舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年08月20日
やっぱりキングダムといえば、戦乱の世といえば、戦と、城内の派閥争い。
加冠の儀の政の姿は、息を呑むほど美しく、壮大で、光が身体を包み込むほど神がかっている。
神々しいとはこのことだろう。
アニメでは特にこのシーンがとても綺麗で、印象に残る。
彼が身につける装飾具、衣装、儀式の舞台となる蘄年宮の内装...続きを読むまでも、すべてがすばらしい。
政のお母さんの姿は終始痛々しい。
ここまで変容してしまった母君に対する政の対応には、ほんとうに頭が下がるというか…どっちが大人なのだか…という感じ。
最後のページの信の背中はめちゃくちゃ勇ましい!
そう、そうなんですよ!
信は政の盾であり剣なのです!!!
Posted by ブクログ 2017年06月24日
太后やロウアイの気持ちがわかってますます独立国家編が面白くなってきた。
結局めちゃくちゃ悪いやつは呂だって話なんだよね。
愛し合ったはずの恋人を自分の野心のために差し出すという裏切り。
そのために苦渋を強いられる境地に立たされ恨むの当たり前だわ。
そういう中でできた息子・政に愛情を注げないのもわから...続きを読むなくもない。
Posted by ブクログ 2015年05月11日
三つ巴戦も政の成人を迎えて最終段階に入りました。
今回は太后側のことがよく描かれていたので、太后もろうあい(漢字が難しい)もただの悪い奴って思うことができなくてつい感情移入してしまいます。ろうあい、優しい人です。もちろん呂氏もただの敵役ってわけじゃないところがまた悲しい。
次の巻は五千将に昇進した信...続きを読むが来てくれるみたいですね。
ろうあいは器ではない
匿名 2023年10月16日
ろうあいってのはあの呂不韋も恋した絶世の美女といわれる太后にふさわしい男なのか??下半身だけで手に入れられるほど簡単でいいのか。。
権力争いに拍車が掛かって。
まさかまさかの国門通過っておいおい
敵さんもかなりやるもんですね、盛り上がってまいりました
どうなりますかね、次巻も買います。
Posted by ブクログ 2020年02月24日
あい国の力が増していく。呂不韋の告白。
蒙武に続いて騰が大将軍。蒙武って大将軍やってんや。
あい国で反乱なんかする気はなかったのにのせられた結果、反乱に。
その中行われる加冠の儀。信たちが向かうことに。
Posted by ブクログ 2020年02月13日
いよいよ読みだしたらやめられないモードに突入してしもた。
太后様と嫪毒の話は目が離せないわ。いえ、エロいからではありません。この人たちの人間模様がドロドロすぎて。。。
とりあえず呂不韋は女の敵やということがよくわかった。
太后様からすれば恋人の出世のために前王に売られて、不遇の時には夫に裏切られ、人...続きを読む質時代は政とともに壮絶な日々を過ごしていたというですよね。不幸の元凶は呂やんけ。
嫪毒との日々は、太后様にとって初めて人として愛された日々だったのではないか、と思う。
そしてやっと迎えた加冠の儀。政が髪をあげてアップにしたけど、いつものロン毛のほうが好きだなー。
最後の後ろ姿が格好良かったなぁ。
とうとうオカンののっぴきならない反乱…それも踊らされてたという…
情報が政局も戦局も動かす様が見事。
Posted by ブクログ 2019年07月20日
独立国家を作った嫪愛と太后
しかしそこには相国・呂不韋が政を引きずり下ろすための罠があり…
そして、雍で政の「加冠の儀」が開催される中
太后たちの反乱軍が咸陽に迫る…
39巻へ続く!
Posted by ブクログ 2019年05月29日
加冠の儀の政、美しい。
政を助けるのはいつも信!
初めて太后に同情した。あと若いときめちゃくちゃ可愛いな。
呂不韋はいい加減にしろ。
おまけマンガにきゅんとした。
Posted by ブクログ 2019年03月13日
再読。雍にて政の加冠の儀が執り行われる。ここまで長かった。ここまでが大変だった政だが、なにも荘厳で不可侵な儀式の日にまでこんな事件に巻き込まれなくとも。この物語らしいけれど。ただこれまでなら後手に回っていた政の勢力が、事に既に対処しているという事実で、実は政と呂不韋の戦いの軍配はどちらに上がるかとい...続きを読むうことを示しているのだと思う。
騰の言う、五千はただの踏み段に非ずの言葉の重み。「甘えを落とし」という言葉の示す意味は何だろう。
信が女性の扱いに慣れてきた…だと…。あの信が…。悔しいような喜ばしいような。
次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ 2015年07月23日
いよいよ秦統一に向けての国内騒乱が佳境に向かっていく。戦争が長過ぎるって感じる部分もあったけど、やっぱりこういう転機となる事件の描写はハラハラドキドキで面白い限り。
ネタバレあるかもしれません。
えい政と太后との戦いが始まりそうな感じだけど、実母との戦いは悲しい戦いになるのかな、正式な王になっても苦難が続くからえい政は可愛そうだな
でも、頼れる相方の存在があるって素晴らしいしかっこいい!!
あまりスカッとする主要キャラクターの戦闘はなかったが、ストーリー的には始皇帝が世間に認められるイベントと国内の反乱で非常に重要なポイント。この後、信がどう絡むのかに期待。