舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政（後の始皇帝）と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」！ 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
この大戦もいよいよ終盤ですね、次巻がまちどおしいです。なお本巻は表紙にはなんと壁が！、そして裏表紙には某女性戦士（上述のうちのおひとり）がなんだかとってもかわいらしく描かれていて、補佐役たちが大活躍の本巻を象徴しているようです。星5つです！！
みんな、凄いんですけどね！
蒙恬の、あの剣の捌き！そしてサッと馬に戻るスマートさ！
王賁の、ふっと見せる人間味！
信の強大な敵に立ち向かうところ！
すべて見どころだけど、羌瘣の、あの戦いは、やっぱり凄いです。
目から血を流しながら、やられてるけど、
ちゃんと切り込んでる！
素敵です！
Posted by ブクログ 2020年05月22日
56巻を読んで間がかなり空いていたから前回の話を忘れつつあったのだけど…
え～と…朱海平原の戦いね。李牧率いる趙軍と秦軍ね。
ついに王翦と李牧の戦いの火蓋が切って落とされる～。王翦有利かと思いきや、馬南慈が～ってあなた今までどこにいたの？って感じで。（私が忘れてるんだよな～）で、絶体絶命の王翦を助...続きを読むけに向かったのが王賁～泣く～～！泣くと言えば弓兄弟の仁と淡～もう涙なしでは読めん～。そして羌瘣～！
57巻はもう涙なしには読めん！！
匿名 2024年03月02日
武神・龐煖と巫女剣士・羌瘣の戦闘シーンが凄絶に美しい。羌瘣の巫舞が好きです。
李牧が「龐煖とは何者なのか」を語っている時、聞いている人達の「左目だけから涙が流れた」のは何故なの？意味がある感じなのだけど。
巻末おまけまんが最高でした！w
大詰め
匿名 2024年01月14日
電子版で読み直しの為購入。類稀なる知者同士の対決も大詰めを迎えましたが、50巻台は本当に息をつかせぬ話のてんこ盛りで面白いです。また読もう笑
二転三転と刻々と変わる状況に読んで出る側の私たちは
翻弄されっぱなしですね。
面白すぎてあっという間に読み終えました。
次巻も買います。
戦争全体のシーソーゲームとは別に、この巻では信やその他の飛信隊の個人の戦闘シーンが目立つ。龐涓が出て来てからは何人も死傷し、最後は信との一騎討ち。決着は次巻か。
Posted by ブクログ 2022年02月05日
ちょっとホウケン何なの？？
いいとこで乱入してきて人外の強さ叩きつけてくるとか…。萎える…。
李牧がホウケンを語るたびに小物に落ちぶれていく…。
忘れてたけどホウケンってヒョウコウ将軍のことも打ってたのか…。
信にとって因縁の対決ってことだろうけど。
あと一息で決着つくかな？
テレビでも第3シリーズが始まり、改めて合従軍との戦いから57巻まで一気に読み直しました。様々な登場人物のドラマを折り込みながらなかなか進まないストーリー展開にイライラしつつ信と共に一喜一憂している自分がいる。次も楽しみ。
気になり過ぎる終わり方。
ついに、李牧とﾎｳｹﾝの過去が見えてきましたね！そんな考えの人いるって感じで、それがあのﾎｳｹﾝの強さなんですね！
信とﾎｳｹﾝの決着がどうなるのかワクワクが止まらないっ！笑
５７巻目というのに未だ興奮冷めやらぬというのは本当に凄い作品ですね〜 毎巻買う度に最初から読み返してしまいますが、現在５７巻目で中華統一への道中、未だ一国も支配できてないとなると、統一の際は２００巻ぐらいになるのでしょうか？それはそれで内容の濃い作品になるということなので嬉しい限りですが。。。 あ〜...続きを読む 「早く次巻が待ち遠しい！」と今巻も思わせてくれる素晴らしい内容でした！
本巻の見どころはなんといっても信VSホウケンです。
この2人の対決も3回目となり信は、ボロボロの身体であるも立ち向かいます。
ですが、そこにキョウカイが割って入り...
次巻が待ち遠しいです！！
今も昔も戦争は多くの命を奪っていく。
それは理解しているし戦争の中の理だとも思うけど、松佐に加えて去亥までも…古くからのメンバーがいなくなるのはやっぱり悲しい。あとじいも。
龐煖が強すぎるんだよなー。そして良いところで巻が終わるんだよなー。
Posted by ブクログ 2020年10月19日
追い込んだと思ったら追い込まれてもいてー、王賁の父親への情と蒙恬の勘の良さで耐えた。
龐けんがやっぱり出てきて、ここで討ち取ることが出来るのか。
武の道を行く求道者が龐けんらしい。
主人公補正でぶっ飛ばせ。
単行本でしか読めなくなって早、2年近くなりますが、いつもながら、夢中度MAXで終わる展開にまた数ヶ月かと？
仲間達が亡くなって行くのは寂しい限り。
乗り越えていくのだろうが、この戦いが最大であろうから、後の展開が先細りしないか心配しているのは私だけ？
これからも買うつもりだけど話の展開が重たくなってきていると思う。以前はもっと展開が早くまた膨らみがあったと思う。これからの展開がサイドストーリーも含めて軽やかになって欲しいと願っている。
今回は色々な人が瀕死の重傷！！軍も崩壊が目の前！！！そろそろ戦いを終わらせないと、皆んな死んじゃうそ！！！次ぎの巻くらいでそろそろいい加減に決着させてください！！！
Posted by ブクログ 2020年03月21日
兄の為に淡が動き、父の為に賁は走る。蒙恬との共闘に、金毛の顛末。
そして求道者との衝突はやはりここで。
羌廆と緑穂の後を顧みない潜行の前に龐ケンは墜ちるかと思わせたが。
57巻にして未だその存在を忘れる事が叶わない大将軍の影に、胸が詰まる。
Posted by ブクログ 2022年07月10日
俺は戦場の動きを俯瞰で捉えることができる 血が逆巻く 何故なら偏愛がある限り争いは生まれると それで求道者達は人の世から離れ深山に姿を消し 蒙恬はそのまま法の勉強を（惰性で）続けた結果
Posted by ブクログ 2020年05月13日
前半は李牧と王翦のなかなかきわどい間接対決みたいなの。後半は龐煖との対決。
前半はさすが李牧というところで、あの王翦将軍を追いつめる作戦。が、これもまた失敗すると今度は自分が危なくなるという作戦。王翦が一筋縄ではいかない危険な奴だというのがよくわかります。ま、はっきり言ってここはどうでもいい。とっと...続きを読むと進めというところ（え？
やはり後半のいい加減にしやがれ龐煖がメインだと思う。ここで隊の某さんが死んでしまうんですが、この前の松左のときよりあっさり死んでるんでかわいそうなところがありますが、これが本当の戦争だよなと思います。
で、こんなバケモンの龐煖に信が挑むんですが、どうやって勝つんでしょうね……この流れのまま行くと、根性論というかそんなんで勝っちまうんじゃないかとひやひやしているんですが。
それに、龐煖の言う李牧が導く者で、信が答えだっていうのもいまひとつ。何か信が選ばれし者みたいな感じになって、ファンタジーの主人公みたいな体になるのがなんか嫌だ。
信はスゴイ奴だけど、それでもやっぱり普通からのし上がったんだという人でありたい。
個人的に好きなのはおまけマンガ。ギャグ満載です。
サリバン先生！誰や のくだりが好き。というかリアル蒙恬すごくねーですか。
