舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
大激戦の初日!!
どの持ち場も全く気が抜けない戦いが続きますね!
読んでる側は楽しくて仕方がありません。
続きがすごく気になります
次巻も買います。
Posted by ブクログ 2022年08月18日
万極との闘いも胸に迫るものがあった。
“お前の想いも背負ってやる”
信の懐の深さ、信念の重み、この人のためなら死んでもいい、ついて行きたいと思えるほどの力強い背中、応援したくなりますね。
王騎将軍と信のやりとりも見ていて微笑ましかったけれど(絶対に王騎将軍、信のこと気に入ってるし)、麃公将軍とのそ...続きを読むれもそう。
童(わらべ)信、童(わっぱ)信。
呼び方は違えど愛されてるねぇ…
Posted by ブクログ 2020年02月08日
万極の怨念パワー。
確かに何十年も戦争が続いたら憎しみに憎しみを上塗りするだけになるよね。白起がなんで生き埋めなんかをしたんかが気になる。
戦争は平和にために行ってるんよね。楚のかりんが出てきた。なかなかの曲者。
せいかいも出てきた。毒矢。
ひたすら小競り合い消耗戦。不気味な感じ。
Posted by ブクログ 2020年02月06日
節分の時期に麃公の顔を見ると、この顔で鬼の面を作りたくなるwしかも大酒飲みときたか。見たままやなww
長平の時に趙の民が生き埋めにされた恨みを背負って戦う万極と信の戦いでの二人のやりとりはまるで日中戦争の際に日本軍に虐殺されたと主張する中国や、従軍慰安婦の賠償を求める韓国とのやりとりとかぶって見え...続きを読むました。
楚の女性の将軍、めっちゃ谷間見せてるのが笑う。しかも部下に対するパワハラもすごい。まるで「ちーがーうーだーろー!このハゲー」って言ってたパワハラの元?女性議員を思い出してしまいました。
そして後半少しだけ、羌瘣ちゃん登場。復帰待ってるよ。
Posted by ブクログ 2017年04月24日
ついに万極を!
しかしどうやって万極は生き延びたんだろう。
すごく脅威だと思ってた存在が意外とあっけなくてビックリした。
それだけ信も成長してるってことなのかな。
そしてテンの存在が本当に頼もしい。
Posted by ブクログ 2014年06月22日
武将・李信と始皇帝を描く春秋戦国大河。決戦初日の大一番。秦への怨念に囚われた趙将・万極との一騎打ちで自らの戦う意味を再確認する信。函谷関攻防戦はさらに激化。怨念はコワイ
Posted by ブクログ 2013年06月21日
長平の呪いを体現する万極に対峙する信。乱戦の外にいた河了貂(かりょうてん)だったが、バラバラになった飛信隊をまとめるべく戦場に突入。的確に仲間を集めて信の元に現れる様は、なかなかに軍師然としてきた。
楚の臨武君、趙の万極を失った合従軍は、二日目以降は奇策を用いず凡戦を繰り返す。果たしてその真意とは。
Posted by ブクログ 2012年09月01日
信が万極の背負う怨念(どこのホラー漫画かと思った)に触れてから、政の進もうとする道を真に理解し、自分の志を確信する流れがよかった。
「金剛の剣だ!」には痺れました。
Posted by ブクログ 2012年08月29日
秦包囲線もどんどん盛り上がってきて、虐殺の歴史やら、長時間かけて編み出された毒攻撃やら、色々と新たに明らかになったこととかもあって、面白くなってきてます。
Posted by ブクログ 2012年08月18日
敵2将やっつけて、相手方もこのままじゃ危ないって思ったのか、色々作戦立ててきたな。昔は女の将軍って本当にいたんですかね。
あと信とテンが……(笑
壮大な合従軍との戦争を描くためどうしても激しい戦闘と動きが少ない局面が交差するのは仕方がない。前半は信が趙将を討つ昔ながらのキングダム。後半は戦略中心でそこにどういう裏があるのかを推測して楽しむ進化したキングダムダムといった感じ。面白いがもう少しサクサク進めてほしいというストレスも。
Posted by ブクログ 2020年09月29日
趙の怨念を体現する将軍万極を信が討ち取り、麃公軍の中でますます存在感を増します。
この報は宮廷にも伝わり、政への戦地からの激励にもなります。
消耗戦を繰り返して15日、いよいよ合掌軍の全軍が函谷関へ襲い掛かります。
Posted by ブクログ 2019年05月26日
初日は盛り上がったけど、
そっからは凡戦。
まぁ、人数が全然違うから地味に削って行けばOKってのは理にかなってるな。
そして、怒涛の15日目が始まる!
Posted by ブクログ 2019年03月13日
再読。函谷関攻防戦は十五日目に突入。ここまで一進一退の戦いは、この日に大きく戦局が変動する。
信の目は万極と違って真っ直ぐで綺麗だ。この目をしている限り大丈夫だろうと思いたい。
媧燐さん初登場。改めて見てもキッツい人だな。天才の憂鬱といったところか。
次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ 2015年01月12日
相変わらず、先の気になる展開ではあるのだけれど…。盛り上がりの連続すぎて、ちょっと単調、かなぁ。おまけマンガを食い入るように読んでしまう自分がいる(^^;)
Posted by ブクログ 2013年01月03日
第284話〜第294話 こちらも表紙がなかったため割愛。口絵は険しい顔をした信。
ヒョウ公VS趙軍。散った飛信隊を再編成するために混戦へと飛び込む河了貂。長平の遺族・遺児で構成される万極軍を前に信は中華の王となるといった政の真意に気が付く。信が万極を討ち、1日目が終わる。それぞれの夜、2日目に姿を...続きを読む現した楚第二軍の女将軍・媧燐、7日目に動き出した韓軍総大将・成カイ。戦を長引かせかねない消耗戦を経て15日目、山場を迎える。蒙武らしい激の飛ばし方で、勢い着いた壁は出撃する。
恨みに凝り固まった万極の姿はこの時代ではよくある姿だったのでしょう。彼の紡ぐ言葉全てを肯定はしないけれど切ない。秦国視点での物語なので、どうしたって秦将が亡くなると一番哀しいですが、敵国であっても仲間がいなくなることは堪え難い痛みがあるのだと突きつける初日の夜でした。趙国内で羌カイは函谷関で秦が窮地に立たされていることを知るシーンが入りますが……早く戻ってこないかなぁ。
Posted by ブクログ 2023年09月24日
函谷関の攻防戦!
信がまた武功をあげるんだけど、
争いによる恨みが積み重なっていく悲しさと
それゆえに争いのない世界を目指す事に
改めて気づきます。
次の巻は攻防戦に大きな動きがありそう。
Posted by ブクログ 2021年10月06日
怨嗟の渦が続いていく 大戦は人の成長を強力に促す 斬首に処す 汗明並み 凡戦で十日で落とす ドス黒い血管の浮かぶ醜悪な姿に変貌してしまった 兵糧の問題 運命の十五日目 士気の爆発
Posted by ブクログ 2017年12月25日
自分のことしか話してないのに蒙武の檄のパワーすごいw
不幸があっても信のように乗り越えて進む人、
万極のように怨み復讐を糧とする人、
悲しみに暮れ何もできなくなる人
いろんな人がいる。そこに解はない。
それでも信のように乗り越えていける人になりたい。
Posted by ブクログ 2012年08月21日
信vs万極から函谷関の戦い15日目のはじめまで。
お話の盛り上がりの合間なので、
これまでの巻に比べると少しつまんなく感じました。
次の巻での面白さ爆発に期待してます。
あ、でも信とテンのあれには思わずニヤリとしちゃいました(笑)