韓非子ってこんな終わり方をすべき人じゃなかったと思う。
思うけど、役割を全うしたのかな。
信の法に対する考えや人に対する考え、そして信に言わせた、人とは何か?善悪は何か?が秀逸だった。
多くの人が読んで、そして互いに立場が異なるだけだということを許容しあえたら…
でも太地町のイルカの虐殺は私は受け入れられないな。価値観の相違とはいえ、異種族を虐殺しお金に変えることを良しとはしない。
これぞキングダム
戦も熱いけど武力を用いない舌戦もキングダムの魅力のひとつですね。泣きました。あとおまけ漫画の
2つ、最高に面白いですね。
Posted by ブクログ
韓非子と信の問答が熱かった。
火っていう考えには、おぉ…!ってなった。
信と録嗚未の絡みが好き。
新章に突入したと思ったらすぐに終わってしまった。
最後の最後でえー!ってなったけど河了貂は…?
Posted by ブクログ
70巻は、戦場だけではなく政の世界、裏の情報戦、そして日常の祝祭が交錯する深く豊かな巻だった。外交や思想が舞台を広げ、信たちの戦いとはまた違った戦いが描かれていく。
韓という国の法家思想を代表する韓非子が秦へ招かれ、李斯や昌平君らとの問答によって、善悪とは何か、人の本質とは何かが深く問われる。信は「命の火、思いの火」を語り、善悪の境を超える熱を見せる。一方、韓非子は秦を「犬のクソ以下」と断じ、明確に挑戦を突きつける。その緊張感は、ただの戦争漫画の範疇を超えて、思想の戦場へと読者を引き込んでいく。
それだけではなく、情報と諜報の駆け引きも見どころだ。姚賈という間者が、秦・趙・楚など複数の国を渡る二重三重のスパイであることが明らかになり、情報戦の複雑さが浮かび上がる。秦の重臣たちは真実と嘘を見極めようとし、韓非子の屋敷では疑念と裏切りが渦巻く。情勢の細かい動きが、戦そのもの以上に物語を引き締める要素となった。
だが、この巻が最も心温まるのは、戦いの合間に訪れた平和の時間だ。飛信隊の村・城戸村では、尾平と東美の結婚式が晴れやかに執り行われ、隊員たちが祝福の中で笑顔を見せる。信は幼き頃馴染んだ村人・有と再会し、有が左足を負傷していた過去を振り返りながら、互いの成長と絆を再確認する。さらに、信は羌瘣に向けてプロポーズをする。その瞬間は戦場の激しさを忘れさせる静かな誠実さに満ちていた。
読み終えた後に残るのは、「思想と人の営み」と「戦士としての心のゆとり」だ。善と悪、真実と嘘、戦場と宴――すべてが一本の線で結ばれている。70巻は、戦記漫画が描ける広さの限界を押し上げ、キャラクターたちの人間的な深さを改めて読者に示してくれる。
この巻を読むと、戦うだけの物語ではなく、「生きること、信じること、繋ぐこと」が重く胸に響く。戦はいつか終わるものかもしれないが、人の思いや誇りは、結婚式の鐘の音のように遠くまで響き続ける。
Posted by ブクログ
感想
信は羌カイといい感じだな。テンじゃないのか?
あらすじ
韓非子に人の本質を問われた信は火であると回答する。
信との問答に満足した韓非子は秦へ行くという。韓非子を招いたが法の改正は進まなかった。韓非子の団の中には間者も混ざっていた。
信が城戸村で羌カイにプロポーズする。
韓非子は李斯に通う姚買が趙の二重間者であると李斯に言う。韓非子は李斯宅で諜報活動をしていることを認め、服毒自殺する。
韓非子
韓非の死は李斯によるとされている。
キングダムでは何かうまく書いたなぁと思う一方、やっぱりキングダムはフィクションなんだなぁと改めて思う。
Posted by ブクログ
信と韓非子の問答かっこいい。
そして李斯と韓非子の関係性がまた良い。
思いの火が受け取られていくの泣ける…。
今回は戦場での戦いはなかったけど、法家や間者の戦いって感じで静かに熱い巻だった。
姚賈これからも活躍しそう。楽しみ。
Posted by ブクログ
希代の思想家・韓非子を秦へ招聘するために韓を訪れた信。韓非子との問答「人の本質とは何か」…信の答えとは?改めて信の戦への想いに胸が熱くなりました。
後半は、信が故郷の村に帰郷。まさか信とキョウカイが?と思ったら、なんだ尾平か…。でも!うんうん、信も言うときはちゃんと言うね〜。
なんと今回は戦なし。
次巻からは「番吾の戦い」へ突入。
戦いが無い
今回は1巻まるごと戦いが無かったため、ちょっと物足りなかったです。戦いが無いとはいえ、外交や仲間内のイベントはそれなりに見応えあるのですか、やはり熱い戦闘が好きなので、ちょっと物足りないと言うのが、私の正直な感想でした。
Posted by ブクログ
韓非子というすごい奴が出てきたのはいいけど、とっとと退場してしまったのは残念だった。史実でも秦に来たら退場だったのでそこは史実通りかと思いきや……。
史実だと姚賈は国を守った奴として書かれ、それに反論した韓非子はあまりいい描かれ方をしてない。だからソッコー退場したわけだけど。
だけどこのマンガだと、韓非子と李斯の友情が描かれている。姚賈は危ないやつだから注意したほうがいいよと李斯に言う。普通だったらスパイの言うこと聞くわけにはいかないけど、これはキングダムというマンガだから、友情が優先するはずなんだ(笑)。となると姚賈は二重スパイのヤバい奴なのかもしれない……うーん、韓非子退場があまりにも肩透かしだったから、この姚賈という人物が後々災いの種になるということなのかな……?じゃないと韓非子がこんな悲しい死に方した意味がないんだもん。韓非子がスパイってなんだよ、意味わかんねえよ……(泣)
そこまでは星2つだったんだけど、尾平の結婚式と信の告白の話は面白かったんで星3つにする。尾平が結婚した(できた)とか(笑)城戸村の奇跡とか、どんだけ尾平ダメなんだよ。あと有は信のこと好きになったんだな……最初悪態ついたのも寂しさの裏返しだし、信に思いを伝えたあとは、朝飯食べていけと言えるまでの仲になっていた。足のことは残念だけど、なかなか微笑ましいのが見られてよかった。
Posted by ブクログ
久々に戦闘なし。
最後、信の村に帰った時、もしや信とキョウカイの結婚?と思ったら尾平だった(笑
でもやっぱり信はテンじゃなくキョウカイを選んだのねー。無事結ばれるといいな。